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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1964
塔64 4/15 246–247ページ

聖霊に満たされて大胆に神の言を語る

― 1964年度エホバの証者の年鑑から

ブラジル

最高伝道者数: 30,118

人口: 74,000,000

比率: 2,457人に1人

インフレは次第にすすみ,政情は不安定ですが,ブラジルのエホバの証者は,ひるむことなく御国の良いたよりを宣べ伝えており,エホバがもたらす新しい秩序に固く希望をおいています。ブラジルの証者は,信仰の必要な事を知り,エホバへの奉仕をいっそう押し進めています。ブラジルの報告のうち,特に目立つのは,「ものみの塔」研究会の出席者数で,国全体の平均は,伝道者数の105パーセントになります。他の言葉で言えば,伝道者数を上まわる数の人が「ものみの塔」研究会に出席していることになります。それゆえ,ブラジルで,仕事の進歩が早いのも不思議ではありません。また,協会が所有する土地に,新しいベテルと御国会館の建物が必要になったのもこのためです。新たに加えられた建物は,仕事の拡大に貢献する貴重な資産となりました。支部の僕は興味ある経験と共に,次のような言葉を送ってきました。

「資金の援助を受けたおかげで,これほど多くのブラジルの兄弟が,世界一周大会の一つに出席できた事を,すべての人が感謝しています。これは,協会と,多くの人の大会参加をはかって,すすんで寄付した多数の兄弟たちの愛のあらわれです。大会によってすべての人が心を新たにし,一層の力を得ました。それは仕事にも反映しています」。

協会を代表して各地を旅行する巡回奉仕者は,他にエホバの証者のいない町に滞在した際,折を得て数家族の人々に伝道しました。そのうち一家族が,御国のたよりに深い関心を見せました。しかしこの町には伝道者がおらず,家族の関心にこたえ,ひきつづき聖書を教える人がありません。それで巡回奉仕者は,手紙による再訪問を考えました。彼は疑問を手紙でたずねるようにすすめ,家族はそれに従いました。答の手紙には新しい問題を出して聖書の勉強をすすめ,家族は調べた答を手紙に書きました。この定期的な手紙の交換は,そのまま,郵便による聖書研究となりました。この家族はやがて親せきや,近所の人にも聖書の話をするようになり,その経験も手紙に書いてありました。この町の近くで巡回大会が開かれた際,家族もその知らせを受けました。この時はじめて,家族は奉仕会に出席し,円熟した伝道者と共に家から家への伝道に参加しました。この訓練は非常に役立ち,こののち家族は野外奉仕の面で大きく進歩しました。家族はいま定期的な伝道者となっており,その町には伝道者のグループが組織されています。間もなくこの家族は巡回奉仕者の正式の訪問によって一層の訓練と援助を受けるでしょう。

必要の大きなところで奉仕することをすすめる招待に応じた人々も,豊かな祝福を見ました。一つの大会後,兄弟とその妻は,人口5000の小さな町に移り住みました。そこはほとんど伝道の行なわれていないところでした。この二人の伝道者の仕事の結果として,2年後には,この町から10人の伝道者が野外奉仕を報告するようになり,現在では会衆が設立されています。別の一組の夫婦は休暇開拓奉仕を申込み,必要の大きな区域を選んで働きました。休暇開拓者として4ヵ月間働いたのち,この夫婦はさらに4ヵ月,開拓奉仕期間の延長を申し込みました。8ヵ月の奉仕ののち,この二人は10の研究を司会し,伝道者11人の会衆が組織されました。必要の大きなところでの伝道に家族そろって参加し,良い祝福を経験した例もあります。バヒア州の一家族は,神の御国を宣べ伝える者のいない小さな町に移住しました。家族はその町に3年住み,忍耐強く奉仕しました。土地の牧師の妨害もありましたが,善意者は真理を受け入れ,共に働く人が多くなるに連れ,増加は早くなりました。使用されなくなった教会堂を買い入れ,御国会館にかえました。そこを中心として町全体に真理が広まり,今この町には三つの会衆と二つの群があり,野外奉仕を報告する伝道者の合計は100人になります。

地域の僕の妻は,夫と共に,ある会衆で働いた際,予約切れ再訪問用紙を数枚受けました。そのうちのあるものはすでに数ヵ月を経ていましたが,彼女は訪ねてみるだけの価値があると考えました。ある人はすでに移転しており,2ヵ所も3ヵ所もたずねなおしてやっと本人に会える場合もありました。しかしその結果は次の通りです。全部で七つの予約が得られ,聖書の研究が一つ始まりました。またこれは,兄弟たちに,予約の切れた人すべてを改めて訪問することの必要を知らせる機会ともなりました。

ブラジル各地の414の会衆で運営されている読み書き学校によって,昨年,文字の読み方と書き方を学んだ善意者や伝道者は447人です。一人の伝道者はこの訓練を喜び,自分の経験を次のように報告してきました。「私のような者に読み書きを教えるため,協会の払われた大きな努力に対し,エホバの御名にあって感謝の気持を手紙にすることは大きな喜びです。真理を学び始めたとき,字の読めなかった私は,一人では伝道に行けませんでした。しかし今私は,読み方を知り,戸口に立って証言もでき,心からうれしく思います。すでに家庭聖書研究の司会も始めていますが,これもエホバの恵みのたまものです」。最近の巡回大会で,79歳の兄弟は,老齢ながらも会衆の読み書き学校で読み方を学んだ経験を読み上げました。今,彼は有能な伝道者になっています。38歳の男の人も自分の経験を語りました。彼は公開講演会に一度出席し,話の内容に感銘を受けましたが,自分の生活は堕落しており,文字も読めないから,今から何か新しい事を始め,生活を改めることなど不可能だと考えました。しかし土地の伝道者が何度かこの人を再訪問した結果,集会に出席するようになり,やがて,読み書き学校の生徒にもなりました。彼は,真理を知り,読み方を学び,生活態度を改め,現在では会衆内の僕の仕事を引き受け,書籍研究の司会者でもあります。

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