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  • 見合い結婚 ― 真の幸福をつかむことができますか
    目ざめよ! 1981 | 9月8日
    • なってからは,モーニングコートと縞のズボンを好む花婿もいます。お客は女性の場合一般に和服の式服で列席します。

      儀式

      結婚式はほとんどの場合,神官によって執り行なわれます。この式には家族と縁者および媒酌人夫妻だけが出席し,他の客人はその後の披露宴に出席します。神官はまず大きな榊の枝でお祓いを行ない,次いで二人を結婚させる旨を神々に報告する祝詞をあげます。

      三三九度,つまり誓杯の儀も,式の主要な部分です。三つのそれぞれ大きさのちがう結婚の杯と,祭壇から下げたお神酒の入った銚子とがあり,巫女が一番小さい杯を取って新郎に渡し,それに酒を三度つぎます。新郎はそれを三口で飲み,杯を巫女に戻します。巫女は次にその杯を新婦に渡し,また少量の酒をつぎます。そして新婦はそれを三口で飲みます。あとの二つの杯の場合も同じ形式がくり返されます。日本語で三三は“産また産”という意味にとることもできるので,三三九度の杯は多産の願いをこめたものかもしれません。

      最後に新郎が誓詞を朗読し(媒酌人が読む場合もある)両人は玉串をささげます。それから参列者にそれぞれ酒の入った杯が渡されて乾杯が行なわれます。これは縁組みによって二つの家族が結ばれたことを意味します。こうして約20分の神前結婚式は終わります。

      仏前結婚式もこれに似通ったものですが,それほど多くありません。日本では教会結婚式も行なわれます。

      エホバの証人の結婚式

      今まで述べてきた結婚式に比べると,エホバの証人の結婚式はユニークなものです。多数の家族や友人が聴衆として出席します。新郎新婦の親しい友人が聖書から心温まる話を行ないます。話し手は大抵結婚という取決めの起源について説明します。結婚を成功させる一つの秘けつは夫と妻の双方が真剣に努力して100%協力し合うことにある,と二人は教えられます。儀式は何も行なわれませんが,若い二人と出席者たちは聖書から実際的な導きを受けます。(一つの例はエフェソス 5:22-33。)

      日本の場合,結婚式の日に行なわれる宗教儀式は国によって正式に認められたものではありません。市町村役場で婚姻届が受理されるまでは,正式に結婚したものとはみなされません。しかし,ほとんどの新郎新婦は何らかの宗教儀式を行なうことを望みます。他の宗教は結婚式を執り行なうことに対して料金を課しますが,エホバの証人の間では,司式する奉仕者や他の関係者たちが無償の奉仕を行ないます。

      結婚式の後

      媒酌人から紹介された人の配偶者になって幸せな結婚生活が送れるようになるのでしょうか。この記事の冒頭で述べた女性は,「最初の二,三年は,これが自分の『運命』なのだから,何とかして幸福を見いださなければ,と考えて過ごしました」と語りました。しかしその後変化が生じ,彼女はそのことをこのように話しました。「二人でエホバの証人と聖書の勉強を始め,そしてバプテスマを受けたとき,私は主人と結婚していて本当に良かったと思いました」。

      しかし,結婚した人が一人残らずこうした幸福を経験するわけではありません。他の多くの国に比較してまだ低いとはいえ,日本でも離婚率は1963年以来上昇を続けています。厚生省の調べによると,離婚請求の55.3%は妻の方から行なわれています。それでも以前の夫から何らかの額の扶助料を受け取っている人はそのうちの2.7%にすぎません。ほとんどの離婚は,性格の不一致,不貞,経済的理由などのほかに,意思の疎通や思いやりの欠如が原因として挙げられています。

      正しい指導はこうした問題の幾つかを克服する助けになりますか。日本のある教会で結婚式を挙げた一人の婦人はこう言っています。「ふり返って考えてみますと,自分の結婚に真の喜びを見いだすことは期待していなかったように思います。どんな問題でも外部の人に助けを求めるのは自分たちの弱さをさらけ出すことだと思っていたのです。しかし,娘が生まれてから,一人のエホバの証人が私たちの家を訪ねてくださいました。エホバの証人と一緒に聖書の勉強をするようになって初めて,結婚の目的や意義,幸福な家庭を作るには夫への協力が必要であることなどを学びました。『二人が一体になる』という原則は,私の家族生活のあらゆる面に大きな影響を及ぼしてきました。受けるよりも与える方が本当に幸福だということを私は学びました」。(マタイ 19:4,5)この家族にとって聖書の正しい教えは確かに助けになっています。

      あなたはいかがですか。媒酌人を通して結婚の相手を選ぶことを考えていますか。それとも,自分の好みに合った好きな人が現われるまで待ちますか。どちらにも利点がありますが,どちらも幸福を保証するとは限りません。真に幸福な結婚生活には,結婚という取決めの創始者であられる「幸福な神」,エホバの導きが必要です。―テモテ第一 1:11。

  • 大きな損失をもたらす“時間の盗み”
    目ざめよ! 1981 | 9月8日
    • 大きな損失をもたらす“時間の盗み”

      ロバート・ハーフ・エージェンシーズ社が行なった一調査によると,カナダの実業界は,1980年に,従業員の“時間の盗み”のためおよそ100億㌦(約2兆2,000億円)の損失を被ったということです。これは,同社が1977年に行なった調査結果から推定した概数です。1977年当時,その損失額は80億㌦(約1兆7,600億円)でした。

      バンクーバー・サン紙の経済記者ジュリアン・ショーの報告によると,金曜日と月曜日の常習欠勤,遅刻,仕事時間中の雑談,私用の電話,昼の休憩時間の取り過ぎといった事柄のために,一人の従業員につき1週間に平均3.5時間が浪費されていることが同調査から分かりました。ロバート・ハーフ・エージェンシーズの社長はそうした“時間泥棒”を万引に等しいとしています。

      同社長が“計画的時間の盗み”と呼ぶ極端な例の中には,就業時間中自分で種々の商売を行ない,その商売のために会社の文房具を使ったり会社の住所を利用したりすることまで行なう者がいました。

      お茶の時間でさえ多くの人に乱用されています。しかも,お茶の時間を取ることそのものは,過去幾年かにわたってそのような形の“時間の盗み”を根絶できないことが分かった会社側が譲歩した結果できたものなのです。

      エフェソス 4章28節の聖書の助言を良心的に適用するクリスチャンの従業員がそのような莫大な損失の原因となることはありません。生じた損失は,結局,みんなで負担しなければならないのです。

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