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  • 聖書の神秘のはじまり
    ものみの塔 1964 | 8月1日
    • 表わしたのです。ノアの曾孫にあたるニムロデは,血に関する神の律法下におかれていました。しかし動物をやたらに殺して英雄になっただけでなく,戦争によって人間を殺し,征服に乗り出したニムロデは,神のこの律法をまっこうから無視しました。カトリック百科事典第10巻741頁は,「主の前に力ある狩人ニムロデ」に関して次のことを述べています。「これを厳密な意味すなわち獣を狩る者の意味にとることもできる。バビロニアの王侯は狩猟家として知られていたからである。あるいは戦士の意味にとることもできよう。原語のgibborには英雄の意味がある」。1929年版アメリカナ百科事典はこの後の見解をとり,その第20巻350頁に次のように述べています。「彼は『主の前に力あるかりうど』と述べられている。これはやや漠然とした表現ではあるが,明らかに狩猟のみならず,戦争と征服を意味している」。聖書の創世記 10章11,12節には,「彼はその地からアッスリヤに出て,ニネベ,レホボテイリ,カラ,およびニネベとカラとの間にある大いなる町レセンを建てた」とあります。

      ノアとその息子セム,ハム,ヤペテは,「生めよ,ふえよ,地に群がり,地の上にふえよ」と神から命ぜられました。(創世 9:1,7)それでニムロデの時代までに地上の人口はかなりふえていたに違いありません。従ってシナルの地にバビロン(バベル)の町を建てたニムロデは,王となって人々の上に君臨しました。

      ついでバビロンからアッシリヤに勢力をのばしたニムロデは,セムの子の領土を侵略しました。アッシリヤはセムの子アシュルの領土だったからです。(創世 10:22)これは侵略であり,明らかに流血の行為でした。ニムロデは侵略した土地の人々を殺し,アッシリヤの首都ニネベを建てました。こうしてニムロデは最初の殺人者カインにもまさって流血の人でした。ニムロデの都バベルには責任があります。それは多くの人の血を流して帝国を築いたからです。侵略的なアッシリヤ世界強国がミカ書 5章5,6節において「ニムロデの地」と呼ばれているのも,不思議ではありません。ニムロデのバベルは,その実体である大いなるバビロンのために先例を残しました。―黙示 17:5,6。

      ニムロデの流血の行いがどのように神に罰せられたかは,聖書にしるされていません。しかしノアの3人の息子から始まった家系をしるした中に,ニムロデに子があったことを述べた句はありません。それでニムロデには子があったかも知れませんが,聖書はそれを記録せず,ニムロデの家系を断絶しています。異教の歴史家の書いたものによると,ニムロデは殺されました。

      しかし「エホバに敵対した」ニムロデの行為は,神の律法を破って侵略の戦争をし,人を殺したことだけではありません。この雑誌の次号にとりあげるように,ニムロデはその都バビロンを用いてエホバ神の宇宙至上権に挑む行為にさえ出たのです。このことは大いなるバビロンの神秘を解明するひとつのかぎとなっています。

  • 数学と創造
    ものみの塔 1964 | 8月1日
    • 数学と創造

      ◆ 物質宇宙が理知に基づいて創造されたことを示す強力な証拠の一つは,宇宙の理解に高度の数学知識が必要なことである。盲目的に作用する偶然の力によって。数学的な秩序や法則の生み出されるはずがない。自然界における数学の役割について,「科学アメリカ」誌1963年5月号は次のように述べた。「基本的な自然の諸法則が,美と力さえ感じさせる数学理論をもって叙述されるということは,自然界の特徴の一つであるようだ。これを理解するためには高度の数学知識が要求される。なぜ自然はそうなっているのか,とおたずねになるかも知れない。今日の知識をもってすれば,ただそうなっているのだと答える以外にはない。神は偉大な数学家であり,宇宙の創造に高度の数学を用いられたと説明する者もあろう。我々の数学知識はいまだ貧弱とは言え,宇宙の一端の理解を助けた。数学が進歩するにつれ,宇宙の理解は深まるだろう」。

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