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ヱホバの名はかたいやぐらのごとしものみの塔 1957 | 9月15日
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れた仕方は現代ごく間近いうちに敵を扱う仕方を予め示しているものです。そして又,何れの場合においても,それはヱホバの御名のゆえでした。
たしかに,クリスチャンがヱホバの証者でなければならないという事実は,一般に見過されています。しかし,この事について聖書はきわめて明瞭に述べています。イエスは模範となる祈り『天にいますわれらの父よ,御名があがめられますように。』の中で,彼の父の御名を第一にされませんでしたか。そうです,イエスはそうされました。イエスは御自分の追随者たちに父の御名を知らせませんでしたか。イエスはその通りにされました。裏切りを受けた晩に,イエスはこう祈られたからです,『私は,私にさせるためにお授けになつた業をなし遂げて,地上であなたの栄光をあらわしました。私はあなたが世から選んで私に賜わつた人人に,御名をあらわしました。……私は彼らに御名を知らせました。またこれからも知らせましよう。』― マタイ 6:9。ヨハネ 17:4,6,26。新口。
キリストの追随者である,クリスチャンにはヱホバの御名を知らせるという同様な責務が課せられています。事実,この事こそ,クリスチャンであることの目的です。父は異つても,イエスの弟であり,又弟子でもあつたヤコブはこのように説明しています。『神が初めに異邦人たちを顧みて,その中から御名を負う民を選び出された次第は,シメオンがすでに説明した。』それゆえに,予言者の次の言葉は彼らにもあてはまるのです。『なんじらはわが証人なり,われは神なり,これヱホバ宣えるなり。』― 使行 15:14。新口。イザヤ 43:12。
今日,宗教支配者にせよ,政治支配者にもせよ,世界の支配者は,昔のパロと全く同じようです。彼らは宇宙の正当な主権者であるヱホバを認めることを拒絶し,イエス・キリストは世界の正しい王であつて,その御国は人類の唯一の希望であることを敢えて認めようとしません。彼らはヱホバに反抗して自分たち自身の計画を立てています。そしてヱホバの民を圧迫しているのです。そこで再びヱホバは御自身の御名のために,彼らを全く亡しつくしてしまうでしよう。―詩 2篇。黙示 16:14,16。
再びヱホバは御自身の証者をして,御名と御目的を知らしめています。それによつて敵は悔い改めるか或は滅びに面するかの通告を受けているのです。同時にヱホバの証者は正義を愛するすべての人々に呼びかけています。『すべてヱホバの律法を行うこの地の遜る者よ汝らヱホバを求め公義を求め謙遜を求めよ然すれば汝らヱホバの怒りの日に或は匿さるることあらん』これは理解を助けるために神が備えられた手引きを用いて,神の言葉を研究することを意味しています。また得た知識に従つて行動し,信仰を働かせ,ヱホバの御意を行うために献身し,ついで知識とクリスチャン活動において円熟に進歩することを意味しているのです。―ゼパニヤ 2:3。
ヱホバの御名を受け入れ,御名を崇めて他の人々に御名を知らせ,正しい行いを為して御名にふさわしく生きる人々は,保護と救を見出すでしよう。まことに『ヱホバの名はかたき櫓のごとし,義者は之に走りいりて救を得。』― シンゲン 18:10。
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副会長と共に世界周遊ものみの塔 1957 | 9月15日
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副会長と共に世界周遊
台湾
1月18日,金曜日の午後6時20分,フィリッピン共和国,マニラからの民間航空機は,台湾の台北飛行場に着陸しました。沖縄からの飛行機で最近この島に着いたばかりの二人のギレアデ卒業生即ち台湾の支部の僕とその奥さんは,フレッド・ダブリュウ・フランズ兄弟を迎えるためにこの航空機の昇降階段の下にいましたが,それは思いもかけない出迎えでした。フィリッピン銀行代表団もフランズ兄弟と一緒に到着しましたので,飛行場の事務官は飛行機の着陸場まで報道員が入るのを許しました。これを利用して支部の僕とその奥さんは,より高い事柄,つまり神の御国の霊的に大切なものをゆだねられている方に会う為,報道員と共々にそのところまで来ていたのです。その二人は直ぐにものみの塔協会の副会長を援助して,蔣介石総統の支配下にある中国国民党の島には,副会長の滞在は短期間であるからその期間中の治安警察の要求事項は無用であるといたしました。その晩は「中国クラブ友人ホテル」の快適な部屋で休みました。
次の朝のつまり1月19日,土曜日,支部の僕,その妻,フランズ
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