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  • 一時代の崩壊
    ものみの塔 1958 | 10月15日
    • 一時代の崩壊

      かつてカンタベリー大聖堂の司祭長や,セント・パウロ大寺院の僧会議員であった,英国教会派の高位教職者H・R・L・シェパードは,原子力時代の出現よりほぼ20年前,「人間の焦慮」という本を著しましたが,ある箇所は今日書かれたのではないかという感じすらします。

      彼は次のように書きました,『われわれは,今の時代は狂つていると公言してはばからない。自己の安全のために案出した武器が,自分の手中で無価値になつている。かつてはわれわれの信頼すべき助言者であった人々の心の中は相当に混乱している。彼らの言論には確信のひびきがない。自動的に完全に向つて進歩するというわれわれのビクトリヤ朝中期的信念が,苛酷な現実によって強制的に断念させられて以来,状勢はより困難である。実際に,その信念がくだかれたのは,1914年の8月であった。そしてわれわれはそのショックからまだ覚めきつてはいない。フオスデイック博士が述べているごとく,われわれは近年,全歴史中で最も人道的な発達をし,最も啓発され,最も安定したと言つても過言ではない一時代の崩壊に真面するのを余儀なくされてきた。

      『われわれは最近次のように告げられている。すなわち近年になつてから,世界最大諸帝国の王位をも含めて,24の王位がくつがえされた。その間我々は,1000万の生命をうばつたところのかつてなかった最悪の戦争を見て来た。また,戦争よりも多くの生命を奪つた最悪の飢きん,人間が知る限りの最悪の疫病を経験してきた……。

      『われわれは,あんなにも信頼しきつていた文明の上に起つた事がらを忘れはしないだろう。科学や教育の発達,知識の増進は,我々の仲間の生命をより安全にし,より意にかなうものにして,われわれがそれらにかけた希望を成就してはくれなかつた。それどころか人間は,利己主義をほしいままにし,また,危害を加える力が大きくなつて,よりいつそう危険になつた。何年も前,ハックスレイ教授が述べたことは当を得ている。彼は言つた,すなわち,われわれの高度に発達した奇跡は,かつて奇術師がもつていたものよりも大きな,人間以外の自然に対する支配力をわれわれに与えた。われわれは,科学的知識というこの新しい獲得物を委託されることはできない。われわれは,神の栄光をあらわすにも,人類の福祉のためにも,それを統御することができない。』

  • 盲人が見ることを助ける
    ものみの塔 1958 | 10月15日
    • 盲人が見ることを助ける

      ジーン・コスロンは盲目ですが,ヱホバの証者で活潑な奉仕者です。目が見えないということは彼にとつて打ち勝ちがたい障害ではありません。コスロンは,(カリフォルニア州)ロスアンゼルス会衆ホーレンベック分会と共に働いているうちに,戸別伝道はいうまでもなく,聖書を討論することにも練達してきました。

      これは,1953年に,もう一人のヱホバの証者が,彼を訪問し,聖書の正確な知識を得るのを援助した時からです。しばらくしてこの奉仕者は,点字の聖書と点字の他の書籍を彼のために手に入れました。このようにしてジーン・コスロンは,普通の視力を持つていながらも,聖書とその多くの真理を十分に理解することのできない人々の援助者になる奉仕の道に向つて出発しました。

      大きな努力と堅い決意によつてジーンは,聖書に関する特別な問題について,1時間の講話をすることができるようになりました。すべての研究を点字でしなければならないことを思うと,これはすばらしいことです。そして,彼が盲目であるという理由で聴衆がききづらさを感じることは少しもありません。彼の話すことはすべて,多くの聖書的証拠で支持されているので,聴衆は彼の話の確実さを感じ取ることができます。

      ジーンはまた,自分の家で個人的に聖書を研究し,その正確な知識を得たいと願う人々を援助するわざにも参加しています。彼は3人の家族が,聖書の研究から,なぐさめと知識を得るのを定期的に援助しています。

      ジーンは,このたいせつな奉仕のわざから,大きな喜びを経験しており,同胞の永遠の福祉に対して,いくらかでも貢献していると感じています。彼は家から家の伝道に定期的に参加し,特別の方法でその記録をとり,口頭証言もちやんと戸口の所でします。

      彼は,奉仕の責任を十分に果す上に,鉛管製造会社の組立工として自活しています。ジーンは,33才の今日,全能の神ヱホバを讃美することと,他の人々が理解の目をもつて見ることができるように,全力をかたむけて援助することに大きな喜びをいだいています。

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