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  • ヱホバの御名に対する陰謀?
    ものみの塔 1957 | 9月1日
    • ヱホバの御名に対する陰謀?

      宇宙の偉大なる創造主である神は,御自身に特別な名前をつけられました。それは使徒パウロが述べるごとく「多くの神,多くの主がある」為に,すべての御自分以下のものと,偽の神々を区別する為に最高至上の創造主は,比類の無い御名前をあたえられました。―コリント前 8:5。

      ヘブル語聖書に於て神の御名前は,JHVHの四ツの子音で表わされました。しかし,此の素晴しい御名前が6823回もヘブル語聖書に出て来るのに,欽定訳でヱホバと表わすことはただ4回のみです。又,改訂標準訳では皆無であり「主」又は「神」の言葉で隠されています。

      しかし1901年に「アメリカ標準訳」は,此の御名を明かにして6823回とも「ヱホバ」の御名をつかつて現わしています。理由として,その本の翻訳者は中でも序文でこう述べています。「此の個人名は,聖なる連想を多く有して居り聖句の中に取り入れられましたが確かにそうする事は当然の事であります。」ヱホバの証者達はその方針を全面的によしとするもので従つて,「アメリカ標準訳」を「英文欽定訳」よりも好んでいます。

      此の事は,アイダ・アイゼンハゥアー夫人が,1944年8月20日付でアメリカ兵であるリチャード・ボッケル宛てに書いた手紙を見てもわかります。彼は戦争についての聖書的立場より上官と問題をひき起していました。夫人はこう書きました。

      「アイゼンハゥアー将軍の母として,又,偉大なる万軍のヱホバの為の証者として(私は過去49年間その証者です)あなたが神への忠実の為にこうして手紙を差上げるのを嬉しく存じます。」又,彼女は,息子のアイクが,ウェスト・ポイントの陸軍士官学校を1915年に卒業するに当り,アメリカ標準訳の聖書を与えましたが,その事は,1957年2月2日写真附きロンドン・ニュース(英文)に写真入りの記事で掲載されました。

      しかし,アイゼンハゥアー大統領が就任の誓をして,詩篇 33篇12節を開いた時,その新聞は「アメリカ標準訳」から読まれる通りには引照しませんでした。つまり「ヱホバをおのが神とする国はさいわいなり。彼,嗣業にせんとて撰びたまえるその民はさいわいなり。」と云わずに,欽定訳の様に,「主をおのが神とする国はさいわいなり。彼,嗣業にせんとて撰びたまえるその民はさいわいなり。」と述べました。

      ついでですが,もしイスラエルの神の名が単に「主」であるなら詩篇記者の言葉は意味をなしません。何故ならどの種類の偽りの神も「主」として知られているからです。

      何故「ヱホバ」の代りに「主」と入れ変えられましたか。又,誰によつて? 改訂標準訳の翻訳者達はアメリカ標準訳を作成した学識ある先輩を愚弄して廻れ右をしたのですが,そのアメリカの新聞も,改訂訳の翻訳者達にならつて,ヱホバの御名に陰謀を企てますか? その様な陰謀が含まれていることは,ドルー・ピァーソンの片腕となつて働いているジャック・アンダーソンが,云つた事からも明かです。1956年,12月19日のデトロイト自由新聞の中に,ピアソンの“ワシントン展望”(英文)が出ていましたが,そこに記されたアンダーソンの記事は次の様なものです。

      アイゼンハゥアー大統領の母親は以前にヱホバの証者の聖書冊子を売つていた事がある。しかし,大統領は自分の家族にこの結びつきがあつた事を,消し去る適当な方法を求めている。

      彼はヱホバの証者が国旗敬礼をせず,兵役に服さず……と云う事を気にする。話の内幕は,大統領の母は,年寄つていた為に,その派に属して居た看護婦に影響をこうむつたというわけである。聖書的考えを持つ者として,アイゼンハゥアー夫人は喜んで聖書冊子を家々で売り,ヱホバの証者を助ける事に賛成していた。……現在ではアイゼンハゥアー家の人々は,彼等の母は心底からのヱホバの証者ではなかつたとうまく述べる適宜な方法を探し度いと望んでいる。

      「心底からのヱホバの証者ではなかつた。」ただ,「年寄つて居たから」だと主張されています。一体それは真実な事でしようか。1944年,彼女がボッケルに書いた時,「偉大なる万軍のヱホバの為の証者でした。(私は過去49年間その証者です。)」

      アメリカ標準訳から欽定訳の様な読み方に詩篇 33篇12節を切り変えてしまつて,ヱホバの御名を無くしてしまうのは,昔の世界支配者の様です。3500年程前,モーセが,ヱホバの御名に於てエジプト王パロの前に現れた時,パロは,「ヱホバは誰なればか我その声にしたがいてイスラエルを去しむべき我ヱホバをしらず,亦イスラエルを去しめじ。」― 出エジプト記 5:2

      彼の現代版の者達のように,パロはヱホバの御名を無視しました。しかし,ヱホバはパロに予め警告して次から次にわざわいを送り御自身を認識させました。「抑わが汝をたてたるは即ちなんじをしてわがちからを見さしめわが名を全地に伝えんためなり。」そして,最後にパロとその軍勢は紅海の水に吸い込まれ,パロは,敗北を認め,イスラエルの神,ヱホバは実に唯一最高者であると認識しました。―出エジプト 9:16

      ヱホバの御名の意味は,わざわいに依つて次第々々に,パロの頭にきざみ込まれました。それと同じく,現代に於ても,人々からわざわいの如く思われるヱホバの証者の伝道によつて,世界の支配者達は,ヱホバとは誰かを認識させられています。人々は昔のパロの様にヱホバを無視する事に決めていますから,彼等の欲せざる形に於てヱホバを認めなければならない事になるでしよう。つまりハルマゲドンと呼ばれる「全能の神の大いなる日の戦」に彼等が亡ぼされる事によつてです。―黙示録 16:14,16,新世。

      そこで詩篇記者の祈りは成就されるでしよう。

      『彼等をとこしえに恥おそれしめあわてまどいて亡びうせしめたまえ。然ればかれらはヱホバという名をもち給う汝のみ全地をしろしめす至上者なることを知るべし。』― 詩篇 83:17,18。

      [324ページの囲み記事]

      いかなればもろもろの国人はさわぎ立ち,民らはむなしきことを謀るや。地のもろもろの王はたちかまえ,群伯はともにはかり,ヱホバとその受膏者とにさからいて言う。われらその械をこぼち,その繩をすてんと天に坐するもの笑いたまわん主彼らを嘲けり給うべし。―シヘン 2:1-4。

  • 『使徒主義』指導者の改宗
    ものみの塔 1957 | 9月1日
    • 『使徒主義』指導者の改宗

      南ローデシャのアフリカ人の中に,使徒主義派は強い勢力を持つています。その派の会員は,長くて白いユラユラした衣服をつけ,その指導者は長い羊飼の鉤杖を持つていて,異国語を語つたり,予言したり,あるいは病気を癒す,と主張しています。各地を旅行して訪問する『ものみの塔協会』の代表者が,昨年5月の土曜日の夜,某アフリカ会衆で講演をしようとした時,指導者に引率された100人以上の使徒主義者たちが来場し,『霊的な癒し』と題する講演を聞きました。

      講演が終つてから,講演者は誰か質問がありますか,と聞きました。すると,ひとりの使徒主義者は立つて,『講演者は聖霊を受けていて,我々のように異国の言葉が語れるか?』と尋ねました。講演者が答えを言おうとした矢先に,使徒主義者の指導者は立ち上つて,仲間の者たちにこう語りました,『みなさん,いま聞いたことに質問する必要は一つもない。我々が使徒主義の信仰を持つてから,このようなことは一度たりとも聞いたことがない。つべこべ云わずにこの場所を去り,いつたい講演者の言つたことが正しいかどうか聖書を調べよう。』

      翌朝,その群の10人が伝道の活動を見に来て,ヱホバの証者の家から家の伝道を見学させてもらいたい,と願いました。証者が聖書を用いて家から家に伝道して行く仕方に,強く感心していました。

      協会の代表者が10マイル離れた次の会衆に行つた時,30人の使徒主義者がついて来ました。いろいろと話を聞いて後に,『予言者』でもあり『神癒者』でもあるその指導者は,自分の妻,ふたりの兄弟,そして母親と共々に『ものみの塔』の予約をしました。

      ヱホバの癒しの音信を初めて聞いてから1ヶ月たたない中に,この5人は他の人々にその音信を知らせており,そして使徒のした正しい家から家の伝道方法について訓練をうけています。指導者だけでなく,その家族をも失つた使徒主義者の群は,こんな風に歎いていました,『ヱホバの証者と話をしていると,彼らは聖書にも魔術をかけてしまう。家に帰つて,聖句を調べてみると,どれもこれもみな彼らの教えを裏付けている。』

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