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  • 真の愛は実際のもの
    ものみの塔 1955 | 1月15日
    • を乗りこえて,新しい世に入る新しい世の組織制度の実体的方舟にいまいるのですから,私たちは互いに結び合い,互いに嫌悪してはなりません。兄弟たちのあいだで,いつまでも長く紛議を延ばしていてはなりません。主と同じ心を持ち,すべての人の利益のためにできるだけ早く解決すべきです。(ピリピ 2:1-4; 4:2)神の創造物は,神からの力により,『参宿の繋繩』のように共にかかりあつているのです。(ヨブ 38:31)正義の新しい世も,互にかかりあつているのです。その世は,ほんとに間近ですから,この現在の時代の大群集は,『方舟』にいて,生き残り,一番最初から新しい世に入ることができます。それは,何のことですか? つまり,私たちは,新しい世の前である今,互いに生きなければなりません。ハルマゲドンは,兄弟たちに対する私たちの気質を奇蹟的に変え,私たちを突然にやさしく親切な者にするということはありません。私たちはいま変らねばなりません。ハルマケドンが,気質を亡ぼということはまことですが,しかしそれは,亡ぼされる人々の気質のことです。次の一つのことは確かです。真の愛はハルマゲドンを生き残り,また真の愛を実行する者たちも生き残るということです。

      36 どんな特質によつて,私たちはキリストの弟子であると世は知りますか? 詩篇133篇は,それの造り出す一致をどのように説明していますか?

      36 私たちは互いに友になりましよう。友を持つ人は,なにかをしなければなりません。友としての親しさを持つべきです。(シンゲン 18:24)『友はいづれの時にも愛す。兄弟は危難の時のために生まる。』(シンゲン 17:17)そのような永久の友情によつて,私たちはキリストの弟子であり,真のクリスチヤンであるということが,この世にはつきりと示されます。(ヨハネ 13:34,35)愛によつて,そのような永久の友情は可能になるのです。『愛はすべての愆を掩う。』(シンゲン 10:12)仮りに愛が実際の品物とするならば,それは解くことのできない帯です。愛が兄弟たちをかたく結び合わせている一致は,詩篇 133篇1-3節に美しく画かれています。『視よ,はらから相睦みて共にをるは,いかに善くいかに楽しきかな。首にそそがれたる貴きあぶら,鬚にながれ,アロンの鬚にながれ,その衣のすそにまで流れしたたるがごとく,またヘルモンの露くだりてシオンの山にながるるがごとし。そは,ヱホバかしこに福祉をくだし,窮りなき生命をさえあたえたまえり。』

      37 その一致は,どのようにアロンの頭に注がれた油のようですか?

      37 モーセの兄アロンは,イスラエルの大祭司でしたが,彼に油を注ぎ,聖めるのに用いた油は,滑らかであつたばかりでなく,非常に芳しいかおりを持つていて,そのまわりに気持良い匂いを漂よわせ,大祭司の近くにいることは全く爽快なものでした。神は他の者にその組成と同じ油注ぎ用の油を作らせなかつたために,そのかおりは他の膏になかつたのです。同じように,新世社会の一致のかおりは,私たちの気持を爽快にし,この世にあるいかなる制度も発散しない愛の雰囲気を意識させます。私たちは,その雰囲気の中にいることを楽しみます。私たちにとつて,それは良いものです。それは,大いなる大祭司イエス・キリストを通して神から来るもので,神の御霊の気息です。―出エジプト 30:22-33。使行 10:38。

      38 詩篇 133篇は,兄弟の一致を何に比較していますか? シオンの山のまわりの地域で,それはなぜ重要なものでしたか?

      38 新しい世の社会にいて,兄弟たちと相睦みて共にいると,高いレバノン山脈のヘルモン山の露のように,私たちを元気づけ,蘇生せしめるものです。ヘルモン山の頂には,万年雪の縞がありますが,その頂きのために,ヱホバがその御名を置かれたはるか南のシオンの山々には夜の露が凝結しました。このようにできた露は,5月から9月までの暑い旱魃のあいだ,約束の地の植物にとつて命の綱であつたのです。どうしてそうですか? 最近の発見によるとa,日照りの暑さでしぼむ植物は土地に水気を与えるよりも夜の中に葉に露があつた方が早く元通りになります。それに多くの露ができるならば,植物は翌日土地に水をまかなくても正常に作用します。昔しには,いつたいどれ程の水気が露から汲いとられ,後に根を通して土に排泄され,蒸発して無くなることなしに土の中に貯えられるのか,考えも及ばなかつたのです。小さな植物の場合であつても,このように地下に貯えられる水の量は,1000分の1リットルで測定すべきであるということが分りました。時には植物の全重量と等しいこともあります。第3の創造の日からノアの時の洪水の時まで,地上の多くの野菜が水気を得たのは,疑いもなくこのようにして行われたに違いありません。その期間のあいだ,神は地上に雨を降らせずただ水蒸気は地から絶えず上つて行き,地の全表面を潤したのです。(創世 2:5,6,新世)雪に覆われたヘルモン山の頂は,シオンの聖なる山々に露を降らせましたが,その露は生気を与え,生命を支える湿気のようであり,事物を青々と,また魅力あるものにいたしました。―シシ 6:36-40。

      39 私たちが相睦みて共にいることは,どのようにその露のようですか? それは,なぜ上から私たちに降りますか?

      39 パレスチナの模型的なシオンにあつたことは,実体のシオンである神の御国にも同じことです。神の命令によると,御国には私たちの祝福があり,永遠の生命があると申されていますが,神は予言的な予影として昔の模型的なシオンにも暑い萎む季節のあいだは,露でもつて毎日潤いを与えました。兄弟として相睦みて仲良く共にいることは,豊かな露のようであつて,この世の迫害の熱の中にあつても元気を与え,神の新しい世における永遠の生命に貢献するものです。それは,私たちがこのように共に居るからこそ,統治する王イエス・キリストの恩恵を得ることができるのです。『王の怒は獅子の吼ゆるがごとく,その恩恵は草の上におく露のごとし。』(シンゲン 19:12)回復されたこの霊的なイスラエルにむかつて,ヱホバ神はこのように約束されています。『我イスラエルに対しては露の如くならん。』ヱホバの言葉は,露のように彼らの上に滴れ,彼らを間違いなく元気づけるものです。―ホセア 14:4,5。申命 32:2。

      40 善意者のあいだでどんなもののようであるために,私たちはこの爽快を持たなければなりませんか? この面で,最も大切なことは何ですか?

      40 互いに集まるのを止めてしまい,新しい世の社会として一致のうちにいないならば,この生命を支える露を自ら失うことになります。この敵意に満ちた古い世にあつて,絶対的に必要な,そして元気を回復させるこの露なしでやつて行けるでしようか? いいえ,私たちはそれを必要とします。というのは,善意者のあいだで予言されている仕事をするのに,常に新鮮を保つためです。こう聖書には書かれています。『ヤコブ(霊的イスラエル)の残れる者は,多くの民の中にあること,人に頼らず,世の人を待たずしてヱホバより降る露の如く青草の上にふりしく雨の如くならん。』(ミカ 5:7)私たち自身が,この霊的な爽快さを先ず持つていないならば,萎んで乾いている民に対しては露のようにはなりません。新しい世の社会として,私たちが一致しているとき,露は私たちに供給され,私たちを冷静と穏和の状態にし,神とその民が見るのに気持良いものにいたします。私たちをこのように一致させるのに是非とも必要なものは他のものではない,この神の御霊の実である愛です。それは言葉や舌先だけの愛ではなく,行と真実をもつ愛です。なぜならば,真の愛は実際のものだからです。

  • 新しい国民の活動に心をひきしめる
    ものみの塔 1955 | 1月15日
    • 新しい国民の活動に心をひきしめる

      新しい国民とは,パレスチナにいる近代のイスラエル人でもなく,この古い世またはこの古い世の組織制度に属する不完全な人間でつくられる他の国民でもありません。新しい国民とは,イザヤが『一時に生る』と予言した国民です。(イザヤ 66:7,8)その神がヱホバであるために,その国民は幸福です。(詩 33:12)それは,キリストの体の成員の残れる者で構成され,栄光をうけて王位についたイエス・キリストは,それを統治する王です。しかし,いまではこの霊的な国民と交りを持つものに牧飼 ― 王に属す他の羊の増し加わる群がおります。―ヨハネ 10:16。エゼキエル 34:23,24。

      それでは,この新しい国民とそれに伴う善意者の活動とは何ですか? 永遠者,偉大な王,ヱホバ神に証しを行い,『御国のこの良いたより』を『すべての国民に証しのために,全世界に伝道する活動です。』― マタイ 24:14,新世。

      その活動を行うために,心をひきしめることは,なぜ必要ですか? クリスチャンとして私たちは自分自身をひきしめる必要があります。そのわけは,全世界が反対の方向に進み,地上にいたときの私たの主に反対して行うからです。主については,聖書に『我わが面を石のごとくして』と予言されていました。御自分を献げられる時が近づいたとき,主は『エルサレムに行こうと御顔をかたくむけられた。』このように固く決意して御自身をひきしめられたために,使途たちをお励ましになる目的で,その裏切られる夜にこう言うことができました。『この世では苦難をうけるであろう。だが元気をだしなさい。私は世に打ち克つた。』(イザヤ 50:7。ルカ 9:51。ヨハネ 16:33,新世)しかも,その世は見える敵と,主にその見えない敵,つまりサタンとその悪鬼たちをも含むのです ― エペソ 6:10-12。

      新しい国民の活動にこの反対があるため,ペテロは,次のようにさとしています。『あなた方の心をひきしめて働き,全く平衡を保つて,イエス・キリストの現われるときにもたらされる恵みに,あなた方の希望を置きなさい。』― ペテロ前 1:13-15,新世。

      私たちは真理の帯をつけて,心をひきしめ,新しい国民に属す者たちが是非ともしなければならぬ不屈不撓の活動を行わねばなりません。それは『目を覚まして見守り,祈り続けることです。それは,神の御言葉を熱心に研究することです。御言葉および正しい時にヱホバの与えられる霊的な食物を,ただ表面だけ浅く讀んで気休めしてはなりません。それは,奉仕をするいろいろな機会や,歩む道に横たわる罠に注意して気をつけることです。それは,将来を見通すことであり,積極的な心持ちを持ち,その信仰に強く,希望にかたく,正義・純真・真実称賛に値するもの,そして徳の考えで心を充たすことです。―ピリピ 4:8。

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