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告げる者の足はうるわしいものみの塔 1964 | 5月15日
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れた神の救いを見,崇敬の念にみたされて,解放をもたらした栄光の神の崇拝に転じました。そして霊的イスラエルの残れる者と共に大いなるバビロンを離れてその汚れから全く身を清め,エホバ神の清い,聖なる崇拝のために勇気をもって献身しました。(エズラ 2:64,65。ネヘミヤ 7:66,67。黙示 7:9-17)崇拝の自由を享受するようになったこの人々は残れる者と共に解放を告げる使者として自分をささげ,神の是認を得て遣わされました。
27 解放のわざはあとどれだけの間つづけられますか。だれのためにこのわざは行なわれますか。
27 倒れた大いなるバビロンには,恐ろしい滅びが迫っています。その中に留まる者は大いなるバビロンの罪にあずかって共に滅びるでしょう。大いなるバビロンはエホバに対して罪を犯しました。エホバのみ手によって大いなるバビロンが滅ぼされるまで,なすべき解放のわざがあります。いまなおその中に捕われ,唯一の生ける真の神を崇拝する自由を求めるすべての人のために,このわざをしなければなりません。これらの人々の目は,良いおとずれを告げる者のうるわしい足を見ることを望んでいます。残された時は短いのです。ゆえに解放を告げる自由の使者である皆さん,宣べ伝えるために働こうではありませんか!
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聖霊に満たされて大胆に神の言を語るものみの塔 1964 | 5月15日
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聖霊に満たされて大胆に神の言を語る
― 1964年度エホバの証者の年鑑から
アルゼンチン
最高伝道者数: 9,754
人口: 20,956,000
比率: 2,148人に1人
新築のベテル・ホームと支部事務所は,監督や特別開拓者の勉強の場所ともなりました。すでに135人が御国宣教学校の課程を終えましたが,学生のすべては,ベテルの家族と共に過し,特別の訓練を受けた事を喜んでいます。また,訓練を受けた監督たちは,自分自身,および伝道者一人一人の円熟さの必要を一層強く認識するようになりました。ある会衆では,4月に,伝道者80人のうち20人が休暇開拓奉仕をしました。このように会衆の4分の1もの人が一度に開拓者になったのは,会衆の僕の率先によります。アルゼンチンにおいても,家庭聖書研究をする人の多くが,御国伝道者の招きにこたえて,伝道し,教える仕事に参加するようになりました。それゆえ,伝道者の数は,前年度に比べ10パーセント増加しました。昨奉仕年度中に,エホバの証者がこの地で証言に費した時間は1,748,683時間に上り,最大の証言が行なわれた事になります。平均して,毎週9,213の聖書研究が司会されました。支部の僕から送られた経験のうちいくつかを次に紹介します。
「さあ,前に主の言葉を伝えたすべての町々にいる兄弟たちを,また訪問して,みんながどうしているかを見てこようではないか」というパウロの言葉どうりに語った3人の開拓者の姉妹には,大きな報いがありました。その経験は次の通りです。
3人の任命地から4時間ほど離れた村に,数人の予約者がいましたが,それまでは手紙によって多少の連絡がとられていただけでした。3人の姉妹はこの人々をもっと助ける事を考え,村まで遠出をしました。3人がとくに心にとめていた予約者の一人は,開拓者が訪ねて来た事を非常に喜び,数日の間一緒に伝道し,12時間働き,予約を1つ得,28冊の雑誌を配布しました。
しかし,「羊」に愛をもたない偽りの羊飼は,旧来の否定的な態度でこれにこたえようとしました。すなわち「羊」をおどそうとしました。しかし,なんの効果もありません。拡声器をつけた自動車が村を回り,証者の話を聞かないようにと宣伝されたにもかかわらず,20以上の家庭聖書研究が始まり,その日曜日,村で初めて開かれた「ものみの塔」研究会には,17人もの人々が出席しました。しかも,出席者のすべてが討議に参加しました。
4年ほど前,V ― 町のバスの停留所にいた一人の婦人は,いかにも不安気に,世界の終りが来るというのは本当ですかと,特別開拓者の一人にたずねました。(何年何月に世界は終ると言った者がいた)開拓者の姉妹から,聖書に基づく説明を聞いたその婦人は非常に喜び,いつかS ― 町の自分の家に訪ねてくれるようにと頼みました。特別開拓者二人が訪ねると,すぐに彼女が出てきて迎えいれ,しばらく滞在してゆくようにすすめました。「ものみの塔」研究もその家で開かれました。婦人は聖書の話を喜び,姉妹たちから夜のふけるまで説明を聞きました。今,婦人とその娘さんは,勤勉に聖書を学んでいます。
巡回の僕からの報告。「協会からの連絡に従って女の人の家を訪ねましたが,仕事に行って留守でした。勤め先をたずね,エホバの証者であることを知らせると,彼女は,『あゝ,兄弟!』と言いました。
「彼女が協会に手紙を書いたことにより,自分たちがここに派遣されてきた事を伝えると,彼女は伝道に行ってみたいけれど,やり方もわからないし,使う文書もないと言いました。その後仕事を終えてから,彼女は自分の持っている本を見せてくれました。それは,『楽園』の本と聖書でしたが,いずれもよく読んでありました。それらは,初め,彼女の友だちの家庭に配布されたものです。彼女は『楽園』の本にはよく通じていましたが,『ものみの塔』その他の出版物については知りませんでした。私たちは勉強の仕方を説明し,また『奉仕者になる資格』第44課『家から家の宣教』の要点を伝え,さらに,野外奉仕で使う簡単な証言を教えました」。
それ以来協会は,この羊のような人から手紙を2回受け取っています。また良いニュースとして,二人の姉妹が彼女の町に行って休暇開拓奉仕をし,彼女の伝道を助けました。
ボリビア
最高伝道者数: 552
人口: 3,556,000
比率: 6,442人に1人
ボリビアは南米のアンデス山岳地帯に位置しています。そこに住むインディアンやスペイン系住民にも良いたよりを宣べ伝えねばなりません。昨奉仕年度中に,伝道者の数がはじめて500人台に達し,552人の最高数が得られたのは,喜ばしい事です。奉仕時間においても,雑誌配布,新期予約,聖書研究活動においても,大きな活動の1年となりました。そのすべてが大幅な進歩を物語っています。支部の僕から送られた興味ある経験を次にのせましょう。
忍耐強く自分の区域で伝道している一人の兄弟からの手紙。「その家を訪ねたのは,4度目でした。いつでも断わられたのを覚えていました。しかし,今度は,どんな理由があるのか,出て来た男の人は私を中に招き入れました。彼の妻は不在をよそおって出てきませんでしたが,戸のかげで私の聖書の話を聞いているのがわかりました。その後,ふたたび訪ねると,主人と奥さんがそろって待っており,聖書や私たちの仕事についてたくさんの質問をしました。ひととおり話し終えた時,二人は,こんなに整然とした説明を聞いたことはない,と言いました。二人が所属するカトリック教会でもそうした話を聞いた事はありません。これが真理だと二人は認めました。研究が始まって2ヵ月後に,二人は伝道を始め,集会に出席し始めました。その後私は,なぜこの二人が4度目に訪ねた時に真理を受け入れたかを知りました。そのころ二人は結婚生活上の問題のゆえに離婚を考えていました。真理を聞いて問題はすっかりなくなりました。以前の二人の生活を知る近所の人たちは,エホバの証者が来るようになってから,すっかり変わったと言っています。神の言葉を学んで,夫と妻それぞれに対する神の要求を互に知ったことにより,今は幸福に仲良く生活するようになった,と夫婦は言っています。二人はバプテスマを受ける事を計画しています」。
コロンビア
最高伝道者数: 3,038
人口: 15,097,640
比率: 4,970人に1人
コロンビアのエホバの証者は,正しく拡大の組織です。過去7年間,年々20パーセント以上の増加を続けてきました。「あなたがたがひとり残らず,最後まで望みを持ちつづけるためにも,同じ熱意を示し,……信仰と忍耐とをもって約束のものを受け継ぐ人々に見習う者となるように,と願ってやまない」,とのパウロの勧めに従い奉仕年度を通じて,毎週の定期的な奉仕の大切さがいつも強調されました。(ヘブル 6:11,12,新口)しもべたちが模範を示すなら,伝道者も熱心に奉仕する,と支部のしもべは語っています。コロンビアから送られた興味深い経験を
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