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良いたよりを伝える ― 過分のご親切を満ちあふれさせる王国宣教 1975 | 12月
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良いたよりを伝える ― 過分のご親切を満ちあふれさせる
1 昨年,日本では毎月平均7,662人が開拓者として働きました。これは全体の伝道者4人に1人の割合です。何とすばらしい努力でしょう。他の方々は聖書的な責任のゆえに開拓奉仕の特権を楽しむ立場にはおられませんでしたが,わたしたちすべては真理の光を輝かせたのです。―コリント第二 4:5,6。
2 詩篇 116篇10節を別のことばに置き換えて,「わたしは信仰を働かせた。ゆえに語った」と述べた後,パウロは「わたしたちも信仰を働かせ,それゆえに語ります」と述べました。(コリント第二 4:13)あなたはこのようにお感じになりますか。あなたはパウロが語っているのと同じ「信仰の霊」を持っておられますか。もしそうであれば「自分は一時開拓奉仕を行なえる立場にいるだろうか」と自問してごらんになりましたか。あるいは,昨年開拓者として働き野外で多くの時間を奉仕にささげ,豊かな祝福を味わった人々の隊伍に加わり,開拓奉仕を生涯の目標とする前にまず一時開拓奉仕を試してみたいと思われるかもしれません。それは大変良いことです。
3 ある人々は,開拓奉仕は自分が行なえる以上のことだとか,そのような奉仕を行なう資格は自分にはないと考えて,開拓奉仕を行なうことをためらっているかもしれません。しかし,求められている資格は決してむずかしいものではありません。(「組織」の本,137,140ページ参照)そして努力する時,人は教える能力と信仰において成長するものです。
4 一時開拓奉仕を通して奉仕者たちがどんな祝福や喜びを経験したか尋ねてごらんになったことがありますか。一姉妹はこう語っています。「わたしはいままで奉仕はしなければならないものと考えて奉仕してきました。しかし,初めての一時開拓奉仕は奉仕に対するわたしの見方を変えました。一時開拓奉仕を通し,奉仕はわたしにとって本当に喜びになったのです」。同様に,バプテスマを受けて間もなく初めての一時開拓奉仕を楽しんだ一人の主婦はこう語っています。「一時開拓奉仕を行なうに当たってわたしは一つの目標を定めました。それは『王国奉仕』に載せられる奉仕の提案を野外で実際にすぐ適用するということでした。例えば『街路にあって』(1975年10月号)を用い奉仕の時,次の家に行く時路上で会う人にも証言し大変良い結果を得ました。一時開拓奉仕は本当に大きな喜びでした」。
5 あなたもこんな喜びや祝福を味わいたいと思われませんか。一時開拓奉仕に参加すると伝道者として奉仕する時よりも野外で多くの時間を費やし,人々に真理をより多く語るので喜びは大きくなり,霊性は高められます。そして証言や提供が上手になるのは申すまでもありません。その上,十分に時間をかけて再訪問に励むので,多くの方々は研究を見いだし,それを司会できるようになります。あなたもこの奉仕を行なってごらんになりませんか。
6 それぞれ自分の生活に必要な調整を加えるなどして,この奉仕を計画なさってください。お互いに誘い合ってこの奉仕を行なえば奉仕において友を持つことになるでしょう。ある方々は巡回監督の訪問の際,みなで一緒にこの奉仕を行ないます。この年末から正月にかけての期間はある方には良い機会かもしれません。是非計画してごらんください。
7 開拓奉仕を行なっておられる方々はこの優れた奉仕をなさるに当たって会衆内の兄弟,姉妹たちがみなさんと共に奉仕を行なうよう招いてごらんになりましたか。そうすることによりみなさんは,彼らがエホバの過分のご親切による希望を他の人々に差し伸べるのを助けることになるのです。パウロはこう書いています。「それは,増し加えられた過分のご親切が,さらに多くの人の表わす感謝のゆえに満ちあふれ,神の栄光となるためです」― コリント第二 4:15。
8 開拓者であってもなくても,わたしたちすべてはあきらめることなく,むしろ永遠の命の目標に目を向け,エホバの過分のご親切を他の人々に宣べ伝える特権を宝としたいと望んでいます。―コリント第二 4:16-18。
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神権的ニュース王国宣教 1975 | 12月
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神権的ニュース
◆ 王国会館献堂式: 和歌山,和歌山。佐賀,鹿島。栃木,足利。栃木,大田原。島根,境港。千葉,野田。静岡,焼津。東京,玉川。愛媛,大洲。愛知,名古屋・名東。埼玉,入間。大阪,堺・南。兵庫,芦屋・東と西。福岡,北九州・戸畑。北海道,岩見沢。
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提案されている話し方王国宣教 1975 | 12月
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提案されている話し方
11月23日と30日の週の奉仕会プログラムを参照してごらんください。
伝道 2:22。イザヤ 25:6,8。コリント第一 15:32。啓示 21:3,4。いずれを用いることもできます。4ページ,24ページ,32ページのさし絵を聖句と共に用いてごらんになりませんか。
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発表王国宣教 1975 | 12月
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発表
◆ 野外での提供 12月: 1-10日,「王国ニュース」第21号の配布。「今ある命」と「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」を450円の寄付で。1月から4月: 3冊の小冊子または見本の雑誌を添えて「ものみの塔」1年の予約を1,000円の寄付で。関心を示す方には「ものみの塔」,「目ざめよ!」の1年の予約を2,000円の寄付で勧めることができます。
◆ 1976年の「年鑑」が会衆に届けられるのは1月下旬になると思われます。それで協会はみなさんが1月中日々の聖句のために1975年の「年鑑」をもう一度お用いになるようお勧めします。2月からは新しい年鑑を用いていただけると思います。なお,「年鑑」の価格やその扱い方に関しては1975年9月の「王国奉仕」発表欄を参照なさってください。
◆ 年末および正月の特別活動にそなえ会衆は十分の雑誌を準備しておきたいと思われることでしょう。予想される大勢の一時開拓者のためにも特別注文しておくのは良いことです。どうぞ,1975年10月16日付の協会からの雑誌に関する手紙を参照なさってください。
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質問箱王国宣教 1975 | 12月
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質問箱
● わたしたちが野外奉仕に携わる時,わたしたちの振舞いや外見は人々にどんな影響を与えますか。
わたしたちの振舞いや服装が,良いたよりを効果的に代表するものとしてのわたしたちに,影響を持っているのは明らかです。わたしたちの外見がふさわしく,わたしたちの衣服が清潔できちんとしていて,わたしたちの話し方に威厳があり率直であるなら家の人はわたしたちに注意を向けます。伝道中路上で時々奉仕者たちが話し込んでいるのを見かけることがあります。しかし,わたしたちは時間を数えるためにこうした奉仕に携わっているのでなく,人々を助けたいのでこの奉仕に参加しているのだということを覚えておくのは良いことです。わたしたちの知っている年配の夫婦は,両人とも70歳を越していますが,ほとんど路上での伝道で,野外奉仕に大変成功を収めています。二人で毎月平均35冊の書籍と165冊の雑誌を配布しています。何がこれら二人の成功の秘けつとなっているのでしょうか。それは二人が人々に近づくとき示す真の誠実さとりっぱなきちんとした身なりです。与えることによる幸福のゆえに毎月二人の喜びははっきりと示されています。
高価な衣服が必要なのでなく,よく手入れされた,きちんとした衣服がふさわしいものなのです。そして用いる聖書,提供する文書類などをきれいに保つことは大切ですし,かばんの中もよく整理されているのは望ましいことです。
わたしたちは人々に本当に深い愛と関心を持っているので,宣べ伝える音信が効果的に人々に受け入れられることを望んでいるのです。「あなたがたは世の光です。……あなたがたの光を人びとの前に輝かせ,人びとがあなたがたのりっぱな業を見て,天におられるあなたがたの父に栄光を帰するようにしなさい」と言われたイエスのことばを心に留めましょう。たしかに良い振舞いや外見はわたしたちの伝える音信に影響を持っています。
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