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支部の手紙王国宣教 1978 | 3月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
昨年9月から行なわれてきた秋の巡回大会が1月末で全部終了しました。57の巡回区で合計61の大会が開かれ,7万3,557人が出席し,1,394人がバプテスマを受けました。全日本の伝道者数は約4万3,000人ですから,実に大勢の関心ある人々や研究生たちが大会に出席していることが分かります。これら関心を示す人々が引き続き進歩して献身したわたしたちの仲間になるよう家庭聖書研究などにより援助を与えてゆきましょう。1月号「王国奉仕」のこの欄でも述べられた通り,こうした援助こそ,わたしたちが今年力を注ぎたい一つの分野なのです。
この2月からすでに一連の春の巡回大会が始まっておりますので,みなさんの巡回大会に是非出席なさってください。本当に豊かな霊的な宴を楽しまれるでしょう。
12月の奉仕報告によると,伝道者の合計は4万3,036人に達しました。これは最高数の伝道者です。「王国ニュース」第24号が効果的に野外で用いられたので,奉仕の際家の人ととてもよく会話することができました。かなりの奉仕者はこの冊子によって関心ある人を見いだし研究を取り決めたようです。そして非常に大勢の方々は関心を示した人々に再訪問を続けているとのことです。伝道者各人が一つの研究の司会を目ざして努力すると共に開拓者たちも,産出的に研究を司会しておいでになるよう希望しています。
3月23日木曜日はイエス・キリストの死を記念する記念式が全世界で行なわれ,わたしたち各人はその集いに出席するのを今から心待ちにしています。どうぞすべての方々がこの意義深い集いに出席し,霊的に力付けられ,エホバの愛ある目的に対する認識を深めるようになさってください。昨年は全世界で510万人を上回る人々が記念式に出席し,エホバとみ子キリストの愛に対し感謝を表わしました。今年はどれ程の人々が出席するでしょうか。わたしたちすべての一致した努力をエホバが豊かに祝福してくださいますように。
みなさんに心からの温かいクリスチャン愛を送ります。
日本支部事務所で働く,兄弟たち
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記念式の活動を支持しましょう王国宣教 1978 | 3月
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記念式の活動を支持しましょう
1 エホバ神とみ子イエス・キリストの深い愛とあわれみを感謝するわたしたちすべては,毎年春の時期を大きな期待と喜びを抱いて待ち望みます。なぜなら,わたしたちの主イエス・キリストの死を記念する記念式が行なわれるからです。今年は3月23日,木曜日の日没以降全世界で行なわれます。あなたもこの特別の集いに出席することを楽しみにしておられるに違いありません。
2 試練の下で忠節を保って死なれたイエスの死は実に多くのことを意味するものでした。それは偉大なエホバのみ名の立証にあずかるものであり,全人類に対応する贖いの価を備えるものとなったのです。イエスが大きな試練の下で忠実を証明するのに失敗することもあり得ました。しかし,み父と人類に対する比類のない愛ゆえに,神のご意志を果たされたのですから,イエスの死はその恩恵を受ける全人類が感謝のうちに記念すべきことなのです。―ヘブライ 5:7。フィリピ 2:5-11。テモテ第一 2:4-6。
3 この集いでいつも強調されることは,エホバが,全人類を贖うためにご自分の最愛のみ子をお与えになって示された愛,およびこの神のご意志に従ってご自分の命を喜んでお捨てになったイエスの愛とご自分の弟子たちに残された優れた模範です。(ヨハネ 15:12,13。コリント第一 15:3)また,この集いに出席するわたしたちは,自分がキリストのような愛を培い,それを互い同士表わしているかどうか振り返る良い機会を持つことにもなります。(ヨハネ 13:34,35)それで記念式に出席するすべての人は霊的に大いに鼓舞されることになります。
4 あなたは是非この意義深い記念式に出席したいと決意しておられることでしょう。お子さんたち,ご家族の他の成員,一緒に聖書を学んでいる人や関心を示している人々,以前交わったり学んだりしていた人々,友人や知人など,そうです,神のすばらしい愛ある備えを認識するすべての人がこの集いに出席するよう助けることはわたしたちの大きな特権です。
5 どのようにして招待できますか。各会衆はすでに記念式のための特別な招待ビラをたくさん注文しておられることでしょう。どうぞそれらを十分に活用なさってください。もう一つの優れた備えは1978年3月1日号「ものみの塔」の記事「キリストの死を記念する ― あとどれほど続くか」を活用することです。どうぞ研究生などとこの記事を共に読んで認識を深めてください。
6 記念式に続いて3月26日,日曜日には全世界で特別公開講演が一斉に行なわれることになっています。その題は「真の宗教 ― それはどのように見分けられるか」というものです。それで3月から4月にかけて神権的な喜びと感謝に満ちた活動が続きます。これらの活動から最善の益を受ける一つの方法はこの時期に奉仕を拡大することです。どのようにしてですか。例えば補助開拓者としてこの時期に働いてごらんになりませんか。昨年の記念式には全日本で8万7,497人の方々が出席しましたが,これは夏の地域大会の出席数よりはるかに多いものです。何と大勢が記念式に関心を寄せているのでしょう。今年はさらに多くの出席が見込まれています。では力を尽くしてこの時期の活動に励み,記念式の活動を積極的に支持することにより,エホバの祝福にあずかりましょう。
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ご家族を教え諭しておられますか王国宣教 1978 | 3月
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ご家族を教え諭しておられますか
1 「わたしは父に対し,すなわち,天と地のあらゆる家族がその名を負うかたに対してひざをかがめます」と使徒パウロは書いています。(エフェソス 3:14,15)そうです,エホバは人類の父であり,家族の取決めを創始なさった方です。家族が霊的に強くそして幸福になるため何が必要であるかエホバはご存じであり,それを告げることがおできになるのです。
2 エホバは,ご自分のみ言葉を通し,そして忠実で思慮深い奴隷を通しわたしたちを効果的な仕方で教え諭すことにより,父親すべてに完全な模範を示しておられます。(ヨハネ 6:45)父親であるみなさんは妻と子供たちを霊的な食物で養っておられますか。家族の必要に合った出版物や情報を用いて,共に研究しておられますか。率先して必要な援助を与えるようにしてください。家族の成員が腹蔵なく話し合うよう励ましましょう。彼らが霊的に成長するよう助けてください。そうすれば,その懸命な働きからみなさんは良い実を刈り取ることができるでしょう。―箴 22:6。
家族として王国を宣べ伝えることに参加する
3 3月末から4月初めにかけ学校の春休みの時,親は子供たちと共に王国を宣べ伝えることに参加する優れた機会があります。家の人と会話し,「とこしえの目的」と2冊の厚手の書籍と雑誌を400円の寄付で提供することを一緒に努力してみてください。家族が一緒に練習してみるのは良いことです。これは他の人と書籍研究の時に行なうこともできます。年若い奉仕者が3冊の書籍を提供することが難しいようなら,ポケット版の書籍に2冊の雑誌を添えて200円で提供するよう援助できます。前もって準備するなら,家の人を会話に引き込もうと努力したり興味を引く方法で提供を行なう際,助けとなるでしょう。
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