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支部の手紙王国宣教 1974 | 1月
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支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
皆さんの10月の報告はほんとうに目ざましいものでした。それはどの活動の点でも新最高数となりました。3年の間,皆さんは,1970年10月の新予約最高数,3万2,904を越えようとして一生懸命に励んできました。今年の10月には,さきの最高数に対して46%もの増加にあたる,なんと4万4,251もの新予約が得られたのです。このりっぱな努力にはすべての人が加わっています。福井会衆からは,伝道者と開拓者合わせて70人が260の新予約を得たとの報告が届きました。ある5歳の伝道者は一週間に3つの予約を得ました。皆さんの雑誌配布もきわめて優れたものでした。84万6,784冊の雑誌は,昨年1月に得られたそれまでの最高数68万2,240冊に比べて著しい増加でした。
伝道者はさらに147人増えて合計1万9,912人になりました。これは連続75番めの新最高数です。最高数の5,505名が開拓奉仕に携わりました。横浜・緑会衆はちょうど100人の伝道者を報告しましたが,そのうち59人は開拓奉仕をしていました。集会の出席についてもきわめて優れた報告が寄せられています。例えば,75人の伝道者のいる武蔵野会衆では,巡回監督による公開講演に175名が集まりました。日本全土の548の会衆と161の孤立した群れからの報告に見られる目ざましい事がらすべてを記すだけの紙面があればと思います。エホバの賛美のためにこのようにすばらしい事がらが成し遂げられつつあるのは,皆さんすべての一致した努力の結果です。
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日本の奉仕の報告: 10月王国宣教 1974 | 1月
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日本の奉仕の報告: 10月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 586 142.7 71.3 6.6 185.7
開拓者 2,746 99.3 44.5 4.4 100.2
一時開拓者 2,173 93.4 38.7 2.6 78.9
伝道者 14,407 18.6 8.7 1.0 20.2
合計 19,912 新予約: 44,251
新しく献身してバプテスマを受けた人: 260
1974奉仕年度の伝道者数目標: 17,996
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王国の業に魂をこめる王国宣教 1974 | 1月
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王国の業に魂をこめる
1 仕事はほんとうに賜物です。価値に疑問のあるような賜物ではなく,その価値を実証されている賜物です。ほどよい身体労働が身心両面に多様な益をもたらすことはよく知られています。普通の仕事についてこれが言えるなら,永久に続く結果をも生み出す王国の業についてはなおのこと言えるでしょう。ここに,ひときわ優れた賜物があるのです。
2 そうです,宇宙の主権者に献身した者となり,その割当てを受けて良いたよりを宣べ伝えて弟子を作る最終的な業に加われることはなんという特権ではありませんか。(マタイ 24:14; 28:19,20)この業こそ,わたしたちが魂をこめて携わるべきものです。(コロサイ 3:23)そうした業によって,わたしたちは自分のために天に宝を蓄えるのであり,また,他の人の益となるという面でもこれに勝る業がどこにあるでしょうか。
3 1月から4月までの4か月の間,わたしたちは「ものみの塔」の予約をすすめる業に携わります。1月には幾つかの特別号があり,これらは人々の関心を高めるうえで特に価値あるものとなるでしょう。
4 「ものみの塔」の予約を得,あるいはたとえ一冊の雑誌を配布する場合でも,それによってどんな道が開けるでしょうか。西アフリカ,シエラ・レオネで働く宣教者の一姉妹はこう書いています。「ある土曜日,雑誌の業をしているさいに,普通の仕事から引退しているひとりの紳士に会い,その人はわたしの提供する雑誌を喜んで受け取りました」。彼女の手紙の結びの節はこう記しています。「彼は進歩して今ではすべての集会に出席するようになりました。彼の次の段階は野外宣教です。彼は最近,12月に開かれる地域大会でバプテスマを受けたいとの願いを表わしたからです」。雑誌をできるだけ多くの家庭の中に入れることは価値のある目標です。
5 あなたは街頭での雑誌の業に加わっていますか。オランダの一開拓者はこう述べています。「雑誌を手にしていつも駅のそばに立っていると,同じ人たちが仕事に通う様子を見ることができます。そうした人たちに家から家の業で会うことも珍しくありません。ある婦人は,わたしが駅のそばに立っているのを知っていると言いました。彼女はとても友好的で,二冊の雑誌を受け取りました。次の月曜日,雑誌を持って立っていると,彼女が近づいて来て,娘が聖書についてもっと知りたがっているので日曜日の朝家に寄ってもらえないだろうか,と言いました。……今その娘さんはよく進歩しています」。
6 あなたは他の人を幸せにすることに楽しみを持っていますか。では,一冊の「目ざめよ!」誌が,悲しみに沈んでいたある人にもたらした喜びについて考えてください。その女の人はジャマイカからこう書いています。「わたしが真理を探し求めることは,自分の姉妹が自動車事故で死んだ1971年6月に始まりました。初めてわたしは静かに座り,生きることやその意味について深く考えました。葬式はわたしになんの答えも与えてくれず。わたしは自分の失ったもののゆえに深い悲嘆にくれました。1972年6月のある土曜日,家に帰ったわたしは,戸を開けしなに何かの紙を踏みました。そこには,『目ざめよ!』誌と王国会館で次の日に開かれる集会への招待状がありました。『なぜ若い人たちまで死ななければならないのですか』という記事に,わたしは躍り上がるほどの喜びを感じました。わたしのすべての質問に対する答えがそこにあったのです。その晩,わたしは翌日の集会に出席するための洋服を整えました。日曜日はその『目ざめよ!』誌を読んだのちに休養を取り,午後6時にわたしの最初の集会に出席しました。ひとりの若い姉妹が家庭聖書研究を望まないだろうかと尋ね,わたしは喜んでそれに応じました。『真理』の本を終えてすぐ,わたしは1973年4月7日にバプテスマを受けました。今,わたしにとって,生きることはほんとうに意味と目的に富むものとなっています。そして,復活のさいわたしの姉妹に再び会うとの希望をいだいています」。あなたが1月に行なう雑誌や予約の業の幾らかがこうした喜ばしい結果を見るかもしれません。
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