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  • 『すべての国の民への証言』
    ものみの塔 1968 | 5月1日
    • にしらべることにして二人を帰しました。翌日調べた結果,建築許可を得ていることもわかり,また日曜日に働くのは,自発奉仕をしているためであることも判明したので,係りの人は良い印象を受けて好意的にいろいろ便宜を図ってくれました。りっぱな御国会館が10週間で完成し,献堂式には500人以上が集まりました。

      香港

      人口: 4,000,000人

      伝道者最高数: 261人

      比率: 15,326人に1人

      過ぐる年のあいだ香港の人々は,御国の音信を聞く機会を得ました。8万4319時間が伝道に費やされ,多くの人が音信に耳をかたむけたことは,「ものみの塔」,「目ざめよ!」両誌の予約が90,677も得られ,また近年になく多くの雑誌が配布されたことからもわかります。さらに以前よりも多くの人が研究を司会してもらっています。しかし証言のわざの拡大にもかかわらず,伝道者の人数はやや減少しました。それは土地の不安な状態のために香港を去った人がいるためです。香港の支部は香港とマカオにおける伝道のわざを監督し,中共にいるエホバの証人と連絡をとることに努めています。しかし昨年中,中共との連絡は不可能でした。

      昨年,香港ではいろいろな騒動がありました。共産党はその要求をいれるよう政庁に迫りましたが,人々から十分の支持を得られませんでした。暴動や不穏な状態が見られ,テロ行為に訴えた共産主義者は,バスの停留所や無心の子供が遊ぶ横町,公園にも爆弾を仕掛けています。昨年の地域大会においても,会場の庭に爆弾が3箇仕掛けられていることが発見され,日曜日のプログラム開始前に警察の手で除去されました。事態は決して平穏ではなく,人々は将来を恐れています。それにもかかわらず,良い証言が行なわれました。

      地域大会は進歩を大きく助けます。最近の地域大会で兄弟たちは,2年前に英国へ行った姉妹から話を聞きました。彼女は英国で地域大会に出席し,証言のわざを緊急に行なう必要を考えさせられました。また香港で証言のわざをすすめるため,協会がさらに宣教者を派遣したことを聞きました。彼女はこのように語っています。「証言に参加するため,中国語をこれから習う宣教者が香港に派遣されたとすれば,中国語を話す若い伝道者であるわたしは香港にもどらねばなりません」。彼女はいま香港で開拓者となっています。

  • 読者からの質問
    ものみの塔 1968 | 5月1日
    • 読者からの質問

      ● エホバの証人は,LSDその他を含む“麻薬”の使用者をどのように見ますか。―アメリカの一読者より

      これはすべての場合にあてはまるような包括的な答えを与えることのできない問題です。刺戟,覚醒あるいは緊張の弛緩,鎮静のために,世界のいろいろな場所で多くのものが使われているからです。今日この目的で使われているものすべてが,聖書に出てくるわけではありません。したがってある薬剤がその服用者に及ぼす影響をまず考慮し,ついでクリスチャンが,聖書の原則と戒めに照らしてその影響をどうみるかを考慮しなければなりません。

      アルコール飲料に関して聖書にしるされた事柄を調べると,聖書的な見解を他に及ぼして考えることができます。刺戟あるいはくつろぎのいずれを目的とした場合でも,アルコール飲料を用いることは,聖書の中で禁じられていません。ぶどう酒は「人の心を喜ばす」と,聖書に書かれています。(詩 104:15。箴言 31:6。伝道の書 9:7)しかしアルコール飲料の使用には,ある種の危険が伴うゆえに注意が肝要です。神のことばは,「酔酒,宴楽,暴飲」を罪とし,酒に酔って自制を失う者の味わう悲哀を述べています。(ペテロ第一 4:3。箴言 23:29-35; 20:1。エペソ 5:18)事実,聖書は,酒に酔う者すなわち酔酒を常習にする者がクリスチャン会衆から排斥されるべきであると述べています。そのような者は「神の国をつぐことはない」のです。―コリント第一 5:11; 6:9,10。

      からだにある種の作用を及ぼすために,ある土地の人々は,草,木の葉,豆などから醸造した,アルコール分を含まない飲み物を用います。また特別な種,葉,小枝などを噛む人々もいます。それは各人にどんな影響を及ぼしますか。その影響の下にある時,身体や精神を制御できなくなりますか。精神的刺戟あるいはくつろぎを得たうえに,なお,分別や自制心を保っていますか。自制心を保っているならば,このようなものを時おり適度に用いるかどうかは,各人が決定すべき事柄です。

      もっとふつうの,また広く用いられている刺戟物でも,それに頼るようになることがあります。温和な刺戟物を適度に用いること自体は悪くありませんが,ある人々は常用したため,それを断った時に神経質になったり,怒りやすくなったりします。この種の習慣については各人が自由に決めることがきでますが,しかしクリスチャンは,愛,親切,節制をも含めて「みたまの実」を常に表わすべきことに留意すると良いでしょう。(ガラテヤ 5:22,23)そのことを時に難しくする習慣であれば,再考するほうが良いでしょう。

      考えるべきもう一つのこととして,刺戟物の使用方法が好ましくない場合もあります。ある種の刺戟物を噛むことは汚ならしく,周囲のものをよごすだけでなくて見る人に不快感を与えます。各人は次のように自問できます。「近所の人はこの習慣をどのように見るだろうか」「それは神の奉仕者として尊敬を得る道だろうか」。人が霊的な円熟に進むにつれて,このような問いはますます重要になります。クリスチャンとして,わたしたちは「この務がそしりを招かない」ことを望むからです。(コリント第二 6:3,4)聖書は,クリスチャンの従うべき手本としてクリスチャン会衆内の監督および補佐のしもべが達していなければならない標準を定めています。しもべは「非難のない人」で「不都合なことがな(い)」人です。―テモテ第一 3:2,10。

      今日ますます多くの人は,幻覚やスリルを味わうため,あるいは生活の現実から逃避するため,あるいは感覚的な快楽に対する欲望をみたすために,麻薬またLSDなどの薬剤を使うようになっています。このようなものに対して人が起こす反応は予測できませんが,往々にして人は自制心を失います。麻薬や化学薬品の影響で,人は暴力をふるったり,分別をなくしたりするかもしれず,狂気することさえあります。このような人は多くの場合,分別を働かせることができず,善悪をわきまえないので,ふつうの時には避けるみだらな不道徳行為あるいは不法な行為をしてはばかりません。

      酒に酔って乱暴し,手に負えなくなる人あるいは不面目にも正体のなくなる人と,現代的な薬剤あるいは化学薬品の影響で同じことをする人とは一般ではありませんか。聖書の見地から言えば全く同様です。(ローマ 13:13)自制心を失わせ,精神的変調を来たすような行為をあえてし,その結果,常規を逸した無分別な行動にわれしらず走る人は,酔っぱらいと同罪そしてそのような人は酔っぱらいと同様にふるまう状態にみずから陥ったのですから,酔っぱらい,また自制心を失った人と同じ扱いを受けるべきです。

      かつてこのように無節制な生活をしていた人が,聖書の教えどおりに生活してクリスチャンになることを心から願うならば,エホバの証人は喜んでその人を助け,神の戒めを守る人が現在そして将来受けるすばらしい祝福をさし示すでしょう。イエスはあらゆる種類の罪人を教え,また助けました。(ルカ 7:34-47)しかし聖書に反する彼らの行ないに組することはされませんでした。

      クリスチャン会衆内のだれかが酒または他の刺戟物の影響のため,愚かにも自制心を失ったとすればどうですか。それはまれなことでありましょう。しかしもしそのようなことがあれば,正しい道すなわち神の是認を得る道にたちかえるように,愛をもってその人を援助できるでしょう。(ガラテヤ 6:1)しかしその行ないを常習にして自分や家族また会衆に非難をもたらすならば,神の民の道徳的な清さを保つためにその人は排斥されます。―コリント第一 5:11-13。

      医療を受けている人が,睡眠薬あるいは鎮痛剤として麻薬を使用することをすすめられたならば,どうすべきですか。それはその事態に直面した当人が決める問題です。それは感覚を満足させるためや,“興奮”を味わうために麻薬を服用することではありません。またそのために無意識になることがあっても,自制心を失った酔っぱらいが気を失うのと同じではありません。それは医師の指示の下に行なわれ,また麻薬の使用を正当化する肉体の苦痛のためにとられる処置です。

      しかし習慣性のある薬の使用に伴う危険を心にとめておくのは,良いことです。中毒する危険のある薬を長期間にわたり不必要に服用するのは,確かに賢明ではありません。たとえ医学上の見地からそのような療法がすすめられる場合でも,万一,麻薬に中毒した時のつらい結果に直面する覚悟がありますか。初めの病気のほうは直っても,あとをどうしますか。多くの麻薬常用者は家族を顧みず,道徳観念を喪失し,禁制の麻薬を買う金のためには盗みはおろか殺人さえします。中毒がもたらす堕落を別にしても,それが不法行為であるという面に注目しなければなりません。クリスチャンは上にある,すなわち政府の権威に服従すべきだからです。(ペテロ第一 2:13,14。ローマ 13:1)麻薬中毒者は,カイザルのものをどのようにカイザルに帰しますか。これらの事柄を考えるとき,理性の力をもって神に聖なる奉仕をするために身心を制することの重要さが銘記されます。―ローマ 12:1。

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