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発表者の制度を清く保つものみの塔 1954 | 3月1日
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8,9 今日人がヱホバにその生命を献身する時,ヱホバとその永久に設立された政府に関して,その人の献身はどのような崇拝を含みますか?
8 人が,今その生命をヱホバ神に献身する時,それは永続して決して終ることのない奉仕の問題です。それは時折りに,少しだけするということではありません。それは偶然の道楽とか,時間潰しではありません。それは,『われ日ごとに汝を讃める。』ということです。ヱホバ神への奉仕は,あなたの崇拝です。あなたは,彼の聖名を讃美し,彼の栄光を語り,あなたの神は何をなしたかを他の人々に話さなければなりません。彼の聖名を讃めなさい,彼の聖名を良く話しなさい。あなたは彼の僕であること,そして動機には愛をもつて,幸福のうちにあなたは暮らせるということを全世界に示しなさい。
9 世界の人々に,ヱホバは統治されて居り,彼の御国は今や栄光ある永遠の政府であることを語り告げなさい。イエスはこう言いました。私達は『それで出て行き,すべての国の人々を弟子とし,彼等を父と子と聖霊の名によつてバプテマスを施し,私が命じたすべてのことを守るよう教えなさい。』― マタイ 28:19,20,新世。
『人中でも,そして家から家へ』
10,11 (イ)すべてのヱホバの証者達は,何について,そして何処で今語つて居りますか?(ロ)彼等がそのように語ることは,何故緊急に重要なことですか?
10 宣教者であろうと,開拓者であろうと,または会衆の伝道者であろうと,すべてのヱホバの証者は,ヱホバの御国の栄光を語らねばなりません。ヱホバの制度内にあつては,一人として沈黙している人はありません。『その宮にあるすべてのもの呼わりて栄光なるかなと言う。』(詩 29:9)パウロもそうしました。パウロはこう申して私達の注意を引き起して居ります。『利益となる事を,あなた方に語るのに私は躊躇しなかつた。また人中でも,家から家へでもあなた方を教えるのに躊躇しなかつた。』― 使行 20:20,新世。
11 イエスの使徒達や,他の忠実は追随者達は,創造者について,そしてその子について知つていることに対して全然躊躇しませんでした。創造者の子は,彼等のであり,世の罪を取り除きました。彼等はひるむことが出来ませんでした。何処で彼等は語りましたか? 人中で,そして家から家へと語りました。彼等にとつて,その方法は最初から後のパウロの時代に於いても重要でありましたが,それはヱホバの御国の此の40年目の年でも私達の最も重要な仕事です。あなたは野外に出掛け,家から家へ,家庭から家庭へと行き,家庭で人々に会つて,彼等にヱホバの御国の栄光を語らねばなりません。あなたはそれをして居ますか? 特に,ヱホバの永久の政府である御国が設立されている現在そうして居ますか? そうすることは緊急に重要なことです。何故ならば,ハルマゲドンの最後の戦いまでに残された年月は,そう多くはないからです。
12 その隣人を真に愛する人達は,何故そしてどのように,世とは異つているということを証明しますか?
12 私達は違つているということを,世に示さなければなりません。私達は,燈火を量りの桝の下に隠すことは出来ません。(マタイ 5:15)私達は,隣人を愛することを信じて居り,暗黒でその人を殺すことなどを信じて居りません。私達は,その人が生きるのを見たく願います。世に語るようにと,ヱホバが私達に与えた生命の音信で,私達はその人を助けることが出来ます。そのことは,家から家へと出掛け,家々で人々と研究することによつて一番良く達成することが出来ます。家庭で研究すれば,人々は質問をすることが出来,そして聖書からの答えを得ることが出来ます。丁度あなたと同じように,人々は『すべてのことを確めなければなりません。』そして人々がヱホバの御国を信ずるよう私達は願うものです。『あなた方が家に入る時,家の人とあいさつをしなさい。そして若し家がふさわしければ,あなた方が願う平和がその家に来るようにしなさい。しかし,若しふさわしくなければ,その祝福をあなた方に帰るようにしなさい。』― マタイ 10:12,13,新世。
13 (イ)家から家へと伝道しながら,新しい世の社会の奉仕者は常に,どのようにして各家が救われるのに相応しいかどうかということを決定しますか?(ロ)選択についての家の人の自由を,何故その奉仕者は認め,そして尊敬しますか?
13 私達は素晴らしい音信を持つて居りそれを世界や,すべての国,種族,そして言語にもたらすことが出来ます。その音信は,平和な人によつてもたらされた平和の音信です。あなた方,奉仕者は新しい世の社会に属している者です。あなた方は,宇宙の至上支配者ヱホバ神を代表して居ります。あなたが家に入る時,あなたの平和をその家に示しなさい。若しその家が,あなたの平和な音信を欲せず,そしてたとえあなたが平和で,親しい態度であつても,あなたの居るのを望まず,またヱホバ神の栄光ある御国を知ろうと欲しないならば,その家を叱つてはなりません。その家とは,すなわち戸のところであなたに会い,聞くのを拒絶する人です。むしろ,あなたの平和を取り戻しなさい。その人が聞く耳を持たないならば,直ぐにそして親切な態度で去りなさい。叱る理由は全くありませんし,また,『あなたはハルマゲドンで死ぬでしよう!』など言つて急に立ち去る理由は全くありません。各人は,誰に奉仕するかを選ぶ権利を持つて居ります。あなたは平和をもたらしました。あなたは愛と親切な音信をもたらしました。あなたは,その人に正義の世を示すのに努めました。しかし,その人は,その正義の世を欲しませんでした。あなたは,その平和な音信を再び自分に取り戻し,次の家に行き,そしてその家の人に語りなさい。あなたが訪問し,あなたを拒絶した最初の家の人も,何時かは多分その心を変えるかも知れません。多分,次の奉仕者が訪問する時,その奉仕者は平和の音信をその家に置くのに成功するかも知れません。望む人達に対して,あなたは平和な,良い音信を持つて居ります。その音信は,貴重で栄光あるものです。それを望む人に対しては誰れであつても,あなたは進んで,そうです,よろこんで熱心にそれを与えたく思つて居ります。人がその音信を望まないならば,それで,あなたは腹を立てゝはなりません。また気持を乱されてなりません。あなたはその音信を保ち持つて,他の人に与えるようにしなさい。此の古い世を好み選ぶ人々の為に,あなたの感情が乱されたり,あなたの勇気が挫かれてはなりません。その代り,幸福な気持を以て,次の聖句を憶い出しなさい。『神は世をそんなにも愛されたので,彼の独り子を与えられた。それは,彼に信仰を持つ者は誰でも滅ぼされず,永遠の生命を持つためである。』(ヨハネ 3:16,新世)若し人が子イエスを受け入れようと欲しないならば,ヱホバは強制してまでもその人に生命を与えようとは欲しません。各人は,その素晴らしい贈物を受け入れ,キリストに信仰を持つことを選ぶことが出来ます。そして素晴らしい御国の祝福と,新しい世に対する御国の支配の祝福をたのしむことが出来ます。しかし,人が,その人にも適用される贖いの価を欲しないならば,その人を強制して,無理に受け入れさすべきではありません。奉仕者は,元気良く出掛け,餓えている人達を探し出して養います。
14 今からただ誰だけが,ヱホバを正しく讃美するでしようか? そしてどの位の間?
14 利己的な,平和を破るような人を,ヱホバは新しい世に入れて,その静穏を乱させるようなことをしません。そのような人は,今心を変えた方が宜しいでしよう。今なら,まだ時間があります。そして生命への道を得なさい。ですから,今よりハルマゲドンの時までの間,最高至上の神の聖名を讃美するのを怠つてはなりません。私達が続けて行おうとして居るものは,重要なものです。そして,私達は永久に ― 世々限りなく行う機会を持つているのです。―詩 71:14,15。
15,16 (イ)イエスの使途達のした他のどんな行いを,円熟した家から家への伝道者は今日用いていますか?(ロ)どのように,そして何故に協会の本部もその行いに従いますか?
15 あなたが家から家へ行くことは,愛の業の終りであると考えてはなりません。利己的な気持を持たず,私達はヱホバの御国の良い音信を家から家へと運びます。或る人は聞きます。しかし,使徒達が何をしたかを見てごらんなさい。『さて,数日経つて,パウロはバルナバに言いました。「是非とも戻ろう。そして私達がヱホバの言葉を伝道した町々に居る兄弟達を訪問して,彼等がどういう具合であるか見よう。」』― 使行 15:36,新世。
16 それですから,家に平和の音信をもたらし,その家でヱホバの御国の栄光を語つた後に,人々がその音信を忘れないことを私達は望みます。あなたが,ヱホバの真理を少しだけ初めて与えた人々よりも,あなたの方がずつと円熟しているということを記憶してください。あなたの心の中に,真理はしつかりと確定して居ります。その真理により,あなたは強固になり,あなたの信仰は力あるものなのです。パウロとバルナバはそのことを知つて居りました。それで,彼等が真理を与えた兄弟達のところに,パウロとバルナバは戻りました。そうです,町にいる人で,彼等が訪問したすべての人のところに戻りました。イエスが言われましたように真理である神の言葉にあつて,彼等を強めようとパウロとバルナバは望みました。私達は,その神の与えた行為の手本に従わなければなりません。私達はものみの塔協会の本部に於いて組織的にいたします。何故ならば,ものみの塔協会の本部から巡回の僕や区域の僕は,会衆より会衆えと派遣されるからです。それで,若し会衆内に悪いことがあるか,或いは会衆の熱心を弱め,その会衆の成員を不活潑にさせるようなものがあるならば,ヱホバ神の円熱した旅する僕達によつて,その障害を取り除き,彼等を再び最も聖なる信仰の中に建て起すことが出来ます。
17 会衆の僕達は,どのようにそして誰達の間で特に「宣べ伝え,教える」べきですか?
17 いろいろな会衆にいる僕達は,絶えず神の群を世話し,信仰に弱い者達を再訪問して,どのように家から家に行くべきかを教えなければなりません。孤立して,田舎の地方に住んでいるが,興味を示している人達を良く注意して世話をしなさい。その補佐達やまた他の僕達と共に,会衆の僕は出来るだけそれらの人々を注意して世話しなければなりません。彼等は他の羊です,彼等は散らされて居りますので,共に集められ養われなければなりません。初期の会衆についてこの記されて居ます。『毎日,宮や,家から家へと,彼等はキリスト・イエスについての良い音信を教えたり,宣べ伝えていることを止めなかつた。』― 使行 5:42,新世。
18 今日,御国が現実であるということを知る時に,円熟し,また円熟しつつある家から家への伝道者は,その幻像によつてどのように影響されますか?
18 今や,ヱホバの御国の40年目に居りますので,私達は止めることが出来ますか? いいえ,むしろ,1900年以前にイエスが木に懸けられたことを憶い出してください。彼は苦しめられ,共謀した宗教家や政治家によつて殺されました。そのことは,イエスの初期の追随者達にとつて打撃であつたことは疑いありません。これらびつくりするような事が起つたのは西暦33年でした。その当時,伝道するよう遣わされたイエスの弟子達にとつて,万事が暗く見えました。しかし,後に五旬節<ペンテコスト>の時以後,彼等は家から家へと出掛け続け,決して止まることがありませんでした。此の組織制度の最後の時代の間,私達は良い音信を,長い年月伝道して居ります。さて今日,私達は止まるべきですか? ゆつくりするべきですか? 隠退すべきですか? 私達はそう出来ません。1914年,或いは1918年或いは1931年,或いは如何なる以前の時よりも,私達は今日御国を明瞭に見ます。私達は御国の力を感じます。私達はその活動を見ます。それで,全くイエスの使徒達の如く,私達はヱホバ神の此の栄光ある御国の良い音信を,宣べ伝え教え続けて,決して止めてはなりません。私達の前には,大きな仕事があります。そして新しい世の社会は,その大きな仕事をなすでありましよう。
19 詩篇節 145篇の古代記者は,ヱホバに心から従う地上の讃美者達に対して,表現のどんな型を種々に用いるべきであると強くすすめて居りますか?
19 此の記事の基礎となつている詩篇 145篇は,非常に『発表的な』詩篇です。それは強く表現して居り,それは物事を宣べ伝えて表わし続けて居ります。そして,若しあなたがその詩篇を1節づゝ読んで行きますと,あなたは崇め,讃美し,讃め称え,宣べ伝え,深く思い,話し,述べ語り,歌い,語り告げ,そして『その大能のはたらきと,その御国の栄光ある御稜威とを人の子等に知ら。』すべきであるということを知ります。その詩篇記者は,私達が語ることを何と望んだことでしよう! その詩篇記者は,今より何千年もの昔に,彼が前以つて見た栄光について語り告げたかつたのです。彼は話したかつたのです。しかし,今私達はヱホバの御国のその栄光の只中に居ります。私達は,是非ともその御国の栄光を語るべきです。そして『その大能のはたらきと,ヱホバの御国の栄光ある御稜威とを人の子等に知らす』べきです。―詩 145:12。
20,21 (イ)現在,全地に亙つて,家から家への御国宣明者の大きな群を形成しているのは誰ですか?(ロ)誰が,彼等を指導していますか? そして,彼等が続けて証言する時,最も高い,最終の結果は何ですか?
20 此の良い音信を家から家へと伝道し,そして此の平和な音信を地の果てまで語り続ける責任は,ヱホバ神に献身したすべての者にかゝつているのです。ヱホバの御国は設立されているということを記憶して下さい。ヱホバの御国は,その宇宙制度の首府,あるいは支配する部門です。その御国に,14万4000人が取られました。此等14万4000人は,キリストと共に共同相続者であり,キリストと共に千年間支配し統治するでありましよう。彼等は皆謙遜で,従順で,愛の心を持つた人々です。地上に居た時,彼等は御国の良い奉仕者でした。そして御国の栄光ある御稜威を語りました。此等14万4000人の他に,その御国の下で祝福と平和を共に受ける多くの人々が居ります。今日そのような人々は,全世界に散らされて居ります。しかし,彼等は一つの制度に共に集められつゝあります。新しい世の社会とその活動は,皆1914年に生まれた天的御国の指導の下にあり,私達は今はつきりと見て居ります。それは何か神秘的なものではありません。それは明白な現実です。イエス・キリストが地上に居りました時,彼は,支配者の高い地位に高められるに価値ある者であり,そして愛の原則に基いて新しい世を運営し得る者であるということを自ら立証されました。イエスは,愛が何であるかを知つて居り,そして地上に居られた時に,愛を述べ表わされました。イエスは,『死に至るまで,苦しみの杭の死に至るまで』天に居られる父への忠実を証明されましたので,『神は彼を優れた地位に高めて,すべての名に優る名を彼に与えられたのである。これは,イエスの名に在つて,天にあるもの,地上にあるもの,地下にあるもの,すべてが膝まづき,また凡ての舌は「イエス・キリストは主である」と言い表わして,父なる神に栄光を帰するためである。』― ピリピ 2:8-11,新世。
21 イエスの忠実な追随者達は,イエスは主であり,『父なる神に栄光を帰する』ということを他の人々に証言し,言い表わし,或は語ります。あらゆる真の崇拝は,ヱホバに捧げられます。その子イエスでさえも,ヱホバに崇拝を捧げられます。それこそ,神の求められることであります。そして,14万4000人は,その子を通じて父に栄光をもたらすでありましよう。何故ならば,彼等は天的御国に於いてキリスト・イエスの花嫁となるからです。(黙示 22:9)地上には,未だ此の花嫁級に属する遺残者達が居ります。1953年の記念の夕食の報告によると,僅か1万9183人だけです。これらの遺残者達はすべてヱホバの栄光ある御国を語り,ヱホバの御名を立証しなければなりません。この立証を指導して居られる方は,キリスト・イエスです。キリストについては,こう書かれてあります。『政事はその肩にあり,その名は奇妙,また議士,また大能の神,とこしえの父,平和の君ととなえられん。その政事と平和とはまし加わりて窮りなし。且つダビデの位にすわりてその国を治め,今より後とこしえに公平と正義とをもてこれを立てこれを保ち給わん。万軍のヱホバの熱心これを成し給うべし。』― イザヤ 9:6,7。
22,23 (イ)今や実際に設立され,そして全地に及ぶ唯一つの統治力に対する失敗することのない支持と,永久の成功は誰に依存しますか?(ロ)誰が今,此の真の永続する政府を宣べ伝えますか? どれ程,そして何時まで彼等はそう為し続けますか? 他の人達とまた彼等自身にどんな益をもたらしますか?
22 生きている神ヱホバは,この制度をすべて支持されて居ります。此のすべての事柄を明白な現実とされるのは,ヱホバの御意であり,力であり,熱心であります。ヱホバは,これを成されるでありましよう。ヱホバによつて運営を始められた此の栄光ある御国を見る時,私達は是非ともその御国について語らねばなりません。私達は,正義の支配の必要なることを知つて居ります,そしてクリスチャンとして私達は絶えず,『一日中』その正義の支配について,他の人達に語らねばなりません。(詩 145:2,ア訳)私達は,神の民として自分自身を表わさなければなりません。『御国の此の良い音信は,すべての国民に対して証しをするために,全世界に伝道されるであろう。そしてそれから全き最後が来るのである。』― マタイ 24:14,新世。
23 それで,正しい事を今語りましよう。ヱホバの永遠の政府である此の御国に就いて語りなさい,そうすればあなたは生命を得るでしよう。口頭で教えられることによつて,あなたはその御国を知るようになり,そしてあなたは生命の道を保ち続けることが出来ます。『口頭で言葉を教えられる者は,その教える者と善き事を分ち合いなさい。』(ガラテヤ 6:6,新世)あなたはそうすることが出来ます。それは,口頭で教える人と共にあなたが,ヱホバの御国の栄光を伝道し,語り宣べ伝え,教え,そして崇めることによるのです。あなたの責任は,『その大能のはたらきと,その御国の栄光ある御稜威とを人の子等に知らす』ことです。こうするならば,あなたは詩篇記者と共に更に続けてヱホバにこのように言うことが出来ます。『なんじの御国は,とこしえの御国なり,なんじの統治は,永遠に続くであろう。』(詩 145:13,ア標)若しあなたが生命を欲するならば,あなたはまた1954年の聖句の言葉を言わなければなりません。『われ日ごとに汝をほめ,世々かぎりなく聖名をほめ称えん。』― 詩 145:2。
24 ヱホバの設立された御国を宣べ伝えることは,それに従事する者だけに限られて居りますか? 何故そうではありませんか?
24 私達は利己的であつてはなりません。そうして此の伝道の仕事はたゞヱホバの証者だけがするものであるなどと考えてはなりません。私達は秘密で,制限した,或いは閉じた社会ではありませんし,また制度ではありません。私達は全世界の人々に口頭で教え,そして語り,すべての人が来て私達と共にこの良い事柄を共に分け合い,私達と平和を共にし,ヱホバの御目的を学ぶよう呼びかけます。そうすれば,各『羊』もまた,ヱホバの真の崇払者と伝道者になるでしよう。私達は,人をある事に参加させようと努力しているのではありません。しかし,私達は人々が生命を得るのを見たく,強く願つて居ります。私達は死に度くありません。私達は,他の人達が死ぬのも願いません。他の人達が生きるのを欲します。他の人達が宇宙の最高支配者ヱホバ神を認めるよう私達は願います。それですから,私達は口頭で教えることによつて,他の人達が私達と共に来て,丁度私達が語つているのと同じように語るのを強く欲するのです。
25,26 もつともつと多くの御国宣明者を正しく歓迎することは,昔のどんな予言の成就でありますか,そしてそれは,実際にどのように表現されて居りますか?
25 私達がしている此の伝道の仕事を今止めてはなりません。そして,良い音信を伝道することには全く中止がありません。『聖霊と花嫁は「来なさい!」と言い続ける。』そして『聞いている者達に「来なさい!」と言わせよう。そして渇いている者達を来させなさい。願う者には生命の水を無料で取らせなさい。』― 黙示 22:17,新世。
26 此の事に於いて,私達は利己的にはなれません。あなたの隣人のところへ行きなさい。あなたの親戚のところへ行きなさい。家から家へと行きなさい。「来なさい! そしてこの生命の水を価無しで,無料で取りなさい。」と言いなさい。ますますもつて,私達各自は『その大能のはたらきとその御国の栄光ある御稜威とを人の子等に知ら』さなければなりません。
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『聞くだけの人ではなく御言葉を行う人となりなさい』ものみの塔 1954 | 3月1日
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『聞くだけの人ではなく御言葉を行う人となりなさい』
1 今伝道されねばならない『御言葉』とは何ですか? そして『御言葉』は,それを聞く者の生命を,ただどのように救うことが出来ますか?
新しい世の社会にいる者達に対するヱホバの命令は,『御言葉を伝道しなさい『ということです。その御言葉とは,ヱホバ神とその子イエス・キリストについて,また正義の新しい世と,そして宇宙の創造者が,創世記から黙示録に至るまでその書かれた御言葉を通して私達に啓示されているすべての事柄についての真理です。その音信は伝道されねばなりません! 御言葉の一部を聞く人は多いですが,その一部でさえも,人々の心の中に植え附けられません。生命を救うのは,『御言葉を植えつけること』によるのです。しかし,『あなたの魂を救うことが出来る御言葉を植えつけること』は,そこで止まつてはなりません。(ヤコブ 1:21,新世)若しあなたが,その御言葉の言うことをするならば,その御言葉はあなたの魂を救うことが出来ます。それはたゞ聞くだけではなく,それはあなたが聞いたことを他の人達に伝道することです。どの人も,ヱホバ神に奉仕するか,或いは悪魔の悪い制度と共にいるかということを選ばなければなりません。ですから,何百万という宗教家のように,たゞ聞くだけの人にならず,御言葉を行う人となりなさい。伝道しなさいという至上の支配者の命令に従いなさい。それは,あなたがヱホバを崇拝するのを欲しているということを示します。
2 1953年中,何人の人がその献身を水の浸礼によつて象徴しましたか? 此等の人々に関して何が言えますか?
2 1953年の奉仕年度の間,水の浸礼によつてヱホバ神の奉仕に,その献身を象徴した人は5万665人居りました。此等の人々は,各自永遠の生命の運命を選んでいるということが言えましよう。(申命記 30:19,新世)彼等は古い世を棄て,その死の申し出でを棄てました。何故ならば,『悪しき者の途は幽冥のごとし,彼らはその躓くものの何なるを知らざるなり。』(シンゲン 4:19)ヱホバに献身した人達は,『どの良い贈物も,どの完全な贈物も上からのものである。』ということを知りました。ヤコブ 1:17,新世。
3 (イ)1953年中,ヱホバの証者は善意者のところへ何度再訪問しましたか? そしてどんな目的で?(ロ)規則的に幾つの研究が行われましたか? 何故他の羊はよろこんでヱホバの証者とそのような研究をするのを欲しましたか?
3 他の羊を共に集める時が来ました。彼等は,その主人の声を聞く時に主人に従います。牧羊 ― 君主(ひつじかいであるとともにきみ)であるイエス・キリストは,真理と正義を求める人達が,真理を聞き,そして学ぶ機会を得るようにと取計らつて居られます。御言葉を行う者であるヱホバの証者は,家から家へと行き,1953年度の間,興味を持つた人々のところに2299万305回再訪問しました。それは,人々
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