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雑誌配布を通して賛美を増し加える王国宣教 1982 | 1月
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あるいは全く関心を持たない人々でも,「目ざめよ!」が有益で教育的な出版物であることに気付くかもしれません。「目ざめよ!」の中には,読者の注意を聖書の方に向けさせたり,エホバの証人と連絡を取るよう読者を励ましたりする注解がしばしば含まれていることに気付いておられますか。もちろん,聖書に関心を持つ人々のためには,「ものみの塔」と並ぶ雑誌はありません。それはエホバの王国の「良いたより」を告げ知らせる,世界中で唯一の雑誌です。―マルコ 13:10。
5 幅広く人々の興味を引く種々の主題が,簡潔で興味深い仕方で考慮されています。1月1日号の「ものみの塔」は,今日わたしたちが聖書を信じることができるかどうかを論じています。1月15日号には,「神のことばは生きている」という見出しの下に,さし絵入りの記事が載っています。これも,目に訴えるもので,あらゆる人の理解できるやさしい言葉で説明されており,野外奉仕で特に取り上げられる記事です。1月8日および22日号の「目ざめよ!」は,人間の兄弟関係およびこの事物の体制の沈没をどのように生き延びることができるかを取り上げた,優れた資料が載せられています。
雑誌を配布する様々な方法
6 雑誌配布に携わることのできる分野はいろいろあります。家から家の証言で勧めることもできれば,再訪問の時や,非公式の証言においても提供できます。組み合わせの提供物が断わられた場合,次のように言ってもよいでしょう。「本はお望みでないようですが,今お話ししたこの雑誌ならきっと楽しまれると思います。この姉妹誌と共に,わずか100円のご寄付でお分けしています」。このようにして多くの雑誌が配布されました。
7 家から家に行く時,特に都市の区域で,わたしたちは家の人に戸を開けてもらうのに困難を覚えます。家の人が,「悪いですが,今ドアを開けることはできません」とか,「今忙しいんです」と言う場合でも,ドアごしに,「『ものみの塔』と『目ざめよ!』を100円のご寄付でお分かちできますか」と尋ねることができます。少し待ってくれるようにと言ってから,出て来て雑誌を求める家の人が多いのには驚かされます。中にはドアを開けたままにして,聖書に基づく話し合いをさせてくれる人もいます。また,家の人が気乗りのしない調子で,「関心がありません」と言う時も,2冊の雑誌を提供するのは良いことです。そのような返事は,ただ会話を短くしようとして言われることが多いのですが,雑誌が提供されると人々はそれを求めます。そして,言うまでもなく雑誌が家の中にあれば,他の人々もそれを読んで,その中の優れた情報の真価を知り,その結果エホバを賛美するよう助けられることを期待できます。
8 店から店の業でも,短い,要点を突いた証言をして雑誌を配布することができます。街路での業を行なう最も効果的な方法は,立っている人や,ゆっくり歩いている人々に近づくことです。強調するのが特にふさわしいと思う特定の記事を頭に入れておき,相手の人にそれを読んでみたいと思うか尋ねます。雑誌経路も,雑誌の配布を高める優れた方法です。
9 「あなた方はヤハを賛美せよ。わたしたちの神に調べを奏でるのは良いことだからである。それは快いことだからである ― 賛美はふさわしい」と詩篇作者はわたしたちを招いています。(詩 147:1,新)そうです,エホバを賛美するのは確かにふさわしいことです。そして,わたしたちは,「ものみの塔」と「目ざめよ!」を配布することによって,エホバへの賛美を増し加えることができるのです。
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良いたよりを伝える ― 大胆さをもって王国宣教 1982 | 1月
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良いたよりを伝える ― 大胆さをもって
1 王国の音信は独特のものです。したがって,特定の時に,わたしたちの宣べ伝える周囲の状況のゆえに大胆さが求められます。明らかにこの点を念頭に置いていた使徒パウロは,神の言葉を語る点での大胆なしつようさの必要性にしばしば言及しました。(エフェソス 6:18-20。テサロニケ第一 2:2)わたしたちも,1世紀のクリスチャンと同じように,冷淡な態度や人間への恐れ,反対のために,王国の真理を伝える上で臆病になったり,ためらったりすることがあってはなりません。―使徒 4:29-31; 28:30,31。
障害となるものを克服する
2 時々,特定の家または個人のもとまで音信を携えて行くのが困難に見えたり,不都合に思えたりする場合があります。わたしたちは大胆にねばりますか。戸口から戸口の業に参加していたある姉妹は,一人の婦人に,そのアパートの1階のある部屋にだれか住んでいるのかどうか尋ねました。それまでそこでだれにも会ったことがなかったのです。その婦人は,そこに住んでいる男の人は忙しい人だからと言って,姉妹にそこを訪問するのを思いとどまらせようとしました。姉妹は巧みに意志を通して,そこに住んでいた若い男の人に話すことができました。その人は以前に証人たちと話したことが1度もなく,会衆の一兄弟と研究することに快く同意しました。そして,間もなく集会に出席し,野外宣教に参加するようになりました。
3 大胆になると言っても,粗暴であったり,自分に頼ったり,僣越に振る舞ったりするということではありません。それには,宣べ伝える上でのあらゆるふさわしい機会を活用するための決意と巧みなねばり強さが関係しています。神と隣人への純粋な愛に動かされるなら,わたしたちは真理を大胆に語ることができるのです。―使徒 26:24-26。
大胆さを示す様々な機会
4 あなたは,もしかしたら追い返されるのではないかと恐れて,再訪問をするのをためらっておられますか。ある夫婦は,聖書の音信に関心があると言う若い婦人を見いだしていたのに,そのように感じました。しかし,会衆の集会で関心を持つ人々を続けて助けるようにと励まされたので,二人は再訪問することに決めました。この婦人が二人を迎え入れ,自分と隣の人は自分たちで聖書を研究してきたのです,と告げた時の二人の喜びを想像してください。その人たちは神に援助を祈り求めていたのですが,幾日もしないうちにこの夫婦の訪問を受けたのです。二人の婦人は熱心に聖書研究を受け入れ,優れた進歩を遂げました。勇気を奮い起こして再訪問したことを,この夫婦はどれほどうれしく思ったことでしょう!
5 わたしたちが伝道を行なう周囲の状態は,いつも順調な,容易なものとは限りません。しかし,真理の側に立つがゆえに無関心やあからさまな非難に直面するなら,わたしたちは大胆に発言し,しかも柔和な気持ちと深い敬意をもってそうする必要があります。(ペテロ第一 3:15)そうすればエホバのみ名に誉れが帰され,耳を傾ける心の正直な人々の救いに役立つことでしょう。
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神権的ニュース王国宣教 1982 | 1月
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神権的ニュース
◆ 次の会衆や群れで王国会館が献堂されました。福島,喜多方。千葉,千葉・高洲。東京,町田・鶴川。神奈川,横浜・星川。愛知,尾西。和歌山,和歌山・城東。兵庫,姫路・白鷺。山口,美祢。香川,大川郡,長尾の群れ。宮崎,高鍋。沖縄,名護。
◆ 旭川市近文会衆で父親でもある4人の長老は自分の子供たちをよく訓練し,奉仕者となるよう助けました。前回の巡回訪問以来,8人の子供の伝道者が生まれ,会衆には15人の子供の伝道者がりっぱに奉仕しています。長老の家族のりっぱな模範が他の家族に良い影響を及ぼしています。
◆ 沖縄の諸会衆でも開拓奉仕が活発に支持されています。那覇・美栄橋会衆は新奉仕年度から6人の正規開拓者が増え,合計10人の正規開拓者が働いています。開拓者の増加とともに集会の出席も著しく増加を示しています。
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