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  • 飛行機で地球の底へ
    目ざめよ! 1981 | 8月22日
    • そしてニュージーランドへはわずか数時間で行けます。

      乗客の中に,1か月間「氷の上」で過ごしたばかりの探検家がいました。彼はどこに何があるかよく知っていて,興味深い点を絶えず説明してくれます。驚いたことに,年中寒いこの土地にエレブス山という活火山があるのです。海抜4,020㍍のその山のそばを通った時,火山の内部の熱で頂上の雪や氷が融けているのが見えました。活火山であることの証拠にその山の頂からは白い煙が出ています。この火山を,自分たちの船の名前にちなんで命名し,『炎と煙をおびただしく噴出している』と描写したのは,19世紀のもう一人の英国の極地探検家ロスです。

      やがて,引き返す時間になりました。最後にスコット基地とマクマード基地の上空を通過し,再び高度を1万㍍に上げ帰路に就きます。

      黙想の時間

      わたしは目を閉じ,この目で見た驚嘆すべき事物を思い巡らし,それらすべてを創造された方に無言の賛美を捧げました。

      やがてニュージーランドが再び見えて来ました。燃料補給のためクライストチャーチに1時間立ち寄り,搭乗員の交代があった後,オークランドへ向けてまた飛び立ち,その夜10時にオークランドの国際空港に到着しました。疲れてはいましたが喜びにあふれ,この経験は決して忘れることはないと思いました。

      その記憶がまだ心に鮮明であった1週間後,家の電話が繰り返し鳴ります。南極へ飛び立ったニュージーランド航空の飛行機が行方不明になったと言うのです。私が南極見物の計画を持っていたことを知っていた友人の多くは,私がその行方不明の飛行機に乗っていたのではないかと非常に心配してくれました。

      その後さらに入ったニュースにより,だれもが心配していた通りのことの起きたことが分かりました。飛行機はエレブス山に衝突し,乗っていた257人全員が死亡したのです。私は数日の間何とも言えない気持ちでした。自分が撮ってきたきれいな写真を見ることさえできません。ラジオやテレビのニュースは,救援隊が絶えず変化する天候と闘い,難しい地形を克服しながら死体や飛行機の壊れていない部品を飛行機で運ぶ様子を伝えます。私は遺族の方々を本当に気の毒に思います。南極行きの飛行機で私の隣に座っていた人も遺族の一人です。二人が別の飛行機で行けば,どちらかが良い天候に恵まれて写真を撮ることができるだろうと考えて,息子のほうは1週間後の飛行機を選んだのです。

      “地球の底”への旅は,私に深い印象を残しました。創造者の知恵と美的感覚のすばらしさを深く認識することができましたし,また,命の不確かさ,「時と予見し得ない出来事とは,そのすべての者に臨むからである」ということも実感し,畏怖の念に打たれました。(伝道 9:11,新)― 寄稿。

  • 森林がなくなると鳴き鳥もいなくなる
    目ざめよ! 1981 | 8月22日
    • 森林がなくなると鳴き鳥もいなくなる

      中央アメリカと南アメリカ北部の森林は,ここ25年の間に,木材や他の木製品を生産するためにその約35%が伐採されました。これらの地域では約55種の鳴き鳥が越冬し,春と夏を北アメリカで過ごすために渡って行きます。森林がなくなったので,ムシクイ,タイランチョウ,モズモドキ,フウキンチョウ,モリタイランチョウなどの,さえずる鳴き鳥もいなくなりました。「米国魚類・野生生物監督局」は全国の1,700か所で毎年春に調査を行なっています。非常に多くの鳥が毎年春になると北へ向かって渡って行きますが,その調査によれば,1968年以来その数は確実に減少しています。

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