韓国における新たな神権的里程標
世界の他の場所での業と歩調を合わせて,韓国でも王国を宣べ伝える業は急速に進展しています。韓国のコンドに支部の建物が完成した日からちょうど3年後のほとんど同じ日,つまり1985年5月11日に,新たに増築された部分が献堂されました。a これは,韓国のエホバの証人の神権的な歴史におけるもう一つの里程標となりました。
写真をご覧になるとお分かりのように,新たに増築された部分というのは,事務棟の3階(写真右側の部分),工場の2階と3階(中央の部分),および隣接している3階建てのベテル・ホーム(左側の部分全体)です。後ろの方にある建物は従来のベテル・ホームです。
しかし,なぜそんなに早く増築することになったのでしょうか。新しい工場が初めて仕事を行なうようになった1982年には,「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌を毎月38万冊生産していましたが,今ではその2倍の76万冊になっているのです。増設された工場が大いに使用されることは明らかです。増えただけの量を生産してゆくために,現在86人の成員がこの支部で奉仕しています。新しい宿舎棟は増加に十分見合ったもので,120人が住めるほどの部屋数があります。
ニューヨーク市ブルックリンにあるエホバの証人の統治体の成員,A・D・シュローダーは,今回の献堂式に出席しました。韓国の支部委員の数人が,野外における業について報告し,建設に関係した事柄を詳しく話しました。出席した2,199人全員が,豊かに祝福してくださったエホバへの心からの感謝の念に満たされました。
[脚注]
a 1982年5月8日の献堂式に関する報告については,「ものみの塔」誌1982年12月15日号,26-28ページをご覧ください。