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人をさわやかにする資質 ― 道理をわきまえていること王国宣教 1975 | 7月
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人をさわやかにする資質 ― 道理をわきまえていること
1 道理をわきまえていることは確かに望ましい資質です。道理をわきまえず,頑固で,命令的であり,有無を言わさず批判的な人と一緒に働くのはつらいことです。(エゼキエル 34:4)しかしおもいやりがあり,理解を示してくれ,そして規則の語句に固執するようなことをしない人は本当に何か人をさわやかにするものがあります。それで聖書は,長老たちだけでなく,わたしたちのすべてが道理をわきまえていることを表わし示すよう励ましているのも不思議ではありません。―フィリピ 4:5。テトス 3:1,2。ヤコブ 3:17
2 兄弟たちに対し道理をわきまえるよう,わたしたちを助けるものは何ですか。わたしたちはクリスチャン会衆が異なった背景,習慣そして生活の仕方などを持つ人々によって構成されていることを思いに留めるべきです。弱さ,不完全さ,そして霊的な進歩の程度にかかわりなく,彼らはみな神のご意志を行なうことを願っているのです。わたしたちがこのことを認めるなら,それはわたしたちが理解ある人となり,彼らの情況にそれ相応の配慮を示すよう助けるものとなるでしょう。
3 クリスチャン会衆内で監督というりっぱな仕事を「とらえ」ている人は特に公平,節度そして堪忍を示すことにおいて,そして兄弟たちの能力,問題そして情況に慈悲深い,道理をわきまえた見方を持つことで模範となるよう心掛けるべきです。(テモテ第一 3:1,3)道理をわきまえた人は,兄弟たちをほめたり,励ますことを求めて,兄弟たちの良い点を探し求めます。そういう人は他の人の小さな失敗をすぐにとがめるようなことをしません。またそういう人は小さな事柄を大問題にしたり,何物も本当に満足を与えることができず,喜ばせるのが難しい人だというような印象を人々に与えることもありません。(コリント第一 9:12,18-23。ペテロ第一 2:18を比較してください。)他の人々が進歩するのを励ます一方,人々が限度や好みを持っていることをその人は認めます。
4 わたしたちが長老の責任を考慮する時,道理にかなっていることがなぜ長老に求められる資格の一つであるか理解できます。それは会衆全体をさわやかにします。審理委員として問題を取り扱うに際し,道理をわきまえた長老はその人そのものを考慮に入れます。主な関心は,その人の必要にかなうよう考慮された聖書的な援助を与えることで,それにより当人が霊的な弱さから回復することです。長老は道理をわきまえていることを示し,何のあわれみの配慮もない判決を下す裁判官のように振る舞いません。また,別の時に,助言を与えたり会衆内で責任を分け与えたりする時,長老たちは情況や,その人の限度といったものを無視しません。自分たちの助言を神のことばに基づいたものとし,正しいことに対する兄弟たちの愛に訴えるようにします。彼らはまた喜んで提案に耳を傾け,自分たちに与えられた助言を適用します。
5 事実,会衆全体が道理をわきまえていることを示そうと努めるなら,これは神に対するわたしたちの奉仕を,重荷ではなく喜びとします。(マタイ 11:28-30)わたしたちすべてが,道理をわきまえているという,人をさわやかにする資質を発展させるよう努力いたしましょう。
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霊的な益を得る王国宣教 1975 | 7月
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霊的な益を得る
1 巡回監督が来ます! このような発表があなたの会衆でなされる時,それは特別な事柄なのです。すべての人 ― 会衆内で責任を与えられている長老たち,奉仕のしもべたち,すべての王国伝道者,そして会衆と交わる大勢の新しい人々 ― はこのエホバの組織的な取決めを通して,各自がどのように霊的な益を得られるか考え始めるべきです。
2 一世紀にはクリスチャン会衆も旅行する監督も共になる機会を待ち望みました。(ローマ 1:11)このような個人的な訪問は主にある年長の兄弟から学ぶ機会を意味しました。
3 巡回監督が来るというニュースがあなたに知らされる時,それはあなたの霊的必要を考慮する良い機会です。霊的な援助または助言を得たいと思うような事柄がありますか。自分の奉仕活動を調べてみて,あなたは自分がここ数週間野外奉仕に出ておられないことに気付かれるかもしれません。それは聖書の話を行なうことで何か問題があるからですか。あなたは家から家の働きで聖書を用いますか。巡回監督,そしてもし結婚しているならその妻も,ほとんど毎日のようにこの働きをして,すばらしい経験を得ているのです。それであなたが,もしご自分の宣べ伝えるわざで改善の必要を見いだされるなら,野外奉仕において,訪問しているこれら奉仕者のうちのどちらかと奉仕を共にすることができますから明確な時間を計画してみてください。
4 あなたは再訪問をしておられますか。家庭聖書研究を始めることで何か問題がありますか。特に午後,巡回監督あるいはその妻と再訪問を行なう非常に優れた機会が開かれているのです。あなたはこの訪問の際に,巡回監督あるいはその妻にあなたの研究を司会してもらい楽しむこともできるでしょう。これこそ,あなたが必要としておられた援助であるかもしれません。
5 ある伝道者たちは巡回監督の訪問中に一時開拓奉仕を行なう計画を立てることが可能であるということに気付きました。そのようにして訪問の期間中,一度以上野外奉仕にあずかることが可能となります。
6 巡回監督は集会で霊的に何か良いものを与えることができる年長の兄弟です。十分前もって計画し,集会で得られるこうした霊的な益を得そこなうようなことがないようにするため,その日付をあけておいてください。会衆の長老たちは特に訪問している監督から益を得る機会があるでしょう。長老たちの集まりのために,考慮すべき要点を明確にまとめた筋書きが前もって準備されます。もし克服すべき何らかの問題があるなら,あるいは会衆や野外での組織で長老たちが改善したいと望んでいることがあるなら,それはこうし
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発表王国宣教 1975 | 7月
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発表
◆ 野外での提供 7月: 「真理」の本を150円の寄付で。8月: 「千年王国」の書籍に小冊子1冊を添え300円の寄付で。9月: 「進化」の本を150円の寄付で。10月: 3冊の小冊子を添えて「目ざめよ!」1年の予約を1,000円の寄付で。関心を示す方には「ものみの塔」と「目ざめよ!」両方の予約を贈り物の小冊子と見本の雑誌を添えて2,000円の寄付で。
◆ 主宰監督へ: 「会衆の報告」(S-1J)の用紙が7月中に1年分送られます。会衆と交わる正規開拓者たちのために「正規開拓者報告」(S-200J)を一人当り13枚,文書注文書で注文なさってください。特別開拓者たちには「特別開拓者の報告」(S-212J)が送られることになっていますから注文する必要はありません。この「王国奉仕」と共に,長老および奉仕のしもべを推薦するための用紙(S-2J)3枚,および「会衆に関する主宰監督の報告」(S-10J)2枚が送られます。注意深くそれらを読み,新奉仕年度に提出なさってください。
◆ 大阪地域大会に出席なさる方々は7月27日,日曜日に7月中の野外奉仕を会衆に提出するようになされば,主宰監督は8月6日までに報告をまとめ,協会に提出できるでしょう。夏の間休暇を取ったり,旅行をしたりなさる方々は忘れずに報告を月末までに提出することにより,会衆に協力できます。
◆ 野外の監督へ: 夏の間,雑誌がたまらないように見守ってください。もし,1,2号だけたまるなら,あるいは休暇とか他の理由で何号かだけ少なく受け取りたいなら,すぐ注文を調整するようにしてください。例えばこれから印刷される1号または2号の雑誌に対して特別減少注文を提出できます。しかし伝道者,開拓者たちのために常に十分の雑誌があるよう計画し,雑誌がむだにされたり,たまったりしないようにしてください。
◆ 夏の月々,郊外や農村など未割当ての区域で奉仕することを望む会衆は,区域について十分前もって手紙で協会に申込みをなさってください。家族で休暇を過ごすような時,未割当ての区域で奉仕を望む方々も同様に手紙で許可を求めてください。このような区域で奉仕する時は予約を強調するとともに,書籍や雑誌など正規の提供物も配布するようにしましょう。
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