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より良いことについての良いたよりを言い広めるものみの塔 1984 | 4月1日
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より良いことについての良いたよりを言い広める
「シオンよ,覚めよ,覚めよ,あなたの力を着よ!」―イザヤ 52:1。
1 (イ)世のマスコミはどんな点で失敗してきましたか。(ロ)最も賢明な情報源となっている方は何を知らせてくださっていますか。
高らかなこのような叫びが,この20世紀初頭に鳴り響きました。なぜでしょうか。人類にとってより良いことについての良いたよりを言い広めるべき時が到来したからです。わたしたちはこの良いたよりをこの世の新聞で読んでいるでしょうか。そのようなことはありません。マスコミは,世の扇情的題材を報道したり,深刻化する悪や不道徳を公表するほうを好むからです。しかしマスコミは解決策を示すことができません。今は大勢の人が,人間自身の手になる,一般に世の終わりの核兵器と呼ばれるものの爆発によって生ずる焼き尽くすような大破壊で滅びてしまうことを恐れています。しかし,死すべき人間よりはるかに賢明な方は,世の終わりが到来する時,その終わりが全く異なった源から生ずることをわたしたちに教えておられます。それは,邪悪な人々と邪悪な国家に対する神ご自身の裁きの執行によってもたらされます。(詩編 110:5,6)この情報源となっている方は,この地球とそこに住む人類がその後に栄光ある完全な状態へと変えられる時の千年間にわたる驚嘆すべき再建設のことも述べておられます。それは確かに良いたよりです!―啓示 20:6。詩編 72:16,18,19。ローマ 8:21。
2 どのような緊急な叫びが今上がっていますか。その叫びにどのように応じなければなりませんか。
2 イザヤは『覚めよ,覚めよ!』と叫びます。これほど緊急な叫びが上がっているのはなぜでしょうか。それは,1914年以後,聖書預言がめざましい成就を見ていることから,「生ける神の都市なる天のエルサレム」つまりキリスト・イエスによる神の王国が今天で支配していることが分かるからです。神の天的な組織であるシオンの地上の代表者たちは,熱心な活動に目覚めなければなりません。彼らは,支配者としての神に従う人々に神がお与えになる力をもって,この良いたよりを言い広めなければなりません。―ヘブライ 12:22。使徒 5:32。
3 イザヤはだれに対して,またどんな招待の言葉をもって呼びかけていますか。
3 イザヤはこう続けます。「エルサレム,聖なる都市よ,あなたの美しい衣を着よ! 割礼を受けていない汚れた者は,もはや再びあなたのもとに入って来ないからである。エルサレムよ,塵を払い落とせ,立ち上がれ,座に着け。シオンの捕らわれの娘よ,自分のために首の縛り縄を解け」― イザヤ 52:1,2。
4 この預言はどのように20世紀に成就しましたか。
4 この預言は20世紀に感動的な成就を見てきました! 1914年から1918年にかけて行なわれた第一次世界大戦の間,油そそがれたクリスチャンたちは霊的に捕らわれ人になり,ものみの塔協会の役員を含む相当数の人々は文字通りの牢獄に投げ込まれました。しかし1919年には解放が訪れました。これらのクリスチャンはその時,天のシオンを代表する者として,神の観点から見て美しい「衣」を着ました。それは,宇宙の主権者なる主の僕であることの身分証明でした。彼らは,道徳的また霊的な汚れから離れました。―コリント第二 6:17と比較してください。そこでは使徒パウロがイザヤ 52:11を引用しています。
5 神の民はどのようにイザヤの呼びかけとイエスの模範に注意を払ってきましたか。
5 こうして神ご自身の民は,偽りの宗教の教えや慣行から完全に自由にされました。地上におられるときにイエスが示された模範に倣い,彼らも,世の腐敗した政治や激化する暴力を含め,『この世のものではない』ことをも宣明しました。(ヨハネ 18:36。啓示 18:2,4)しかし,これから見る通り,彼らが虐げられた状態から神のみ前における是認された立場へと高められるにあたって,彼らはより一層積極的な方法で主人の足跡に従わなければなりませんでした。―ペテロ第一 2:21。
「あなたの神は王となった!」
6 今良いたよりを携えて来るのはだれの「足」ですか。その方はどんな目的のために今到来していますか。
6 この預言者のその後の言葉に注意深く耳を傾けてください。「良いたよりを携えて来る者,平和を言い広める者,より良いことについての良いたよりを携えて来る者,救いを言い広める者,『あなたの神は王となった!』とシオンに言う者の足は,山々の上にあって何と麗しいのだろう」。(イザヤ 52:7)この平和の使者は王イエス・キリストにほかなりません。この方は地上におられた間,貧しい人々,打ちひしがれた人々に良いたよりを宣明するため,神の霊によって油そそがれました。しかし,1914年に「諸国民の定められた時」が終了し,今その方は王権を執るために,また地の諸国家と民を裁くために『その栄光のうちに到来しておられ,またすべてのみ使いが彼と共に到来しています』。―ルカ 4:18; 21:24。マタイ 25:31,32。
7 その使者はどんなたよりを携えて来ていますか。
7 この使者が,神を探し求める人々により良いことについての良いたよりを言い広めることに熱意を抱き,比ゆ的に山から山へと飛ぶように走っている姿を想像してみてください。その「足」は何と麗しいのでしょう! その足は,平和の使命を帯びたその方を速やかに運びます。その方は,かつては捕らわれ人だった『シオンの娘』,つまり解放された霊的イスラエルの14万4,000人の残りの者,次いで『すべての国民から来た[数え尽くすことのできない]大群衆』に救いを熱心にふれ告げます。―啓示 7:4,9,10。
8 心を奮い立たせるどんなふれ告げる業が今行なわれていますか。なぜですか。
8 「あなたの神は王となった!」という心を奮い立たせる言葉をふれ告げることが平和と良いたよりを言い広める業の焦点となっています。この神とはどなたで,その方はどのように王となられるのでしょうか。その神のみ名は,キリスト教世界の諸宗教の間で軽視され,ほとんど口にされることがありません。その神とは主権者なる主エホバです。その方は,イザヤ 52章の前のほうの節で,『わたしの名は絶えず,一日じゅう不敬な仕方で扱われた。それゆえに,わたしの民はわたしの名を知るであろう』と宣明しておられます。その比類のないみ名は,諸国民を裁く時が到来したので,いま立証されなければなりません。これらの諸国民も,その方を「諸国民の王」として恐れるようにならなければなりません。―エレミヤ 10:7。啓示 14:7。
9 (イ)「わたしたちの主」と「そのキリスト」はどのような関係にありますか。(ロ)エホバを賛美するすべての人は,どんなことのゆえに感謝できますか。
9 この偉大な王であられる主に関しては,1914年から,また同年以降に生じた出来事について,天で大きな声がこう述べています。「世の王国はわたしたちの主とそのキリストの王国となった。彼は限りなく永久に王として支配するであろう」。神の他の崇拝者たちは,これに次のような心からの賛美の言葉を添えています。「今おられ,かつておられた方,全能者なるエホバ神,わたしたちはあなたに感謝します。あなたはご自分の大いなる力を執り,王として支配を始められたからです。しかし,諸国民は憤り,あなたご自身の憤りも到来しました」。この王国の日に,キリスト・イエスはみ父であられる主エホバの共なる王として支配されます。キリスト・イエスはエホバの義の裁きを執行されます。―啓示 11:15,17,18; 12:10。ヨハネ 5:30。
10 パウロはヨエル 2章32節とイザヤ 52章7節を引用して何を示しましたか。
10 平和を言い広めているのはこの使者なる王だけではありません。使徒パウロは,「エホバの名を呼び求める者はみな救われる」というヨエル 2章32節を引用してその理由を説明しています。それからパウロは,一連の質問を投げかけ,その最高潮でイザヤ 52章7節に言及してこう述べています。「人は,自分が信仰を持っていない者をどうして呼び求めるでしょうか。また,自分が聞いたこともない者にどうして信仰を持つでしょうか。また,宣べ伝える者がいなければ,どうして聞くでしょうか。また遣わされたのでなければ,どうして宣べ伝えるでしょうか。『良い事柄についての良いたよりを宣明する者の足は何と麗しいのだろう』と書かれているとおりです」― ローマ 10:13-15。
11 今日多くの人は,自分たちが『麗しい足』を持っていることをどのように示してきましたか。
11 ですから,ほかにも『麗しい足』を持った人々がいます。これらの人々は,神の使者によってふれ告げられた良いたよりに注意を払ってきました。次いで彼らも,良いたよりを言い広める人々,王国伝道者の大軍となりました。今日それらの人々は,人類のあらゆる国民から来た男女子供で構成されており,約250万を数えています。あなたがそうした人々の一人で,「より良いことについての良いたより」を宣べ伝えているとしたら,あなたは本当に大きな特権に恵まれているのです! 救いを言い広めて家から家に行くあなたを定期的に運んでいるあなたの文字通りの足も価値あるものです。このようにしてあなたは,詩編 19編4節の成就の一端にあずかっているからです。その詩編の聖句をパウロはローマ 10章18節で引用し,「その音は全地へ出て行き,その発言は人の住む地の果てにまで行った」と述べています。―詩編 99:1-3; 148:12,13をご覧ください。
活動する神の組織!
12 (イ)今は,何を行なうための最も重要な時ですか。(ロ)1925年にはどんな顕著な真理が知らされましたか。
12 そうです,「あなたの神は王となった」のです。したがって,今こそ生ける神エホバのみ名を高め,主権者なる主としてエホバを崇めるべき格好の時です。1920年代に神の油そそがれた僕たちの残りの者は,神の王国に関する光が幾度も『義なる者のためにきらめいた』ことについて非常に感謝しました。そして一つの里程標となったのは,「ものみの塔」誌1925年3月1日号の発行でした。その主要な記事は「国民の誕生」と題するもので,神の約束された王国が天において1914年に誕生したこと,メシアであられる王が悪魔と配下の使いたちを地上に投げ落としたこと,神の組織とサタンの組織の間には最後まで戦争がなければならないことなどを示す預言を明らかにしました。―詩編 97:11。啓示 12:1-12。
13 (イ)神の民は1938年までにどんな進歩を遂げましたか。(ロ)1938年にはどんな時宜にかなった進展がありましたか。
13 この霊的な戦いが進むにつれ,エホバの組織と共に仕える人々は,聖書に関する理解がきらめき続けたことによってさわやかにされ,それらの人々の数も,国際的な証言の時期となった1938年には5万769人という大勢が王国奉仕を報告するまでに増加しました。急激な成長のために,より良い組織が必要となり,エホバはそれをちょうど良い時に備えてくださいました。「ものみの塔」誌の1938年6月1日号と6月15日号の二つの号には,研究の主題として「組織」が取り上げられました。その後の7月と8月には「神の戦争」と題する四つの部分から成る連続記事が載りました。真の意味で神権的な取り決めがエホバの証人たちの間に取り入れられ,激化する霊的な戦いのために彼らを強めるものとなりました。イザヤの60章17節と22節の預言に示されていたように,神の民の間の状況が改善されたことは,エホバの王国の業の速度を速めるための刺激となりました。
14 (イ)現代において,ソロモンの建築計画に相当するものは何ですか。(ロ)このことを考えるとどんな質問が生じますか。
14 「組織」に関するこれらの「ものみの塔」誌の記事は,西暦前11世紀のソロモンの統治と,1914年に始まった,即位したイエスの統治の相似点を比較しました。ソロモンはその統治の4年目に建築計画に着手しました。神殿の建設には7年を要し,王の家の完成にはさらに13年が必要でした。同様に,主イエス・キリストは,1918年から1938年までの期間中,特に真の崇拝の回復や霊的な「神の家」を築き上げる仕事に関連した建設の業を遂行したようです。(ペテロ第一 4:17)「組織」に関する「ものみの塔」誌の最後の記事は,次のような説明で結ばれていました。
「聖書の示すところによると,前述の20年に及ぶソロモンの建築計画ののち,ソロモンは全国的な建築計画に携わった。(列王第一 9:10,17-23。歴代第二 8:1-10)それから,『ソロモンの知恵を聞くため,地の最も遠い部分から』シェバの女王がやって来た。(マタイ 12:42。列王第一 10:1-10。歴代第二 9:1-9,12)ここで次の質問が生じる。地上のエホバの民の間近い将来には何があるのだろうか。我々は十分の確信を抱いて待ち,そして理解するであろう」。
では,それから約46年後の今,わたしたちは何を目にしていますか。
驚異的な拡大!
15 (イ)現代版のどんな「シェバの女王」が現われましたか。(ロ)どんな組織上の取り決めがこの級に貢献しましたか。どのようにですか。
15 「地の最も遠い部分から」,現代の「シェバの女王」級である主の「ほかの羊」が,即位した王イエス・キリストの知恵に耳を傾けるため大勢やって来ています。イエス・キリストは確かに「ソロモン以上のもの」です。「忠実で思慮深い奴隷」― 主人がこの地上に組織し,使命をお与えになった油そそがれたクリスチャンのグループ ― を通して,イエス・キリストは豊かな霊的食物の宴を分け与えてこられました。(マタイ 12:42; 24:45-47)そして第二次世界大戦がたけなわであった時でさえ,この「奴隷」はより一層広範に良いたよりを言い広めるよう前進しました。1943年には,米国ニューヨーク州のサウスランシングでものみの塔ギレアデ聖書学校の門が開かれました。資格のある奉仕者たちが宣教者になるための訓練を受け,6か月ごとに約100人の卒業生たちが地の果てにまで派遣されました。
16 (イ)付表は1943年以来の拡大について何を示していますか。(ロ)過去10年間にどんな進展がありましたか。
16 エホバはご自分の証人たちの組織された活動を繁栄させてこられましたか。11ページの表には,エホバへの奉仕を報告した王国を言い広める人々の平均数が1943年以後10年ごとに示されていますが,この表が答えとなります。ごく最近の10年間の進歩は特に今のわたしたちの関心事です。この期間は,一部の人が不満を抱いて背教者となり,組織を離れたため,試練の時,ふるいにかける時となったのです。しかしその10年はまた,全世界にわたる建築と再組織の,そして前途の業のために兄弟たちを強めるためのすばらしい期間でもありました。というのは,『都市が実際に崩壊する』前に「羊」をさらに多く集める業があることに疑問の余地はないからです。―イザヤ 6:11。ルカ 22:31,32; マタイ 25:31-33と比較してください。
17 世界中のエホバの証人が今喜びのいわれを持っているのはなぜですか。
17 1983年には王国の業に驚異的な弾みがつきました。世界中で,多くの国が相次いで野外における伝道者の新最高数を報告するようになったのです。12ページの囲み記事は,エホバがこの増加を与えてくださったために兄弟たちが味わっている喜びの一部を示しています。春と夏の月々に非常な増加があったため,世界中の野外では,205の異なった国々で合計265万2,323人という胸の躍るような伝道者の新最高数に達しました。それは,1982年の最高数を17万4,715人上回るものです。わたしたちはこの祝福に対しヤハを賛美します!―マラキ 3:10。申命記 28:12,13。
18 バプテスマに関する報告は何を行なうようわたしたちを鼓舞するはずですか。
18 水のバプテスマによってエホバへの献身を象徴する人々の数が増加するのを見るのも本当に心温まる経験でした。1983年の「王国の一致」地域大会では,多くの新しい人々がこのようにして神の組織の中のクリスチャンの一致に導き入れられました。1983年には合計16万1,896人がバプテスマを受けましたが,これは前年度の17%増に当たります。エホバが1984年にも,『すなどり,狩り出す』面での良い成果をわたしたちに与えてくださいますように!(エレミヤ 16:16)そしてふさわしい人々を見つけたなら,「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」と「唯一まことの神の崇拝において結ばれる」というあの2冊の優れた本と共に,神の言葉を巧みに用いることによってそのような人々を養いましょう。―マタイ 10:7,11。
19 1983年の記念式の報告は何を示していますか。
19 全体の中で最も感動的なのは,1983年3月29日の夜に世界中の約4万6,235の会衆で行なわれた記念式に関する報告です。表象物にあずかって天的な希望を明示した人は9,292人にすぎず,676万7,707名という出席者の圧倒的大多数を占めているのは「ほかの羊」であることが明らかになりました。その出席者数は1982年の数字を51万4,920名上回っています。柔和な人々から成る何と大きなグループが,エホバの王国の目的に関心を示しているのでしょう!
20 今わたしたちは,新しい仲間や不活発な人々にどんな注意を払うべきですか。なぜですか。
20 神の霊の霊感のもとにダビデ王は,「しかし柔和な者たちは地を所有し,豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう」と宣明しました。(詩編 37:11。マタイ 5:5もご覧ください。)各地のエホバの証人の皆さん,記念式に出席した人のような,エホバの証人との交わりに入って来た柔和な人々を築き上げる面で勤勉でありましょう。そして,不活発に陥っているかもしれない,以前の仲間たちに愛ある霊的な助けを差し伸べましょう。彼らの命はエホバにとって貴重なものです。(マタイ 18:14)これらの人々は,大患難での救いを見いだすためには,今「自分の長い衣を子羊の血で洗って白くし」,その白さを保たなければなりません。一層多くの柔和な人々が目覚めて自分自身がエホバの献身した僕であることを証明し,『より良いことについての良いたよりを言い広めること』にエホバの民と共に喜びのうちにあずかっている今,「大群衆」がこれからも数を増やしていきますように。―啓示 7:9,14。
どのように答えますか
□ イザヤ 52章1,2節は現代においてどんな目ざましい成就を見ましたか
□ イザヤ 52章5-7節は,どのように王国伝道者に適用されますか
□ エホバは将来の拡大のためにどのようにご自分の民を備えておられましたか
□ 幾十年かにわたって,特に1983年にエホバの祝福があったことを示すどんな証拠がありますか
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見張りの者たち,声を上げなさい!ものみの塔 1984 | 4月1日
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見張りの者たち,声を上げなさい!
「聴け,あなたの見張りの者たちが声を上げた」― イザヤ 52:8。
1,2 (イ)イザヤ 52章8節に関連して,どんな質問が生じますか。(ロ)ある僧職者はどんなことを告白していますか。
ここで言及されている見張りの者とはだれでしょうか。それはキリスト教世界の諸宗教の見張りの者でしょうか。では,キリスト教世界の僧職者は今日神の王国について何と述べていますか。次に挙げる例は,その質問に答える助けになるかもしれません。
2 スコットランドのアバディーン大学で尊敬されているある“神学博士の尊師”は次のような不満を漏らしました。
「過去16年間[1963-78]に,もっぱら神の王国という主題に焦点を絞った説教を聴いた記憶があるのは2回だけである。……福音書や,イエスの教えの中心主題が神の王国であることは新約聖書の学者たちが一般に了解していることなのだから,この沈黙はかなりの驚きである。……人々はなぜ神の王国について伝道しないのだろうか。はっきりしている一つの答えは,ただ『そのやり方を教わらなかったから』だと私は思う」。
3 イザヤ 56章10,11節の言葉は今日どのように適用されますか。
3 明らかに,神の王国を宣べ伝えていない僧職者は良いたよりの真の意味を把握してきませんでした。彼らは,目を覚ますようにとのイザヤの呼びかけに注意を払ってきませんでした。彼らは,より良いことについての良いたよりを言い広めることができません。彼らは世の宗教の信条や形式主義に勝るものを何一つ知らないからです。彼らは,欽定訳のイザヤ 56章10,11節に適切に描写されている『盲目の見張りの者たち』です。
4 (イ)イザヤ 52章8節の見張りの者たちは,現代の僧職者とどのように比較されますか。(ロ)わたしたちが偉大な教訓者に感謝すべきなのはなぜですか。
4 「そのやり方を教わらなかった」。これが,神の王国を宣べ伝えていない理由として,“神学博士の尊師”が挙げたものです。しかし,幸いなことに,神の王国を宣べ伝えている見張りの者たちが今日存在しています。そして彼らは,これまで教えられてきたので,また現在も教えられているので,確信を持ってそれを行なうことができます。彼らは,神の預言者が次のように書いて言及している人々です。「エホバは裁きの神……である。この方を待ち望む者はみな幸いである。……あなたの偉大な教訓者はもはや自分を隠すことはされない。あなたの目は必ずあなたの偉大な教訓者を見る目となる。そして,あなた方が右に行くにしても左に行くにしても,あなたの耳はあなたの後ろで,『これが道である。あなた方はこれを歩め』と言う言葉を聞くであろう」― イザヤ 30:18,20,21。
5 (イ)エホバはご自分の民のために,どんな組織上の取り決めを設けられましたか。(ロ)王国に関連したどんな点において,今日のエホバの証人はイエスとその使徒たちに似ていますか。
5 エホバの証人は神の王国について,神学を教えるキリスト教世界の諸分派の神学校でではなく,王国会館で開かれる神権宣教学校や他の毎週の集会で教えられています。彼らは,家から家に効果的に王国を宣べ伝える点で,また王国について学びたいと思っている教えやすい人々との聖書研究を司会する点で訓練されています。この教えはエホバの組織を通してエホバから来ます。エホバはその組織に呼びかけ,「あなたの子らは皆エホバに教えられる者となり,あなたの子らの平安は豊かであろう」と述べておられます。エホバの証人は,王国とはいったいどんなものなのか,王国が,まだこの地上の人類には明らかにされていない祝福をもたらすことを知っています。彼らはイエスやその使徒たちに倣って,神の王国が来ることを祈り求め,王国の希望を熱心に宣べ伝えます。―イザヤ 54:13。マタイ 4:17; 6:10; 10:7; 12:21; 24:14。
見張りの者たち,叫びを上げよ!
6 (イ)今日の見張りの者級を構成するのはだれですか。彼らはどんな奉仕を行ないますか。(ロ)見張りの者は今どんな手段を用いて,どんな警告を鳴り響かせていますか。
6 神の預言者たちは幾つかの聖句の中で見張りの者に言及しています。古代においてこれらの人々は,どんな敵が侵入して来るときでもそれに関する警告を鳴り響かせる備えをして,絶えず警戒していました。イザヤ 21章8節で,そのような見張りの者の一人がこのように報告しています。「エホバよ,わたしは昼間ずっと物見の塔の上に立っております。わたしは夜ごとに自分の見張り所に就いております」。今日,この地上で主イエス・キリストを代表する油そそがれた「忠実で思慮深い奴隷」である見張りの者級は,そのような奉仕を行なっています。この見張りの者は聖書預言の成就として地上でどのように物事が進展しているかを観察し,迫っている『世の初めから今に至るまで起きたことがないような大患難』に関する警告を鳴り響かせ,「より良いことについての良いたより」を言い広めます。「ものみの塔」誌は世界中で毎号1,020万部発行されており,見張りの者がこの良いたよりを言い広めるために用いている手段の一つです。―マタイ 24:14,21,45-47。イザヤ 52:7。
7 「見張りの者たち」を支持して仕えるのはだれですか。彼らの助けが必要なのはなぜですか
7 見張りの者である「奴隷」級には,良いたよりを言い広める面で忠節な強い支持があります。前の記事の中にある1983年の記念式出席者に関する報告が示していたように,油そそがれた「奴隷」のうち地上に残っている人々は,現在9,000人をわずかに超えるにすぎません。彼らは宣べ伝える業を効果的に完遂させるために助けを必要としています。そしてこの助けは備えられてきました! 幾百万もの仲間たちが彼らの側に集まり,これらの人々も,イザヤ 52章8節に描かれている「見張りの者たち」と共に声を上げています。これらの人々はごく現実的な意味において,良いたよりを布告する点で「見張りの者たち」の声に自分たちの声を調和させています。
8 (イ)16ページと17ページの表は,王国の拡大に関して何を示していますか。(ロ)王国の業が制限されている所ではどのような状況が見られますか。
8 この雑誌の16ページと17ページを調べると,エホバが全世界的な規模でこれらの見張りの者たちと彼らの忠節な仲間たちを祝福しておられることが分かります。彼らは,至るところで伝道者数の大きな増加が見られる程度にまで「声を上げた」のです。キリスト・イエスがみ父の王国で支配している今,これは当然予想されることです。イザヤ 9章6,7節には,この「平和の君」について,「その方の政府と平和の増加に関しては終わりがない」(欽定訳)と述べられているのではないでしょうか。表が示しているように,地上には,人口の非常に多い所を含め,王国を宣べ伝える業が厳しく制限されている地区があります。それらの場所で証人たちは,エホバの霊による助けを得てできる事を行ないます。(ゼカリヤ 4:6)反対する政府の権威者たちやそのような権威者たちを支持する地域社会は,大患難が臨む時に重い流血の罪を負うことになります。―エゼキエル 3:17-19と比較してください。
良いたよりをふれ告げる開拓者たち
9 (イ)あなたは表をご覧になり,開拓者の増加についてどのように思われますか。(ロ)ものみの塔協会の各支部は,どんな喜ばしい報告を送ってきましたか。
9 この全世界的な表には,1983年中に全地で見られた開拓者の増加も示されています。これは実に驚くべき事です! 下に掲げる幾つかの報告の例が示すように,世界中のものみの塔の支部は,補助開拓,正規開拓,(必要な所では)特別開拓奉仕にあずかるようになっている人の数に歓びをおぼえています。
バルバドス: 4月の補助開拓者の数は,1981年は292人,1982年は529人,1983年は740人でした。
ベルギー: 1983年には正規開拓者の申し込みが30%増加しました。
チリ: 平均補助開拓者数は987人で,これは40%の増加に当たります。
コートジボアール: 正規開拓者の数は昨年を15%上回りました。
ポルトガル: 4月に3,064人という補助開拓者の最高数が得られたのはまさに驚異でした。これは前年度の最高数の140%増に当たります。
スウェーデン: 新最高数である796人の正規開拓者が報告されました。
タイ: 4月には,私たちの821人の伝道者のうち23%の人々が開拓者として報告しました。
ベネズエラ: 1983年には200人以上の人々が正規開拓の業を始めました。
10 迫害も見張りの者たちを沈黙させられなかったことを何が示していますか。
10 王国の業がはなはだしく制限されている国々からも,伝道者と開拓者の増加が報告されています。15年ほど前に非常に厳しい迫害が生じたアフリカのある国では,1983奉仕年度に正規開拓者は616名,補助開拓者は207名という最高数に達しました。同じアフリカ大陸ですが,75人の兄弟たちが投獄されたある国で,伝道者数は前年度の平均よりも35%増加し,一方4月の補助開拓者数は前年度の最高数を151%上回りました。「見張りの者たち」とその仲間たちは断固として声を上げ続けています!
11 開拓者の働きはどのように会衆と,全世界の野外に益を及ぼしますか。
11 この開拓者の熱心な活動はすべて,王国の業を立派に鼓舞しています。例えば,開拓者の活動の結果,区域はより徹底的に網らされるようになり,良いたよりを言い広める面でより多くの時間が費やされるようになりました。1983年に王国をふれ告げるために全世界で費やされた合計時間は4億3,672万991時間でしたが,それは注目に値する13.5%の増加に当たります! より多くの研究が始まり ― 補助開拓者によるものが多い ― 関心を持つより多くの人々が神の組織との交わりに導き入れられています。
12 開拓奉仕はどんな個人的な益をもたらしますか。
12 開拓奉仕をすることは個人的にも益となります。補助開拓を行なう月の間,伝道者は他の人に王国の音信を語る点で以前よりもはるかに効果的に,また流ちょうに話せるようになります。この奉仕において他の人と交わるのも,雑誌配布,再訪問,研究などが増えてゆくのを見るのも大きな喜びです。多くの人は,時々この補助開拓奉仕を行なって非常に楽しかったので,正規開拓者になるために必要な調整を施しました。定期的に補助開拓を行なう人もいます。
13 わたしたちは,パキスタンからの二つの経験からどんな励ましを得ますか。
13 回教の区域であるパキスタンは,どちらかと言えば働きにくい所であると言われています。それでも,次のような報告がパキスタンから寄せられています。
過去30か月にわたって定期的に補助開拓を行なってきた一兄弟はこう語りました。「イムダディ(補助を表わすウルドゥー語)開拓は私の中に非常に深く入り込んでいるように思われるので,それをやめたいと思ったりしたら大きな問題を抱え込むのではないかと感じています。他の人々に証言するために少なくとも2時間を費やすことが生活の一部となり,日課となっています」。
王国の奉仕に毎日「少なくとも2時間」― これが補助開拓奉仕に求められるすべてです。あなたはできますか。この奉仕を行なえば,パキスタンからのさらに別の経験が示しているように,より健康に,より幸福になるかもしれません。
58歳で世俗の仕事を辞め,それ以来補助開拓者の隊伍に加わってきたもう一人の兄弟はこのように述べました。「私がエホバの証人になってから28年たちますが,定期的に補助開拓を行なったこの8か月間ほど,自分がエホバの証人であることに喜びを感じ,また感謝したことはありません。あなたが退職後シハトマンド(より健康,ウルドゥー語)に,そしてクシュ(より幸福,ウルドゥー語)に見えるのはなぜか,という以前の同僚たちの質問に答える際私は,私に喜びと満足を与え,シハトマンドに,またクシュに見えるようにさせているのは,まことの神であられるエホバに一層十分に仕えることだと言います」。
あなたもシハトマンドに,またクシュになりたいと思いますか。それでは,補助開拓のために与えられている機会を十分に活用しましょう!
開拓者としての祝福を得ることに努める
14 20-23ページの表を見ると,伝道者と開拓者のどんな進歩に注目できますか。どれほど多くの区域にそれが見られますか。
14 この雑誌の20ページから23ページに出ている全世界のエホバの証人の1983奉仕年度の報告を調べてみましょう。4ページにわたるこの部分には,単なる数字以上のはるかに多くのことが示されています。この部分は,205の国々あるいは区域で王国の伝道者たちが良いたよりを宣べ伝えるために払ったすばらしい努力を裏付けるものなのです。「平均開拓者数」という見出しの欄を指で追ってゆくと,この奉仕において非常に多くの国がどのようにりっぱな貢献をしているかが分かります。そして,開拓者たちも,会衆の伝道者たちから忠節な支持を受けてきました。会衆の伝道者たちは,ある人々の貢献度が『やもめの小銭』に比較されるようなものであったとしても,同じような熱心な奉仕の霊を持つようになっているのです。―マルコ 12:41-44。
15 家族は,開拓奉仕にあずかろうとするとき,どのように祝福されますか。
15 開拓奉仕を中心として生活を築く家族は本当に祝福されています。ある家族は,家族全員が開拓者になるという目標を設け,その目標を達成し,“生計を立ててゆく”ために家族としてある種のパートタイムの仕事を行なっています。別の家族は互いに協力し合い,家族の成員のうちの一人が正規開拓の業を行なえるようにしています。このようにして家族の中に取り入れられる開拓者精神は,家族の各人に益を与えています。
16 (イ)親は,子供たちの霊的な進歩にどのように関心を示せますか。(ロ)イエスの初期の生活を考えるとき,どんなりっぱな模範を見いだしますか。
16 最近の「王国の一致」地域大会に出席した人々は皆,目標を設けることに関する優れた話を聴きました。子供たちに深い最善の関心を示す親たちは,人生における価値ある目標を持てるよう若い人々を訓練できます。(箴言 22:6)開拓奉仕はそうした目標の一つとなり得ます。イエスご自身が若い時代に受けた訓練のことを忘れてはなりません。イエスは12歳の時までに,聖書について十分な訓練を受けていたので,神殿で教師たちと論じ合うことができました。(ルカ 2:46,47)イエスは,法律や医学で身を立てるような,世俗の職業を得るために努力を払ったのではありません。むしろ,大工として自らの手で働くことを学ぶ一方で,自分を待ち受けている業のため霊的に自らを備えました。(マルコ 6:3。ヨハネ 7:46)今日のエホバの証人の子供たちも,学校で価値ある目標に向かって同様の努力を続けることができます。親はこの点について子供たちを励ますことができます。
17 この世の若者とは対照的に,自己犠牲的な若い開拓者たちはどんな確信を持つことができますか。
17 今日の多くの大学卒業生たちには就職口がないと伝えられています。しかし,高校を卒業してすぐに開拓奉仕に入る,十分な訓練を受けたクリスチャンの若者たちは,ちょうど必要な時にふさわしいパートタイムの仕事が目の前に現われることをしばしば経験します。エホバは,ご自分を信頼し,自己犠牲の精神のうちに「王国を第一に求め」続ける人々を祝福し,それらの人々を養うことがおできになります。―マタイ 6:19-21,31-33。箴言 3:5,6。マラキ 3:10。
18 開拓奉仕に関する討議は,どのようにフィリピンの一会衆に益を与えましたか。
18 会衆内のある人は,『どうしてこんなに開拓奉仕のことばかり言うのでしょうか。多くの人にとって開拓奉仕は本当に無理なのです』と言われるかもしれません。しかし,喜びにあふれた開拓者たちは,会衆の霊に対し,またその土地の業の拡大に対し,大変りっぱに貢献できるのです!「ものみの塔」誌の1983年2月15日号には,「クリスチャン宣教の精神」という主題の研究記事がありました。その7節の質問は,「クリスチャンの奉仕者各自は,どんな質問を自分にしてみるべきですか」となっています。これは,その節の中にある,「自分が開拓者でないことについてエホバのみ前で本当に言い開きをすることができるだろうか」という質問に注意を促すものでした。フィリピンの「ものみの塔」研究で,そこに出席していた年齢の異なる3人の人々がこの節について注解し,自分はこの質問を黙想して開拓者になるよう励まされた,と次々に述べました。この3人は,会衆の拍手かっさいを浴びました。
19 開拓奉仕のできない人も,どのように会衆内で価値ある貢献をすることができますか。
19 エホバのみ前にあって開拓者になる立場にない献身した証人たちがいることは確かです。わたしたちの会衆内の大多数の人々はそうかもしれません。そうではあっても,これらの人々は会衆内の開拓者精神に価値ある貢献をすることができます。長老や家族の頭は若い人々が開拓奉仕を目標とするよう励ますことができます。会衆全体が,既に開拓者である人々に対して心からの支持を与えることができます。記念式の時期,巡回監督の訪問の時,あるいは学校の休みの時などのふさわしい時に,補助開拓奉仕にあずかるための努力を払える人々は大勢います。そうした努力を払うとき,エホバがその人を強めてくださるということに信仰を持ちましょう。「あなた方の信仰どおりのことが起きるように」。(マタイ 9:29)しかし,健康が優れなかったり,他の事柄に対する責任があったりして,補助開拓さえできないとしても,積極的な態度を保ちましょう。「より良いことについての良いたより」を言い広めるのにできるだけの時間をささげ,開拓奉仕ができる人々を支え,励ましてください。
20 (イ)わたしたちは世のどんな状況に絶えず目覚めているべきですか。(ロ)それで,救いの業についてわたしたちはどんな態度を取るべきですか。
20 今日わたしたちは,暴力的で不道徳な世界に住んでいます。エホバは,古代に行なわれたように,これから裁きを執行されます。(創世記 6:11; 18:20。ルカ 17:26-30)今は確かに「終わりの日」です。(テモテ第二 3:1-5,13)古い体制から出てきてエホバの王国の側に立場を定めるかもしれない人々に救いを言い広める壮大な業に,機会が開かれている今あずかりましょう。わたしたちは,昨年エホバがご自分の業を非常に豊かに祝福されたことに感謝しています。1984年の間,わたしたちは各地で王国の見張りの者たちに再び加わり,エホバの賛美となる声を上げたいものです。―イザヤ 62:6。
復習のための幾つかの質問
□ 僧職者たちはどんな良いたよりを宣べ伝えていませんか。なぜですか
□ 16ページと17ページの表は,シオンの見張りの者たちの活動に関して何を示していますか
□ 開拓奉仕をすることは,個々の人と会衆にどんな益をもたらしますか
□ 会衆内のすべての伝道者は,どのようにりっぱな開拓者精神に貢献できますか
[24ページの囲み記事]
多くの人にとって,正規開拓奉仕への歩みは,より豊かな生活に入ることをも意味しました。ナイジェリアの一正規開拓者はこのように述べています。
「私は全時間の開拓者として,非常に多くの祝福を知ることができたので,その幾つかをぜひ数え上げてみたい。(1)絶えず伝道するので,読み方が流ちょうになった。(2)学校には行かなかったが,楽に家庭聖書研究を司会できる。(3)長老として私は,「ものみの塔」研究と神権宣教学校を首尾よく司会できている。(4)王国宣教学校では,英語で説明されるすべての事柄を理解できた。(5)もしだれかが知的な言葉で私の伝道活動を妨げようとするときでも,自分が仕事に精通していることを自分の応答によって相手に理解させることができる。このすべてによって私は,開拓の業がエホバからの賜物であるという結論を下した」。
[16,17ページの図表]
王国の拡大 ― 1983奉仕年度
『その音は全地へ出て行った』― ローマ 10:18。使徒 1:8。
この表は,世界中の月ごとの平均伝道者数の増加を示している
北アメリカ
伝道者: 690,979; 増加: 6%
開拓者: 58,381; 増加: 16%
アジア
伝道者: 122,726; 増加: 12%
開拓者: 34,586; 増加: 24%
ヨーロッパ
伝道者: 601,918; 増加: 5%
開拓者: 38,978; 増加: 17%
太平洋の島々
伝道者: 117,816; 増加: 8%
開拓者: 11,386; 増加: 24%
中南米
(カリブ海の島々を含む)
伝道者: 472,816; 増加: 11%
開拓者: 35,450; 増加: 23%
アフリカ
伝道者: 266,375; 増加: 6%
開拓者: 21,690; 増加: 17%
業が制限されている国々
伝道者: 229,092; 増加: 4%
開拓者: 5,627; 増加: 20%
[20-23ページの図表]
全世界のエホバの証人の1983奉仕年度の報告
(製本した雑誌を参照)
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一斉に喜び叫び続けなさいものみの塔 1984 | 4月1日
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一斉に喜び叫び続けなさい
「快活になって,一斉に喜び叫べ」― イザヤ 52:9。
1 エホバの証人が今「一斉に」叫ぶのはなぜですか。
一斉に! 辞書の定義によるとこの語には,「完全に一致して。正確に調和するように」という意味があります。エホバの証人はキリストの思いを持ち,エホバのみ名を大いなるものとする点で結ばれているゆえに一致して仕えます。彼らの上にはエホバの祝福がとどまっているので,彼らが住む象徴的な地でさえ快活であり,そのあらゆる特色が喜び叫んでいます。このすべては,使徒パウロの祈りのこもった次の言葉に調和しています。「忍耐と慰めを与えてくださる神が,キリスト・イエスと同じ精神態度をあなた方互いの間に持たせてくださいますように。それは,あなた方が同じ思いになり,口をそろえて,わたしたちの主イエス・キリストの神また父の栄光をたたえるためです」― ローマ 15:5,6。ヨハネ 17:4,6,20,21。
2 (イ)コリント第一 1章10節およびエフェソス 4章4-6節によれば,見張りの者たちが「目と目を合わせて」見るのはなぜですか。(ロ)ほかのだれが喜びに満ちた叫びに和していますか。どのようにそうしていますか。
2 『神の栄光をたたえよ!』 これこそ,エホバの一体となった「見張りの者たち」が今日行なっていることです。そういうわけで彼らは次の預言を成就しています。「彼らは一斉に喜び叫んでいる。エホバがシオンを連れ戻すとき,彼らは目と目を合わせて見ることになるからである」。(イザヤ 52:8)彼らは,「同じ思い,また同じ考えでしっかりと結ばれて」いるために,「目と目を合わせて」見ています。(コリント第一 1:10。エフェソス 4:4-6もご覧ください。)そして『喜びに満ちた叫び』に「大群衆」が和している現在,全世界的なその叫びは次第に音量を増し加えています。―啓示 7:9,10,15。
3 エホバの地上の組織は,天の軍勢の喜びをどのように反映してきましたか。
3 「数万の数万倍」という聖なるみ使いを含む神の天的な組織は,その「声」を上げ,偉大な創造者としてのエホバと,「子羊」であるイエス・キリストを賛美しています。(啓示 5:11,12; 4:11)同様に,今日の地上にいる神の民も喜びに満ちた神聖な奉仕のために組織されています。彼らが住む象徴的な地でさえ「快活」です。預言者はこう述べています。「エルサレムの荒れ廃れた所よ,快活になって,一斉に喜び叫べ。エホバはその民を慰め,エルサレムを買い戻されたからである」。(イザヤ 52:9)エホバは「その民」,つまりご自分の天的な組織である「上なるエルサレム」の地上の代表者たちを,彼らが第一次世界大戦中に経験した荒廃から引き戻されました。そして彼らが十分に一致して『喜び叫んだこと』は,今日まで続く全世界的な拡大を生み出しました。―ガラテア 4:26,27。イザヤ 52:8。
4 エホバはどのような方法で既に「その聖なる腕をむき出しにされ」,将来に対するどんな確信をわたしたちに与えておられますか。
4 次に預言はこう述べています。「エホバはすべての国の民の目の前にその聖なる腕をむき出しにされた。地の果てはみな必ずわたしたちの神の救いを見る」。エホバはそれらの「終わりの日」の初期の部分でご自分の民のために確かに行動され,間もなくハルマゲドンにおいて再び「その聖なる腕をむき出しにされ」,ご自分の組織された民に救いをもたらされます。その時,『多くの国々の民はその方がエホバであることを知らなければならなくなる』のです。―イザヤ 52:10; 12:2。エゼキエル 38:23。
5,6 (イ)神の業を完了させることが急を要するのはなぜですか。(ロ)組織は,より広範に証しを行なうことを考え,どのように行動してきましたか。
5 エホバの裁きが執行される日は近づいています!「非常に急いでやって来る」のです。(ゼパニヤ 1:14)一方,「より良いことについての良いたより」は全地であまねく言い広められなければなりません。(イザヤ 52:7)この業を完了させるため,エホバの組織はペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会のような法人団体を幾つか用いています。そしてこれらの団体は,全地にある約94の支部においてエホバの証人の諸会衆の業を監督します。過去5年間に,これらの支部における印刷施設や他の施設は大きな拡大を見たため,協会は以前にも増して『平和と救いを言い広める』より良い立場にあります。
6 昨年,ニューヨーク州にあるものみの塔農場の協会の工場が大規模に増築されました。そこではベテル・ホームも拡張されています。毎日少なくとも40万冊の雑誌を印刷できる,雑誌用の大きなオフセット印刷機が設置されました。協会の古いM.A.N.の凸版印刷機の中には,解体され,二つのユニットを持つオフセット印刷機に改造されたものが少なくありません。今これらの印刷機は,ブルックリンとものみの塔農場だけではなく,世界中のものみの塔の支部で用いられています。全世界的な規模で拡大が見られます。例えば,ドイツの支部は現在2台目の高速オフセット輪転機を運転しており,日本支部は1時間に6万冊の雑誌を生産できる,3台目のオフセット輪転機で生産を始めようとしています。
雑誌を活躍させましょう!
7 1983年中,予約を得る面でどのような進歩が見られましたか。
7 神権的な印刷の分野でこのような拡大が見られたのはなぜでしょうか。それは,野外において皆さん兄弟たちすべてが熱心に活動したためです。昨年中皆さんが得た「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌の新予約は,合計175万6,153件というすばらしい数字に達しましたが,それは前年度の28%増に当たります。
8 わたしたちの雑誌の価値を認めたために,どのような結果が生み出されてきましたか。
8 米国の一巡回監督は,「わたしたちの王国宣教」1983年4月号で発表された,雑誌の活動に関する特別な4ページの折り込みが「わたしたち全員にとって,絶大なる効果があった」と書いています。1台の車で出かけたグループが,四つ,ないしは五つの予約を得て奉仕から戻って来ることも珍しくなかったということです。一人の開拓者の証人は,以前の自分の消極性を克服し,1週間で九つの予約を得ました。日本支部は,1年間の予約代が1,800円であるにもかかわらず,5月と6月に合計7万115件の新予約を報告しています。ちなみに,2か月にわたる以前の運動の際の予約は4万9,016件でした。しかしわたしたちの雑誌の霊的な面での価値は,お金でも,銀や金でも量ることができません。(箴言 8:10,11)1984年も予約を提供する面で引き続き熱心さを示すことにしましょう!
9 どのようにすれば雑誌配布を増やせるでしょうか。
9 しかし,1983年の全般的な雑誌配布についてはどうでしょうか。それは良いものでしたが,雑誌配布は増加が見られなかった奉仕の一つの面となっています。これに関してわたしたちには何ができるでしょうか。この場合もやはり,わたしたちの雑誌の内容に対する深い認識は,雑誌を携えてそれをあらゆる機会に,特に毎週の雑誌の日に提供するようわたしたちを促すはずです。わたしたちは「毎週の」雑誌の日と言いましたが,それは全地の兄弟たちの中に,そのように定期的に参加することを楽しんでいる人が非常に多くいるからです。ケニアや香港<ホンコン>のような遠く離れた場所の支部は,第2および第4土曜日を雑誌活動とする,協会のカレンダーのしるしを除いてほしいと求めてきました。そのしるしのために彼らの区域では雑誌配布が半減してしまう可能性があるからです。すべての人が,第2および第4土曜日のこの喜びに満ちた奉仕にぜひとも携わりましょう。しかし,今度はさらに進んで,家から家で,街路や市場で,また雑誌経路を通して,毎週土曜日に雑誌の奉仕にあずかるという目標を設けてはどうでしょうか。―伝道の書 11:1。
10 1冊の雑誌が,「目ざめよ!」誌の一読者にどのような益を与えましたか。
10 わずか1冊の雑誌が関心を高め,「りっぱな羊飼い」の「囲い」に別の「羊」が加えられるという最終的な結果を生じさせた例は非常に多くあります。(ヨハネ 10:14,16)次の経験はその点を例証しています。
ある日のこと,モーリシャスの一王国伝道者が,常習的な大酒飲みの家を通りかかったところ,その男の人に呼び止められました。その人はうれしそうに,「もう酒はやめましたよ」と言いました。レユニオン島では,解毒してもらうために病院へ行く人が多いため,その証人は「どこの病院に行ったのですか」と尋ねました。その男の人は,「病院へ行ったのではありません。『目ざめよ!』[アルコール中毒に関する1982年10月8日号]を読んで酒をやめたのです」と答えました。この手紙を書いている時点で既に2か月間,この証人はものみの塔聖書冊子協会発行の「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」の本を用いてこの家族と聖書研究を行なっています。1冊の雑誌がここまで成し遂げることができたのです!
それでは別の話題に移りましょう。
増加する家庭聖書研究
11 「永遠に生きる」の本は,世界の野外にどんな効果を及ぼしてきましたか。
11 1982年6月に,ものみの塔協会は「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」という,さし絵入りの研究用の書籍を発行しました。1983年9月半ばまでに,この本は全地の協会の工場で1,466万3,229冊印刷されました。今では55の言語で入手できます。この本は世界の野外にどんな影響を及ぼしてきたでしょうか。驚くべき効果がありました! プエルトリコのものみの塔支部は,同地のスペイン語を話す人々の野外に関し次のように書いています。
『8月には「永遠に生きる」の本を3万冊受け取りましたが,すぐになくなってしまったので,10月にもう3万冊受け取りました。1983年2月にはそれも「0」になりました。でも3月と6月に合計4万冊受け取りました。また1万冊ほどに減っていますが,間もなくあと3万5,000冊をいただけるものと思います』。
12 (イ)この本に対してどのような感謝が示されてきましたか。(ロ)20-23ページの表の中で,聖書研究の数が伝道者数をしのいでいる国がありますか。
12 自分自身は証人ではないラップランドの一人の年輩の男の人から,ものみの塔のフィンランド支部に次のような手紙が寄せられました。
「これまで宗教書は沢山読んできましたが,皆さんが出している『あなたは地上の楽園で永遠に生きられます』という本はその中でも最も優れた本の一つだと思います。友人に贈ることができるよう,その本を11冊送っていただきたいと思います」。
この本は1983奉仕年度の家庭聖書研究の増加に大きく貢献したに違いありません。全地で,新しく関心を持った人々との研究が毎月179万7,112件行なわれましたが,その数字は1982年の158万6,293件を13.3%上回るものです。
13 「永遠に生きる」の本は,活発な証人ではない人々をどのように助けることができますか。
13 あなたは生活の諸問題に対処する方法を学びたいと思いますか。ではエホバの証人と王国会館で連絡を取り,この「永遠に生きる」の本を用いる聖書研究を依頼してください。あなたは一時期,エホバの証人が説明している聖書預言に関心を持っていたものの,今では活発な証人ではなくなっている方ですか。そうした皆さんもエホバの証人の一人とこの本を是非研究してください。
14 活発なすべての証人たちはどのように「永遠に生きる」の本を活用できますか。
14 あなたは,新しく関心を持った人との聖書研究をまだ司会していない証人でしょうか。ではこの本を用いて,家から家の訪問,あるいは非公式の証言を通してある人の関心を高め,一緒にこの本を読むことを提案してはどうでしょうか。ただ本文を読み,備えられている質問と絵の助けを活用して本文を討議する方法を用いれば,そうするのはたいへん容易です。イエスご自身が言われたように,わたしたちがキリストの弟子としてのくびきを受け入れるとき,わたしたちは『魂にとってさわやかなものを見いだし』,わたしたちの得る喜びは,弟子になるよう他の人を助けることに個人的にあずかるときに増し加えられます。(マタイ 11:29,30; 28:19)そしてこのような研究は,信仰を強める研究用の教材,「唯一まことの神の崇拝において結ばれる」という新しいポケット版の書籍をのちに用いるための道を開くものとなります。
15 「生活を楽しんでください」の冊子は,どのように多大の影響を及ぼしてきましたか。
15 昨年は,絵を中心とした「地上での生活を永遠に楽しんでください」という32ページの冊子が,エホバの証人の全世界的な教育計画におけるもう一つの強力な手段となりました。1982年の平均を14%上回る2万8,126人という伝道者の新最高数を記録したアフリカの大きな国,ザイールは,次のように報告しています。
わたしたちのさまざまな土地の言語に訳された「地上での生活を永遠に楽しんでください」という冊子は,宣べ伝える業に多大の影響を及ぼしています。この冊子は,人々が文盲だったり,あまりよく読めなかったりする区域に打ってつけだ,という人が少なくありません。諸会衆は,在庫しているこの冊子を速やかに配布しています。イシロにあるプロテスタントの一教会からは,日曜学校で使うのでその冊子を地元の会衆から融通して欲しいとの求めがありました。メジェのカトリックの一司祭は,地元の学校用にこの冊子を入手しようと,ジープに乗って何マイルも走って来ました。旅行者たちがこの冊子を手にしている様を見るのは珍しいことではありません。
16 (イ)この冊子はどの程度配布されましたか。(ロ)伝道の書 11章6節と調和して,年若い子供たちはどのようにこの冊子を使うことができますか。
16 ものみの塔の工場はこの出版物を既に111の言語で1,700万冊以上印刷しており,全地の需要は今までになく大きくなっています。多くの子供たちは,この冊子が学校の友だちに真理の種を植えつけ,友だちとの聖書研究へと発展させる面で良い助けになることに気づいています。―伝道の書 11:6。
17 この冊子と中の絵が,教える面での価値を持つことを,どんな経験が例証していますか。
17 わたしたちの業が禁じられている国から,次のような報告が送られてきました。
「生活を楽しんでください」の冊子を用いて3人の年若い子供たちを教えていた証人の一姉妹が,偶像についての討議を終えたばかりのときのことです。研究のあと子供たちはそそくさと別の部屋に姿を消しました。やがて戻って来ましたが,木工品や十字架やいろいろな他の物品を沢山腕に抱え込んでいました。それらの品物がその証人の前のテーブルの上に置かれました。驚いた証人は,いったいどうしたのかと尋ねました。一番上の少女が,「聖書で偶像や像を全部取り除くようにと学んだばかりでしょ」と答えました。
コートジボアールからは次のような知らせが届いています。
巡回監督の妻からの報告によると,要点を突いたよく書かれている絵に二,三言及するだけで,一夫多妻,自由な恋愛,心霊術,祈りなどのさまざまな問題を,冊子を用いて扱うことができるということです。そうです,この婦人が述べているように,「1枚の絵は千の言葉に価する」のです。
「立ち去れ,立ち去れ」
18 原則的に言って,エホバの民は何から『立ち去る』べきですか。
18 アフリカだけではなく地上のどこにおいても,真の神エホバを崇拝したいと望む人々は皆,バビロン的な偽りの宗教と,そうした宗教が生み出したり容認したりしている不道徳なやり方から立ち去らなければなりません。神の預言者はこう述べています。「立ち去れ。立ち去れ。そこから出よ。汚れたものには何にも触れるな。エホバの器具を運んでいる者たちよ,彼女の中から出て,身を清く保て」― イザヤ 52:11。
19 背教者がわたしたちを神聖な奉仕から引き離そうとする場合,どのように反応すべきでしょうか。
19 1919年以来,エホバの民はキリスト教世界の宗教上の偽りから清められてきました。それでもある人が偶像礼拝に戻り,会衆から排斥されるということが時折あるかもしれません。その人は,「エホバの器具」― 家から家,雑誌,聖書研究,および他のクリスチャンの活動における神聖な奉仕のために神が設けておられる貴重な備え ― を運んでいる人々を引き離そうとするかもしれません。しかし,忠節な証人たちは,そうした背教に「触れる」ことさえしません。―コリント第二 6:17。ヨハネ第二 9-11。
20 神の言葉は,道徳的な汚れについて何と述べていますか。どのようにそれを避けることができますか。
20 しかし,今日において背教より何倍も多くの犠牲者を呑み込んでいる他の汚れがあります。それは道徳的な汚れです。わたしたちは,不道徳行為にふけらせようとする世の圧力に警戒する必要があります。使徒パウロは,「淫行の者,偶像を礼拝する者,姦淫をする者,不自然な目的のために囲われた男,男どうしで寝る者……はいずれも神の王国を受け継がないのです」と警告し,悪徳の表に,「汚れ,みだらな行ない」をも加えています。(コリント第一 6:9,10。ガラテア 5:19-21)エホバが今日ご自分の民の間に確立された霊的パラダイスには不道徳な人々のための場所はなく,王国にも,今や非常に間近に迫った地上の楽園にもそのような人々のための場所はありません。エホバの清い民は皆,「淫行から逃げ去りなさい」,「偶像礼拝から逃げ去りなさい」というパウロの的確な助言に従うことにより,霊的パラダイスの中で自らの場所を守りましょう。―コリント第一 6:18; 10:14。
21 (イ)イザヤ 52章12節と調和して,わたしたちは今どんな確信を抱くべきですか。(ロ)どのようにわたしたちは自分が『麗しい足』を持っていることを示せますか。
21 エホバの油そそがれた民がバビロン的な宗教の束縛から解放された時,彼らは「あなた方は恐れ慌てることなく出て行き,逃げ走ることなく行く……エホバは実にあなた方の前を行き,イスラエルの神はあなた方の後衛となられるからである」という,神の預言者の語った言葉の効果を経験しました。(イザヤ 52:12)今日,主の「ほかの羊」の「大群衆」もやはりこの解放を歓んでいます。250万1,722人を数える王国の忠節な伝道者すべては,エホバがこれからも自分たちの前を行かれ,エホバがハルマゲドンにおける決定的な戦争の時まで,またその戦争の間中,後衛となられることに全幅の信頼を置いています。(啓示 16:13-16)ですから,まことの神エホバの証人である皆さん,『快活になって一斉に喜び叫んでください』! あなたの『麗しい足』が,より良いことについての良いたよりを言い広めるあなたを速やかに運びますように。「あなたの神は王となった!」からです。―イザヤ 52:7-9。
次の質問にどのように答えますか
□ エホバはご自分の民が『一斉に叫ぶ』ようどのように備えてこられましたか
□ わたしたちはどのような積極的な方法でわたしたちの雑誌に対する認識を示すことができますか
□ 最近の研究用出版物を,どのように効果的に用いることができますか
□ わたしたちは,イザヤ 52章11,12節の助言と励ましにどのようにこたえ応ずるべきですか
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