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  • サタン ― あざむきの天才
    ものみの塔 1961 | 11月1日
    • たのでしょう! 彼らの行為は,何という非難を神にもたらしたことでしょう。こういうことが神への奉仕になるという考えは,サタン以外に考えつく者はありません。彼らは気づかずしてサタンの関心事によく奉仕したのです。

      サタンは,巧妙なあざむきによって,自分は神の僕だと思っている者たち,外見が正義の人に見る人間どもを,自分の奉仕者として使うことに成功しました。「こういう人々はにせ使徒人をだます働き人であって,キリストの使徒に擬装しているにすぎないからである。しかし,驚くには及ばない。サタンも光の天使に擬装するのだから」。―コリント後 11:13-15,新口。

      にせの啓発の天使としてサタンは,最高主権者を中傷する彼の努力を擁護する哲学や理論の発達を励ましてきました。彼らの心に浸透している考えは,神はないということです。この無神論という偽りがあまりにも度々くりかえして述べられ,いつの間にかはいりこんできたので,多数の人間の考えはそれによってゆがめられてきました。人間を偶然の進化による所産と主張する考え方に,そのことは明らかに表われています。この考えは,科学と結びつけられて,人の信用する微妙なふん囲気に巧みにかこまれてきたために,証明されていない学説というよりも,まるで証明ずみの事実であるかのように普通考えられています。その明らかな目的は,創造者が必要であるということを人間の考えから取り去ってしまうことです。このことは,神から人間を離すというサタンの目的とうまく合致します。

      聖書が「哲学やむなしい欺きで,あなたがたをとりこにしようとする人のいることに注意しなさい。それらは人の言伝えやこの世の初歩の事がらに従うのであって,キリストに従うものではない」と警告しているのには,十分の理由があるのです。(コロサイ 2:8,新世)この世の知恵は信頼するだけの価値がありません。サタンの巧妙な欺きのゆえに,注意深さと機敏さをもってそれを避けなければなりません。

      自由

      自由に対する人間の愛着も,サタンの手中の道具になるのを避けることはできませんでした。人間をすすめて神の律法を犯させ,エホバに反逆させるためにサタンはそれを利用してきたのです。大ぎまん者がへびを通してエバに話しかけた時,彼は,神の律法を犯せばより大きな自由が得られるだろうと想像するようにエバを欺いたのです。彼は「あなたは……必ず神のようになって善と悪を知るようになる」と言いました。(創世 3:5,新世)彼女は欺かれたのです。神から独立するかわりに,屈従と死がエバを待っていました。

      サタンは現在でも同じ手段を使います。こうかつな方法で,この世の考え方に影響をおよぼし,神の律法から独立することが望ましい事のように思わせます。神の律法は自由を拘束するもの,わずらわしいもの,時代おくれなものとしてひそかに嘲笑されています。この世的な考え方は,神が禁止している不道徳な行為の悪を軽視し,しばしば正当化します。そのような行為からくる罪悪感を除くのを助ける薬品すら市販されているくらいです。この世的な考えを通してサタンは,神の道徳の標準から離れ,自分で何が善か何が悪かを判断するという反逆的な考えを刺激します。これは,エバに告げたうそと同じですが,しかし,もっと目立たない方法で述べられます。自分の思いのままに考え行動するために,神の律法から離れようとする悪魔的欲求は,人間によりよい世界をもたらしはしませんでした。

      娯楽の分野でさえ,神の道徳律の拘束から離れるという考えで色づけられています。ドラマのテーマは,圧倒的に不道徳なこと,犯罪,暴力にあります。これらが,人の考えにおよぼす影響を軽視すべきではありません。最近,スタンフォード大学の通信研究チームは,テレビの娯楽番組について,このような意見を述べています,「何時間も何時間もこの暴力の行列は通っていった。これが来る週も来る週もわれわれの子どもたちの前を通っているにちがいないことと,その量および強烈さには考えさせられる」。それが子どもにもおとなにも与える有害な影響を,人は考えて見るべきです。娯楽の選択には注意を払うべきです。そうすればくりかえすことによって,神の律法に対する尊敬を破壊するような陰険な考えを,敏感な心に植えつける機会がなくなります。サンタのまがった考え方の影響を反映している娯楽を見分けるのに機敏でなければなりません。

      国家主義的な考え

      サタンの悪い考えが国家的な規模で人間の理性にどのように浸透するかは,戦争という名のもとに都市という都市を灰にしてしまうことを進んで正当化することに見られます。まえのカナダの外交官ヒューゴ・キーンレイサイド博士は,人類が「著しく気が狂っている」ことを述べたあと,こう言いました,「われわれは何十万何百万という女や子どもたちを殺す構想を何の疑いもなく受けいれることができるのだ。正常な状態のもとでは彼らを愛することを喜び,彼らの中にやさしさと喜びを見出すのに……。しかし気が違っているがために,彼らを焼き殺すことを正当化する政治的,経済的そして宗教的理由を考え出したのである」。同じ悪魔的理論がナチスの悪名高い皆殺し収容所を正当化するよう彼らの考えをまげたのです。

      諸国家の考えをまげて,互いに核による大虐殺の準備をさせている邪悪な力は,人類の福祉に関心をもっていません。「われわれはへびの知恵に耳を傾けた」とニューヨーク・タイムスは述べました。「われわれはプロメシュースの火を天からもってきた。しかしその火は,われわれをあたためるよりも,むしろわれわれを焼きつくしてしまうのだ」。サタンは,人類を支配しつづけるか,さもなくば滅ぼすことを決意しています。そして,その極悪な目的の達成に国家主義を使うのです。聖書は実際にこう述べています,「全世界は悪しき者の配下にある」。―ヨハネ第一 5:19,新口。

      保護

      サタンの欺きは非常に巧妙であり確信に満ちているので,神の「選民」でさえどうかするとあざむかれるかも知れないくらいです。それらに対しては少しのゆだんもできないし,無関心でいることもできません。(マタイ 24:24,新口)あなたは保護が必要です。二つの最も良い保護は,サタンの存在を認めることと,神の道および原則に関する知識です。サタンの存在を認めることは,サタンがあなたの考えに悪い影響をおよぼすのを防ぐのに肝要であり,神の道と原則に対する知識はサタンの影響をさぐり出すのに重要なものです。背後にサタンの考えがひそんでいれば,それはどんなことであっても,神の道と原則に一致しません。

      正義を愛する心,神の御言葉に対する信仰,神の救いへの信頼は,サタンのこうかつなたくらみに対する保護の武具となります。「悪魔の策略に対抗して立ちうるために,神の武具で身を固めなさい」。(エペソ 6:11,新口)この世的な考えと,神の目に悪であることを正しいとするこの世の傾向に用心深くなければなりません。サタンの力と能力を過少評価しないで下さい。目をさましていなさい! 警戒していなさい! あなたの考えを型にはめ,悪賢さであなたをそそのかそうとするサタンの努力に対抗して下さい。―コリント後 11:3。

  • 「彼らは一致の中に伝道する」
    ものみの塔 1961 | 11月1日
    • 「彼らは一致の中に伝道する」

      ― 1961年のエホバの証者の年鑑より ―

      ハワイ

      人口: 620,000人

      伝道者最高数: 1,589人

      比率: 390人に1人

      ハワイ諸島の新世社会には,昨奉仕年度について喜ぶ良い理由があります。詩篇記者は書きました,「ヱホバはすべおさめたまふ,全地はたのしみ多くの島々はよろこぶべし」。(詩 97:1)この島のエホバの証者たちは幸福なだけでなく,彼らに加わって天のエホバの御くらのまえで真の崇拝を行なう新しい人々が非常に増加したことを喜んでいます。いまでは,26の会衆が組織されていて,真理と正義を求める人々は,そこで地上の神の民と交わることができます。1960年度中のハワイにおける雑誌の配布はめざましく,1年を通じて会衆の伝道者は毎月1人平均16.6冊,開拓者は112.2冊,特別開拓者は152.1冊でした。

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