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聖書は万民救済を教えますかものみの塔 1956 | 10月15日
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西暦2世紀から現在の20世紀にいたるまで,多くのクリスチャンたちは,善意の気持から万民救済を教えてきました。しかし,聖書はその説を教えていません。神は愛であると共に公正です。神は,愛の御心から,御自分の条件に従う者たちに永遠の生命を提供し,また公正の御心から,その賜物を拒絶する者には永遠の死を受けさせる,と定められました。
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事実を考えなさいものみの塔 1956 | 10月15日
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事実を考えなさい
分裂は祝福ですか
ニューヨーク,オールソールズのユニタリアン教会の牧師ワルター・ドナルド,クリングは,アメリカの分裂している宗教についての意見を述べました。1955年10月17日のニューヨーク・タイムス紙によると,同氏は最近次のように語りました,『世界に対してアメリカの為した最大の貢献の一つとは,できるだけ多くの方法で探すなら真理を見出せるという考えだ,と余は思う。』宗教の分裂していることが,そのような祝福であるなら,キリストの使徒たちはそのことを知らなかつたことになります。それともクリング牧師は,キリストの使徒の書いたものを知らなかつたのかしれません。―『さて兄弟たちよ,私たちの主イエス・キリストの名によつて,あなたがたにすすめる。みな語ることをひとつにし,お互の間に紛争がないようにし,同じ心,同じ思になつて,かたく結び合つていてほしい。』― コリント前 1:10,新口。
イスラエルの不可知論
近代国家の中でも,イスラエルの支配者たちは最も宗教的であろう,と人々はしばしば考えています。しかし,有名な新聞の通信員は,最近それと反対のことを見出しました。通信員ジョン・ベバンは,『イスラエルの国民』という記事を,1955年12月8日の英国マンテェスターのガーディアン・ウイークリー(英文)に掲載し,次のように書いています。『正統派になした譲歩にもかかわらず,イスラエル国家はまつたくこの世的な国であり,一般人は信仰を持つてもならないし,また実践してもならない,と要求されている,彼らは組織化された宗教に対する口先の奉仕もほとんどしていないのである。公務についている不可知論の英国人でも,彼ら以上のことはするであろう。彼らは,もつと広い意味で宗教的である。不可知論者,人道主義者,または合理主義者の意見は,ほかの国では最近見あたらない程の熱心さと確信をもつて述べられている。どの会話のときにも,「人間の威厳」について語ることが必要である。』すると,近代のイスラエル国家が聖書予言の成就と結びつきを持つ,という主張は,根底から覆えされます! 予言されていた復帰は,ヱホバの真の崇拝を回復することでした。これは霊的なイスラエルに成就されたのであつて,生来のイスラエルに成就されたのではありません。
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牧師はヱホバの証者について神に感謝すものみの塔 1956 | 10月15日
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牧師はヱホバの証者について神に感謝す
1955年9月の下旬,『ものみの塔』協会はニューヨーク市にいる一バプテストの牧師から次の手紙を受取りました。
『親愛なる兄弟たち,この短い手紙を書き得て,私はたいへん幸に感じています。貴協会も,この手紙を読んでよろこばれることでございましよう。この手紙を書いたわけは,私が真理を見出したことについて神に感謝することでございます。私はまだ貴協会の会員ではありません。私は牧師でして,7つから9つの教会に奉仕しています。いまから約2年前,私は ―氏にお会いしました。―氏は真理について語りましたが,私は牧師でしたので,その言葉を聴き,それから私の家に来るようにすすめました。その話を聞いている中に,自分が殆ど何も知つていない,ということに私は気づきました。しかし,私の教会員はそのことを知つていません。私の受けた訓練といえば,主に劇的な事柄であり,感情ということが主眼になつていました。また,今となつては無価値のように思える神学も教えられたのです。
『私は貴協会の書物を多く持つており,「神を真とすべし」も研究しました。結論して言うなら,二,三週前テネシーで大会を開いたバプテスト牧師の中にあつて私はいま叛逆者です。でも,教会に出席する人々は,私の説教がとても良いと言つています。―たいへん型破りなのだそうです。そして,聖書の研究をして頂きたいと申込んでおり,私もできるだけの研究をしております。
『おわりに,あなたがたについて私はふたたび神に感謝したいと思います。そして,―氏のような人々に神の祝福がつづきますように。(署名)』
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真理を愛すものみの塔 1956 | 10月15日
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真理を愛す
次の手紙は,先ずアメリカ教会連邦に送られ,そこから協会に転送されてきました,『ヱホバの証者の支部教会の場所を教えて頂ければ幸いでございます。通信によつて聖書研究を行い,福音の奉仕者になるためです。私は長年のあいだバプテスト教会の会員でしたが,十分の仕事を与えられなかつた,と思います。ヱホバの証者の福音パンフレットや雑誌を読んで,その教理を深く愛するようになりました。御返事の早く来るのを一日千秋の思いで御待ちしています。エイ・ジー・テイ・ロンドン』
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