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    ものみの塔 1961 | 10月1日
    • では,社会的また肉体的に及ぶ結果を恐れるのあまり,大自然に表わされた神の啓示を積極的に支持しようとする人がいなくなる。」他の人々は,聖書の創造の記録を信ずる者は時代おくれで非科学的であり,神の存在を信ずる者は無教育で単純な者という宣伝文句をくりかえしています。

      このような考えを一掃して全能の神に対する信仰を打ちたてるため,世界的に有名な人々がなぜ神を信ずるかを述べた言葉と論議をここにのせます。

      ある人々はなぜ神を信ずるか

      科学者で発明家のトーマス・エジソンは,神の存在について意見を求められたとき,次のように答えました,「長年にわたって自然の営みを観察した結果,私には至上の知性の存在を疑うことができない。このような神の存在は化学からでも証明できると私は思う。」

      神学者トーマス・アクイナスは有神論者にも無神論者にも共通の前提を用いて神の存在を信ずる理由をあげています。その前提とは「あるものは運動している」という事実です。「運動はそれを動かしている不動のものを暗示する。それと同じく,他のものに由来することなくそれ自体の中に存在の理由を持つ第一原因がなければならぬ。絶対的な存在ではない被造物の存在することは,創造主の存在を暗示する。明らかに認められる宇宙の完全さは絶対的な標準,完全なる神の存在を示す。」

      科学者のアイザック・ニュートン卿は自然と神について次のように述べています,「自然の営みに無益なものがないのはなぜか。また我々の見る秩序と美は何に由来しているか。……動物の体がかくも巧みに作られているのはなぜか。光学の巧みさを持たずして眼がつくられ,音の知識なくして耳がつくられただろうか。……これらのものが正しく処理されているのを見て,これらの現象を見るとき,目に見えない理知ある生ける神の存在がうかがわれないであろうか。」

      数学者で化学者ジョン・クリーブランド・コスランは述べています,「世界で最も偉大な物理学者の一人ロード・ケルビンは次の意味深い言葉をかつて述べた,『十分に分別のある考え方をするなら,科学によってどうしても神を信ずるようになる。』私はこれに全く同意する。」「物質の世界はそれ自体を作り出すことができず,またそれを支配する法則を作り出すことができないゆえに,非物質のものによって創造が行なわれたに相違ない。……従って次の論理的な結論にいやおうなく達する,すなわち創造が行なわれたにとどまらず,それは至上の知恵と知識(全知)を持ち,創造力と計画に応じて被造物の運行を図る力(全能)を持つ方の計画と意志に従って行なわれたという事である。すなわち我々は『至上の霊者,神,創造主,宇宙の支配者』の存在する事実をためらうことなく認める。……ロード・ケルビンの時代以来の科学の進歩に照らして,いまではもっと強く次の言葉を述べることができる,『十分に分別のある考え方をするなら,科学によってどうしても神を信ずるようになる。』」

      放射能のあることは地球の創造のはじめを証明します。時を経るに従って崩壊する放射能がまだ存在していることは,地球が常に存在していたのではなく,地球には初まりのあったことを議論の余地なく証明します。また物質はひとりでに生じ,宇宙が無から生じたことを論ずる科学者はいません。このすべての事はただひとつのもの ― 神をさし示します。

      動物学者のエドワード・ルーサー・ケセルは熱力学の一法則でふつうにエントロピーの法則と呼ばれる法則について興味深い事実を明らかにしています。「エントロピーの法則に従えば温度の高い物体から低い物体に向かってたえず熱の流れがあり,この流れを瞬間的に反対方向に変えることはできない。エントロピーは取り出し得ないエネルギーと取り出し得るエネルギーの比率で,宇宙のエントロピーは常に増加していると言える。従って全宇宙において温度が一様となり,有用なエネルギーのなくなる時が何時かくる。その結果,化学的,物理的な変化が起こらなくなって生命も存在しなくなるであろう。しかし生命がいまもって存在し,化学的,物理的な過程が進んでいることから見て,我々の宇宙が永遠に存在していなかったことは確かである。もしそうなら,有用なエネルギーはとうにつきてしまったはずである。従って科学はそれとは意図せずに宇宙に初まりがあることを証明している。そのことは神の真実性を証明する。およそ初まりのあるものは,それ自体では生ぜず,それをはじめに動かす者,創造主,神を必要とするからである。」

      地上の生命と人間の古さに関する議論はまだ終わっていません。ワシントン・イブニング・スターのジム・ビショップは次のように報じています,「つい最近のこと,マイアミ大学のジョン・ロショルト博士はセサレ・エミリアニ博士と協同で,年数を測る方法を考案した。それはプロアクティニウム231およびソリウム230として海底に沈着した小量のウラニウムを用いる方法である。ウラニウムは何千年もかかって減退する。海底の沈澱物中にある量を測定することによって地球のいわゆる暖期を決定できる。両博士の測定結果によると,もし人間が2本足を持つ魚または猿として海から上がったとすれば,それは9万5000年前のことになる。魚または猿から2本足と ― 更に重要なことは ― 自分の意志を持ち,知識を伝える能力を持つ人間に進化するのに要する時間としてこれは短かすぎる。宇宙においては9万5000年は無に等しい。」人間の存在を論理的に説明する唯一のものは創造です。このことはまた神の存在を証明します。

      私たちの住むすばらしい宇宙を考えてごらんなさい。この地球とその上に住む多様で変化に富む複雑な生物を考えて下さい。偶然あるいは自然の法則によって無機物からこれらのものができ上がることは可能ですか。ブライアントによれば,数学の公式を用いて生物学の法則を述べることにはじめて成功した科学者レコムテ・ド・ヌウイは次のことを示しています。すなわち「無生物の進化の法則は生命の進化の法則と矛盾する。彼は数学的な公式をあげて,無生物はその法則に従って動くものであり,生殖力を持つ生物はおろか,たん白質の分子1箇でさえも作り出すことはできないことを説明している。無生物と生物との間のつながりをつけた唯一のものは神の働きであると彼は主張している。」

      聖書と神

      科学は神を信ずるひとつの理由を与えるだけでなく,神からの啓示の必要を悟らせます。化学者ロジャー・ジェイ・ボスキュールは述べています,「科学者である私にとっては,宇宙が永遠に存在していたと信ずるよりも創造主を信ずる方が合理的である。……人は自然界からのみでは神を正しく知ることができない。たとえ科学者が永遠にわたって探求しても,神と神の属性を知ることは不可能であろう。……人間は創造主によって造られたものに過ぎないゆえ,神の創造をしらべただけで神を知ることはできない。人間には特別な啓示が必要である。この啓示が神の言葉すなわち聖書である。」

      著名な科学者ウォーレン・ウイーバーは語りました,「聖書は神の性質と恵みについての最も清い啓示であると私は信ずる。」物理学者で化学者のオスカー・レオ・ブラウアーは書いています,「神からの特別な啓示がある。それは聖書である。科学は創造のわざが行なわれたことを証明し,英知を持つ神の存在を示している。宇宙の法則の仕組はぼう大でこみ入っており,英知を持つ神のみがそれを作り得ることは科学の証明するところである。しかし聖書のみが英知を持つこの神と力を明らかにしている。大部分の人は子供の時からこの神のことを教えられている。神は御子イエス・キリストのうちに比類なく御自身を啓示された。」

      聖書は自然にまさることをします。自然は神の存在を間接に証明するに過ぎませんが,聖書は創造者の名を述べています。「天をつくりてこれをのべ,地とそのうへの産物とをひらき,そのうへの民に息をあたへ,その中をあゆむものに霊をあたえたまふ神ヱホバかく言給ふ『われはヱホバなり是わが名なり,我はわが栄光をほかの者に与へず,わがほまれを偶像にあたへざるなり』」(イザヤ 42:5,8)詩篇を書いた人は述べました,「かれらはヱホバてふ名をもち給ふ汝のみ全地をしろしめす至上者なることを知るべし」― 詩 83:18。

      エホバの「見えない性質,すなわち,神の永遠の力と神性とは,天地創造このかた,被造物において知られていて,明らかに認められる」と使徒パウロは霊感により語っています。詩篇を書いた人はうたいました,「もろもろの天は神の栄光をあらわし,大空はみ手のわざをしめす。この日は言葉をかの日につたえ,この夜は知識をかの夜につげる。」― ロマ 1:20。詩 19:1,2,新口。

      宇宙の創造の中に明らかに認められる完全さは,絶対の標準,完全な神の存在を物語っています。エホバについて「そのみわざは全く」「神は無秩序の神ではなく,平和の神である」と聖書は述べています。宇宙の秩序となり立ちはその事実を証明するものです。生命があることは生命の与え主の存在を物語っています。エホバは「いのちの泉」です。―申命 32:3,4。コリント前 14:33。詩 36:9。

      大自然の中にはっきりと認められる別の事実は,私たちの神が偉大な創造主であって美を愛するということです。そうごんな日の出と日没,月と星,木々と花,色とりどりの魚,くじゃくの羽が物語っているように,エホバは美を愛します。(詩 104:24)またエホバは愛の神です。母親が子供を愛し,男女が互いに愛するように人間の間に私たちは愛を見るからです。また私たちの知るように,いつわりはおのずと表われ,不義はその報いを刈り取ります。これらの性質の源は,愛と正義を持ち,裁きを行なわれる神でなければなりません。聖書が述べているように「神は愛である。」また「義と正とはそのみくらの基である。」― ヨハネ第一 4:8。詩 97:2,新口。

  • 休暇を宣教にささげる
    ものみの塔 1961 | 10月1日
    • 休暇を宣教にささげる

      次の手紙は,いま83歳になるブルックリン・ベテルの家族の一員が書いたものです。

      親愛なる兄弟たち

      私は最近たいへん良い経験をしたので,そのことを御知らせしたいと思います。それはちょうど私があとからあとから病気にかかっていた時のことです。時折り協会の会長ノア兄弟が見舞に来てくれて,ずいぶん元気づけられました。ノア兄弟が訪問したとき,私は奉仕に参加できないのがいちばん残念ですと告げました。「では手紙を書くことはどうですか」とノア兄弟は提案しました。「どんな手紙が書けるだろうか」と私は考えました。

      ノア兄弟の提案を頭に思いうかべながらこんな風に考えました。「私は協会の購買部門で40年以上も働いてきたので,数多くのビジネスマンや重役たちと知り合うようになった。」それでこういう人々に手紙を書いてはどうかと思いました。以前ビジネスで知り合いになった人々に御国についての証言をし,最近の雑誌運動中に予約を提供しようと思いました。

      それで私は2週間の休暇を取り,ポータブルのタイプライターを使用して手紙を書きました。私は約100通の手紙を書き,以前ビジネスで知り合いになった人々に協会のものみの塔予約運動を知らせ,みなさんにこのことを知らせるのは私の責任ですと告げました。私は特別号の「ものみの塔」と「目ざめよ!」を1部ずつ同封して,友人や従業員もこのすばらしい雑誌を受け取るのに興味を持つでしょうと告げました。多数のビジネスマンの応答は良いものでした。次に記すものは,私の受け取った手紙の中の数通を抜すいしたものです。

      ある会社のマネージャーは次のように書きました。「私は2ドルの小切手を同封します。ものみの塔と目ざめよ!を予約したいと思います。郵便でこのようなすばらしい雑誌を受け取ることができるのは,たいへんけっこうと思います。そうすれば,あなたの信仰深い人々から一々雑誌を求める手数がはぶけます。」

      別のビジネスマンはこう書きました,「ものみの塔と目ざめよ!1年の予約に対する小切手を同封します。あなたの御手紙を読み,その出版部数の大きいこと,また179の国々で伝道されていると知りうれしく思いました。心から慶賀の意を表します。

      別の人は次のような手紙を寄せました,「2つのすばらしい雑誌を広く配布する運動のことを知りうれしく思っています。私の友人たちのための5つの予約に対する小切手を同封します。友人たちは,この音信を聞いてよろこぶでしょう。」

      紙の会社の副社長は,次のような手紙を送ってきました,「6ドルの小切手を同封します。U氏と私の分の予約の手続きをして戴ければ幸いです。」

      材木会社の一重役は,次のような手紙を送ってきました。「ものみの塔と目ざめよ!の3つの予約に対して6ドルの小切手を同封します。見本の雑誌を読み,教育の価値がずい分大きなものと知りました。」

      機械会社の会計秘書は,こう書いています,「あなたの特別な予約運動に協力したいと思います。10ドルの小切手を同封します。それでものみの塔と目ざめよ!の5つの予約をして下さい。」

      次の手紙,「ものみの塔と目ざめよ!の新しい予約運動についての御手紙をいただき,ありがとうございました。次に記す新しい予約者のための10ドル小切手を同封します。」

      ある会社の社長は,こう書き送ってきました,「私はあなたの雑誌を受け取ることに興味を持つ人10人を得ました。10の予約に対する費用として,ここに10ドルを同封します。」リストに記されていた名前の中には,社長と彼の息子の名前もはいっていました。

      化学法人会社の副社長も,次のような手紙を送ってきました。「私は同封の雑誌それぞれ1年の予約を6つしたいと思い,12ドルを同封します。私はここで働いている仲間の者に話してみました。」

      この2週間に書いた手紙によって,私は100の予約を受け取りました。私が部屋から出られないときに協会の会長が私を励ましてくれたことに心から感謝しています。手紙を書いて休暇開拓することは祝福でした。

      友なるエホバの証者

      エッチ・エッチ・リーマー

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