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    ものみの塔 1957 | 2月1日
    • た自由な心を持つています。ノアは,そのような昔の民のひとりでした。その時の世の終りが近づいても,ノアは恐怖を感じて震え上るようなことがなく,賢明にも神に従い,地の腐敗した制度を清めた大洪水を無事に生残りました。モーセも神に従いました。そのためエジプトの権勢高いパロの怒をひき起しましたが,モーセは恐怖から自由だつたのです。ヘブル書 11章27節(新口)は,こう述べています。『信仰によつて,彼は王の憤りをも恐れず,エジプトを立ち去つた。彼は,見えないかたを見ているようにして,忍びとおした。』

      もちろん,キリスト・イエスは,そのような自由に関して,最も際立つている例です。彼は,進んで受け入れようと欲する他の人々の為に,真実の自由への道を開きました。イエスは,あがないを備えることにより,このことをいたしました。そのあがないは,アダムの不従順により人類にもたらされた奴隷状態を取除きます。ロマ書 5章18節(新世)は,こう述べています,『(アダムの)ひとつの過ちによって,すべての種類の人々は,処罰を受けるようになつた。それと同様に,(キリストの)ひとつの義の行によつて,すべての種類の人々は生命を受けるにふさわしい義者である,と認められるようになつた。』

      たしかに,キリストは人間を自由にせしめる神の長なる解放者です。キリストは,あらゆる種類の奴隷状態から人間を解放するでしよう。キリストは,この地から戦争,病気,圧迫,そして死をなくします。キリストは,神の御手より完全な平和をもたらします。

      みなさんは,キリストにこのことをして頂くようお祈りしてきました。みなさんは,神に捧げる祈の中で,『御国の来らんことを。御意の天のごとく,地にも行われんことを。』とお願いしてきました。神の御意が行われるために,あらゆる悪は過ぎ去らねばなりません。サタンの悪しき支配の終ることが必要です。もし,その祈が実現しないとするなら,キリストはその祈りをせよ,などと教えなかつた筈です。しかし,その祈りをせよ,とキリストはたしかに教えました。それですから,その祈は必らず実現します!―マタイ 6:10。

      神の御意が,天で行われるように,間もなく全地で必らず行われる,と知つて,あなたは心の平和を強く感じますか。自由の本は,あなたにその確信を与えます。その本の示すところによると,この新しい組織制度の天的な部分はすでに設立されており,その地的な部分はいま発展の途上にあります。現在生きている人々の生涯中に,神の御意は,天で行われているように,全地にも行われる,とその本は証明しています。聖書は最も大きな自由の本です。聖書は,神の御意の行われるとき,その祝福下に,どう生活して行くか,を告げているからです。

      黙示録 12章12節(新口)は,現代についてこう述べています,『それ故に,天とその中に住む者たちよ,大いに喜べ。しかし,地と海よ,おまえたちはわざわいである。悪魔が,自分の時が短いのを知り,激しい怒りをもつて,おまえたちのところに下つてきたからである。』

      それらのわざわいは,1914年以来の人類にふりかかつてきました。戦争,飢饉,地震,全世界にわたる真のクリスチャンの迫害,増し加わつた不法,世界的な恐怖と不安,青少年犯罪と今日の全地における御国の伝道は,サタンがこの地の近くに追落され,そしてキリストの御国の設立された時を特徴づける大きなしるしの一部と予言されていたのです。このような事柄が私たちの時代に降りかかつたという事実は,私たちの時代の中にサタンの悪しき支配は終りを告げ,その後には真実に正義な状態が設立される,ということを証明しています。―マタイ 24:6-21。ルカ 21:26。テモテ後 3:1-3。

      再び自由を得る

      この知識は,みな真実の自由の本から得たものです。この本である聖書は,また私たちの時代について更に多くのことを述べています。聖書に記されている生命の知識によつて,あなたは益を受けたい,と欲しますか。それでは,御自分でその本を読まねばなりません。聖書の理解を助けるこの雑誌のような他の出版物を研究しなければなりません。また,この真実の自由の本の述べている言葉に真の興味を持つている他の人々と共に会衆の集会に交ることも必要です。次の聖句を憶えてください,『ヱホバに向く時,顔覆は取のぞかれる。さて,ヱホバは霊であられる。ヱホバの霊のあるところには,自由がある。』― コリント後 3:16,17,新世。

      だが,多分あなたは『みな良いように聞えるが,それをする時間はとうてい無い。』と言うかもしれません。多くの人々は,そう言いますが,果してそれは正しいでしようか。野球ファンの人々は,自分のチームをずつと応援し続けます。実業家の人々は,経済新聞を読みます。幾百万人もの多くの人々は,雑誌や新聞を読んだり,または映画を見たりして毎週の時間を過しています。このようなことはみな楽しいものであり,時には益のあるものでしよう。人々はそうする時間を見出しているのです。その理由は,人々がそうしたい,と欲するからです。あなたは自由と生命を欲しますか。あなたにとつて,自由と生命は,野球の得点,最新の雑誌,映画,あるいはテレビジョンの番組と同じくらいに大切なものですか。もしそうなら,真実の自由の本を研究し,またこのような大切な事柄に同じ関心を持つている他の人々と交つたり,研究したりする時間を必らず見出し得るはずです。

      幸いなことに,あなた御一人でこのすべてのことをする必要がありません。あなたと同じように忙しいヱホバの証者は,自分の時間を割いてあなたのお宅に訪問し,あなたを援助して神の言葉の必要な知識を得ることに力添えするでしよう。この聖書の知識を得るにつれて,神がどのように考えておられるかを,あなたは知ります。また,神はどのように物事を見られ,どのように行われ,そして神の規則と行は何であるか,を知ります。あなたの心は変り始めます。あなたの心には良いもので充ちます。そして,この世の考えるようには,もはや考えないでしよう。またこの世の利己的な行や恐怖に,もはや囚われることもありません。次の聖句のすすめに従つたことになります,『この世の組織制度に従うのを止めなさい。むしろ,神の善にして御旨にかなう全き御意をわきまえ知るために,あなた方の思を更えて変化しなさい。』― ロマ 12:2,新世。

      あなたの考え次第で,行が決定されます。良いことを考えて行うとき,あなたは清くて正しい道徳的な生活をするために自由を用います。あなたは,人類の長なる奴隷束縛者,そして間もなく亡びを受けるサタンの道から離れます。あなたはサタンの亡びをも生残り,その後に続く正義の新しい状態に生きることができます。神の正義の御国の新しい状態下にあつては,不正な支配者はひとりも居らず,戦争の恐怖もなく,感情の煩悶もなく,宗教的な虚偽もなく,自由の真実の源に対する嘲笑もありません。このような問題は,みな新しい組織制度の王,キリスト・イエスの指導下に正しい原則の適用をうけてことごとく解決されます。

      それで,真実の自由の本である聖書を受けいれて信ずることにより,また聖書を研究して聖書に従うことにより,あなたも現在において精神的な自由を得ることができます。そして,神の正義の御国の祝福の下にあつて,完全な肉体の自由をも得ることができるのです。神の正義の御国は,間近い中に,この地と地上に住むすべての敬虔な人々に永遠の平和をもたらします。

  • 「互にねたまないようにしましょう」
    ものみの塔 1957 | 2月1日
    • 「互にねたまないようにしましょう」

      他の人の成功をよろこべるなら,それはクリスチャンとして円熟していることを良く示します。他の人の能力や成功にしつとを感じる人は,円熟していません。クリスチャン会衆内のすべての人が霊的に円熟していないとき,ねたみとかしつとの問題が生じます。しかし,その問題を克服することができるのです。神の御霊の力によつて克服することができます。それで,キリストの一使徒は,こう書きました,『もし私たちが御霊によつて生きるのなら,また御霊によつて進もうではないか。互にいどみ合い,互にねたみ合つて,虚栄に生きてはならない。』― ガラテヤ 5:25,26,新口。

      では,ねたみとは一体何ですか。それは,実際には利己主義の表われ,自分を多く愛し過ぎることの表われです。ねたみとは,他人の良い運に不満を感じ,自分がその運を持ちたかつた為に,その人に対して悪意を抱くことです。それで,しつと心のある人は,他の人の成功に不快を感じます。自分がそのような成功を持てないなら,他の人にもそのような成功を持つてもらいたくないのです。ねたみとは,利己主義の働いたものです。

      ねたみは,いろいろな面で表われます。たいていの場合,他の人の成功によろこびを持たないときです。しつと深い人は,ねたみで一杯です。その人は,よろこぶ人と共によろこぶことができません。その人は,聖書の次のいましめに従つていないのです,『喜ぶ者と共によろこび,泣く者と共に泣きなさい。』(ロマ 12:15,新口)しつと深い人は,自分自身を不幸にし,また他の人々をも不幸にします。しつと深い人にとつて,自分のねたむ人のことを良く言うのはたいへんつらいものです。実際のところ,しつとに駆られる人は,自分のねたむ人を避けます。これは,ねたみの別の表われに導きます。

      これは,冷やかさです。しつと深い人は,自分のねたむ人に対して冷く,また

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