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新しく未経験な人が聖書を用いるよう助ける王国宣教 1976 | 2月
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新しく未経験な人が聖書を用いるよう助ける
1 何千人という新しい伝道者たちが,王国の伝道という重要な業にわたしたちと共に加わっているのを見るのは何と胸を躍らせることでしょう。しかし,これらの方々すべては「良いたより」を効果的に宣べ伝える者となるために教訓を必要としています。イエス・キリストは弟子たちに指針をお与えになることによりわたしたちに模範となられました。70人の福音宣明者を送り出すに際し,イエスはこう言われました。「どこででも家の中に入ったなら,まず,『この家に平和がありますように』と言いなさい。また,どこであれ,あなたがたが都市に入り,人びとがあなたがたを迎えてくれるところでは,……『神の王国はあなたがたの近くに来ました』と告げてゆきなさい」― ルカ 10:5,8,9。
2 今日,伝道の業に参加している人の多くは雑誌の配布により多くを成し遂げています。他の人は雑誌を効果的に用いることの外に,『人びとと聖書から論じ』優れた成果を収めています。(使徒 17:2-4と比較)もしさらに多くの伝道者たちが聖書をこのように用いるよう助けられるとしたらそれは何とすばらしいことでしょう。
3 聖書研究を司会している人々は研究生たちがその初めから神のことばを効果的に扱う者となるよう援助する機会があります。研究生が学んでいるものを用いるよう励ますことができます。例えば,「真理」の本の第三章(「神とはだれですか」)が考慮されているなら,司会者は「エホバがどんな神であるか,あなたはお友達にどう説明しますか。どんな聖句を読みたいと思いますか」と尋ねることができるでしょう。研究の後,司会者は研究生にエホバをどのようにして崇拝すべきか聖書を用いて説明してもらうようにします。もし研究生が自分の学んでいるものを用いていくよう進歩的に助けられるなら,自分が実際に野外奉仕に参加する時,聖書をどのように用いるかある程度知っているでしょう。その人は自分が信じていることをどのように説明するか,自分の論議をどのように発展させるか知るようになるでしょう。それから,その人が経験を積んだ伝道者と共に働く時,進歩を続け,バプテスマを受けた後でさえ,彼らの模範や提案から益を得ることができるでしょう。
4 普通,両親は自分の子供たちを助ける最も良い立場にいます。家族の研究の一部を子供たちが聖書を用いるための訓練に当てることができます。学校で生じる問題につき討議する時,両親は子供たちが自分の立場についての理由を聖書から示すよう子供たちに求めるでしょう。年若い人々に区域で直面する特定の反対に対する話し方を準備するよう割り当てることもできます。聖書研究を行なっている時に野外で活用できる良い点が出てくれば,両親はこれらを目立たせることができます。
5 同様に,書籍研究を司会している兄弟たちは群れの伝道者たちが神のことばを取り扱う面で進歩するよう助ける機会があります。書籍研究の司会者は,援助を必要としている人々につき野外の監督が何を知っているか,彼らのため何を行なえるか野外の監督と話し合いたいと思うかもしれません。ある人が会衆に長く交わっていても野外奉仕で雑誌を提供することだけをしているとすれば,このような人が聖書を用いることにより能力を広げるようどのように援助することができるでしょうか。その人が良く知っている一,二の聖句に基づいて話を作るようこれらの人々を助けることができますか。これらの人々は司会者か聖書を上手に用いることができる別の伝道者と野外で共に働いて益を受けられるでしょう。書籍研究の時,司会者は特定の聖句を野外でどのように用いることができるか時々簡潔に示したいと思うかもしれません。
6 聖書が人々に説明されるなら,それは区域内の人々に何と祝福になることでしょう。聖書から論じようとする時,わたしたちは誠実な人々が神のことばを研究する価値を高く評価するよう助けることになるのです。それは望ましい目標ではありませんか。
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危険にさらされている「羊」を助ける王国宣教 1976 | 2月
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危険にさらされている「羊」を助ける
1 王国会館を見回す時,あなたはここしばらく見掛けない兄弟や姉妹たちに気付きますか。これらの人がなぜ集会に出席していないか,また野外奉仕に参加していないか知っていますか。多分彼らは家族や健康上の重大な問題に悩まされているかもしれません。または他の人との意見の不一致などにより感情を害されているのかもしれません。または別の問題で気落ちしているのかもしれません。あるいは以前はエホバのクリスチャン証人と交わっていたもののあなたのおられる区域に移転してきて,この新しい土地ではまだ集会に出席していないのかもしれません。
2 これら兄弟や姉妹たちに対するわたしたちの態度はどんなものであるべきですか。それはマタイ 18章12,13節にあるイエスの例えの中に示されているようなものであるべきです。羊飼いは迷い出た羊を勤勉に捜し出すため,喜んで群れを離れました。迷い出た羊に対するエホバの見方を言い表わしてイエスはこう述べられました。「これら小さな者のひとりが滅びるのは,天におられるわたしの父にとって願わしいことではありません」。(マタイ 18:14)それで確かに,迷い出た羊が群れである会衆との交わりにもどるのを助けるためできることすべてを行ないエホバと一致した者になりたいと思います。
3 弱まった状態で,これら迷い出た羊は,自分たちを愛してくれる兄弟や姉妹からの確信を必要としているのです。義務感からでなく彼らを本当に気遣って,すぐに電話したり訪問することは彼らの精神を高めるのに大いに役立ちます。集会に来るようにとか野外奉仕に参加するようにと言うだけでは,特に励ましとなるわけでありません。事実,それはさらに落胆させる原因になりかねません。彼らと話をするとき,あなたが深く愛する肉身に対してなさるように暖かく,そして友好的であってください。とりわけ,良い聴き手となるよう努め,理解を示してください。築き上げる経験を話し合ったり,食事に招待したり,午後や晩に築き上げる交わりを持てるようそれらの人々を招くことができるかもしれません。集会に共に出席したり,あなたの奉仕について来るよう助けることができれば,それは彼らを大いに築き上げるでしょう。何らかの方法で彼らと少し時間を過ごすようにしてください。ごく普通に,そして心から自分をあらわすことにより,あなたはこれらの人々を愛する兄弟姉妹として心にかけていることを示すことができるでしょう。―テサロニケ第一 5:14,15。
4 この終わりの時にあって,本当にわたしたちは共に信仰において結ばれている人々を必要としています。それで,必要としている群れとの交わりを逃している人々に真の関心を示し,彼らのために祈り,わたしたちの兄弟たちを励ますために何ができるか考え続けましょう。
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提案されている話し方王国宣教 1976 | 2月
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提案されている話し方
1月1日号とゼカリヤ 14:9を組み合わせてもよいですし,この「王国奉仕」の「良いたよりを伝える」を参照することもできます。
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発表王国宣教 1976 | 2月
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発表
◆ 野外での提供 2月から4月まで: 3冊の小冊子または見本の雑誌を添えて「ものみの塔」1年の予約を1,300円の寄付で。関心を示す方には,「ものみの塔」,「目ざめよ!」の両方の1年の予約を2,600円で勧めることができます。
◆ 3月28日にすべての会衆で特別講演が行なわれます。主題は「イエス・キリストはどんな方なので,わたしたちすべてに必要なのですか」です。朗読原稿はできしだい各会衆に送られます。すぐ招待ビラを注文なさるようお勧めします。話の題と講演者名の入ったこの話だけのためのビラを注文することができます。また,毎週の講演を連続して知らせるビラの中でも,この話の行なわれる週にはこの話の題を含めることができるでしょう。
◆ 3月28日が巡回訪問,または巡回大会が予定されている会衆では,これらの予定が終わってから,特別講演会を行なうことができるでしょう。3月28日に普通の話を行なうよう計画しすでにビラを注文している会衆の注文は協会が変更を加えておきました。
◆ 1976年の記念式は4月14日,午後6時以降に行なわれます。記念式の招待ビラは,ビラ注文書S-16を用いて,普通のビラの注文とは別個に注文してください。100枚70円です。500枚またはその倍数の注文で会場と時間が定まっているなら,注文書にそれをはっきり記してください。招待状の中に会場と時間を含めて印刷いたします。それ以外の注文であれば場所と時間を裏面にスタンプするよう取り決めてください。注文書をできるだけ早く提出していただければ幸いです。
◆ 「聖書の話の筋書」がたくさん入荷しました。再訪問や研究の際に役立つので,ご希望の方は会衆を通して注文なさってください。
◆ 製本した「ものみの塔」と「目ざめよ!」がまだ多少在庫しています。ご希望の方は会衆を通し注文なさってください。
◆ 同封される新しい価格表(S-15J 1/76)を予約期間中掲示板に掲げてください。
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