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事故をよく起こしますか目ざめよ! 1970 | 7月8日
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をまず考えないとしたら,たいへんな事故をひき起こす危険があります。ガスが爆発して火をまともにうけることになりかねません。ガスの栓をひねっておいてマッチに火をつけるのではなく,ガスのたまる間がないように,あとでガス栓をあけるべきです。そのほうが用心深いやりかたです。
また,ふろの湯につかったまま,ラジオをつけたり,電灯のスイッチをひねったりする人がいるかもしれません。この場合も手をとめて,危険はないか,水につかったまま電気器具にさわったらどんなことになるか,と自分に尋ねてみる必要があります。水は電気のよい伝導体ですから,致命的なショックをうける危険があります。
あるいは夜中に起きて,薬箱から,ある薬を取り出します。そのびんの置き場所を知っているので,電灯もつけずにそれに手をのばします。これも危険です。ちょっと立ちどまって考える必要があります。「もしだれかがそのびんを動かしていて,自分が違うびんを手にしたとしたらどうなるのか」と,自問すべきです。これもたいへんな事故になりかねません。レッテルのはってないびんの薬を飲むことにも,同様の危険があります。まちがうこともよくあることです。こうしたところに事故の危険がひそんでいるので,そうした危険を見ぬけるように,自分を訓練する必要があります。
窓をしめきり,エンジンをかけたまま,駐車中の車の中にいることも危険です。人を待つあいだ,車のヒーターで車内を暖めるために,冬によくそうする人がいます。空気が車内にはいらないので,どうなりますか。一酸化炭素がもれて,車内の人は死ぬかもしれません。これはいく度も起きたことです。
こうした状況は,ひそんでいる事故の危険を見ぬくよう自己訓練をしていない人に,事故を引き起こさせるものです。道を横断するときにまず左右をよく見る習慣は,子供のときから身についていますから,自動的にそうしますが,事故を起こしやすい人も,立ち止まって,よく見て,考えるように,たえず自分に言い聞かせる必要があります。事故を起こしやすい自分のことを常に意識して,注意することを習慣にする必要があります。
仕事場で安全にかんする指示が与えられたなら,自分にはそれが人一倍必要なことを思い起こして,普通以上の注意を払うべきです。安全にかんする記事が出版物にのっているのを見たなら,それをよく読み,危険な状況,つまりひそんでいる事故の危険を見ぬくのに役だてるとよいでしょう。事故を起こした人の記事を読むときには,自分がそうした事故を起こさないようにするために,その人がどんなまちがいをしたかによく注意します。
行動する前に,立ちどまり,よく見て考える習慣を身につければ,どんな状況のもとでも,自動的によく注意するようになります。そうなると,事故を起こさずにすむようになり,よく事故を起こす人というありがたくない評判を返上することができます。
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仕事仲間から学んだ真理目ざめよ! 1970 | 7月8日
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仕事仲間から学んだ真理
◆ ルクセンブルグから次のような経験が寄せられています。「わたしの仕事仲間のひとりはエホバの証人でした。わたしたちはしばしば聖書の預言について話し合いました。その後わたしは仕事を変え,その証人との連絡はとだえました。毎日の新聞でいやなでき事ばかりを知るにつけ,わたしは,聖書の預言についてその証人が話していた事を思い出しました。エホバの証人にはいつも敬服していましたので,さらに教えてもらうため以前の同僚を尋ねました。聖書研究をすることに同意したわたしは,今では,エホバの証人のひとりとなり,大へん幸福です」。
― エホバの証人の1970年度年鑑から
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