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    ものみの塔 1978 | 4月1日
    • やすやすと砕き,諸国民からそれを取り除かれると宣言しました。―エレミヤ 27:2-15; 28:1-11。

      11 預言者たちのこの試合でだれが勝ったでしょうか。エホバの真の預言者はエレミヤでしたか,それともハナニヤでしたか。エホバはエレミヤに,木のくびき棒は鉄の棒に取り替えられることになり,ハナニヤは一年以内に死なねばならない,と預言するようお命じになって,このことについて少しの疑問も残されませんでした。その年の第七の月にハナニヤが死んだだけでなく,バビロンのくびきも本当に鉄のくびきであることがついに明らかになりました。―エレミヤ 28:12-17。

      12,13 (イ)現代においてはどのグループがハナニヤのように行動していますか。彼らはどうなりますか。(ロ)何が神の真の証人たちを支えていますか。

      12 悪意をもってエホバの証人の業を『打ち壊そう』とする現代の偽預言者たちは,なんとハナニヤによく似ているのでしょう! その中のある人々は一時エホバの民と共に歩んだことさえあるかもしれません。しかし利己的な野心が達成されそうもないのをみて不満を抱くようになり,以前自分たちが吐き出した教えにまた戻りました。彼らは「そねみや対抗心によって」宣べ伝えているのであって,「善意によ」るのでないことは確かです。なぜなら,彼らは人を築き上げる言葉を何も持たないからです。(ペテロ第二 2:22。フィリピ 1:15)彼らは「大患難」の来ることについてエレミヤ級とは反対の予想を述べます。

      13 しかし,エホバが壊された木のくびきを鉄のくびきと取り替えられたのと同じほど確実に,「大患難」は神が定めておられる時に必ず来ます。またその同じ年にハナニヤがエホバの裁きを受けて死んだのと同じほど確実に,それら反対する預言者のグループも,しかるべき時に処刑されるに違いありません。彼らには喜びがなく,また彼らを支えるエホバの霊も「言葉」もありません。―エレミヤ 23:16-19; 31:1,12。

      確信をしっかりと保ちなさい!

      14 (イ)エレミヤのように,わたしたちはどんな確信を示すべきですか。(ロ)なぜわたしたちは常に油断なく警戒しているべきですか。

      14 エレミヤのように,わたしたちはエホバの預言の「言葉」にゆるぎない確信を抱いていなければなりません。そういう確信を抱いていた証拠として,エレミヤは「エホバの言葉」に従い,アナトテにあった相続地の畑を,しかもバビロニアの軍隊が攻めて来て国土を荒廃させる一年前に,買い取りました。(エレミヤ 32:8-25)この終わりの時代にあって,わたしたちも同じように,エホバはご自分の約束の言葉をすべて履行されてその民を保護し安住の地を得させてくださる,という確信を持たねばなりません。(エレミヤ 32:38-41)キリスト・イエス指揮下の天の突撃隊が攻撃を加える時は危険なまでに近づいています! ですから,神の「言葉」をふれ告げつつ常に油断なく警戒していることは,わたしたちにとって焦眉の急務です。―マルコ 13:10,32-37。

      15,16 (イ)何がエレミヤを支えましたか。(ロ)バルクはどんな問題に遭遇しましたか。(ハ)バルクに対するエホバの警告は今日わたしたちにどんな励ましになりますか。(啓示 2:3)

      15 エレミヤにとって道は困難なものでした。しかし彼はエホバに対する信頼と,自分の任務に対する忠節とによってやりとげました。彼はまた忠実な仲間であった書記官バルクが意気消沈していたときに励ますこともできました。エレミヤが二,三十年預言したあと,バルクは言いました。

      「災いが今やわたしに来る。エホバがわたしの痛みに悲嘆を加えられたからだ! わたしは自分のため息のためにうみ疲れ,憩いの場を見いださなかった」。

      しかしエホバはエレミヤを通して彼に次の言葉をお伝えになりました。

      「『見よ,わたしは自分の築き上げたものを打ち壊しており,自分の植えたものを根こぎにしている。実に土地全体をである。しかしあなたは,自分のために大いなる事柄を求め続ける。求め続けてはならない。現にわたしはすべての肉なる者に災難をもたらすからである』とエホバは告げられる,『それでもわたしはあなたの行くすべての場所で,あなたにあなたの魂を分捕り物として与えよう』」。(エレミヤ 45:1-5,新)

      神のこの忠実なしもべは,時がたつにつれて疲れてきました。しかしエホバは,ご自分がお定めになった『打ち壊しまた植える』時,信仰のないエルサレムとユダに患難をもたらす時の近いことをバルクに告げて彼を励まされました。遅いように思えたかもしれませんが,その「災難」が来ることは確かでした!

      16 エホバはバルクに,自分個人の出世を求めるユダ人の,名利を追う物質主義的な道に戻らないように,と警告されました。彼の任務は,エホバの預言者の傍らで忠実な奉仕をつづけることでした。同様に,20世紀のこの「最後の日」は,神の民のだれにとっても,滅びに定められたこの物質主義的な世に戻る時ではありません。彼らの正しい任務は,ハルマゲドンのあらしの後,キリスト・イエスの治める神の王国の領域の中で,ついに『自分の魂を分捕りものとして受ける』まで,忍耐強く奉仕することです。

      忠節な仲間たち

      17 レカブ人とはどんな人々でしたか。彼らはどういうことでエホバから報いを受けるに至りましたか。

      17 エレミヤにはほかにも友人がいました。それらの友人は,多年奉仕した後に,そしてエホバの導きによって現われたにすぎません。邪悪なエホヤキムがまだ支配していたとき,エホバはエレミヤに,ヨナダブの子孫のレカブ人を神殿に連れてこさせました。ヨナダブというのは,250年ほど昔,エヒウ王の時代に,エホバの側にいることを示した人でした。(列王下 10:15-17)ヨナダブはその子孫に,「定めのない時」までぶどう酒を飲んではいけない,と命令していました。さてそのレカブ人はその時,バビロニア人の最初の接近でエルサレムに避難していました。エレミヤは彼らの前にぶどう酒を置きました。しかし彼らは先祖ヨナダブに忠節に従って,それを飲もうとしませんでした。それでエホバはユダとエルサレムの不従順と,レカブ人の変わらない忠誠とを比較して言われました。

      「わたしの前に常に立つ者がレカブの子ヨナダブから断たれることはない」。

      こうしてヨナダブの子孫は,エルサレムに患難が臨んだときに救われて大いなる報いを受けました。―エレミヤ 35:1-19。

      18 現代の『ヨナダブの子孫』はだれですか。彼らはどこに保護を見いだしますか。

      18 今日,これらのレカブ人に相当する人々がいます。それは正直な心を持つ節操のある人々です。彼らは現代の「キリスト教世界」の宗教的境界内における「危機の時代」から逃げることさえ試みたかもしれません。(テモテ第二 3:1)しかし彼らの真の避難所は,キリストを通してもうけられたエホバの備えにあります。エホバは彼らに,彼らの救いを意味する音信を携えさせて現代のエレミヤ級を遣わされます。その「ヨナダブたち」の安全は,崩壊したキリスト教世界に見いだされるのではなく,はっきりとエホバの現代の「預言者」の側にあります。

      19 エレミヤがゼデキヤの前で取った態度はわたしたちをどのように励ましますか。

      19 ユダのためにエホバに祈ることをエレミヤに要求したのは,ユダの最後の王ゼデキヤ(西暦前617-607年)でした。しかしエレミヤは来たらんとするエルサレムの破滅をふれ告げることを続けました。後日,厳しい扱いを受け幾日も獄につながれていたあと,王の前に連れ出されました。王はひそかに,「エホバからみ言葉がありますか」と彼に尋ねました。それに対しエレミヤの歯にきぬ着せぬ次のような答えが返ってきました。「ありますとも!……バビロンの王の手中にあなたは渡されます」。(エレミヤ 37:3-17,新)同様に,今日のエホバの証人も歯にきぬ着せずに神の裁きに注意を促します。彼らは信仰合同運動にも,キリスト教世界に対してふれ告げる音信を和らげることにも,関心がありません。

      20 (イ)どんなことからエベデメレクはエレミヤを救出することになりましたか。このエチオピア人はどんな報いを受けましたか。(ロ)現代においてはだれがエベデメレクのように行動しましたか。彼らはどういう結果を刈り取りますか。(マタイ 25:34,40)

      20 エレミヤは,その都市に対する神の裁きをあくまでも告げてやめなかったので,水ための中に投げ込まれ,その泥の中に沈みました。彼は悲惨な死を遂げるかに見えました。しかしエチオピア人の宦官エベデメレクが王のところへ行ってエレミヤのために嘆願しました。王の指示でエベデメレクは30人を連れて行き,ぼろ切れや着ふるした着物を使ってエレミヤをその水ためから外に引き出し,警備の中庭のある場所に置きました。彼はエルサレムが滅びて自由の身にされるまでそこにとどまりました。しかしエベデメレクはどうなりましたか。エレミヤがまだ中庭にいたとき,エホバの言葉がエレミヤに臨み,次のように語りました。

      「行って,あなたはエチオピア人エベデメレクに言わねばならない,『万軍のエホバ,イスラエルの神の言われたことはこうである。「今わたしはこの都市にわたしの言葉を実現させる。それは災難に関するもので,善に関してではない。そしてその日にこれは必ずあなたの前で起きる。そしてわたしはその日にあなたを救い出す」とエホバは告げられる,「そしてあなたは,あなた自身が恐れている人々の手に渡されることはない。わたしは必ずあなたを逃れさせ,剣によってあなたが倒れることはないからである。そしてあなたは必ず自分の魂を分捕り物として持つことになる。あなたがわたしにより頼んだからである」とエホバは告げられる』」。

      こうしてエベデメレクは,バビロンの軍隊が北から破竹の勢いで攻め寄せたときに死を免れました。現代においても,官史や刑務所の職員をさえ含め,迫害されるエホバの証人に親切を示した人たちがいました。後日その中のある人々はエホバの証人になり,刑を執行するキリスト・イエスの天軍がハルマゲドンで行動を開始するときに救われる見込みを持つようになりました。―エレミヤ 38:6-13; 39:15-18。啓示 7:14-17; 16:16。

      21 (イ)現代のエホバのしもべたちはエレミヤの時代のしもべたちとどのように似ていますか。(ロ)彼らはどのように忍耐を示しますか。(啓示 14:12)

      21 今日の地上にまだエレミヤやバルク,レカブ人,エベデメレクのような度量のある人々がいるのを見るのは喜びです。1977奉仕年度のエホバの証人の活動の報告はそれが事実であることを証明しています。なるほど中にはバルクのように疲れて,一時利己的な関心事に心を向けた人たちがいるかもしれません。しかしその人たちは,バルクが試練には遭ったけれども神の預言者から離れなかったことを思い出さなければなりません。確かに,「大患難」の後の永遠の命の見込みを考えてする忍耐には価値があります。願わくは,ヨナダブの子孫やエベデメレクの気質の正しさを愛する人々が引き続き見いだされますように。エホバの約束にたゆみなく信仰を働かせ,終わりまで耐え忍ぶ人すべてに与えられる報いは本当に大きなものでしょう!

  • エホバの愛ある親切は豊かである
    ものみの塔 1978 | 4月1日
    • エホバの愛ある親切は豊かである

      エレミヤは,主権者なる主エホバに対する祈りの中で,エホバが『愛ある親切を幾千人にも施す方』であることを認めています。(エレミヤ 32:17,18,新)今日のエホバの民の間でこのことはいかにも真実です! 昨奉仕年度中,エホバの愛ある親切は,216の国や地域で奉仕した222万3,538人の証人に対して豊かでした。

      次ページの表は,世界の各地で成し遂げられた業をまとめたものです。これら熱意にあふれた証人たちは非常に多忙で,神の王国の良いたよりをふれ告げることに,また128万2,246の聖書研究を関心ある人の自宅で司会することに,3億2,142万4,305時間をささげました。雑誌の配布は幾分減少したものの,聖書と聖書解説書は2,497万2,749冊配布されました。これは前年に比べて91万7,700冊の増加です。

      全時間「開拓」奉仕,とりわけ補助開拓の支持は,1977奉仕年度を通して称賛に価するものがありました。表に現われているように,野外で多くの開拓者が奉仕した幾つかの国では,よい増加がありました。このことは真の開拓者精神を持つ会衆でも同じです。ですから,ますます多くの会衆が開拓者精神を育成するようにしたいものです。

      終わりが近づくにつれ,時勢はむずかしいものになります。(テモテ第二 3:1)また多くの国で人々の態度がかたくなになってきています。エレミヤの時代でも同じでした。エホバはその人々について,『彼らは自分の首をかたくなにし,わたしの言葉に従わないようにした』と言われました。もしあなたの会衆が“首のかたくなな”人々の間で働かなければならないなら,勇気を出してください! 王国活動の手をゆるめるよりもむしろ,「エホバに向かって歌え,あなたがた民よ!」というエレミヤの勧めに従いましょう。(エレミヤ 19:15,新; 20:13)そうです,神がご自分の「羊」の残っているものを集められる間わたしたちは神とともに働く者として身を費やしましょう。―コリント第一 3:9。エレミヤ 23:3。

      イエス・キリストを頭にいただいて奉仕する,群れの中の長老たちは,『群れを実際に牧し』続けています。そのことは,世界中にある4万1,635あるエホバの証人の会衆の集会への出席状態が一般に非常に良いことに現われています。(エレミヤ 23:4,新)出席者数が非常に多数に達したのは1977年4月3日の日曜日で,イエスの死の記念式に参列するために,合計510万7,518人が集まりました。「羊」は依然として集められています。そして1977年中に,12万4,459名の新しい証人がバプテスマを受けたのはうれしいことです。

      励みになる報告

      現在46ほどの国で,エホバの証人は禁令下に置かれるかまたは活動を制限されていますが,失意してはいません。彼らは巧みに証言を続けており,27ページの「その他の国々」からの報告が示しているように,優れた成果をあげています。敵が彼らを『打ち負かしていない』ことは,時折もれてくる消息からうかがえます。例えば,二年以上前に宣教者たちが去らねばならなかったアジアのある国に住む17歳の一姉妹から手紙が来ました。彼女は象徴的な言葉を使って次のように述べています。

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