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良いたよりを伝える ― 信仰を築き上げるために雑誌を用いる王国宣教 1976 | 9月
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良いたよりを伝える ― 信仰を築き上げるために雑誌を用いる
1 宣べ伝える業におけるわたしたちの努力は弟子を作り出すことに向けられています。長年にわたって,エホバの民はそれを行なうため非常に多くの手段を用いてきました。「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌は驚くほどの増加をもたらす点で大きな役割を果しました。エホバの導きにより,全世界の誠実な人々の心に信仰を築き上げるということで彼らは雑誌を効果的に用いるようになりました。エホバの祝福はわたしたちがこれらの雑誌を引き続き十分に用いてゆくよう,さらに多くの人々がこれらの雑誌を定期的に得られるようにするのを励ましています。
2 わたしたちは雑誌配布が唯一の目的ではないことをよく認識しています。むしろ,弟子を作る業の一部として人々の中に永続する資質を築き上げる点で雑誌が果す役割をうれしく思います。(コリント第一 3:10-15)わたしたちの目的は人々を助けることであり,雑誌はこれを行なうのに有用です。あなたが雑誌の業に参加する時考慮なさるのはそのことですか。わたしたちが人々を助けたいと望む時,成功を,配布した数ではなく,人々の命を救う何かを人々が学ぶのを助けるため雑誌を用いることができた度合いと同様にみなします。
雑誌の効果的な用い方
3 このことを思いに留め,雑誌をどのように効果的に用いることができるでしょうか。人が他の人に近付く主な目的は,その人に話をする機会を得るためです。もしその人がわたしたちと喜んで話そうとするなら,わたしたちはおそらくその人を助けることができるでしょう。多くの人は冷淡,偏見,そしてこの世的な考え方のゆえに話したがりません。もしこのような最初の障害を克服でき,聞く耳を少しの間だけでも得ることができるなら,わたしたちは心にふれる何かを言うことができるでしょう。雑誌活動はそのことを行なうようわたしたちを助けるでしょう。
4 雑誌はニュースに対して新鮮な物事の見方を含んでいます。多くの記事は人々が話している事柄を扱っています。話の筋をひと目で伝えるさし絵もあります。宗教には無関心な人々の関心を起こさせるような記事もあります。最も簡潔な論理で力強い論議を行なう大変良く書かれた記事もあります。題は考えを刺激するよう目的をもって選ばれています。わずかばかりの反応を引き出すためにでも,もしあなたが雑誌の中から何かを用いることができるなら,さらに広範に証言する糸口を作り出すことができるでしょう。
5 雑誌活動に参加する前に,あなたは次のことを行ないたいと望まれるでしょう。(1)雑誌を見通して,人々に訴えると思われる,人目を引く特徴を拾う。(2)主題に関し家の人が何か意見を述べるように促す2,3の文章を考えておく。そして積極的な見方をして,十分の雑誌を携えて野外に出るよう努めましょう。奉仕集合所で仲間の奉仕者と合う時,お互いに配布の方法を話し合い助け合うことができます。雑誌活動の際一軒の家であまり長い時間を費やさず,むしろできるだけ多くの家々を回るよう心がけるのは良いことです。関心を示した人々は是非記録に留めておき,何度も再訪問を試み,研究を取り決めるよう努力いたしましょう。年若い奉仕者も土曜日の午後など雑誌活動に参加する良い機会があるので,彼らを助けましょう。6月号「王国奉仕」が述べたように鹿児島西会衆では土曜日午後の雑誌活動が何度も立ち消えになってしまうので長老たちは,土曜日午後を会衆の合同活動とし,集合時間を子供たちも参加できるよう遅めに取り決めました。それ以来子供たちだけでなく他の方々も熱心に午後の活動を支持し約30人もの方が土曜日午後に奉仕を共にしています。
6 家から家の奉仕で,研究を始めることを思いに留めてください。多くの人々は限られた反応しか示しません。それで,雑誌の提供はあなたの努力にかかるでしょう。だれかが話し合おうとするなら,さらに関心を高めるような事柄を話す用意をしていてください。もし関心が限られているなら,あなたは何か簡潔な聖書的な考えを残し,次の号をもって再び訪問するよう記録に留めてください。喜んで聞く人に会うなら,何か小冊子を用いて研究を始めるように努め,早目に再訪問する明確な取り決めを設けてください。
7 このような方法で雑誌を配布すれば,目的を配布以上に広められます。人々を助けることに強調が置かれます。各会衆で長老たちが毎週雑誌の日を取り決め,すべての人が参加するよう励ますのは良いことです。
8 エホバの驚くべきみ業を学ぶためにやって来た昔の人々が反応を示したように,誠実な人々が反応を示すことはわたしたちの願いです。『その時彼らみことばを信じそのほまれをうたへり』― 詩 106:12。
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日本の野外奉仕報告: 6月王国宣教 1976 | 9月
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日本の野外奉仕報告: 6月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 880 146.6 67.3 5.7 104.9
開拓者 5,208 100.3 39.8 3.6 53.6
一時開拓者 2,591 84.5 31.1 2.3 36.3
伝道者 29,380 18.3 7.3 0.9 10.2
合計 38,059 書籍配布: 154,124
新しく献身しバプテスマを受けた人: 327
昨年の平均に対する伝道者の増加: 26%
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発表王国宣教 1976 | 9月
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発表
◆ 野外での提供: 9月: 「進化」の本に2冊の雑誌を添えて200円の寄付で。10月: 「目ざめよ!」1年間の予約に3冊の小冊子を添えて1,300円の寄付で。関心ある方には「ものみの塔」と「目ざめよ!」の両方の1年の予約を2,600円で勧めることができます。もし家の人が予約しないのであれば2冊の雑誌に3冊の小冊子を添えて150円で配布できます。11月: 「救いは近い!」の本に1冊の小冊子を添えて300円の寄付で。
◆ 会衆の主宰監督は9月15,23日の特別活動を早めに会衆に発表し,みなが参加するように励ましましょう。午前中は文書を用いる伝道,午後はもし望むなら雑誌活動にすることもできます。夏の間,雑誌はややたまり気味であったかもしれませんが,秋からはいつもたくさん配布されます。十分注文し,必要ならいつでも特別注文なさってください。
◆ 新奉仕年度から主宰監督が変更される場合でも会衆の郵便永久住所を変更する必要はありません。協会は何か特別の事情がない限り会衆が同一の郵便永久住所を用いてくださるよう希望しています。郵便永久住所の方は協会からの郵便物をなるべく早く主宰監督に渡すよう取り決めてください。
◆ 参考としてお知らせしますが1977年の記念式の日付(ニサン14日)は,4月3日,日曜日の日没以降です。
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神権的ニュース王国宣教 1976 | 9月
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神権的ニュース
◆ 王国会館献堂式: 茨城,勝田。千葉,成田。神奈川,相模原・東と北と南。富山,高岡。福井,鯖江。大阪,大阪・森の宮。和歌山,有田。兵庫,加古川・西。
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質問箱王国宣教 1976 | 9月
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質問箱
● 家から家の活動のために予定された「わたしたちの王国奉仕」に提案されている証言はどのようにみなされるべきですか。
これらは提案です。わたしたちすべては野外奉仕に従事する時,良いたよりについて述べるべきはっきりした事柄を持つことが賢明であることを認めています。幾つかの証言の仕方が「わたしたちの王国奉仕」でしばしば用意されており,わたしたちが言うべき事柄に変化を与えています。(コリント第一 9:22)もしかなりひんぱんに区域で奉仕しているならこれらは特に助けとなります。それでもなお多くの異なった状態やその国の様々な地方で生じる問題があり,そしてわたしたちが適応性のある者でなければならないことを認識しています。家の人の関心を起こすために証言を調整するのは良いことです。
もし「わたしたちの王国奉仕」に提案された証言がその土地で用いるのに適しているならば,それを用いたいと思われることでしょう。しかしもしあなたがご自分の区域にとってもっと実際的な事柄を詳しく論じ,考えをもっと容易に言い表わすことができるなら,自由にご自分の証言を用いてください。銘記しておくべき大切なことは,わたしたちは王国の良いたよりを伝道しているということです。もしわたしたちが音信をはっきりした,複雑でないものにして聖書を引き立たせて用いるなら,必ずエホバから多くの祝福を受けることでしょう。
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