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  • 正しい態度は身の守りとなる
    ものみの塔 1974 | 5月1日
    • はありません。もちろん,そのようなことを行なっても神の王国から閉め出されます。しかしイエスは,食べること,飲むこと,日常生活の苦労など,わたしたちだれもが容易に影響を受けるありふれた事がらについて彼らに警告しておられたのです。こうしたことには,罪と言えるところまでふけるのが非常に容易です。そこにこれらの油断のならない危険がひそんでいます。自分は安全な道を歩んでいると考えちがいをしているときに,ふいに捕えられることがないとは言えません。この世の事がらに関係し,それがもたらす煩いに巻き込まれて,自分の霊性をひどくそこなうこともありえます。この世に属するものを自分に必要だと考えて,それを得ることに夢中になる恐れもあります。一般の人びとが持っているあらゆる便利品や生活を安楽にするもののなかでも,「いちばん上等のもの」を持たねば気がすまないと考えるようになるかもしれません。そして,それを手に入れるために世俗の職場で余分に働くのは悪いことではない,と考えるかもしれません。

      22 その結果,その人は霊的生活をおろそかにします。勉強をするための時間を取りません。家族が霊的健康を保つよう必要な助けを与えません。クリスチャンの兄弟たちとの交わりの益も失います。したがって野外奉仕に対する熱意にも欠けています。たまにする奉仕でさえ,たいてい形式的なもので,他の人が弟子になるように助けようとする親切はありません。その人は,キリストが統治しておられることやエホバの日が近いことをほんとうは信じていないことを,実際に示しているのです。

      23 一方,心から神に願い求めている人は,神の霊が自分の上にあること,自分がそれに導かれることを望みます。そして神の霊を持つ人びとと交わり,その人びとの真の友となり同労者となって,神の霊が活発に活動しているところに身を置きます。

      宣べ伝えるわざに携わる正しい動機

      24 イエスはどんな動機から「良いたより」を伝道されましたか。

      24 かつて地上に存在した最も偉大な伝道者であったイエス・キリストは,どんな動機をお持ちだったでしょうか。それはエホバとエホバの「羊」に対する愛でした。イエスは「群衆を見て哀れみをお感じになった。彼らが,羊飼いのない羊のように痛めつけられ,ほうり出されていたからである」と,マタイは9章36節で述べています。イエスはただ彼らのことを気の毒に思われただけでしょうか。あるいはただ彼らのあわれな状態を弟子たちに話されただけでしたか。そうではありません。イエスは心から彼らを愛しておられたのです。その愛に動かされてイエスは彼らのために奮闘されたのです。マタイの記録のすぐ次の節(37,38節)にはこう書かれています。「そこで,弟子たちにこう言われた。『確かに,収穫は大きいですが,働き人は少ないのです。それゆえ,収穫に働き人を遣わしてくださるよう収穫の主人にお願いしなさい』」。そしてイエスとその弟子たちは実際に大きな収穫を得ました。使徒たちの活動の4章4節を見ると,その時までに信者になった人の数は約5,000人になっており,そのあと,使徒たちの活動 6章7節にはこう記されています。「その結果,神のことばは盛んになり,弟子の数はエルサレムにおいて大いに殖えつづけた。そして,非常に大ぜいの祭司たちがこの信仰に対して従順な態度を取るようになった」。

      25,26 (イ)人びとが真理を学ぶ必要のあることを考えるとき,わたしたちはみなどんな質問に直面しますか。(ロ)アイルランドのある夫妻の経験からわかるように,わたしたちはどんな動機で伝道を続けるべきですか。

      25 同様に今日も,必要はたいへん大きいと言わねばなりません。今ほど全世界の人びとが真理を切実に必要としている時はありません。それでわたしたちはみな次のような質問に直面します。わたしは散らされているエホバの「羊」を愛しているだろうか。悪い状態をただ非難したりけなしたりするのではなく,進んで何かを,その人たちの真の助けとなる唯一のことを行なうだろうか。愛をそのような方法で証明するほどわたしはエホバを愛しているだろうか。

      26 エホバの証人の開拓奉仕者として妻とともに14年間アイルランドで奉仕したあるクリスチャンは,こう言いました。『来る日も来る日も,朝から晩まで戸別訪問をしましたが,反応を示す人はひとりもいませんでした。夜帰宅するとわたしは,なぜ自分はこれをしているのだろう,と自問しつづけました。そして答えはいつも,エホバを愛しているから,でした』。

      27 伝道区域内で無関心や反対に会うなら,どんな聖書の助言を思い起こすと有益ですか。

      27 あなたご自身はいかがですか。あなたの伝道区域で無関心や反対に会いますか。もしそうであれば,ヘブライ人への手紙 10章36節から39節までの使徒のことばを思い起こしてください。「あなたがたには忍耐が必要なのです。それは,神のご意志を行なったのち,約束の成就にあずかるためです。あと『ほんのしばらく』すれば,『きたらんとする者は到来し,遅れることはない』のです。『しかし,わたしの義人は信仰のゆえに生きる』,そして,『もししりごみするなら,わたしの魂はその者を喜ばない』とあります。しかしわたしたちは,しりごみして滅びに至るような者ではなく,信仰をいだいて魂を生き永らえさせる者です」。

      28 それでわたしたちはエホバの証人であることの特権をどのように考えるべきですか。

      28 こうした事がらを考えるなら,自分を吟味し,自分の精神を確かめてみるのは,わたしたちすべてにとって良いことです。バプテスマを受けたクリスチャンになったのであれば,自分が得ている名誉ある立場に対して消極的な態度を持つようになってはなりません。わたしたちはエホバのこのすばらしい恵みに動かされて,他の人びとに対する燃えるような関心や,他の人びとを助けたいという気持ちを持つべきです。その恵みは,魂をつくしてエホバに奉仕するようわたしたちを動かすはずです。(伝道 9:10)わたしたちは真理という宝を持ち,キリスト教の宣教という仕事を与えられているのですから,無関心な態度でりくつを言ったり,言いわけをしたりして責任を避けることはできません。

      29 どんなことが,喜びと確信を持ってエホバの「日」を待ち望むことを可能にしますか。

      29 エホバは預言者イザヤを通してわたしたちを励まし,こう言っておられます。『みよわれシオンにひとつの石をすえてその基となせり これは試みをへたる石とうとき隅石かたくすえたる石なり これに依頼むものはあわつることなし』。(イザヤ 28:16)イザヤの時代に人びとは偽りの平和と安全を信頼していました。しかし今日わたしたちは,王イエス・キリストが支配しておられること,真の平和と安全の輝かしい新秩序が近づいていることを知っています。信仰を働かせるなら,疑惑にゆさぶられることなく,しっかりと立つことができます。その新秩序に住むのに何が求められているかは明らかです。不動の信仰とそれに伴う「聖なる行状と敬神の専念」は,わたしたちの救いを保証します。こうしてわたしたちは,エホバの激しい「日」が到来する時,人の子の前に是認された者として立つことができます。

  • アフリカにおける神権的拡大
    ものみの塔 1974 | 5月1日
    • アフリカにおける神権的拡大

      ここシエラレオネには,人好きのする幸福そうな人々約252万人が住んでいますが,彼らの間で話されている言語は20以上にものぼります。ですから宣教者や他の伝道者たちは,この国のすべての人々に証言をする点で一つの問題に直面します。読み書きができるようより多くの人々を援助するという目標をめざして,エホバの組織はたいへんすぐれた働きを行なっています。記録の示すところによると,人口の90%近くが文盲のここシエラレオネにおいて,今ではエホバの証人の75%は読み書きができます。独りで聖書を読み,かつ宣教に十分に携わることができるのは,これらアフリカの兄弟姉妹にとって,なんと大きな喜びでしょう。

      昨年,ギニア共和国では2人の新しい特別開拓者が首都コナクリで奉仕するよう割り当てられました。同市に住む10人の兄弟たちとともに,特別開拓者たちは首都のできるだけ多くの人々に良いたよりを伝えるよう努力しています。ギニアで開かれた記念式には合計626人が出席しましたから,この土地にも関心のある人がかなりいることがわかります。ある小さな村で開かれた最近の巡回大会には225人が出席し,すぐれたプログラムを楽しみました。昨年バプテスマを受けた人の数は27人でした。―エホバの証人の1974年度年鑑より

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