てください。―ヨブ 1:20-22。箴言 27:11。

⁸ 進歩的な研究を司会する前に，研究したいと望む人を見いだす必要があります。今のところ研究を司会しておられないなら，司会している人と話し合い，研究を始める方法を学ぶのはいかがでしょうか。研究に一緒について行って，その伝道者が司会するところを見ることもできるでしょう。そうすれば，教える良い方法を用いて進歩的な仕方で研究を司会するのに助けになるでしょう。エホバに向かって祈り，研究を取り決める点で助けを願い求め，次いで自分の祈りに調和して行動してください。関心を持つ人々を見いだしたなら，そのすべてを訪問してください。会衆内の研究を取り決めるのが特に上手な人たちは，自分の研究の幾らかを他の人たちに渡すことによって助けになりたいと思うかもしれません。過去2か月にわたって『永遠に生きる』の本を公に配布しましたが，この新しい本を用いてきっと多くの研究が始められたことでしょう。ここで述べた提案を実際的な仕方で活用すれば，わたしたちと研究する人々は急速に進歩を遂げてエホバに仕えるようになることでしょう。

良いたよりを伝える ―「ものみの塔」の予約により

¹ 「わたしは予約を取るのが苦手なんです」と言う人たちがいる一方で，「ものみの塔」の予約を得ることにとても良い成果を得ている人たちがいるのはなぜだろうかと考えたことがありますか。能力が優れているのでしょうか。他の人より上手に考えを言い表わす人もいるかもしれませんが，その事が予約を得る点で必ずしも成功をもたらすわけではありません。「ものみの塔」の予約を提供することをわたしはどのように感じているだろうか，と自問してみてはいかがですか。その質問に対するあなたの答えによってどれほど成功を収められるかが決まるかもしれません。あなたは雑誌や本だけを提供し，そのようにして自分の活動を制限する方が気が楽だと感じますか。そうであるなら，あなたは予約を提供することに対してもっと積極的な態度を培う必要があるかもしれません。

² 問題を認めることはそれを乗り越えるための第一歩です。より積極的な態度を培うために予約をいつも得る人たちに話しかけてみてください。予約を得る機会を探し求める点でその人たちの示す熱意や率先して事を行なう態度に注目してください。エホバを知るよう他の人々を助ける点で雑誌の予約がどれほど貴重なものとなり得るかを認識してください。「ものみの塔」の予約によって良いたよりを首尾よく宣べ伝える点で，こうした方法はあなたの助けになることでしょう。

³ 考慮すべき別の要素は準備です。あなたは「ものみの塔」の予約に対して興味を起こさせるような証言を用意しておられますか。適応性を示しますか。基本的に，家から家の宣教でわたしたちが会う人々には二つのタイプがあります。（1）信仰心があり聖書に敬意を抱いている人と，（2）宗教や聖書にもはや興味を持っていない人です。これらの状況にどのように対処しますか。

提案されている提供方法

⁴ 信仰心のある人に対しては次のように話し始められるかもしれません。「今でも聖書に関心を持っている方にお会いできるのはうれしいことです。多くの人々は聖書をただの本としか見ていないようです。聖書をお読みになって，その音信から生活にどんな益を得てこられましたか」。（家の人が答えるならよく聴き，積極的な点について注解を述べる。）それから，多くの人は聖書を読むが自分の読むことを理解しないために益を得損なっているという点を述べることができます。そして次のように言葉を加えます。「『ものみの塔』は神の言葉をもっとよく理解する点で私にとって助けになってきました。事実，この雑誌のおかげで聖書の理解が大いに増したと感じている人は幾百万人もいます」。次いで雑誌の中の興味深い一つの点を相手に示してください。最後に次のように言います。「24冊の号が含まれることになりますが，『ものみの塔』の予約を1,800円のご寄付で提供できることをうれしく思います」。

⁵ 相手の人が宗教や聖書に関心はないと言うならどうでしょうか。このように答えることができるでしょう。「今日多くの人々がそのように感じています。なぜこのようになっていると思われますか」。（注意深く聴き，できれば家の人の言うことに対して積極的な考えを述べる。）それから，神を信じると公言する人々の行なう事を見て多くの人は神と聖書に対する信仰を失ってしまったという点を述べることができます。また，科学の進歩のために聖書は時代遅れになったと感じている人々もいます。そしてこう尋ねることができるでしょう。「でも，聖書が今なお世界のベストセラーなのはどうしてだろう，と考えたことがありますか。『ものみの塔』誌は100年以上にわたって，神の言葉の価値を理解するよう幾百万もの人々を助けてきました。聖書の原則に基づく道理にかなった実際的な導きを与えることによってそうしてきたのです」。（最新号の雑誌の中の具体的な一つの点に家の人の注意を促す。）結論としてこのように言います。「これから出る『ものみの塔』の24冊の号を郵送という形で，わずか1,800円のご寄付で受け取ることができます」。

⁶ 予約の提供をどのように行ないたいと思われますか。積極的な態度が成功につながることを忘れないでください。

神権的ニュース

■ 次の会衆で王国会館が献堂されました。茨城，水海道。埼玉，川口･北と西。埼玉，越谷･北。東京，東京･葛西。静岡，修善寺。三重，志摩。三重，鳥羽。奈良，王寺。和歌山，有田。広島，福山･大門。広島，本郷。愛媛，松山･星岡。福岡，北九州･小倉西。

■ 昨年12月，ウガンダでは伝道者が182人であるのに対して385人が地域大会に出席し，30人がバプテスマを受けました。兄弟たちは大いに熱意を示し，この大会に感謝を表わしました。数人の兄弟たちは出席するための交通費として1か月分の給料を上回る額を使ったとのことです。

■ フィリピンは19の「王国の真理」地域大会で14万7,604人という出席者最高数を報告しました。合計1,554人がバプテスマを受けましたが，これは1975年以来記録に残る最高数です。

■ グアドループ島の3,002人の伝道者は昨年12月，地域大会に6,008名が出席するのを見て喜びました。前年の同じ月に対して24％も多い家庭聖書研究が報告されました。

■ マカオの一人の兄弟は昨年11月に82件，12月には200件の新予約を得ました。

質問箱

● 書籍研究の場所として用いる家を選ぶに当たって，どんな要素を考慮すべきですか。

自分の家で会衆の書籍研究を開くのは何という優れた特権でしょう！ 書籍研究は会衆の延長であり，人々を教え諭すためのエホバの取決めの一部とみなされています。時折，ある家が使用できなくなったり拡大が生じたりして新しい場所が必要になります。書籍研究の場所として家を提供したいと思う人が会衆内にいるなら，その人は長老たちに通知するべきです。自分の家が選ばれなかったとしても，あなたは自分の申し出が大いに感謝されたことを確信できます。

場所の便益を考慮することに加え，長老たちは安全ということにも幾らかの注意を払うべきです。場所によっては姉妹たちが暗い夜道を一人で歩くことが危険を伴うかもしれません。同じ方向から通う伝道者たちが誘い合って，一緒に行動し，助け合うことができるかもしれません。会衆の書籍研究ができるだけ最善の場所で行なわれるよう良い判断を働かせる必要があります。

きちんとして整頓された家はいつでも感謝されます。十分な照明と換気ができるなら良いことです。（使徒 20:8）用いられる家の家族も自ら良い模範を示しているべきです。排斥された者や真理に反対している人と接する可能性のある家で集まらないようにするのは望ましいことです。また，毎週研究の前にざぶとんやいすを並べるなど幾らかの準備が必要ですが，そうした必要な事柄をしてくださる人たちにわたしたちは感謝します。