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  • 不公正 ― どれほど広がっているか
    ものみの塔 1984 | 12月1日
    • 不公正 ― どれほど広がっているか

      米国ニューメキシコ州で,1940年の初めにロイという名の34歳の男が逮捕され,強盗のかどで起訴されました。本人は犯行当時その現場から1,600㌔も離れた所にいたと主張しましたが,それを証明する証人を出すことができませんでした。そのため有罪になり,懲役刑を科せられました。16年後,ロイは釈放されました。調査の結果,無実であることが判明したのです。

      数年前,コロンビアに住む一婦人が新聞社に悲しい話を書き送りました。この婦人の夫は彼女と4人の息子を捨て,別の女性のもとへ走りました。しかし,夫に捨てられたにもかかわらずこの婦人は,多大の努力と犠牲を払って息子たちに教育を受けさせ,その後息子たちの助けを得て元手を蓄え,家族が安楽に暮らせるようにしました。ところがある日のこと,裁判官の前に出頭するよう命じられました。なぜでしょうか。夫が訴訟を起こしたのです。妻は,その所有する全財産の半分は夫のものであると告げられました。「こんな不公正はとても信じられません」と彼女は叫びました。

      ずっと昔に賢人は,「人が人を支配してこれに害を及ぼした」と述べて,人間がよく経験する事柄をひと言で言い表わしました。(伝道の書 8:9)この支配は先の二つの例が示すとおり,個々の人が苦しむという結果を生み出しました。それはまた,人々が各々の属する階級全体として不公正に苦しむという結果をも生んでいます。それらの例をほんの幾つか考えてみましょう。

      経済: 「ワールド年鑑諸事実集 1984年版」によると,ヨーロッパの多くの国々における平均年収が約1万㌦(約240万円)であったのに,インドにおける平均年収は150㌦(約3万6,000円)でした。経済学者たちは,このような差のために,「既存の経済体制の有効性と公正さに疑問が投げかけられて」いる,と述べています。

      健康: 「健康面での公正さに向けて」。これは国連の保健関係の雑誌に最近載せられた見出しです。健康面でどんな不公正があるのでしょうか。一例として,それほど前のことではありませんが,ネパールで一人の若者がインシュリンがなかったために死亡しました。この人の住んでいた地方ではインシュリンが全く手に入らなかったのです。ほかの国では治療や予防が日常のこととして行なわれている病気でも,ある国ではそれにかかった人が死亡するというのは公平なことでしょうか。汚染された水や劣悪な衛生状態のために病気になって死亡する人が年に2,500万人います。しかし,そうした人々にきれいな水を供給するのは難しいことではありません。それも,その費用は世界でたばこに費やされるお金の3分の1,あるいは軍備に費やされる予算の18分の1ほどにすぎません。これは公正なことでしょうか。

      食糧: 1980年には飢えのために約5,000万人が死亡しました。ところが,効率よく分配されさえすれば,すべての人に十分行き渡るほどの食糧があるのです。問題は自らの受け分以上の食糧を消費している国があることです。食糧が手に入る場合でも,貧しい人々にはそれを買うだけのお金がないということも少なくありません。国連児童基金(ユニセフ)の一高官は,この事態について,『不公正で,受け入れ難い,しかもほぼ完全に回避できる』ものであると述べました。

      偏見: 米国で起きた激しい人種暴動について,一ニュース雑誌は,「この暴動を引き起こした数々の原因の中で最も強力なのは不公正がまかり通っているという意識であった」と述べました。確かに,特定の人種グループはしばしば差別の対象になります。女性も差別の対象になります。また,性別や膚の色の別にかかわらず,貧しい人も差別されます。

      世界に不公正が満ちているのはなぜでしょうか。

  • どうしてこんな事態が見られるのか
    ものみの塔 1984 | 12月1日
    • どうしてこんな事態が見られるのか

      どうして不公正はこれほど広がっているのでしょうか。聖書の二つの聖句は,わたしたちがその質問に対する答えを出すのに役立ちます。その最初の聖句はエレミヤ 10章23節で,次のように述べられています。

      「地の人の道はその人に属していない……。自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません」。

      この言葉は,人間が自らを治める能力を全く備えていないことを示唆しています。なぜでしょうか。第一に,人間は生来罪深いからです。神ご自身が,「人の心の傾向はその年若い時から悪い(の)である」と述べておられます。(創世記 8:21)ですから,人間の法律や習慣はあらゆる種類の不平等をいつまでも存続させているのです。例えば,きれいで新鮮な水や栄養が十分にある物を困っている人々に与えるよりも,たばこで自分の体を毒したり大量殺傷のための宇宙時代の兵器を作ったりすることのほうを好む人が少なくありません。

      人間には十分な知恵もありません。ですから,ロイの場合のように,公正を期するために作られているはずの法律がはなはだしい不公正を招きかねないのです。大勢の人々や団体が,健康・食糧の分配・経済状態などの点で公正の行なわれる状態を実現しようと一生懸命努力をしていますが,その人たちはそれを実現することができません。それどころか一体どうしたらよいのか分からないでいるという場合が少なくありません。

      真実を言えば,人間は完全な自治権を持って,つまり独立をして自らを「導く」,すなわち治めるよう造られていないのです。人間はより高い権力,つまり神に治められるものとして造られました。そして歴史的に見て大多数の人が神の支配を退けたので,別の強力な霊の勢力が人々に影響を及ぼすために入り込んできました。今日不公正が至る所で見られる理由を説明するのに役立つ2番目の聖句は,この霊者に言及しています。そこにはこう書かれています。

      『全世界は邪悪な者の配下にある』。

      これは使徒ヨハネの記した言葉です。(ヨハネ第一 5:19)この「邪悪な者」とはだれのことでしょうか。「この事物の体制の神」とも呼ばれている悪魔サタンです。(コリント第二 4:4)サタンとその悪霊たちはわたしたちよりもはるかに強力です。彼らは公正が広く行き渡るのを見ることに少しも関心がありません。事実,不公正が存在する限り,人々は神を求めることから注意をそらされ,中には不公正のあることを神のせいにする人さえ出てきます。ですから,不公正はサタンの目的とするところに大いに資するのです。

      聖書はわたしたちに,「エホバは公正を愛される方であり,その忠節な者たちを捨てられない」と告げています。(詩編 37:28)では,人間が自らを支配し,サタンの影響を受けるようになり,これほど多くの不公正や他の悪のために苦しむことを神はなぜお許しになったのでしょうか。次の記事はこの点を論じています。

  • すべての人に公正 ― どのようにして実現されるか
    ものみの塔 1984 | 12月1日
    • すべての人に公正 ― どのようにして実現されるか

      エホバはなぜ不公正が地上にこれほどはびこることをお許しになったのでしょうか。人間がそのような事態の生じることを選んだからです。もともとそのような事態が見られたわけではありません。アダムとエバが最初に創造された時,二人は不完全さの重荷を負って苦しんではいませんでした。二人は神ご自身が,『非常に良い』と宣言された創造物の一部だったのです。(創世記 1:31。申命記 32:4)その上,サタンは存在せず,人間は神により直接支配されていました。ですから,当初不公正は存在しなかったのです。

      しかし,それは長続きしませんでした。ひとりの完全な霊の被造物が反逆し,サタンになりました。サタンは蛇の姿を借り,独立という考えを持ち出してエバをじらしました。神は最初の人間夫婦にただ一つの制限だけを課しておられました。二人はある特定の木の実を食べてはいけないことになっていたのです。食べたなら,二人は死ぬことになっていました。しかしサタンはエバにこう言いました。「あなた方は決して死ぬようなことはありません。その木から食べる日には,あなた方の目が必ず開け,あなた方が必ず神のようになって善悪を知るようになることを,神は知っているのです」― 創世記 3:1-5。

      エバが,次いでアダムが神の律法を破りました。二人は神のようになって,正邪の決定を自分たち自身で下したいと考えました。こうして神に背を向けたのです。それにより人間の支配を確立するための道が開かれ,それに伴ってありとあらゆる問題が生じました。

      アダムとエバは身体的な変化も経験しました。神はかねて言われていたとおりに,二人に死の有罪宣告を下されました。両人は不完全になり,その結果二人の子孫である全人類が堕落することになったのです。使徒パウロはこう説明しています。「一人の人(アダム)を通して罪が世に入り,罪を通して死が入り,こうして死が,すべての人が罪をおかしたがゆえにすべての人に広がった」。(ローマ 5:12)こうして不公正の根本原因が姿を現わしました。

      しかし,「王は公正によって土地を立ちゆかせる」と書かれています。(箴言 29:4)全地で公正が守られない限り,人間社会が完全に『立つ』,つまり完全に安定することはないのです。そのようなことがいつの日か実現するのでしょうか。

      神の王国と公正

      エホバ神は「公正を愛される方」であられるので,わたしたちはそれが実現するとの確信を抱けます。(詩編 37:28)でも,どのようにしてでしょうか。“主の祈り”の言葉はその答えをわたしたちに教えています。幾世紀もの間,誠実なクリスチャンたちは,「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においてもなされますように」と祈ってきました。(マタイ 6:10)ですから神の王国によって,神の望んでおられる事柄が最終的にこの地上で行なわれることになるのです。

      神の王国は現実の政府です。それは天的なものであるので,いかなる人間の政府よりも強力です。またそこには神により任命された王がいます。その王は,公正について深い関心を持たれるイエス・キリストです。(詩編 72:12-14)エホバは,キリストのもとにおけるこの王国支配を祝福すると約束しておられます。それは,「公正と義とによってこれを堅く立て,支えるため」です。―イザヤ 9:7。

      今日成就している数多くの預言は,この王国が既に現実のものであることを証明しています。(ルカ 21:31,32)イエスは既に王となっておられます。しかし,障害になるあらゆる事柄を考えに入れると,イエスは一体どのようにして人類に公正をもたらすのでしょうか。その点を考えてみましょう。

      神はキリストのもとにあるその王国を世界政府にすることを目的としておられます。エホバは預言的にこう言われました。「彼[キリスト]は海から海に至るまで,川から地の果てに至るまで臣民を持つことになります」。(詩編 72:8)この言葉が全地球的に成就を見る時,不公正の主要な原因は除かれます。人間が自らを治めることはもはやなくなります。しかし,今日非常に多くの政府が存在し,その各々が自らの主権を後生大事に守っているのに,どうしてそのような事が生じ得るでしょうか。

      事実を言えば,神は人間の政府の活動する時間に限界を設けておられ,その期限が来ているのです。預言者ダニエルは,今日の国家主義的な諸政府全体について語り,こう書きました。「それらの王たちの日に,天の神は決して滅びることのないひとつの王国を立てられます。そして,その王国はほかのどんな民にも渡されることはありません。それはこれらのすべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続きます」― ダニエル 2:44。

      このようにして,ただ一つの世界政府,つまり神の王国が間もなく今日の国家主義的な諸政府に取って代わり,公正をもって人類を支配します。事態は何と大きく好転するのでしょう。しかし,サタンに関する問題は依然として残ります。神の王国はサタンをどのように扱うのでしょうか。

      神の王国とサタン

      サタンは人類史の早いうちに姿を現わしました。そして,神に反逆するという考えをエバに最初にもちかけたのはサタンでした。ですから,神は,アダムとエバに両人の罪に対する判決を言い渡した時,サタンのことをお忘れにはなりませんでした。神は,サタンに敵対し,最終的にサタンを滅ぼすことになる「胤」の到来を予告してこう言われました。「わたしは……お前の胤と女の胤との間に敵意を置く。彼はお前の頭を砕き,お前は彼のかかとを砕くであろう」。(創世記 3:15)この約束の胤はイエス・キリストであることが明らかになりました。(ガラテア 3:16)その古代の預言の部分的な成就として,サタンとイエスの間には既に二度の際立った対決がありました。

      最初の対決では,サタンが勝利を収めたように見えました。サタンは策略を弄してイエスが苦しみの杭の上で死ぬよう事を運びました。こうしてイエスの「かかと」は『砕かれ』ました。しかし,サタンの勝利は長くは続きませんでした。イエスは死人の中から復活させられ,天の高い地位に高められました。(使徒 2:23,24,32-36)やがてその天で,イエスは神の王国の王としてエホバ神により王冠を授けられました。次いでもう一つの歴史的な対決が生じました。

      その結果は聖書の中で次のように描写されています。「大いなる龍,すなわち,初めからの蛇で,悪魔またサタンと呼ばれ,人の住む全地を惑わしている者は投げ落とされた。彼は地に投げ落とされ,その使いたちも共に投げ落とされた」。その結果どうなりましたか。その時サタンという堕落した存在が一掃された天では喜びがありました。しかし,「地と海にとっては災いである。悪魔が,自分の時の短いことを知り,大きな怒りを抱いてあなた方のところに下ったからである」と記されています。(啓示 12:9,12)わたしたちは今,その『短い時』に住んでいます。今日わたしたちが目にする不公正の多くはサタンの「大きな怒り」によるものです。

      しかし,間もなく,サタンとイエス・キリストとの対決が再び行なわれようとしています。聖書はこの対決のことについても述べています。「彼は,悪魔またサタンである龍,すなわち初めからの蛇を捕らえて,千年のあいだ縛った。そして彼を底知れぬ深みに投げ込み,それを閉じて彼の上から封印し,千年が終わるまでもはや諸国民を惑わすことができないようにした」― 啓示 20:2,3。

      これは,間もなく,神の王国がこの世の国家主義的な諸政府に取って代わる時に生じます。それを経て究極的には最後の対決が行なわれることになります。その時,聖書が預言的に述べるとおりに,「悪魔は火と硫黄との湖に投げ込まれ」て滅ぼされ,最終的に『その頭が砕かれる』ことになります。―啓示 20:10。

      こうして公正を実現するのを阻む障害がもう一つ取り除かれます。しかしそれでも,人間自身の持つ不完全な性向という問題が残ります。世界の不公正の大半は人間自身に根ざすものです。神の王国はそれについてどんなことを行なえるでしょうか。

      神の王国と人間の不完全さ

      人間の不完全さのもとをたどればアダムとエバが罪を犯した時に行き着きます。(ローマ 5:12)アダムの子孫はただ一人の例外を除いて,全員が罪人となってきました。その例外というのはイエスです。イエスは罪のない状態で奇跡的に生まれ,自分の生涯を通じてずっと忠実で,罪のない状態を保ちました。(ヘブライ 7:26)ですから,イエスは不完全な人類のために贖いとして完全な人間の命をささげることができました。イエスは人間の不完全さの問題を解決しました。「アダムにあってすべての人が死んでゆくのと同じように,キリストにあってすべての人が生かされるのです」― コリント第一 15:22。

      間もなく,不公正な行為をどうしてもやめようとしない者たちは神の王国のもとでの清い地には自分たちのための場所がないことに気づくでしょう。しかし,イエスの犠牲に信仰を持つ人々は大きな祝福を刈り取ることになります。「廉直な者たちが地に住み,とがめのない者たちが地に残される(の)である。邪悪な者たちは地から断ち滅ぼされ(る)」。(箴言 2:21,22)こうして公正の行き渡る状態を実現するのを妨げるもう一つの障害が除かれます。

      神の王国とあなた

      そうです,神の王国の王であるイエスは,地上のすべての人のために公正が行なわれるのをわたしたちが見る上で妨げになっている主要な障害すべてを間もなく除き去られます。その時人類は次の約束が成就するのを見ることになります。「わたしたちの待ち望んでいる新しい天と新しい地があります。そこには義が宿ります」。(ペテロ第二 3:13)その義の行き渡る地には不公正の入り込む余地はありません。

      もちろん,これらの祝福はまだこれから先にもたらされるものです。しかし,キリスト・イエスのもとにある,神の王国は今でも活動しており,わたしたちはそれから益を得ることができます。イエスご自身,このわたしたちの時代に「王国のこの良いたよりは,あらゆる国民に対する証しのために,人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう」と預言されました。(マタイ 24:14)その預言は成就しつつあります。大勢の人がこの宣べ伝える業にこたえ応じ,今すでにその王国に服しています。この点で次の預言の言葉はそれらの人たちに当てはまります。

      「末の日に……多くの民は必ず行って,こう言う。『来なさい。エホバの山に,ヤコブの神の家に上ろう。神はご自分の道についてわたしたちに教え諭してくださる。わたしたちはその道筋を歩もう』。律法はシオンから,エホバの言葉はエルサレムから出るのである」― イザヤ 2:2,3。

      この預言に従う全地の幾百万もの人々は,聖書を研究し,神が望んでおられるような生き方をすることを学んでいます。その人たちはとりわけ,『公正を行ない,親切を愛し,慎みをもって自分たちの神と共に歩む』ようにという預言者ミカの言葉に従って生活するよう努めています。(ミカ 6:8)そのようにして,公正を行なう政府のもとで生活したいとの自分たちの願いが誠実なものであることを示しているのです。イザヤの次の預言が成就しているので,彼らは今でもその政府から数多くの祝福を享受しています。「見よ,ひとりの王が義のために治める。君である者たちは,まさに公正のために君として支配する」― イザヤ 32:1。

      公正の行き渡る世界を見たいと切に願っていますか。そうであれば,あなたの確信を神の王国に置いてください。今,その同じ願いを持つ人々と交わるのです。そして,「義と公正を愛される方」であられる神の支配のもとで永遠に生きることを,確信をもって待ち望みましょう。―詩編 33:5。

      [23ページの図版]

      イエスは苦しむ者や立場の低い者に同情心を示された。天からのイエスの支配は公正によって保たれる

  • 推薦の手紙
    ものみの塔 1984 | 12月1日
    • 推薦の手紙

      愛する兄弟たち,

      「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」という本は「すばらしい教材」であると言われましたが,まさにそのとおりでした。

      自分用のこの本をざっと見た時,私はあの疑い深いトマスのような人間になりかけました。この本は美しくて読みやすく,理解しやすい本でしたが,この本の読者として想定されている人々,つまり戸口や事務所や隣の家で会うあらゆる人に訴えるものとなるでしょうか。

      その答えは,まさにそのとおり,というものであることを思い知らされました。私の配布の大半は自分の働く医院でのものでしたが,労せずして隣家で配布することができました。

      D ―― D ―― は私の家の隣に住んでいます。彼女は明るくてかわいらしい,活発な13歳の女の子で,起きている間は口も体も休むことなく動かしています。

      ある日の午後,うちの娘のところに遊びに来た時,その子はあの「小さな赤い本」を手に取りました。D ―― はそれ以来人が変わったようになりました。まだ1章を研究しただけですが,父親の許しの出た集会には全部出席しており,自分の部屋を片づけ,言葉遣いを改め,交わりを正し,悪い音楽を聴かなくなりました。そして,おとなしくって従順で,一緒にいて本当に気持ちのよい女の子になりました。余りにも大きく変化したので,その子のお母さんも今ではその同じ本を研究したいと考えています。自分のかわいい娘と同じように幸福になれるようにというわけです。

      今後どういうことになるかは分かりませんが,エホバとそのみ子を愛し,他の人にあの「小さな赤い本」を分かつ人がさらに二人増える結果になることを望んで,いえ祈っています。

      深い愛を込めて,

      D・L・F

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