ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 結婚は神の始めたもの
    ものみの塔 1956 | 12月1日
    • たのであつて,愛と信頼の気持の中にたがいに結ばれていたのです。結婚設立者である神,ヱホバは,2人を結び合わせられました。2人を分け離し得る被造物はひとつもありません。

  • 不完全な状態下の結婚
    ものみの塔 1956 | 12月1日
    • 不完全な状態下の結婚

      1 結婚は人間に何をもたらし,また何を達成すると,神は思われましたか。

      不完全の故に,結婚は多くの圧迫と負担をうけるようになりました。不完全は罪に起因します。罪とは,ヱホバ神の完全な律法に対する不義,不従順です。エデンにおけるアダムとエバの結婚は,完全なものでした。なぜなら,すべての行は完全で,すべての道は公正であるヱホバ神によつて,その結婚が遂行されたからです。(申命 32:4)アダムから1本の肋骨が取られ,そしてそれと共に,最初アダムにあつた女性の特質が取られても,アダムは不幸に感じませんでした。神はそれらのものを,アダムの妻となる完全な女という形でアダムに戻しました。これによりアダムは以前には知らなかつた幸福を感じたのです。エデンにおいて,アダムの結婚した日は最も幸福な日でありました。エデンで始まつた結婚は,常に仕合わせなものであり,そして完全な子供を沢山産むという,言葉では言つくせない幸福に導くはずでした。2人を結び合わせられた神御自身も,このことに幸いを感ぜられるでしよう。なぜなら,こうすることによつて,地を創造した目的,すなわち地を『人の住所』にする目的は成就されるからです。―創世 1:26-28。イザヤ 45:18。

      2 (イ)何が最初の人間夫婦の全き幸福を中断しましたか。(ロ)アダムはどのように自分の妻を教えましたか。彼は,何をすることによつて神と彼女への愛を示しますか。

      2 それでは,何が人間の結婚の完全な幸福を中断し,人間の結婚を不完全な状態にもたらしましたか。先づ最初に,神の設立し給うた夫婦間の正しい関係を認めることに失敗したことと,そしてその関係を守ることを拒絶したことです。アダムとエバは,丁度頭と体がたがいに属するように,互に属しました。『なぜなら,アダムがさきに造られ,それからエバが造られたからである。』(テモテ前 2:13,新世)アダムはエバを教えました。アダムは,自分の良く知つていたエデンの楽園の中にエバを周遊させました。また,動物に与えた名前をエバに告げたのです。しかし,一番大切なことは,アダムは,ヱホバ神の特別ないましめをエバに告げました。これによつて,完全な人類の母親として,エバはこのよろこびの楽園でどのように永遠に生き得るか,ということをアダムから告げられたのです。このいましめは,特別なものであつて,生物全部の食物について2人に与えられた神の指示に先だつものでした。(創世 1:28-30)アダムがまだ一人だけであつたときに,神の特別ないましめはアダムに与えられました,『園のすべての木の実は汝こころのままに食うことを得。されど善悪を知るの樹は汝その実を食うべからず,汝これを食う日には必らず死べければなり。』(創世 2:16,17)このいましめは,エバにも適用しました。彼女は彼の一部であつて,彼とひとつの肉だつたからです。アダムはエバにこの神の命令を救えましたが,また彼女の頭としてこの生命を守る律法を施行することはアダムの責任でした。もしアダムがエバを愛するなら,この律法を施行するでしよう。なぜなら,そうすることはまた自分自身を愛することになるからです。エバはアダムの骨と肉の一部でした。アダムが自分の骨と肉を憎むようなことはあり得ません。この律法を施行することにより,アダムは貴重な生命の授与者,ヱホバ神を特別に愛することになります。アダムもエバも,自分自身やお互を愛する以上にヱホバ神を愛すべきでした。

      3 (イ)法律違反者がエバのところに現われるまでのエバの行は何でしたか。(ロ)サタンはどんな目的を達成する為に何をしましたか。

      3 しばらくのあいだ,エバは自分の夫の頭の地位に服従しました。彼女は,神の律法を破ることに対する刑罰を疑問に思わなかつたのです。また,この律法を破ることについて述べた神の言葉に,自分の夫が欺かれていた,などとも考えなかつたのです。そして,何が善であり,何が悪であるかについて,自分で決定し自分で規則を設けねばならぬ,とも考えなかつたのです。彼女はアダムの真実の助者であり,アダムの生活にぴつたり適合し,かくして安全と幸福を見出しました。ところが,彼女が一人だけでいるとき,法律違反者である結婚妨害者がエバのところに来ました。エデンの園にいた一匹の蛇を用いて,その者は彼女に問うたのです。エバは,夫から聞いたことをその者に語りました。すると,その蛇,すなわち蛇によつて語つた見えざる者は,つまらぬことを話したり,嘘をくり返すというような噂話をしなかつたのです。その者は,イエス・キリストの言われた通りのことをなし,あからさまな嘘を述べて,自らあらゆる嘘の父になりました。(ヨハネ 8:44。コリント後 11:3)その者は,アダムがエバに告げたこと,そして神が最初にアダムに告げたことと,全く反する矛盾したことを直ちに語りました。『蛇女に言けるには,汝らかならず死る事あらじ。』それから,その禁ぜられた木についての事実をあたかも知つている振をした彼は,次のように言葉をつづけました,『神汝らがこれを食う日には,なんじらの目開け,汝ら神のごとくになりて,善悪を知るに至るを知りたもうなりと。』(創世 3:1-5)このように神に反対して,神をそしつた蛇なるサタン悪魔の真実の目的は,ヱホバ神とその制度的な妻,すなわちヱホバ神の『女』との結婚関係を破り始めることでした。ヱホバ神の『女』とは,聖なる被造物で成立つているヱホバの宇宙的な制度で,アダムとエバはそのとき,その制度に属していたのです。

      4 (イ)エバはどのように答え応ずべきでしたか。しかし,彼女は誰の言葉以上に誰の言葉を取入れましたか。(ロ)なぜエバの例は結婚における不従順の例でしたか。何が彼女をしてそうせしめましたか。

      4 自分の結婚関係を尊重したエバは,いま次のように答えましたか,「私の夫の語つた言葉と矛盾することが言えるなどとは,いつたいお前にどんな権利があるのか。また,私を夫に与え給うた神の言葉と矛盾することが言えるなどとは,いつたいお前にどんな権利があるのか。私は神の定め給うた私の頭である夫に従います。単なる獣に過ぎないお前に従う,などということは決してしない。」エバはそのようには答えなかつたのです! またエバは自分の夫の言葉以上に,神の言葉と律法に従つた,というのでもありません。エバは,ヱホバの言葉と一致している自分の夫の言葉よりも,先ず蛇の言葉に従つたのです。ひとりの偽りの証者,大いなる蛇に対して,ヱホバ御自身とアダムという2人の証者がいました。自分の人間的な頭を尊重して安全を図るために,エバは最初自分の夫と相談してみて,はたして夫は禁ぜられた木の実を食べて神のいましめに反することを許すか,どうかをたしかめてみる,と言うべきでした。アダムはエバよりも神を良く知つていたからです。エバは自分の夫に頼つて,一緒に神の律法を検討することをせず,むしろ獣の示した新しい見地から禁ぜられた実を見ました。彼女はその実に対する欲望を生ぜしめましたが,その欲望は,彼女を誘惑に導いて行を為さしめ,かくして罪がはらまれたのです。この罪がはらまれたことは,死の刑罰を間ちがいなく生ぜしめました。(ヤコブ 1:14,15)『(女)遂にその実を取て食い』(創世 3:6,新世)彼女は自分の夫に先駈して,頭である夫の叡智よりも自分の叡智を重んじました。彼女は非常な惑しにかかつたのです。いずれにせよ,それは結婚における不従順の例でした。

      5 エバがその実を食べても,どんな直接の結果が生じませんでしたか。反つてどんな結果を生じましたか。

      5 エバは,天的な至上者である神と自分の頭である夫に全く背き,その禁ぜられた実を食べました。直ちに彼女は良心の苛責を感じ,自分が丸裸でいるのを悟つて愕然とし,異性である夫から隠れようと欲した,とは聖書の記録に述べられていません。シンゲン 9章17,18節は,こう述べています,『盗みたる水は甘く,密に食う糧は美味ありと。かしこにある者は死し者,その客は陰府(人類の共通の墓)のふかきところにあることを是らの人は知らざるなり。』それで,エバは全く欺かれてしまい,死の刑罰にも恐れを感ぜず,また性の羞恥をも知らなかつたのです。そして,禁ぜられた木から盗んで,夫にかくれて食べたその実の甘さを賞味しながら,うぬぼれた気持になつてアダムのところに行き,その禁ぜられた実のいくらかを彼にすすめました。さて,アダムは何を為すべきですか。

      6 後に述べられたどんな神権的な律法は,アダムの取るべき行を示していますか。なぜそうですか。

      6 アダムは,エバが蛇によつて欺かれ,罪を犯したことを直ぐに知りました。神の言葉は,次のように述べています,『アダムは惑わされなかつたが,女は惑わされて,あやまちを犯した。』(テモテ前 2:14,新世)エバは自分の頭であるアダムを代表して語つたり行つたりしたのではありません。頭は決定を下すべきであり,アダムは意識的に故意にエバと共に盗んだ実を食べて彼女の罪を是認するか,あるいはエバの行を否認して,家族内の行にならないように直ちに中止させなければなりません。後になつてイスラエルの国民に与えられたヱホバの神権的な律法は,このことと一致していました。その律法は,こう述べています,『女……ヱホバに誓願をかけ,又はその身断物を為ことあらんに……夫に適く身にして自ら誓願をかけ,またはその身に断物せんと軽々しく口より言いだすことあらんに,その夫これを聞くもそのこれを聞る日にこれにむかいてもの言うこと無ば,その誓願を行い,その身に断し断物を守るべし。されど,夫もしこれを聞る日にこれをゆるさざるなればこれがかけし誓願またはこれがその身に断物せんと軽々しく口に出ししところの事を空しうするを得べし。ヱホバはその女をゆるし給うなり。』(民数紀略 30:3,6-8)それで,アダムはエバを叱責して神を真実な方とし,蛇なる悪魔を偽り者にすることができたはずです。そしてエバが神の律法を破つたことに,自分は加担しないということを立証し得たはず

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする