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経口避妊薬は安全ですか目ざめよ! 1970 | 2月22日
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ガンの疑いのある変化が乳房に見られるなど,ガンの兆候のある婦人に対して医師は経口避妊薬の使用を勧めません。
メディカル・ワールド・ニュース誌,1969年2月14日号は,シカゴ大学のジョージ・ウィード博士の研究について述べ,「経口避妊薬を使用している婦人の子宮ガン検出反応で陽性を示した件数は普通の6倍であった」と報じました。
経口避妊薬とガンとの関連性を示す証拠がかなり多いために,あるガン研究者は,「これは憂慮すべき問題である」と語りました。こうした心配を反映するものとしてアメリカの食品医薬局は,経口避妊薬を使用する婦人に対し,年に一回,子宮ガンの検診を受けるように勧めています。
他の副作用
オーストラリア・メディカル・ジャーナル,1968年11月30日号誌上,A・M・マキントッシ博士は経口避妊薬が高血圧の一因となることを指摘しました。同博士はこう述べています。「経口避妊薬の使用を中止した結果,それまでかなり高かった血圧が常態に戻った症例が幾つかある。……ここに掲げた症例は,経口避妊薬が高血圧を招くことを実証するものではない。しかしその可能性を暗示している」。
カリフォルニア州のスタンフォード大学医学研究所の一研究班もそうした関連性を認めています。この研究班は,取り扱った高血圧患者14人に対し,経口避妊薬の使用を中止させたところ,14人全員が回復のきざしを見せました。経口避妊薬を用いている婦人の中に激しい頭痛を訴える人がいるのは血圧が高くなるためとも考えられます。
他の有害な副作用とみられるものには,体重の著しい増加,にきびの発生,吐きけ,めまい,憂うつな気分,骨盤の痛み,顔色が褐色に変化すること,むくみ,塩分や水分の停滞,糖尿病の場合に似た血糖量の異常,肝臓機能の亢進などがあります。経口避妊薬がこうしたさまざまの問題を確かに引き起こしているということが医学界の権威者を十分納得させるほどに実証されたわけではありません。しかしそうした関連性のあることは明らかなようです。
どんな薬剤でも,なんらかの好ましくない副作用をもたらす危険がひそんでいるということを心にとめておくのは賢明です。薬剤に対してからだがどんな反応を示すかは,人によって異なります。たとえばワクチン接種でも,なんらの副作用も伴わない人と,ひどい副作用を招く人とがあります。ですから,どんな薬剤にしても,その使用を考慮する際,それに伴う危険を慎重に考えるのは良いことです。
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人間の知識には欠陥が多い目ざめよ! 1970 | 2月22日
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人間の知識には欠陥が多い
★ 地球と地球上の生物に関する人間の諸理論は,事実に基づく知識という確かな土台の上に成り立っていない場合が多くあります。米国にある地質調査所のW・H・ブラッドレーのことばはその点を示しています。「地質学の成り立ち」(1963年版)の22ページで,彼はつぎのような認識がしだいに高まっていることを述べています。「地球の歴史および地球形成の諸過程は,わずか一,二世代昔に考えられていたよりはるかに複雑である。いわば,今日の知識が変化しやすく,また多くの断絶があることを前以上に意識するようになったのである。
「あらゆることがあまりに新しく,発展と変化の可能性に富みすぎている。いいかえれば,知識や理解が明らかに欠け,また不完全にしか理解されていない点があまりに多いのである。そのため,既知の事柄を頼りにして考察に専念することができない。……将来年老いて今以上に諸法則を理解するかもしれない。しかし現在は,調査と実験を重ね,地表の特長,地殻,地球内部のすべての物などの生みだされた過程が『どうであったか』について理解を深めようと努力することで手いっぱいである」。
では,人間の理論が聖書と相いれない場合,あなたはどちらを信じますか。
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