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支部の手紙王国宣教 1975 | 5月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
エホバは引き続き増加によりわたしたちの業を祝福されます。2月は再び2万9,624人の伝道者,5万757件の家庭聖書研究の最高数に達しました。また正規開拓者の増加も優れたもので,一年前の同じ月より1,517人も多いものでした。開拓者精神は至る所に見られ,今後の報告が楽しみです。大勢の方々はこれから一時あるいは正規開拓奉仕を始めることができるでしょう。それに5万件を上回る研究の中から多くの方々はエホバに奉仕することを望んでいることでしょう。ゴールデンウィークの特別活動や,「王国ニュース」の配布は,これらの方々がエホバの賛美者となるのを助けるすばらしい機会となるでしょう。
幸福で,一致した47人の兄弟たちは沼津で発送および倉庫のための建物を建設するため働いています。近隣の人々の反対でこの建物は2階までで止めねばなりませんでしたが,協会のいままでの敷地内の王国会館の横に3階建ての建物を建築する許可が得られました。ここに12の個室と大きな倉庫が含まれます。この二番目の建物も間もなく着工の予定で全部の建設の仕事は11月末に終わる予定です。建築の仕事に携わっている兄弟たちは,最近のコンクリート流し込みの作業の時,1日12時間も働き,その間37台のコンクリート・ミキサー車を空にしました。どんな天候の下でもこれら兄弟たちが喜んで働き,りっぱな働きをするのを見る時,「大患難」の後,熱心で従順なエホバのしもべが,地を楽園に変える業に携わる時,どれ程早くその業が成し遂げられるか,十分に認識できます。
愛と共に,日本支部の兄弟たち
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日本の野外奉仕報告: 2月王国宣教 1975 | 5月
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日本の野外奉仕報告: 2月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 709 141.1 65.6 6.4 137.0
開拓者 4,609 93.5 39.9 4.1 75.4
一時開拓者 1,532 83.5 32.9 2.5 58.4
伝道者 22,774 17.7 7.9 1.0 16.3
合計 29,624 新予約: 23,469
新しく献身してバプテスマを受けた人: 488
昨年の平均に対する伝道者の増加: 31%
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わたしたちのあわれみ深い神に見倣う王国宣教 1975 | 5月
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わたしたちのあわれみ深い神に見倣う
1 あわれみ深い神を崇拝し,その神に仕えるわたしたちは何と祝福されているのでしょう。(詩 145:8,9)アダムの子孫である人類が存在すること,そして罪深い状態にもかかわらず命を支えるためのエホバの備えから益を得ることをエホバが許されたので,わたしたちは生きているのです。(マタイ 5:45。使徒 17:24,25)エホバ神はまたあわれみ深くもわたしたちを罪と死から解き放つ基礎を備えられたのです。―ヨハネ第一 2:2。
2 エホバは「ひとりも滅ぼされることなく,すべての者が悔い改めに至ることを望まれ」ています。(ペテロ第二 3:9)わたしたちがエホバのあわれみ深いしんぼうに見倣うには,単におきまりの仕事としてでなく,真理を聞く機会をすべての人に与えたいとの熱心な願いを持って,伝道に携わり,わたしたちの区域に住む人々に真の関心を持つことが必要です。それは5月の間,わたしたちが行ないたいと思うことではありませんか。
3 他の人に対するあわれみ深い関心を示す一つの方法は「千年王国」の書籍を野外で積極的に提供することです。「千年王国」の書籍の中でどんな点があなたに特に訴えるものでしたか。わたしたちの興味を引く諸点につき,わたしたちは本当に熱意を持ちたいと思います。それで自分の心を引いた幾つかの点を選んでください。
4 本を提供するに当たって,ある伝道者は単に家の人に本の題を示し,人類が長年待ち望んだ神の王国による平和な支配が近づいているので,この本を読むことにより大きな励ましを得ることができることを告げ,本を配布します。別の人はまずイザヤ書 11章6-9節を読み,それから142ページ,12節に人々の注意を引き,「平和の君」による千年にも及ぶ平和な支配に人々の関心を向け,本を配布しています。あなたご自身いろいろな方法を試してみて,区域に最も合った方法を用いたいと思われるでしょう。
5 あわれみ深い関心を示す別の方法は人々に「ものみの塔」と「目ざめよ!」の二冊の雑誌を配布し続けることです。書籍を受け取らない家の人にごく簡単に最新号の雑誌の中の興味深い点につき触れ,60円の寄付で配布できます。それに加えて土曜日あるいは他の都合の良い日を雑誌の活動に当てるよう努力しましょう。多くの会衆は土曜日,午前と午後に雑誌活動を取り決めており,ほとんどの奉仕者がこの活動を支持するようにしています。また日が延びているのであるかたは晩の時間を雑誌の活動に当てています。晩の奉仕を行なうことにより,昼間家を留守にしている大勢の人々にも「良いたより」を差し伸べてあわれみ深い関心を示すことができます。注意深く計画なさってください。
6 他の人に対するあわれみ深い関心のゆえに,わたしたちは正確で完全な家から家の記録を保ちたいと思うべきです。何らかの関心を示した人々を真実に気遣って,わたしたちは再訪問を行ないます。次のような再訪問の仕方が提案されています。再訪問の際に「ものみの塔」の表紙にある「エホバの王国を告げ知らせる」という部分に家の人の注意を向け次のように話せます。「エホバとはだれかとわたしたちに尋ねる方々がおられますが,あなたはエホバという名前をご存じですか」。(相手の返事を待ち,巧みに話を次の点に進める)「聖書の詩篇 100篇3節でエホバについて何と記されているか,少しご覧ください」。(聖句を読むか,読んでもらい,適切な説明を加える)それから「見よ!」の小冊子8ページの「聖書の神」の部分を開き,エホバについて述べられている所を一緒に討議できるでしょう。もし家の人の興味を高めることに成功すれば,「見よ!」の小冊子の興味深い点を再び討議するための短い訪問を提案し,「聖書は東洋の本」,「エホバの奇跡と創造」などの主題につき話し合い,適当な時に「真理」の本を用いて研究に入ることができるでしょう。
7 エホバの従順なしもべとしてわたしたちが人々に示す深い関心と,その益のために行なう忠実な努力により多くの人々がエホバを知るようになりますように。
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