ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 彼らは時代の緊急さを感じている
    ものみの塔 1969 | 5月1日
    • にある,ものみの塔聖書冊子協会の94の支部のうち24の支部は,新しい奉仕年度の最初の月に,それぞれ担当する土地におけるエホバの証人の増加を報告したからです。

      昨年中,エホバの証人の数は全体で5.6パーセント増加しました。しかし証人たちが神のわざの緊急さを深く感じていることは,伝道のために投じた時間の著しい増加にさらによく表われています。考えてごらんなさい。証人たちは昨年中,2億866万6762時間を伝道のわざにささげたのです。これは前年に比べ,2500万時間近くも多くなっています。これは単に,野外宣教に参加する人の数がふえたからではないのです。また,伝道して手当をもらっているからでもありません。南米,フォークランド諸島の一婦人は,大会に集まった証人たちのスライド写真を見て,「これだけ大勢の人に手当を払える宗教組織はないでしょう」と語りました。では,なぜ伝道にささげる時間がこれほど増加しているのですか。残された短い時間にできるかぎりのことをしようという精神が,証人たちをしてその活動を増大させているのです。―詩 110:3。

      この時代にあって最も肝要なわざに時間を投じようとするエホバの証人たちは,昨年中,聖書についてさらに知ろうとする人々のために,合計8990万3578回の再訪問を行ないました。これは前年に比べ,2300万回もの増加になっています。そして,97万7503の聖書研究が行なわれました。これは無料で毎週行なわれたものであり,前年に比べ11万494の増加にあたります。今の危険な時代にあって普通以上のことを行なおうとするこの精神に動かされない人がいるでしょうか。

      緊急さを感じて宣教を拡大する人々

      神の民が時代の緊急さをいよいよ認識していることを顕著に物語るのは,自分の生活を整理して全時間の伝道奉仕にはいり,あるいは休暇を利用して一時的にせよこれを行なう人の数です。昨年,これを行なった熱心な人は前年に比べ1万人も多くいました。母親,父親,若い人々,あるいは老齢の人々が,宣教奉仕のために多くのものを犠牲にしたのです。

      たとえば,キューバのある父親の場合があります。エホバの証人はこの国で迫害されており,きわめてむずかしい境遇下で伝道しなければなりません。しかしこの父親は毎月平均154時間を伝道に費やしています。その記録によると,彼は昨年の4月,全部で408名の人に神の国について語りました。このすべては5人の家族を養う仕事のほかに行なわれたのです。世界の裏側つまりインドネシアのある証人は,妻と5人の子供を扶養していますが,休暇は伝道に用いています。

      ほかにも幾千もの人々が自分の生活を整え神のわざにより多くの時間を捧げています。ある50代の男の人はインド洋レユニオン島内の孤立した地域の伝道に行きました。同行したのは彼の妻および二人の仲間でした。一人は67歳の老人,他の人は15歳の少年でした。4人は道もないこの地域に歩いて出かけたのです。一行はナップザックを背負い,片手にトランク他方の手に聖書文書をいっぱい入れた大きなかばんを下げ,川床を10㌔上り,浅頼を14回渡りました。彼らは途中で会う人すべてに語りかけました。この旅行全体で160㌔も歩かねばなりませんでした。家に帰った時には疲れていましたが霊的にははかりしれない喜びを感じていました。4人は時代の緊急さに応じ,「良いたより」を伝えるために励んだからです。

      年若い子供たちも神の霊に答え応じて自分の活動を拡大しています。14歳と12歳と10歳になる,フィジー島の3人の子供は,家で昼食をすませたのち,急いで学校に帰ります。それは,聖書について知ろうとしている他の子供に証言するためです。級友へのこうした愛の関心の結果として,3人はそれぞれ二つの聖書研究を定期的に司会しています。そして,この子供たちの弟で,8歳になる少年も自分の聖書研究を司会しています。この子供たちの母親は4つ,父親は7つの研究を司会しています。それでこの家族は全部で18の研究を司会しているのです。熱心であり,また喜ばしいことではありませんか。

      聖書に関心のある人を尋ね出そうとするこうした愛の決意は,オーストリアのある女の証人の場合にも見られます。この証人はバスの中で関心をもつ婦人に会いました。その人の住所がわからなかった証人は,その婦人が住む村を4度も尋ね,ついにさがしあてて,婦人と聖書の研究を始めたのです。メキシコにおいては工場の掃除夫として働く人が聖書について語っています。彼は工場の技師に近づいて,聖書の真理について話しました。今その技師はエホバの証人となっています。ドイツにいる,ある熱心なエホバの証人のことを想像してごらんなさい。その人は腰から下が麻ひしており,車いすにすわったままです。でも,道ばたに車いすを止め,立ち止まって聞く人すべてに話します。彼は聖書の真理を説明する手紙を書き,自分の家で人々と聖書を研究しています。鉄のカーテンの背後でも同じです。ここでは幾千人ものエホバの証人が公園,バスの停留所,医院の待合室,その他あらゆる場所で伝道しています。至る所で神への賛美が歌われており,多くの人がその歌声に加わっているのです。

      「エホバの証人の1969年度年鑑」には証人たちの経験がたくさん出ています。a それを読むならば,さらに多くのことをしたいという精神が,神の組織全体にかつてないほどみなぎっていることがわかるでしょう。エホバの証人たちは,今日行なわれている伝道のわざが二度とくり返されないものであること,そしてそれに加わる機会が今しかないことを認識しているのです。彼らは目前の将来に驚くべき事柄が控えていることを意識しています。そうです,彼らは今の「終わりの日」に関する預言の残りの部分が眼前に成就するのを見るのです。エホバは長年にわたりご自分の組織を整えてこられました。そしてエホバの組織は,いま組織内にはいって来る大ぜいの人々を世話することできるのです。エホバはご自分の組織を強め,人々の霊的な必要に答えさせておられます。あなたもこのクリスチャン奉仕者の社会に加わり,偉大な伝道のわざのために働きたいと思いますか。どうか,それらクリスチャン奉仕者たちを尋ね出してください。―ガラテヤ 6:10。

      今日,神の霊の働きに答え応ずる人は,将来大きな喜びを刈り取り,決して後悔することがないでしょう。そうした人々にとって,他の人が神の新秩序でとこしえの命を得るのを助けたという喜びは言いしれぬものとなるでしょう。そうです,今の時代の緊急さを知り,それに応じて行動する人は,すばらしい祝福をもって報われるのです。

  • 聖句に手を加える
    ものみの塔 1969 | 5月1日
    • 聖句に手を加える

      ★ 西暦3世紀ごろからヘブル語聖書のギリシア語七十人訳の原本に手が加えられ,聖なる神の御名が取り除かれるようになったことを「ものみの塔」誌は,以前に記載したことがあります。1947年から1953年にかけて発見された死海写本により,神の御名はそれより前の時代に変えられたことを示す証拠がさらに得られています。これら死海写本はキリストの時代よりも古いもので,イザヤ写本を調べると,写本家は当時でさえ,エホバの名(YHWH,ヘブル語でיהוה)を他のことばで置き換えていたことがわかります。一例として,ダグラス著「新聖書辞典」の1256ページで説明されているとおり,写本家たちはイザヤ書 3章16-20節の「アドナイ」を「YHWH」に,「YHWH」を「アドナイ」に換えています。明らかにその聖句はその当時すでに手を加えられていたのであり,写本家は神の御名をどの位置に入れるべきか迷っていたと思われます。エホバの御名はそれら二つの場所のいずれにも表われるべきであり,古代写本から得られる大量の証拠はそのことを裏づけています。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする