ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • わたしはかつて悪霊のとりこでした
    目ざめよ! 1970 | 11月8日
    • 幻滅を感じていました。しかし,どうしたら,それから抜け出せるのでしょう。

      暴露された心霊術

      そうしたある日,ひとりのエホバの証人がわたしを尋ねてきました。いろいろ話し合った結果,わたしたちの家で聖書の研究を1週に1回することになりました。わたしは今までに聞いたこともないような,多くの事柄を学びはじめました。たとえば,聖書にこうしるされているのを知りました。「死る者は何事をも知ず……その愛も悪もねたみもすでに消うせ(たり)」。(伝道 9:5,6)つまり,わたしたちの呼び出していた霊者は,わたしたちが愛していた故人ではなかったというわけです。では,それらの霊者はいったいだれだったのですか。まもなくわたしはそれが悪霊,つまり,さまざまな心霊術の背後の力となっている邪悪な霊者であることを知りました。聖書が次のような人々を非としていることに,キリスト教世界の教会は,ただの一度もわたしたちの注意を喚起しませんでした。「うらなひする者 邪法を行なふ者 まじなひする者 魔術を使ふ者 法印を結ぶ者 くちよせする者 かんなぎの業をなす者 死人にとふことをする者」― 申命 18:10-12。

      心霊術を避けるよう,神はクリスチャンに対してきびしく命令しておられることをわたしは学びました。なぜなら,『肉のわざは…心霊術を行なうこと』および,それに関係したすべての崇拝の方式「[において]明白である」からです。―ガラテヤ 5:19,20,新。

      苦しい戦い

      今では,エホバの証人のクリスチャン奉仕者となったわたしは,悪霊崇拝だと認識できるようになったものを捨てました。そして永久に捨て去りたいと願っています。しかし,それは苦しい戦いでした。見えないところから聞こえてくる声が,聖書の研究をやめるよう執ようにわたしをそそのかしました。その声は,わたしが霊者の影響下にあった時に得た利得を思い起こさせました。また,霊者に仕えることをやめるなら,わたしはつらい生活をし,家族を養うことさえおぼつかなくなるであろう,と言っておどしました。

      しかし,わたしが経験してきた不安や悩みについて,その悪霊の声は何一つ触れませんでした。

      しかし,エホバの民との研究を通して,何をすべきかをわたしは学びました。わたしは,祈りをささげてエホバを呼び求めました。聖書を定期的に読み,近くにあった,エホバの証人の会衆とできるだけひんぱんに交わりました。わたしが屈せずに耐えれば耐えるほど,その声は少しずつ弱まり,ついには全く聞こえなくなりました。

      悪霊は次に,別の方法を用いてわたしを惑わそうとしました。わたしの村に住むふたりの老齢の男が,魔術を行なう儀式の司会をするよう,わたしに依頼にきました。家を建てるための材料がほしかったのです。一般的にフィジー人は親切で同情心に富んでいますから,困っている人のためにできることならなんでもします。もし,聖書の原則がわたしの思いと心臓の中に深く根を降ろしていなかったなら,隣人を助けるために今回一度だけ心霊術を行なっても別に害はない,というような考えをわたしは持ったかもしれません。しかし,わたしは妥協しようとはしませんでした。そして,それはできない,と彼らに告げました。

      確信のないキリスト教世界

      そうしているうちに,長年,悪霊崇拝を容認してきたキリスト教世界の代表者たちが,キリスト教が奉じられているはずのこれらの島々で,僧職者よりも祈祷師のほうが強力な影響を及ぼしている事態を憂慮していることを明らかにしはじめました。ある教団は,魔術が教会に対してどれほどの対抗力を持っているかを調査するため,特別委員会を設置しました。その委員のひとりである,メソジスト教会の医師の調べたところによると,祈祷師の数は増加しているとのことです。フィジーから最終的には魔術がすたれると思うか,という質問に対して,その医師はこう答えました。「いいえ,とてもそうは思えません。かえって盛んになっていると思います。いずれにせよ,それを十分に調査するまでは,すたれてもらいたくないものですね。わたしたちの持っている問題の幾つかに,答えを提供してくれるのではないかと思います」。

      メソジスト派のこの医師はこうも述べています。「科学の法則のどれからみても,こうした事柄[彼がみずから目撃した,霊の及ぼす力の実例]は起こるはずのないものです。しかし,自分の目で見た証拠を拒否するわけにはいきません。いったい,どう説明すればよいのでしょうか」。このことから明らかなように,それら調査員たちは,彼らの問題の導きを聖書に求めるのではなく,偽りを語る悪霊から何かを学ぶ用意があるというのです。

      解放される喜び

      諸国民を支配するサタンの体制の悪らつな見えない力から解放されたわたしは,なんと幸福なのでしょう。エホバの証人に助けられたおかげで,聖書の助言はわたしにとって生きたものとなりました。エペソ書 4章28節の助言はその一つです。「盗する者は今よりのち盗すな,むしろ貧しき者に分け与へ得るために手づから働きて善き業をなせ」。人を変える聖書の知識の力によって,わたしは今では,正直で熱心な働き者,つまり,真のクリスチャンが行なうべきことを実践している者としての評判を得ています。

      わたしは,心霊術から完全に離れられたことを,エホバ神とその御子,キリスト・イエスに感謝しています。フィジーの仲間が,悪霊崇拝の正体を認識し,その束縛からのがれるよう,わたしは神の助けを借りながら忙しく援助のわざに携わっています。神の天の王国の下における永遠の命に導くのは,悪霊の崇拝ではなく,聖書の知識です。その王国の正義の支配下にとどまることによって,人々は邪悪な霊者の束縛から解放されるでしょう。それどころか,彼らは,正義の神エホバに仕える,喜びに満ちたしもべになるでしょう。

  • ヘルニアの問題
    目ざめよ! 1970 | 11月8日
    • ヘルニアの問題

      ヘルニアは人間の病気の中で,最も一般的なものの部類にはいることをご存じですか。と言っても,これはおもに男性に関してのことで,ヘルニアになる人の75~80%は男性です。アメリカやカナダなどの国々では,20人にひとり,つまり男性の5%は,この問題を持っているということです。英国では,入院患者の10ないし15%はヘルニアの手術を受けますし,ナイジェリアでは,この比率はさらに高くなります。英語ではヘルニアのことを一般に“ラプチャー”(破裂)と呼んでいますが,医師は,ヘルニアという語のほうがより正確だとして,後者を使用します。ヘルニアは,文字どおりには突き出ることを意味しますが,ヘルニアはどんな種類のものでも,突き出ています。ヘルニアにはいつも破裂,すなわち組織が破れることが伴うとはかぎりませんが,ただ組織が膨張したり,伸びたりするのが普通です。特に女性のヘルニアには,後者の場合が多く見られます。いいかえると,組織が破裂すると,全部ヘルニアになりますが,ヘルニアが全部破裂の形態を取るとはかぎりません。

      医学書にヘルニアのことが記載されたのは,何千年も前のことです。古代,また,つい最近に至るまで,ヘルニアの治療には,魔術・薬物・手術などによる多種多様

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする