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  • 現代の青少年の落し穴
    ものみの塔 1958 | 4月1日
    • 現代の青少年の落し穴

      大人の掘つた道徳の堕落という落し穴は,現代の青少年を捕えるわなとなりました。10才台の母親が生む私生児の急速な増加,10才台の者の性病が驚くほどに増加したこと,青少年の恐るべき性の乱行事件がその結果です。

      現代の世を道徳の低い暗い穴におとしいれたのは大人です。大人こそ,結婚の神聖さを汚し,不道徳きわまる醜聞で新聞を埋めつくしている者です。不法な性関係を主に採り上げた雑誌,本,劇を作つているのは大人なのです。大人はわいせつな映画,わいせつな広告を製作しています。性の自由という風紀を乱す理論を持ち出したのは彼らであり,この世をとりまく道徳腐敗の環境を生み出したのも彼らなのです。この環境の中で子供たちは生まれて育てられます。非常に多くの青少年が不道徳という落し穴に落ち込んだことに,不思議があるでしようか。

      性の自由をひろめた大人は,今日の青少年を道徳堕落の落し穴にひき込んできました。ホワード・ウイットマンは1957年7月の「より良い家庭と庭園」という雑誌に出た『青少年と自然の欲求』という記事の中でこの点につき意見を述べています。『伝統的な道徳の水準は,第二次世界大戦後の12年間に打ちこわされてしまつた。それは「時代おくれ」として風刺され,不適応と神経症へ導く偏狭な道と非難され,「非科学的」という極印を押されてきた。性の自由という新しい水準が試みられた。そして私生児のかつてない増加,離婚の圧倒的な増加,精神病の患者の今までにない増加をもたらした。青少年は著しい害を受けた。社会施設や法律が介入して,妊娠,強制結婚,性病などを調査するとき,明らかになる害もある。取り乱した家族が何とかして内輪にとどめ」,もみ消してしまつた害もある。また,青少年が「幸運」で,何とか「やりおゝせた」という表立たない害もある。自責,後悔,自尊心の喪失,個人の将来の生活に投げかけられる暗い影 ― これら表立たない害が最大の害である。』

      性の放縦を認める標準は建て起すものでなくて,破壊します。それは一つの道徳の律法を軽視させ,そのうえ他の道徳の律法に対する無関心に導くものです。

      両親は重い責任を持つています。世の悪い道徳の影響から子供たちを守ることは,両親にかかつているのです。それには幼少の時から正しく教えることが必要となります。子供が10才台になるまで待つことはできません。ごく幼いときから始めねばならないのです。『子をその道に従いて教えよ,さらばその老いたる時も之を離れじ。』― シンゲン 22:6。

      両親は子供に性器官の目的や機能を教えることによつて,困惑,心配と悲しみから子供たちを救うことができます。子供が自分で学ぶのに任せてはなりません。放任されると,子供はかならず性について間違つた考えを抱く結果になります。すばらしい生殖の力は子供の心の中で高められ,最も高い敬意を受けなければなりません。生殖の力は神から委ねられた聖なるものとして見られるべきです。

      子供が性の働きを理解したとき,性の誘引の力を理解するでしよう。そして,慎重にしないならば,それが何に導くかを知ります。それによつて,子供は用心深くなるでしよう。性関係は結婚という聖なる絆の中で表わされる愛の表現であつて,その絆の外では存在しないことを悟るでしよう。最後に配偶者として選ぶ者のために,童貞を守ることは彼らの願いとなるでしよう。

      子供によく知らせねばならないことは,性を誤つて用いると,病気になる危険があるだけでなく,大人の生活にまで及ぶ重大な精神的害を与えるということです。しかし,そのことにもまして,性の濫用は神から罪に定められます。御自身が人間に与えられた賜物が誤まり用いられることを,神は認められません。『それとも,正しくない者が神の国をつぐことはないのを,知らないのか。まちがつてはいけない。不品行な者,偶像を礼拝する者,姦淫をする者,男娼となる者,男色をする者,……はいずれも神の国をつぐことはないのである。』― コリント前 6:9,10,新口。

      道徳の堕落という落し穴から子供たちを守るには,性教育以上のことが必要です。高い道徳の原則に対して敬意を持たなければなりません。これらの原則は聖書に記されているゆえに,両親は子供に聖書を教えることが必要です。この事は両親の義務であつて,教会の義務ではありません。原則は是非とも必要です。世の不道徳の嵐にもまれるとき,子供がつかむことのできる,しつかりしたものは原則なのです。

      自分の教える原則に従つて生活するのでなければ,両親は子供を高い道徳をもつ人に強く育てることはできません。これは両親のため,これは子供のためというような二重の原則はあり得ません。子供は目ざとく偽善を知ります。

      10才台の青少年は群集の行いに極めて従いやすいのです。彼らは仲間のすることをしなければならないと感じています。それで,仲間が不道徳な行いという道を採つたとき,道徳を守るかどうかは厳しく試されます。子供が自分の道徳の原則を守ることができるかどうかは,幼少時に受けた訓練の質に依存しているのです。

      高い道徳に対して同じ尊敬を持つ人々を仲間に選ぶのは,更に良いことです。聖書は賢明にも述べています,『悪い交わりは良い道徳を腐敗させる。』― コリント前 15:33,ア標。

      現在の世がつづく間,道徳は若い人にとつてひきつづき落し穴となるでしよう。堕落した大人の作り出す環境は,ひきつづき子供たちに影響を与ることでしよう。そして,この環境は神の御国が現在の組織制度を滅ぼすまでは変りません。従つて,子供たちの道徳を守りたいと望む両親は,子をその行くべき道に教育する責任を負わねばならないのです。

  • 真理に対する強力な証言
    ものみの塔 1958 | 4月1日
    • 真理に対する強力な証言

      イエスは,彼の追随者について次のように云われました,『あなたがたは,わしのために長官たちや王たちの前に引き出されるであろう。それは彼らと異邦人とに対してあかしをするためである。』この証言を受けるのは,単に支配者たちだけでなく,神の御言葉である真理が生み出す決意を見る他の人々に対しても証言となります。彼らもまたそれによつて感銘を受けざるを得ません。―マタイ 10:18,新口。

      ハンガリーのある若いヱホバの証者は,共産主義者の軍事活動に参加することを拒絶したというので,8年間の入獄を宣告され,労働収容所に送られました。彼はその道中で経験したことを次のように話しています。

      『汽車の中である女の車掌が私にたずねました,「どうしてあなたは囚になつたの」「私たちの宗教的信念のためですよ」「青年時代をそんなことでめちやめちやにするの馬鹿らしいことじやない?」と彼女は云いました。そこで私たちは,彼女に証言し伝道之書の12章1節から3節を引用して,青年はすべての力をつくしてヱホバに奉仕すべきであることを示しました。その時以来,彼女は暇がありさえすれば同僚と一緒にやつて来て,私たちと話し続けました。私たちが汽車を降りる時,彼女は目に涙を浮べて言いました,『あなたがたが苦しんでいるのは,ほんとうに真理のためだということがわかりました。でも辛抱して下さい。私は皆さんのために祈つています。」』

      すべてのヱホバの証者は,言葉と行いの両方において自分自身の信仰のために同様の証言をなすことを切望しています。

  • インドネシヤの役人は『ものみの塔』の価値を認める
    ものみの塔 1958 | 4月1日
    • インドネシヤの役人は『ものみの塔』の価値を認める

      インドネシヤ,ジャカルタにある協会の支部が,当地でインドネシヤ語,「目ざめよ!」の印刷を始めるため,用紙の許可を申請したとき,情報省の役人はこう述べました。『「メナラ・ペンガワル」(「ものみの塔」)は,インドネシヤでいちばん良い雑誌の一つであると思います。新しい雑誌のために,喜んで用紙の許可を得てあげましよう。』―「1958年度ヱホバの証者の年鑑」

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