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    ものみの塔 1964 | 5月15日
    • 22 天から追われてのち,サタン悪魔は御国に対する反対をどのように示しましたか。

      22 黙示録 12章7節から17節は前以て次のことを明らかにしていました。すなわち天の戦争によって地に落されたサタンは,メシヤの治める国を生み出した神の女を迫害し,怒りに燃えて「女の残りの子ら,すなわち,神の戒めを守り,イエスのあかしを持っている者たちに対して,戦いをいどむために,出て行った」(新口)のです。これらの事が起こるには,必然的に他のある事柄も要求されます。それはどんな事ですか。「この組織制度の神」サタン悪魔は,この組織制度の一部である大いなるバビロンの神でもあるという事です。「〔シオンの〕残りの子ら」は1918年に第一次世界大戦の終るまで,この大いなるバビロンに捕われていました。天から追われたサタン悪魔は,地上にいる残りの子らを迫害することによって神の「女」を迫害しました。

      23 サタンがキリストのすえの残れる者に戦いをいどんだ事は,何を証明していますか。

      23 この事から何がわかりますか。サタンは天から追われたために神の女の残りの子らを支配できなくなり,サタンの崇拝者である大いなるバビロンもこのような支配の力を失いました。サタンと大いなるバビロンとがなおこれらの子らを束縛し,支配しているならば,彼らに「戦いをいどむ」必要はありません。彼らがいまや解放され,「神の戒めを守り,イエスのあかしを持つ」自由を得たからこそ,戦いをいどむことが必要になったのです。戦いをいどんだのは,彼らを再び大いなるバビロンに束縛しようとする悪魔の企てでした。

      24 神の民は大いなるバビロンから何時,解放されましたか。これはどんな重要な事実を証明していますか。

      24 私たちは事実に基づいて事件の審理をすすめなければなりません。悪魔を崇拝する大いなるバビロンからクリスチャン証者が解放されたのは何時ですか。事実は何を証明していますか。それは1919年の春のことです。その時から彼らは,諸国民へのあかしとして,メシヤによる神の国を全地に伝道することを大胆に始め,こうして今の時代に対する神の戒めを守ると共に即位したメシヤ,イエスをあかしするわざを始めたからです。この解放は,大いなるクロス,メシヤなる王イエス・キリストを用いてエホバがもたらしたものです。この解放を他のものに帰することはできません。これは何を意味しますか。これはどんな重大な事実を証拠だてるものですか。次の事実です。大いなるバビロンの神サタン悪魔が天から追い落されただけではありません,大いなるバビロン自体が倒れました。

      25 (イ)なぜこれは大いなるバビロンの滅びを意味しませんか。どんな例を考えれば,倒れたことの意味をよく理解できますか。(ロ)大いなるバビロンの最終的な滅びは何世紀も先のことですか。

      25 大いなるバビロンは1919年までに倒れましたが,それは滅びではありません。大いなるバビロンは今日なお存在しており,なお地の王たちを支配しています。それにもかゝわらず,エホバのクリスチャン証者は大いなるバビロンから解放されました。昔の歴史をしらべると,この事を更によく理解できます。紀元前539年,ペルシャのクロス大王が古代バビロンを倒したとき,バビロンはその存在を抹消されて全く滅び去ったわけではありません。バビロンはその後何世紀にもわたって存在し,クリスチャン使徒ペテロでさえも,さびれたこの町を訪れ,2通あるいは少なくとも1通の手紙をそこから書いています。(ペテロ前 5:13)しかし今日のバビロンは1899年に発掘が始まった癈虚となっています。同じく,宗教的な大いなるバビロンは1919年までに倒れましたが,その完全な滅びは将来のことです。そういっても,何世紀も将来に滅びるのではありません。時代は急速に動いて大いなるバビロンの滅びの時に近づいています。その滅びはこの時代のうちにきます! 解放を告げる使者にとってそれは大きな喜びの時となります!

  • 告げる者の足はうるわしい
    ものみの塔 1964 | 5月15日
    • 告げる者の足はうるわしい

      1 解放を告げる使者はとくに何時から遣わされていますか。パウロは当時存在したどんな類似の状態について書いていますか。

      1919年以来,解放を告げる使者がつかわされています。クリスチャン使徒の時代にもこれに相当する事が見られました。そのとき使徒パウロは次のように述べました,「なぜなら,『主〔エホバ〕の御名を呼び求める者は,すべて救われる』とあるからである。しかし,信じたことのない者を,どうして呼び求めることがあろうか。聞いたことのない者を,どうして信じることがあろうか。宣べ伝える者がいなくては,どうして聞くことがあろうか。つかわされなくては,どうして宣べ伝えることがあろうか。『ああ,麗しいかな,良きおとずれを告げる者の足は』と書いてあるとおりである」― ロマ 10:13-15,新口。ヨエル 2:32およびイザヤ 52:7の引用。

      2 イザヤ書 52章の解放の預言は,どんな3つの時期に適用されますか。

      2 使徒パウロは霊感の下にイザヤ書 52章の預言を引用しました。この預言はシオンすなわちエルサレムに解放の音信を告げる使者のことを述べています。この預言は,キリスト前6世紀に地上にあった実際のシオンすなわちエルサレムに初めて適用されたものです。しかしパウロがこの預言を引用していることから明らかなように,これは大いなるシオン,天のシオン,上なるエルサレムの上に大規模な成就を見ます。その成就はキリストの使徒の時代に終ったのではなく,最終的かつ全き成就は今日に及んでいます。

      3 霊感されたイザヤはどんな解放の命令を語りましたか。

      3 紀元前6世紀のこと,イザヤのこの預言は地上にあった実際の都にむかって述べられました。「シオンよ,さめよ,さめよ,力を着よ。聖なる都エルサレムよ,美しい衣を着よ。割礼を受けない者および汚れた者は,もはやあなたのところに,はいることがないからだ。捕われたエルサレムよ,あなたの身からちりを振り落せ,起きよ。捕われたシオンの娘よ,あなたの首のなわを解きすてよ」。

      4 予影においてこの言葉は何時からイスラエルにあてはまりますか。その時以前にはなぜあてはまりませんか。

      4 紀元前537年,実際のシオンの都エルサレムは,バビロニアの軍隊がもたらした荒廃の中にまだ埋もれていました。しかしこの都は生き残った町の人々および他のイスラエル人によって代表されていました。紀元前607年までシオンはこれらの人々を治めていたのです。そこで前に述べたイザヤ書 52章1,2節の預言はシオンの子たちに語りかけたものであり,彼らが神の命ずるままに何をするかを預言したものです。紀元前539年,古代バビロンがペルシャのクロスの手で倒される前,この言葉はシオンすなわちエルサレムにあてはまりませんでした。バビロンの倒れないうちは,捕われのイスラエル人すなわちユダヤ人も束縛を破って自由になることを命ぜられていませんでした。それでバビロンの倒れた後まで,そしてバビロンを征服したクロス大王が解放の布告を出すまで待たねばなりません。クロスはバビロンのユダヤ人が故国に戻り,エルサレムにエホバ崇拝の宮を建てることを可能にしました。そのとき初めて,ユダヤ人はバビロンから出ることを許されました。それで荒廃したユダヤ人の故国も十分の安息を得て彼らを再び迎えることができます。

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