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家族の研究を,必要を満たすものにする王国宣教 1973 | 4月
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家族の研究を,必要を満たすものにする
1 親のみなさんは,お子さんに家族の聖書研究に対する関心をもっと持たせたいと思われますか。子どものみなさんは,毎回の家族の研究を楽しみに待てるようでありたいと思いますか。この問題には,何を研究するかということと,研究に対する家族のかしらの見方が大きく関係しています。
2 家族のかしらは,「研究の資料はわたしの家族の必要を満たすのに適しているだろうか」と自問してみるのはよいことです。家族の研究を司会するさいに考慮すべき事がらとしては,子どもの年齢や子どもが何に関心を持っているかという問題があります。子どもがほんとうに関心を持てるようにするため,これらの要素を考えてみてください。あるいは,家族の中で起きた何かの問題を研究の主題にすることもできるでしょう。
3 このような家族の研究のさいに,近づいている祭日を題材として,話し合うこともできるでしょう。在学中の子どものいる家族の場合には,学校で起きる問題に関連する原則,あるいはスポーツや悪い交わりなどに対する正しい見方を明らかにするために研究を行なうこともできます。また,おとなを敬うことに関して聖書が何と述べているかとか,学校の教室や王国会館で若いクリスチャンはどのようにふるまうべきかなどを考慮するのもよいでしょう。正しい身づくろいや衣服のスタイルなどに関して聖書の原則をどのように適用するかを教えるのも非常に有益です。親は研究の時間を利用して,デートや麻薬に対する正しい見方を子どもに教え込むこともできます。
4 いずれの場合でも,どの資料を用いて研究するか計画を立てるのは賢明なことです。とにかく研究しさえすれば,あとは研究が進むにつれて万事うまくゆくようになるなどと考えないでください。ある兄弟は,若いころの家族の研究についてこう述べました。「わたしたちは,どんな主題かにはかかわりなく,ある本の1つの章を取り上げては研究したものです。父は資料の内容をわたしたちの理解できることばで説明してくれなかったので,研究に対するわたしたちの関心は失われてしまいました。なぜなら,資料の意味を把握したり関係している原則を理解したりすることができなかったためです。」確かに家族のかしらが,前もって考えたり,かなり調べたりする必要があります。自分の家族は何を必要としているだろうかと自問してみるべきです。学校で生ずる事態,あるいは娯楽の問題,それとも交わりに関して必要とする導きを取り上げるべきでしょうか。十分の時間をかけて,考慮中の資料を説明してください。必ずしも毎回1章あるいは記事全部を網羅する必要はありません。
5 いつも毎回の研究の資料が家族の各人に直接適用できるわけではありません。18歳の若者には当てはまっても,8歳の子どもには当てはまらない事がらがあるかもしれません。しかし,研究に対する関心を保たせるために,その原則を老若を問わず家族の全員に適用することができるでしょう。家族のかしらは,協会の出版物のどの資料を考慮するかを前もって家族に知らせておくべきです。次の研究に対する関心を高めるため,おそらくいくつかの質問を提起することができるでしょう。そうすれば,次の研究の題材について考えたり,準備したりする機会を家族全員に持たせることになるでしょう。
6 家族の研究は聖書に基づいてなされるものですから,研究中に聖書を惜しみなく用いるのは大切なことです。家族の各人に聖句を見つけて声を出して読んでもらうのは,家族にとって励みとなりますし,聖書の使い方に慣れることにもなります。聖句を読んだ後,それを徹底的に調べてください。聖句の要点について考えて,それを適用してください。そうすれば,研究は家族の全員にとってほんとうに実際的な価値のあるものとなります。正しい答えを必要とする時,また必要とする場所でそれを知っているということは,非常な満足感を与えるものです。野外の奉仕の務めにさいして,学校で,食料品店で,あるいは職場で時に応じて何を言うべきか,また何をすべきかを知っているなら,大きな報いにあずかれます。家族の研究を,必要を十分に満たすものにしたため多くの人びとは時に応じて正しい言動をすることができるようになりました。
7 片親しか真理にはいっていないクリスチャンの家庭は少なくありません。父親が信者で,妻がそうでない場合には,クリスチャンの父親が率先して子どもとの研究を行なうのは比較的容易でしょう。妻が信者で,夫がそうでない場合には,分別を働かせる必要があります。クリスチャンの妻は,たとえ夫が神を恐れる人ではなくても夫に服従する必要がありますが,だからといって聖書の原則に従って子どもを訓練することを差し控える必要はありません。分別を働かせるなら,母親は家族の研究に最も適した昼間の時間に,エホバの律法に従って子どもを訓練する点で多くのことを行なえます。あなたの家庭の事情がどのようなものであっても,ぜひとも家族研究を行ない,またそれを家族の必要を満たすものにしなければなりません。
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『今の時をいかして用いなさい』王国宣教 1973 | 4月
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『今の時をいかして用いなさい』
1 今年の4月29日は日曜日と重なっていますが,その日に続く週中には飛び石連休の祭日があります。エホバの証人はその時間を用いて何を行なうでしょうか。昨年と同様きっと今年のこの「ゴールデン・ウィーク」をも忙しく過ごすに違いありません。(エペソ 5:15,16,口語)会衆は楽しい合同活動を行ない,午前中に通常の運動で用いる文書を提供し,午後には雑誌活動を行なえます。車でグループを作って未割当のいなかの区域で働きたい場合には,協会にその旨申し込んでください。4月の特別号の雑誌が残っているなら,この「ゴールデン・ウィーク」の時期にそれを全部配布して楽しい時を過ごせるでしょう。
2 この時期にはいつも,大勢の人びとが一時開拓を行ないます。天候の順調な4月そして5月は一時開拓を行なうのに適した月です。記念式の時期あるいはそれに続く,「ゴールデン・ウィーク」の時期に一時開拓者となって,あがないに対する感謝を表わすことができますか。
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発表王国宣教 1973 | 4月
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発表
◆ 提供する文書: 4月: 「ものみの塔」の予約を3冊の小冊子を添えて600円の寄付で。5月: 「偽ることのできない事柄」または「永遠の生命」に1冊の小冊子を添えて200円の寄付で。6月: 「偽ることのできない事柄」または「永遠の生命」に「偉大な教え手」と1冊の小冊子を添えて300円の寄付で。
◆ みなさんの必要に応じて次にしるす文書を今注文してください。「神が偽ることのできない事柄」,「偉大な教え手に聞き従う」,「聖書はほんとうに神のことばですか」,「見よ! わたしはすべてのものを新しくする」。間もなくブルックリンからこれらの文書が到着する予定です。
◆ 記念式の報告カードを必ず4月17日の集会後ただちに郵送してください。
◆ 予約の「再約」はすべて,1年につき600円,つまり予約代金の全額であることに注意してください。「再約」に関しては,伝道者および開拓者価格はありません。開拓者が新予約を得た場合には,予約用紙におのおのしるしを記入してください。また,予約が6か月の予約か,または1年の予約かその区別を記入してください。何年かにわたる予約の場合,最初の1年を除いて他の年の予約代金はそれぞれ全額となります。予約用紙の写しを協会に送らないでください。送金書といっしょに予約用紙の原書だけを送り,相当する予約代金を正確に送金してください。送金書には会衆名と都市名を記入してください。
◆ 沼津から他の会衆を訪問するベテル講演者は,土曜日の午後1時以前に沼津を離れたり,日曜日の午後9時30分以後に沼津に戻ることはできません。ですから,講演者を招待する場合には,前述の条件に見合った列車の時刻表に従って取り決めを設けてください。必要なら,日曜日の午前中に公開集会を取り決めてください。
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