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目ざめよ! 1982
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聖書の教えは非行を防ぐのに役立つ

「少年の非行が増えている」。これは最近の朝日新聞の社説の冒頭の言葉です。その社説は,首相の諮問を受けた青少年問題審議会の答申について論評するものでした。豊かな社会では,子供たちのほしい物が何でも満たされるという点をこの社説は指摘していました。家庭の子供の数が少なくなっているので,子供は手取り足取りで育てられがちになります。

その社説はさらにこう述べています。「そうした環境で育った子どもは,ややもすると,ひよわで,失敗や試練に耐える力に欠け,依存心が強く,受動的になる。また,テレビをはじめとしてあふれるほどの情報のなかで,子どもたちは自分の体験を踏まえて,自分で物事を考え,判断する力をつけにくくなっている」。前述の答申について論評した他の新聞は,青少年の多くが「内面的幼児性」と「自己中心性」という特徴を持っていることを伝えています。

幾つかの新聞の記事は,子供たちが独立するようしつけられると同時に,家庭や社会で責任を担うことの重要性を教えられるべきであるということに言及しています。これは子供たちが「存在感」を持つのに役立つからです。親は子供たちに対して毅然とした態度を示すよう勧められています。

青少年非行と校内暴力というこの問題が幾年かを経て注目を浴びるようになった後に,やっと審議会や調査団体などが設けられたのは残念なことです。まさに,「泥棒捕えて縄をなう」のことわざ通りです。問題が手に負えなくなった後に,人々が事の重大性に目覚めるというケースは少しも珍しくありません。一方,自分たちの生活や振舞いに聖書の原則を当てはめてきた家族は本当に幸福です。

エホバのクリスチャン証人の間で,エフェソス 6章4節にあるような聖書の諭しを毅然として当てはめる親たちは,そうすることが優れた結果をもたらすことを知るようになっています。そこにはこう書かれています。「父たちよ,あなた方の子供をいら立たせることなく,エホバの懲らしめと精神の規整とをもって育ててゆきなさい」。確かに,これには時間と努力が求められますが,問題を起こすことのない,あるいは非行に巻き込まれることのない従順な子供を持つのは満足のゆく報いです。

聖書に従って訓練され,親の優れた模範を見ることのできる若者たちは大抵積極的な仕方でこたえ応じます。

一例として,横浜に住む高校3年生のある女生徒について考えてみましょう。彼女の母親はエホバのクリスチャン証人になり,聖書に述べられている原則を彼女に教える努力を払いました。彼女は,母親が数多くの問題を経験しながらも聖書に示されている良いたよりを他の人々に伝え,聖書の教えに従って生きるための努力を払う点で示した立派な模範を見ることができました。彼女の母親は全時間の福音宣明者(開拓者)になりましたが,それでもなお家庭での責任を果たしました。母親がこの活動によって支えられ,助けられる様を見て,この女生徒はそれこそ自分も行なうべきことであると心に決めました。彼女は3年半前,まだ中学2年生だった時にバプテスマを受けました。そして,40回補助開拓奉仕にあずかりました。これは,人々の家に出掛けて行って聖書を教えるために毎月60時間をささげたことを意味しています。

しかし,彼女は学生です。どのようにして時間を見いだすことができるでしょうか。放課後から晩にかけての時間を予定した,と彼女は説明しています。そして,聖書を教えるために毎日時間を取っています。その後,聖書の個人研究を行ない,クリスチャンの集会の準備をし,学校の宿題をするために時間を用いています。

この子はよくできる生徒として定評があり,試験のときに良い点を取って名前を発表されています。

このような仕方で時間を用いる理由の一つに,霊性を強めることが挙げられます。彼女は命の与え主であられるエホバ神の近くにいたいと願っています。その積極的な態度は,彼女の妹や会衆内の他の大勢の若い人々を助けました。

この若い人が前述の新聞記事に出ている若者たちと著しく異なっていることは認めざるを得ないでしょう。この女生徒のような若いエホバの証人は大勢います。彼らは将来に何があるかを知っており,それについて他の人々に熱心に伝えています。これらの若者たちはしばしば先に述べた補助開拓奉仕に携わります。確かに,これらの若い人々には「存在感」があり,「人生の目標」があるので,非行や校内暴力に巻き込まれることがないのです。

聖書の教えをご自分の家族生活に当てはめるための助けをエホバの証人に求めてください。あなたも,現在の満足と将来への希望とをもたらす,より良い状態への変化を味わうことになるでしょう。

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