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    目ざめよ! 1984 | 2月8日
    • 「テレビが自分たちの居間だけではなく,生活をも支配していること」に気づいたその人たちは,打つ手は一つしかないと結論した。つまりテレビを処分することである。どんな結果になっただろうか。「今では,よくもテレビを見る時間があったものだ,と不思議に思います」。

      安上がりのエネルギー

      ● ごみからエネルギーを引き出すことはもはや机上の空論ではない。「圧縮空気マガジン」誌は,ニューヨーク市のスタテン島に一昨年の10月,「世界最大のごみ処理地メタン再利用工場」が開業し,冬の期間に1万世帯を暖めるに足る,パイプラインによるガスと同質のガスを供給した,と述べている。160㌶の用地に深さ18ないし23㍍の井戸が100以上掘られ,それらの井戸を通してガスが取り出される。報告によれば,その工場の工費は2,000万㌦(約48億円)であり,「ごみ処理地の未処理のガスを1日当たり28万立方㍍まで生産できる」。天然ガスと混ぜ合わされたメタンガスは,天然ガスに等しい熱量を出すという。

      ● インダストリー・ウィーク誌によると,ハワイのオアフ島に,間もなく世界最大の風力タービンが備えられることになる。120㍍のローターの付いたこの風車タイプの発電機は,毎年3,000万㌔㍗時の電気を発生させるものと見られている。これは,3,500世帯の必要を賄うに足る量である。

      科学技術の進歩

      ● ニュー・サイエンティスト誌の伝えるところによると,アジスアベバにあるアフリカ国際家畜センターの一技師は,逆V字型の簡単なくびきを考案し,「農業の生産性に飛躍的な進歩」をもたらすことができた。「幾世紀もの間,アフリカにおける農業は,すきを引くには2頭の牛が必要であると言い張って聞かない農民のために発展をはばまれていた。……新しく考案された簡単なくびきは……1頭の牛だけで仕事を行なうことを可能にする」。エチオピアには600万頭の荷役用の牛がいるが,2頭の牛を所有する農民は約半数にすぎず,1頭も持っていない人は2割以上に及ぶ。「そのため農民は」,1日いくらで2頭の牛を賃借りするか,または1頭を借用するために「他の人々と組まねばならない」という話である。実験の結果,1頭だけで2頭の牛に可能な量の約60%まで耕すことができることが分かった。「我々の先祖には考えもつかなかったことだ!」というのが,1頭用のくびきの実演が行なわれた時に見られた典型的な反応だった。

      汚染を探知する動物

      ● ニュー・サイエンティスト誌の伝えるところによると,西アフリカに住む電気魚が,ドイツ連邦共和国の三つの市で飲料水の浄化を助けているという。このエレファント・トランク・フィッシュはきれいな水に特にうるさく,水が汚染されていることを感じると嫌悪感を知らせる信号を送る。その記事は,「通常この魚は,1分に数回0.4ないし0.8秒のあいだ電気を発する」と述べ,「水中に好ましくない物のにおいがすると,インパルスの頻度は下がる」と,付け加えている。この現象を利用して,科学者は汚染が進んでいることを知る。これにはどんな利点があるだろうか。この魚によるテストは,化学物質によるテストより早く,安定している。それで,「三つの町の40万人の人々は,自分たちの飲料水が魚の基準に依存しているので安心していられる」。

      紅海の豊かな天然資源

      ● 紅海内のアトランティスIIとして知られる海域で,1969年から1981年にかけて605箇所のコア掘りが行なわれた。サウジアラビアとスーダンによって設立された紅海委員会の見解だが,そこには,「50万ないし60万㌧の銅,4,000ないし9,000㌧の銀,80㌧の金」などが埋蔵されているものと思われる。これまでのところ,17の火山性の「熱い地点」,つまり約2,100㍍下にある「深み」に,多量の「金属を含む沈殿物」が集中的に存在していることが発見された。これらの堆積物は海面のはるか下にあるので,取り出すには経費がかさむ。そのため同委員会は,もし資金が調達できれば,1980年代の終わる前に我々は,「初めて海底から金属を世界の市場に引き上げた者となるかもしれない」と述べている。

      危機に瀕するヒマラヤ山脈

      ● 「世界の屋根」と呼ばれる高大なヒマラヤ山脈でさえ,人間の行なう開発による破壊を免れてはいない。ラシミ・デ・ロイはタイムズ・オブ・インディア紙上で,「生態学的な崩壊はほぼ全域を脅かしている」と述べている。その原因は何だろうか。森林伐採と,過度の放牧である。その結果として動物は減少し,「より新しい,より遠方の生息地」に退きつつある,とデ・ロイは言う。土壌を浸食する洪水によって運ばれた沈泥で,ベンガル湾は640㌔の沖合まで汚れてしまっている。この傾向を元に戻すには,「どうしても森林保護が必要である」とその報告は結論している。

      魅惑的で風変わりな食物

      ● ニュー・サイエンティスト誌によると,「サルの脳と肉,ヘビのスープ,カメのスープ,オオトカゲの肉,それにオオコウモリ,ムササビ,コウモリ,シカなどの肉」は,西洋人にとってはおいしい食物として魅惑的には思えないかもしれないが,マレーシア人にとってはそうではない。調査の結果,「風変わりな動物の闇値は上がっているのに,売上げはいまだに伸びている」ことが明らかにされた。多くのペット・ショップは,この種の鳥や動物を公に販売しているだけではなく,レストランにも納めている。マレーシアにおける現在の値段の数例。(日本円にして)サル,8,400円,ムササビ,4,800円,フクロウ,3,600円,ニシキヘビ,1㍍当たり1万2,000円。これらの中には,絶滅しつつある種のリストに載っているものもある。

      透明度の最も高いガラス

      ● ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,新たに開発されたハロゲン化物のガラスで作った窓ガラスは,1,000㌔の厚さにしてもなおかつ透明であるとのことである。ハロゲン化物のガラスが光を通す能力は,シリコンを使った従来のガラスの10倍近い。そのため,光のパルスが毛髪ほどの幅しかないグラスファイバーの管によって送られる光ファイバー通信システムに関して,このガラスは大きな可能性を秘めている。従来のグラスファイバーの場合は,信号を増幅するために10ないし50㌔ごとに中継器が必要だったが,ハロゲン化物のガラスの場合,数百キロは中継器が必要とされない。そのため,ある海底ケーブルは中継器を使わずとも十分に機能するという。

      “ひそかな”性病

      ● シアトル・タイムズ紙の伝えるところによると,ヘルペスやAIDSといった恐ろしい病気の威力では十分ではないかのように,シアトルで開催された国際性病研究協会の会議に集まった400人の医師たちに対し,「性病の中でも,非常にまんえんしているにもかかわらずほとんど知られていないもの,つまりクラミジアに関し,診断の改善と広く人々に知らせることの」必要性について語られた。ほとんど知られていないこの病気に,「毎年300万人の米国人がかかるというから,梅毒,淋病,ヘルペス,AIDSを合わせた数よりも多い」とその報告は述べている。クラミジアが「ひそかな病気」と呼ばれるゆえんは,患者は見過ごしやすく,医師は誤診しやすいからである。ほうっておくと,不妊症になりかねない,とその報告は述べている。

      盲人が航海

      ● 「点字の海図と羅針盤,“声を出す”時計,そして現在位置を音声で知らせる航海装置」を使い,盲人としては初めて,ハンク・デッカーが一人でサンフランシスコからハワイまで航海した,とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。42歳のデッカーは,1972年に緑内障のため視力を失い始め,視力は2%ほどしか残されていない。ところが,この人は長さ8㍍の縦帆船を用い,予定通りきちんとホノルルに到着した。当人の話によると,この旅を行なったのは,身体障害者に「自分たちも新しいことができ,航海術や,新しい職業や新しい技術を学べるということ」を示すためであった。

  • 親が子供の気持ちを聞き出すための助け
    目ざめよ! 1984 | 2月8日
    • 親が子供の気持ちを聞き出すための助け

      「偉大な教え手に聞き従う」は親と子にとってユニークな本です。内容は,親が子供に色々な質問をすることができるように工夫されています。そのために子供は勉強に一層心を傾け,考えることを学ぶように励まされます。これと同じく大切な点ですが,この本は,子供が物事について本当にどのように考えているかを聞き出すのに役立ちます。

      192ページの堅表紙の本,「偉大な教え手に聞き従う」を郵送料発行者負担で送ってください。寄付として切手300円分を同封します。

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