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一致は真実を語ることから生まれるものみの塔 1963 | 8月15日
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を励むように互い努め,ある人たちがいつもしているように,集会をやめることはしないで互に励まし,かの日が近づいているのを見て,ますます,そうしようではないか」。(ヘブル 10:24,25,新口)真理をとおして一致をもたらすための仕組はここにあります。まず個人が真理を学んで,心を真理で満たします。家族の各メンバーは真理をとおして一致するようになります。一致した家族があつまって会衆を形成します。彼らはみな神の真理を中心にして一致します。社交的な集まりの機会があればいつでも,真理についての建設的な会話が行なわれて,非常によい結果が生じます。心に真理を満たすことを怠っている人たちがあるとすれば,会衆の組織を通してその人たちを援助する機会があります。またたとえ疎遠になりがちな人々がいても,その人たちを訪問するのはよいことです。そうすればその人たちはまた会衆と一致するようになります。
16 (イ)一般社会や国家では,一致を妨げるどんな勢力が働いていますか。(ロ)ではいったい一致した世界はどのようにしてきますか。
16 地上の人間がみな,神の御言葉の真理を受け入れて真理で心を満たし互に真理を語らないのは残念なことです。もし人々がそうするなら,一致は個人から家族へ,家族から会衆へ,会衆から社会全体へ国民全体へと拡大するでしょう。しかし悪の勢力,すなわち偽りの父であるサタン悪魔が働いています。(ヨハネ 8:44)サタンは人類の争いを引き起こすことに多忙です。サタンは人間の心をくらまし,また人類に,利己的になること,しっとすること,暴力を振うことを教えました。人間は権力欲にかられて偽りを語ることを覚えました。この悪影響は取り除かれねばなりませんが,神は近い将来にそれを実行されます。サタン悪魔とその配下にある者どもの滅びと共に,うそをつくこと,かけひき,偽善的な行いはなくなってしまいます。すべての人間が互いに真理を語るとき,そこには大きな喜びと平和があるでしょう。―コリント後 4:4。黙示 20:1-3。
17 いま他の人に真理を語ればどんな益がありますか。
17 しかしいまでも真理を話すことからしあわせが得られます。真理を愛する人々は,真理を話すので,意地悪をしたり,あらさがしをしたり,ねたむことをしなくてすみます。世界中のあらゆる場所の人々は,エホバの証者の新世社会が幸福であることを知っています。彼らが幸福なのには理由があるのです。彼らは自分たちの行くさき,自分たちの将来を知っているからです。神の御言葉の真理が,命への道を照らしているのです。「あなたのみ言葉はわが足のともしび,わが道の光です」。(詩 119:105,新口)真理は人の心を霊の事柄に向けさせ,将来と将来の御国による祝福を想像する力を与えます。永遠の生命の偉大な授与者であられるエホバ神の恵みはいまの時代にエホバ神をおそれて互いに真理を語る者の上にそそがれます。「その時エホバをおそるる者互に相かたりエホバ耳をかたむけてこれをききたまへり。またエホバを畏るる者およびその名を記憶る者のためにエホバの前に記念の書をかきしるせり,万軍のエホバいひたまふ我わが設くる日にかれらをもて我宝となすべしまた人の己につかふる子をあはれむがごとく我彼らをあはれまん。その時汝らは更にまた義者と悪きものと神に服事るものと事へざる者との区別をしらん」。(マラキ 3:16-18)エホバの証者たちと交わって,真理を語ることを楽しんでください。それはあなたの救いに通じ,またあなたから真理を聞く人の救いに通ずるものです―テモテ前 4:16。
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「ものみの塔」が持つ霊的な力ものみの塔 1963 | 8月15日
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「ものみの塔」が持つ霊的な力
◆ ブラジルのリオデジャネイロで,63歳の老婦人は,親せきから譲り受けた古い新聞や雑誌の束の中に「ものみの塔」が1冊まじっているのを見つけ,広げてそれを読みました。内容の大切さに気付いた彼女は,「ものみの塔」の別の号をさらに手に入れたいと思いましたが,どこにいけばエホバの証者に会えるのか分かりませんでした。それで,自分が読んだ「ものみの塔」の内容を良く覚え,会う人ごとに自分が新に見つけた真理について説明しました。御国奉仕者が彼女の家の戸口を叩いたのは,それから6年も後のことでしたが,彼女はわずか1冊の「ものみの塔」に支えられて,6年間も真理に対する熱意を失っていませんでした。
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