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  • あなたの生活は“バイオリズム”に支配されてよいでしょうか
    目ざめよ! 1979 | 7月22日
    • 例の鉱山事故について調べました。その調査結果は1978年9月25日号のニューズデイ誌に次のように報じられました。「調査を行なった人たちは,雑誌『知覚及び運動に関する技能』の中で次のように主張している。データの中には,『バイオリズムの予想通りであることを示すものは何もない。……鉱山事故(地上と地下の両方を含む)が危険日や危険日の前後および種々の周期が低調な時に多発していることを示す徴候はどこにもない』」。

      野球の投手(良い投球を行なうには身体と精神の両方のコンディションが良好であることが求められる)を対象に行なった実験結果が「今日の心理学」(1978年4月号)という雑誌に載りました。筆者は次のように述べています。

      「私は,1934年から1975年の間に達成された大リーグの無安打試合,100試合について調べてみた。これには,一人の投手による無安打完封試合もすべて含まれている……私は,100人の投手全体を一つのグループとしてとらえ,彼らが特別に有利なバイオリズムの数値を示していたかどうかを知りたかった。身体のリズムは異常に『高い』数値を示していただろうか。また,感情や知性のリズムについてはどうであろうか。極めて明白に,答えは否と出た。バイオリズムの図表からは,だれも,彼らが生涯のうちの最も偉大な業績を残すことになろうとは予測し得なかったであろう。その100人は確かに無作為に選び出された人々である」。

      一種の占い

      神を喜ばせたいと願う人々はバイオリズム説をどうみなすべきでしょうか。聖書の中には,バイオリズムに関する特別の記述は何もありません。しかし,神の言葉は,確かにある行動を起こすのに適した日を事前に定めようとする個人のもくろみについて言及しています。こう記されています。

      「ハマンは,モルデカイが自分にひざまずかず,腰をかがめようとしないことを知って怒りに満たされた。そして,モルデカイがユダヤ人であることを知ると,モルデカイひとりを処罰する以上のことをしようと思い定めた。ペルシャ帝国全土のユダヤ人をことごとく殺害する計画を巡らしたのである。クセルクセス王の治世の第十二年の一月すなわちニサンの月に,ハマンは,自分の企てを果たすのに適した日と月を見いだすために,くじ(これは『プリム』と呼ばれていた)を投げるよう命じた。十二月すなわちアダルの月の十三日に決まった」― エステル 3:5-7,今日の英語聖書。

      このような仕方でくじを投げることは一種の占いでした。聖書によると,神を喜ばせようと願う人が,どんな方法であれ,占いによって将来を知ろうとすることは禁じられています。こう記されています。「あなたのうちに自分の息子や娘に火の中を通らせる者,占いを用いる者,魔術を行なう者や兆しを求める者や呪術者,あるいは,まじないで他の人を縛る者や霊媒に相談する者,出来事の専門的な予告者,死者に伺う者がいるべきではありません。これらのことをする者は皆,エホバにとって忌み嫌うべきものであって,これら忌み嫌うべき事柄のゆえにあなたの神エホバは彼らをあなたの前から追い立てようとしておられるからです。あなたは,あなたの神エホバに対してとがのないことを実証すべきです」― 申命 18:10-13,新。

      もちろん,バイオリズム説には,くじを投げることは含まれていません。しかし,数霊術という占いによって将来を知ろうとすることが関係しています。タイム誌に載ったある記事は次のように説明しています。

      「バイオリズムの大流行は,ジグムント・フロイトと10年以上の間親交のあったベルリンの医師ウイルヘルム・フリーズの神秘主義的な思索から始まった。……フリーズは,不可解な数学的処理に関する書物や随筆を著した。そのいずれも,フリーズが神秘的な数とみなした23(男性もしくは身体の原理を表わす数字)と28(女性の感情面を表わす数字。28日の月経周期に基づくものと思われる)を論理の中心に据えている。一時期,フロイトはこの説に感銘を受け,これら二つの数を合計した51歳の時に自分が必ず死ぬと思い込んだほどである。フロイトの患者であった青年ヘルマン・スボボーダが,フリーズの考えた23日と28日の周期を基に,最初のバイオリズム計算器を開発した。後に,フリーズの追随者たちが,人間の知性を示す33日の周期をこれに加えた」。

      「時と予見しえない出来事」

      バイオリズムに対する関心は,自分の人生を予見したいという多くの人の願望から発しています。しかし,聖書(特に伝道の書)は,そのように事前に自分の人生を詳細に知ることはできないとはっきり告げています。こう記されています。「わたしは立ち返って日の下で見たが,速い者が競争をものにするのでも,力のある者が戦闘をものにするのでもない。また賢い者が食物を得るのでも,理解力のある者が富を得るのでもなく,知識を持っている者たちといえども恵みを得るわけではない。なぜなら,時と予見しえない出来事はそのすべての者に降りかかるからである」― 伝道 9:11,新。

      予期せぬ出来事に見舞われることは少なくありません。こうした偶然の出来事は,物事を行なう時の良し悪しを予告しようとする努力を阻むものです。伝道の書は続けてこの点に関する興味深い助言を与えています。「あなたのパンを水の表に送り出しなさい。多くの日のたつうちに,あなたはそれをまた見いだすからである。ひとつの分を七人か八人に分け与えよ。あなたはどんな災難が地上で起こるかを知らないからである」― 伝道 11:1,2,新。

      ほとんど例外なく,人々の上に降りかかる「災難」は人々の「知らない」もの,事実,事前に知ることのできないものです。また,好ましい状況も,予期せぬうちに突然生じる場合が少なくありません。ですから,自分の時を最も賢明に用いる方法は,いわば「ひとつの分を七人か八人に分け与えること」,つまりさまざまな人に惜しみなく分け与えることです。惜しみなく与える人は,予期せぬ災難にいつ見舞われようとも,他の人からあふれるばかり返礼を受け,助けられることでしょう。―ルカ 6:38。

      バイオリズムを計算する時に用いるような“神秘な数”に基づく手法は科学的な根拠を有しておらず,既知の事実とも合いません。さらに重要なことに,こうした計算は一種の占いであり,聖書の教えに反します。以上の事柄から考えると,バイオリズムはあなたの生活を管理する有益な手段とは言えないでしょう。

  • 彼女は処置の仕方を知っていた
    目ざめよ! 1979 | 7月22日
    • 彼女は処置の仕方を知っていた

      「目ざめよ!」誌の資料はどれほど有用でしょうか。ある読者から寄せられた手紙は一部次のように述べています。「私は,『目ざめよ!』誌と『ものみの塔』誌に載せられているさまざまな記事に感謝を表したくペンを執りました。1977年の12月には,特に感謝すべきことが生じました。家の中の事故で,両足にひどいやけどを負ったのです。やけどをしたら冷水で冷やすようにという資料をすぐに思い出し,浴そうに飛び込んで水を足にかけました。後に,病院で,医師から,その処置のおかげで皮膚の移植をしないですんだと告げられました。やけどは深在性第二度もしくは浅在性第三度でした。

      「『目ざめよ!』誌[1966年10月22日号12-16ページ]に書かれていた情報のおかげで,深刻な事態に発展する可能性のあった事故が最小限に食い止められました。こうした処置を取ろうと考えたことも,実際にこうした処置を取った人について聞いたこともないと語った人は少なくありませんでした」。

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