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良いたよりを伝える ― 効果的な聖書の会話により王国宣教 1977 | 5月
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良いたよりを伝える ― 効果的な聖書の会話により
1 音楽と同じく会話も一つの技術です。熟達するためには実際にやってみなければなりません。この技術を習得する必要を自覚しているなら,家から家に行く時,多くの機会を見いだすでしょう。戸口で会う人々と聖書の会話を交わす機会が持てることはエホバに大いに感謝できます。しかし,わたしたちの会話を「効果的なもの」とするのには何が関係しているのでしょうか。そして家の人と「会話する」時に,どうしたら良い結果が得られるでしょうか。次のような幾つかの点が挙げられます。つまり,友好的であること,分別を働かせること,巧みであること,良い聴き手であることです。
2 まず第一に,自分を家の人の立場に置いてみるのがよいでしょう。例えば,わたしたちがベルを鳴らすとき,多くの人は家事や他の事柄で追われています。それでわたしたちのことを「招かれなかった客」でもあるかのように,自分たちの時間を取って邪魔している者と見るかもしれません。この問題を解決し,聞く耳を得るのに何が助けとなるでしょうか。
3 ふさわしい自己紹介をした後,たぶん次のように言えるかもしれません。「きっとお忙しくしておられると思いますので,訪問の目的をお伝えしたいと思います。あなたはわたしたちの周りでますます暴力行為が増えているのを見て,それらがなくなることを望まれたことがありませんか」。(もしあれば,その地方での例を述べる。)家の人が反応を示す時間を与えてください。そしてこう言うことができます。「この事に関し詩篇 37篇に述べられている神の約束は興味深いものですので,それをあなたにもお知らせしたいと思っています」。会話は一方的に話すものでないことを覚えておきましょう。それは話すことに加えて聴くことをも意味します。それで家の人とある事柄を話し合う際,家の人が反応を示す機会を与えることが必要です。
4 あなたは,約束を本当に果たすことがおできになる唯一の神によるそのような約束が成し遂げられることについてどう考えるかをふさわしい時に家の人に尋ねてみることができます。それから,示される反応や関心に応じて当人が関心を持つと思われる点を出版物の中から示すことができます。
5 5月に「良いたより」を用いる場合はその8ページを,また「良いたより」の本の在庫がなく「真理」の本を用いるのであれば6,7ページなどを用いることができるでしょう。準備は会話するためにも文書を実際的に用いるためにも助けとなるでしょう。
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野外奉仕において会話するための話題を用いる王国宣教 1977 | 5月
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野外奉仕において会話するための話題を用いる
暴力がなくなる時が来ますか ― 詩篇 37:8-11。
1. 間もなく悪が取り除かれる。
2. 真の平和が行き渡る。
ほとんどすべての人は親切,温かさ,そして自分の福祉に対する真実の関心に答え応じます。このようにしてわたしたちが家の人に近づく時,わたしたちは人々に直ちに訴える,語るべきものを持っていたいと思います。それゆえに「野外奉仕において会話するための話題」が大変役立つと考えられます。
わたしたちのすべてが開拓者でないので,わたしたちは自分が野外にしばしば出たいと望む程には出られません。しかし野外に出る時,わたしたちの会話が人を引きつけるもの,また洞察力を働かせたものであるよう望んでいます。野外奉仕において会話するための話題が「わたしたちの王国奉仕」にこれから取り上げられますので,このことに関係した幾つかの質問と答えは役立つでしょう。
質問。「わたしたちの王国奉仕」で新しい主題が紹介されるたびに,これらの話題を変える必要がありますか。
答え。いいえ,多分一年に3回か4回変えることはあなたご自身にとって都合良いものとなるでしょう。そうすれば時間がありますし,野外で実際に行なってみることができますから,その話題とそこに述べられている聖書的な考えに十分に通じることができます。これは確信を抱く点で,また良いたよりを容易に伝える能力を培う点で役立つでしょう。
質問。これらの話題をどのように紹介すべきですか。
答え。その地方でいま起きている事柄,例えばその地域社会でまたは世界で,国で何が起きているか,ということは役立つということがしばしば証明されてきました。その一例がこの号の「良いたよりを伝える」の中に示されています。
質問。すべての戸口でこれらの話題につき従うべきですか。
答え。いいえ。ほとんどの伝道者にこれらの話題がとても役立つと思いますが,あなたが,その地方にもっと適した話題を発展させることができるなら,どうぞ自由にそれをお用いになってください。これらは単に提案にすぎず,それを用いることもできますし,伝道者たちが自由に変えることもできます。開拓者はしばしば野外に出ますから,会話するためのこの話題や他の話題を変化させて用いるのは役立つと思うに違いありません。そしてもし区域がひんぱんに回られているなら,あなたは主題を変える必要があるでしょう。
質問。これら会話するための話題を共にすることの目標は何ですか。それは単に文書を配布することですか。
答え。それだけではありません。わたしたちは人々に証言,つまり音信を伝えたいと思います。第一に,わたしたちは人々が神のみ言葉である聖書に通じるようにさせることができます。聖書は人類の問題の真の解決策,つまり王国を指し示しています。第二に,人々にとって普通,聖書の教えを認識することは難しいことなので,わたしたちは人々が聖書にあることを理解するため文書を用いるように望みます。会話するための話題は,聞く耳を持つ人にわたしたちが話すのを助けることを意図していますので,わたしたちは神のみ言葉に対する関心を高めてゆくことができるでしょう。
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野外奉仕を月二回報告する王国宣教 1977 | 5月
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野外奉仕を月二回報告する
会衆の伝道者は時々月末に野外奉仕報告を提出することを忘れます。それで月の15日ごろに報告を一度出し,月末にさらにもう一度報告を出すのは実際的と思えます。いままで用いてきた報告用紙を用います。会衆の長老たちは15日に一番近い集会の時と月末に会衆の伝道者すべてが報告を提出することを思い出すよう計画すべきです。ある人々は,実際に毎月良いたよりを伝道していても,報告を提出するのを忘れたために不定期的な伝道者として数えられています。書籍研究の司会者たちに野外奉仕報告を月二回集めてもらい,それを野外の監督に渡してもらうのがよい,と会衆が考えるなら,こうした取決めを設けていただいて一向に差し支えありません。伝道者たちと会衆にとって最も助けとなることを行なってください。
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日本の野外奉仕報告: 2月王国宣教 1977 | 5月
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日本の野外奉仕報告: 2月
平均 平均 平均 平均
伝道者 時間 再訪問 研究 雑誌
特別開拓者 890 128.9 60.0 5.5 109.2
開拓者 5,435 81.4 34.5 3.3 54.8
補助開拓者 2,861 61.8 26.0 2.3 35.6
伝道者 30,561 14.2 6.4 0.9 10.8
合計 39,747 書籍配布: 156,417
新しく献身してバプテスマを受けた人: 109
昨年の平均に対する伝道者の増加: 10%
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会衆の書籍研究王国宣教 1977 | 5月
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会衆の書籍研究
「良いたより」の本による会衆の書籍研究の予定
5月 1日に始まる週 19章
5月 8日に始まる週 20章
5月15日に始まる週 21章
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