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古い制度の崩壊に生き残る道がありますかものみの塔 1967 | 4月15日
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の実は「愛,喜び,平和,寛容,慈愛,善意,忠実,柔和,自制」です。(ガラテヤ 5:22,23)それはこの世の精神が生みだすものとは正反対です。この世の精神が生みだすものは肉のわざ,すなわち「不品行,汚れ,好色,偶像礼拝,まじない,敵意,争い,そねみ,泥酔,宴楽,および,そのたぐい」であって,それはだれにも益を与えません。―ガラテヤ 5:19-21。
19 各人は何を決定しなければなりませんか。決定をおくらせることができますか。
19 これらの事柄が宣明されるのを聞き,あるいは読み,理解する人は,次の質問に対して各自決定を下さなければなりません。あなたはどちらの実を望まれますか。肉のわざに満ちた世にわずかの間生き,それから永遠に死ぬことを望みますか。それとも神のみたまの良い実に満ちた世界で永遠に生きることを望みますか。第七の,そして最後の災いがそそがれている今,この地震と異常に大きな雹の雨から救われる道は,まもなく閉じられようとしています。最後の滅びを免れるため,おくれずに行動してください。宗教,政治,制度あるいはイデオロギーの中に永続するものを求めている人がいるかもしれませんが,今はそれらのものを見捨て,永続する唯一のもの,キリストによる神の国を選ぶ時です。
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成功するために決意は必要ものみの塔 1967 | 4月15日
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成功するために決意は必要
少女は反対に打ち勝つ
● 英領ホンジュラスでの興味深い経験です。「研究をやめるようにと言われても学びつづける16歳の少女と研究しています。彼女はしばらくの間自分の町にいて研究したのち,学校へ行くため首府へきました。私は彼女と研究をつづけるように依頼されたのです。しばらくして,彼女の母が来て,研究をやめるように言いました,彼女は母親にやめることもできるけれど,これは自分が求めていた真理だと思うこと,そしてもう他の宗教を信ずる気はないことを語りました。そしていろいろと説得に努めたのち研究をつゞけることがゆるされました。それからのち,彼女が寄宿している家の男の人は,もうこの家で研究することはやめるようにと告げました。そこで私は近くのある兄弟の所へ研究の場所をかえました。学校の休暇が終わってもどって来た彼女はもっと自由を得ました。私たちは研究をつづけ,彼女は真理に急速に進歩しています。彼女は家庭聖書研究とすべての集会にそなえてよく準備し,神権宣教学校にも参加し,学友たちに伝道し,週末には野外奉仕に行き,いまでは他の人と聖書研究を始めています。彼女は今,ある開拓者の姉妹の家に身を寄せていて,集会の帰りみち一緒に歩きながら,街頭でさらに沢山の雑誌が提供できると話し合いました。さっそくこの提案に従ってよい結果を得ています。彼女はいま浸礼について考えており,学校卒業ののち,さらに奉仕を増し加えることをのぞんでいます」。
妥協しないことは反対者の益となる
● 家族のだれかが聖書研究に反対する時,セント・ヴンセントのある特別開拓者が報告しているように「あなたがたのうちにある望みについて説明を求める人には,いつでもやさしく,つつしみ深く,弁明する」最初の機会となります。何回かの研究の後,一人の婦人の主人はそれを知って,非常に怒って,もはやエホバの証人とこれから研究してはならぬと妻に告げました。彼女はこのほんの数週間にどんなに多くのことを学んだかを夫に話し,さらに,「50年も教会にかよって,神の御名はエホバであると知らなかったことを考えてごらんなさい」とのべました。彼女は自分はもはや教会に出席するつもりはないとはっきり言いました。次の週,私が行くと夫は家にいました。彼は私になぜ家にいないで,特にこんな雨の日にも,毎週毎週人々の家をたずねるのかと聞いたので,私は説明しました。その晩の研究がおわったのち,その婦人は,自分が学んだ真理について,そして伝道者をつかわして下さったことに対してエホバに感謝の祈りをさゝげたと語りました。夫の反対はなくなりました。彼は家にいる時はいつも,私たちが研究しているかたわらにすわっています。
― エホバの証人の1967年度年鑑から
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