から喜んで助言するでしょう。ことばと模範により巡回監督はあなたが祝福，特権そして責任を十分に認識するよう助けるでしょう。

⁵ それに加えて，巡回監督が長老たちに与える援助からいろいろな方法で間接的に援助を受けます。会衆の多くの事柄に関する有益な討議は巡回監督と長老たちとの集まりを益の多いものとします。これは，今度は，愛ある実際的な方法で他の伝道者たちに表わし示されます。彼はみなさんと同様の必要を持つ，他の会衆と働くことにより得た経験から多くを分け与えることができるのです。長老たちは，もし必要なら司法上の事柄を含め，自分たちが気にかけている問題に実際的な提案を巡回監督がすぐ与えることができるのに気付くでしょう。パウロのように，彼は長老たちが『神の群れに注意を払う』のを助けるため柔和で親切な気持ちで，良い助言を与えることを差し控えません。―使徒 20:27，28。

⁶ 巡回監督は会衆と共にいる週の間，「神の王国の良いたよりを宣べ伝えまた宣明された」というイエスの模範に毎日従います。（ルカ 8:1）巡回監督は水曜から日曜まで毎日率先して，またおそらくあなたと個人的に働くためにそこに来ます。何軒か彼の後についてゆけば（あるいは，もし監督が結婚しているなら彼の妻に）何か新しい考え，新鮮な近づき方または耳を傾けようとしない人たちをとらえるためのもっと効果的な方法を知るようになるでしょう。あなたは聖書研究を持っておられますか。監督は喜んであなたと共に研究に行き，もし望まれるなら研究を司会してくれるのです。このような活発な活動に満ちた一週間は，あなたがすぐに認識なさるように，あなたご自身にとって最も報いの大きなものです。

⁷ 会衆の長老たちも機会を捕えて巡回監督と共に働くようにすれば大きな助けを得るでしょう。戸別訪問，再訪問あるいは研究の司会で，効果的な方法を学び，後程伝道者たちを援助する時役立てることができるでしょう。

⁸ わたしたちを助けるために設けられたこの備えからより大きな益を受けることができますか。さまざまな益を考慮した後，高められた期待と関心をもって次の訪問を待ち望んでください。確かにこのような備えは感謝すべきものであり，わたしたちがより強く，信仰にさらに強固な者となるよう助けるために企画されたものです。もしわたしたちすべてが，この愛ある備えを活用するなら，旅行する巡回監督は『わたしたちがあなたがたを訪ねたことはむだでない』と報告することができるでしょう。―テサロニケ第一 2:1。

良いたよりを伝える ― あなたの身近な人々を助ける

¹ 大多数の聖書研究はわたしたちが家から家の奉仕や再訪問活動に携わっている時に始められますが，他の接触によっても良い結果が得られています。ある地方で，新しくバプテスマを受けた328人のうち40％の方は非公式の証言により真理が紹介されたことを調査は示しています。そうです。バプテスマを受けた328人のうち131人のほとんどは，自分が以前から既に知っていた人からの非公式の証言により命の道に助けられました。

² 普通一般に，人は全く未知の人よりも親族，友人，知人などにしばしばすぐに耳を傾けます。最初，このような人はあなたを知っているので，ただ礼儀正しくあるため聞くかもしれません。しかし，真理が彼らの心に触れると，あなたとの友好関係のためでなく，それが真理であるために彼らは行動するようになります。

³ こうした利点を知っているので，わたしたちは何を行なえるでしょうか。多分あなたの良い振舞いと親切は，真理を話し合ったり，何か文書を配布したり，彼らと聖書研究を司会する道を開くものとなるでしょう。最初反応がなくとも落胆しないで，小さなものであろうと進歩が示されるならそれをうれしく思ってください。

⁴ 人々が自分を個人的に知っている人にどのように反応するかというこの知識をわたしたちの家から家の業にも有益に適用できますか。そうです。わたしたちの区域内の人々，そして特にわたしたちの近所の人々と良く知り合うことは有益です。会衆と共に行なう通常の証言活動に加えて，あなたが家の近くの区域を徹底的に何度でも回ることができる個人の区域として受け取り，人々があなたを知るようにするのは助けになることに気づかれるでしょう。人々があなたをさらに信頼したり確信したりするようになれば，彼らはだんだん耳を傾けるようになるでしょう。

⁵ 伝道している時，初め他のことには関心を示しませんが，わたしたちが定期的に雑誌を届けることをうれしく思う人々を見いだすことがあります。しかし，しばらくの間これら雑誌経路で良い関係が発展し，ある場合には研究が始められます。ある特別開拓者は最近の任命地で，この方法により自分の最善の研究が見いだされていることを伝えています。

⁶ 人々は自分が知っている人，自分が信頼している人にもっと素直に耳を傾けることは明らかです。このことを知っていれば，わたしたちが今知っている人や，家から家の業でわたしたちが知り合う人々に証言する上で助けとなります。

神権的ニュース

◆ 王国会館献堂式: 北海道，広尾。新潟，長岡。愛知，武豊。三重，熊野。大阪･東住吉。鳥取，米子。

◆ 横浜･緑会衆は64人の伝道者に加えて29人の正規開拓者が奉仕しており区域は2週間に一度回られています。しかし兄弟たちはこれで十分区域を回ったとは考えていません。過去6か月，毎月平均16人の方々が一時開拓奉仕をしています。そして伝道者の奉仕の平均もりっぱな開拓者精神を示しています。時間，30.7，再訪問 13.4，研究 1.2，雑誌 12.0。そして過去一年間に31人の新しい伝道者を報告しています。なんと優れた開拓者精神でしょう。

◆ 愛知県春日井会衆も活発な奉仕を続けています。伝道者119人，開拓者10人のこの会衆には約30組の家族が交わっています。過去一年間にこの会衆は45人の新しい伝道者を生み出し，39人がバプテスマを受けました。毎月10人以上が一時開拓を行なっています。

質問箱

● 兄弟たちの住所，氏名や電話番号を協会に尋ねれば教えてもらえますか。

時々他の都市に住む兄弟の住所や氏名，電話番号などを問い合せる電話や手紙を受けることがあります。しかし協会は証人たちのものであろうと予約者のものであろうと，他の人々の住所，氏名，電話番号を外部にお知らせしておりません。これは実際に兄弟たちや組織を保護する目的です。時にはエホバの組織に反対したり，害をもたらそうとたくらんでいる人々が兄弟を装って，他の兄弟たちの住所や電話番号を求めてくるようなこともあるでしょう。それて協会は当人をはっきり確認でき，かつ情報を与えることが協会の益になると判断するのでない限りこうした情報を外部に与えるようなことをしておりません。ある場合には研究生が他の都市に移転したり，またある町に住んでいる関心ある方を訪問してもらうためその地方の会衆の主宰監督と連絡を取りたいので住所や電話番号を協会に求めてくる方々もおられます。しかしこのような場合でも協会はその地方の王国会館の住所をお知らせして，そこで必要な援助を受けることを勧めています。もしだれかを援助してもらいたいとか訪問してもらいたいと望まれるなら，必要な情報すべてを書面に記して協会にお送りになれば，その区域を担当している会衆にそれを送りますから，再訪問してもらえることを期待できるでしょう。

このことは会衆においても言えることです。わたしたちは仲間の兄弟たちを保護し，組織を守る責任を持っています。事態が難しいものとなるような時，わたしたちは機敏であり良い判断を下さねばなりません。兄弟たちの住所や氏名を不必要に他の人々に知らせて兄弟を危険に陥れるようなことがないように注意できます。聖書を学ぶことに関心があるようなふりをした人が伝道者に近づき兄弟たちの電話番号や住所を知り兄弟たちに害を及ぼしたようなことも実際にありました。それでわたしたちは注意深く振舞いたいと思います。確かにイエスの語られた助言はこの点で助けとなります。「それゆえ，へびのように用心深く，しかもはとのように純真なことを示しなさい」― マタイ 10:16。