ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 現代において勝利を収める信仰
    目ざめよ! 1979 | 2月22日
    • ました。野外で撮られた他のフィルムと共に,この様子が夕方のニュース番組で放映されました。

      ケベック州モントリオールで大会が行なわれた金曜日の朝,著名なあるジャーナリストはラジオでこう語りました。「おそらく,みなさんは,今朝,エホバの証人の訪問を受けることでしょう。証人たちはモントリオールの人々を訪問して,自分たちの大会に招待しているからです。証人たちは,小さな黄色いカバンを携え,パンフレットを提供することでしょう。一部を受け取り,わずかでも時間を割いて,耳を傾けてください。自分が相手に親切にしてやっているなどと考えないでください。証人たちがあなたに親切を示しているのです」。

      あなたにとってあまりに時代遅れですか

      前述のジャーナリストの助言を受け入れることはどうでしょうか。エホバの証人が通常の活動の際にお宅を訪ねる際,『わずかでも時間を割いて,耳を傾ける』のは賢明なことではありませんか。もちろん,それを決めるのは,あなたご自身です。

      しかし,いずれにしても,エホバの証人が現代において勝利を収める信仰を持っているという事実には変わりありません。聖書に基づく信仰は,わたしたちを取り巻く様々な問題,つまり貧困,飢え,病気,犯罪,憎しみ,暴力,麻薬の乱用その他,生活から喜びを奪い取る種々の悩みに首尾よく対処する助けとなる上で,時代遅れで役に立たないものなどではありません。

      一連の「勝利の信仰」国際大会は,エホバの証人に,引き続き強固な信仰を築き上げていく必要のあることを銘記させています。証人たちは,聖書を正しく適用することによって,自分自身の生活や家庭に良い状態が生まれ,安らぎと平和な人間関係を保ち,他に例を見ない国際的な兄弟関係を楽しみ,将来に対する確かな希望を抱けるようになったことを知りました。その信仰は現代のちょう戦に打ち勝っています。これはあなたを引き付けるものではありませんか。では,勝利の信仰を得るにはどうしたらよいかを学んでください。

  • 「ラバのような力でけ飛ばすデージー」
    目ざめよ! 1979 | 2月22日
    • 「ラバのような力でけ飛ばすデージー」

      ケニアの「目ざめよ!」通信員

      この花はかわいい小さなデージーのように見えますが,とても恐ろしい花です。と言っても人間や愛がん動物や家畜にとって恐ろしいのではなく,害虫にとって恐ろしいのです。家の中の何かのすきまにすみ着こうと,食料品倉庫に隠れていようと,ほとんどすべての害虫はこの菊科の小さな植物に征服されてしまいます。どんなにしぶとい蚊でも“超大型のゴキブリ”でも,この“ラバのような力でけ飛ばすデージー”にかかったらかないません。花びらが白くて細く,真ん中に明るい黄色のボタンがついているような除虫菊は,花びんに入れてテーブルの上に飾ってもよいほどきれいです。しかしこの花はもっと別の面であなたの役に立つのです。

      幾千年もの間,除虫菊は強力な殺虫剤として粉末の形で用いられてきました。こういう使い方は古代中国において,さらに後代にはヨーロッパや日本や他の地域において広く見られました。合成殺虫剤によって生じる多くの問題は,有利な特性を持つ除虫菊によって解決できるにもかかわらず,除虫菊は今だに近代世界にあまり知られていません。なぜでしょうか。それは栽培及び収穫が肉体労働によるためもあり,またそれに関連した他の理由もあって,生産高が不安定であったからです。しかし家庭の友としてのその将来は明るいものです。

      研究の結果,今では除虫菊の粉末,うず巻き,スプレー,またエアゾール噴霧器まで生産されるようになっています。それで除虫菊が現金収入源として大切な作物であることに気付き始めた農業経営者が増えています。また,合成殺虫剤を使用した結果非常に多くの土地で“自然のバランス”が乱されたために,今では除虫菊に目を向ける人が少なくありません。この小さな特殊のデージーは,今日の諸問題を解決する殺虫剤として十分役立ちます。ですから,この驚くべき花についてもっと詳しく知るように努力するだけの価値はあると言えるでしょう。

      “ラバのような力でけ飛ばすデージー”は,エクアドルや日本,タンザニア,ルワンダ,またその他の国でも栽培されており,時にはピンクや紫色の種類のものも見られますが,何と言っても世界の主要な除虫菊生産国はケニアです。ケニアでは除虫菊のほとんどが,南西部のキシイ高地地方で生産されます。そこへ行くなら,茶やトウモロコシや豆や他の作物の間に,この明るい花が一面に咲く広い畑が幾つも目に入ります。収穫量が最も多いのは標高1,800㍍から2,400㍍の間です。高度が高いと夜間の気温が低くなります。それは花のつぼみを最大限に開かせるために必要な条件なのです。ケニアは赤道をまたぐ位置にあるため,豊かな太陽の光がつぼみを早く開かせ摘み取った花を早く乾燥させます。また高地地方にはさわやかな雨が十分に降り,1,020㍉から1,140㍉という年間降雨量は理想的と考えられています。

      除虫菊の生産

      今日,ケニアの除虫菊の90%以上は,200余りの生活協同組合を作っている10万人余の小規模農業経営者によって生産されています。こうして除虫菊は,ケニアの輸出農産物として,コーヒー,茶に次いで第三位を占めるに至りました。ケニアの除虫菊管理局は,加工場と本部をナクル(ここから鳥の有名な禁猟区が見える)の中心部に置いて,多くの援助や技術面での助言を与えています。

      除虫菊管理局から苗を手に入れると,農夫は非常に骨の折れる仕事に取り掛かります。耕作地の適当な循環,苗床,入念な除草,茎を折り取ること,またそのほかにも多くの事柄に気を配らねばなりません。除虫菊の栽培は困難な仕事ですが,それによってこれら農業経営者の生活水準は向上しています。高地地方特有の肥よくな土壌は作物を急速に生長させるので,植え付けから約四週間後には早くも刈り入れが行なわれます。

      花を摘み取る

      除虫菊の摘み取りが行なわれるときには,家族総出で働きます。五歳くらいの女の子でもサイザルアサの小さなかごを持っていることがあります。彼女もそのお兄さんやお姉さんも十分に開いた花だけを摘み取るよう教えられており,よく動く指で器用に花をもぎ取ります。大人の場合は,一日に27㌔から45㌔くらい摘めます。除虫菊は60センチくらいの高さにしか生長しないので,これはとても骨の折れる仕事です。子供たちはほとんど一年中,学校へ行っているので,この収穫の時は愉快で楽しい中休みとなります。

      収穫は九か月間続きます。大体二週間に一度の割合で,ピレトリンの含有量の最も多い,完全に開いている花を摘み取ります。花はすべて地面に広げ熱い太陽に当てて乾燥させますから,ナクルの工場へ運ばれるときまでにはその重量は四分の一ほどになります。

      加工処理

      近代的な工場と加工施設には最新の機械が備え付けられていて,乾燥した花は原料置き場から圧搾機までパイプの中を温かい空風のクッションで運ばれます。そして様々な濃度の油が花から抽出され,大きなドラムかんに入れられます。これらのドラムかんには白いデージーの印が付けられ,「ケニア除虫菊エキス」というラベルがはられます。抽出液は米国,ドイツ連邦共和国,日本といった国々に輸出され,そこでよく知られている殺虫剤のスプレーが製造されます。また,“マーク”と呼ばれる粉末の残りかすは蚊取り線香の原料として主に極東へ輸出されます。蚊取り線香はゆっくり燃えて煙を出し,その煙に触れる昆虫を殺すようにできています。またこのマークにはたんぱく質が13%,つまり小麦のもみがらとほぼ同量のたんぱく質が含まれているため,動物の良い飼料になります。

      様々な用途

      殺虫力があるうえに人間や家畜には無害なので,除虫菊の用途は少なくありません。今日広く使用されている合成殺虫剤の場合とは違って,除虫菊に対しては害虫の抵抗力は強まらないことが知られています。この“天然”殺虫剤の他の利点としては,上水に入れたり貯蔵食品の保護に使用したりしても,合成殺虫剤によくあるような有害な影響がないという点が挙げられます。除虫菊は強い太陽光線に当たると容易に変化しますが,これは“自然のバランス”を乱すほどその効力が持続しないことを意味します。そこで,生態学上のシステムを乱さずに恐ろしい害虫を殺すこの除虫菊は,汚染意識の強い今日の世界の家庭衛生に,効果的な武器を提供します。

      珍しい特質を持つこの明るいデージーがさらに多くの人々の家庭の友となるかどうかは,将来にならねばわかりません。除虫菊が家庭用殺虫剤に,食品の保存に,さらには皮膚に塗る虫よけに,さらに広範囲に使用される可能性はあります。一見無害に見えるこの小さな花が“ラバのような力でけ飛ばすデージー”と言われているのももっともなことです。

  • わたしが「キャンドルフィッシュ」と呼ばれるわけ
    目ざめよ! 1979 | 2月22日
    • わたしが「キャンドルフィッシュ」と呼ばれるわけ

      お初にお目にかかります。わたしはキュウリウオ科の塩水魚で北太平洋産です。なるほどわたしは小柄で20センチほどしかありませんが,しかしわたしは美味なのです。少なくともそう考える人が大勢います。人々はわたしを賞味するので,漁師は,二月から四月にかけて産卵のため川に上るわたしを捕えます。しかしわたしが「キャンドルフィッシュ」と呼ばれてきたのはなぜですか。それは北米西岸に住むインディアンが昔,行なっていた事に端を発しています。彼らはわたしの仲間を干して,たいまつ,あるいはろうそく<キャンドル>として用いたのです。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする