ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • わたしたちを自由にすることのできる真理はどこにありますか
    ものみの塔 1983 | 7月15日
    • わたしたちを自由にすることのできる真理はどこにありますか

      『イエスはさらにこう言われた。「あなた方は真理を知り,真理はあなた方を自由にするでしょう」』― ヨハネ 8:31,32。

      1 この世の人々が願った自由には,どんなものがありますか。

      自由! この言葉は幾世紀にもわたって人々の思いと心を奮い立たせてきました! 自由のために幾多の戦いが行なわれてきました。自由のために幾千万人もの人々が死にました。200年余りの昔,「我に自由を与えよ。しからずんば死を!」と言明したアメリカの政治家パトリック・ヘンリーと同様に感じる人は少なくありません。第二次世界大戦中,ルーズベルト大統領は,「四つの自由」を要求しました。それは,言論の自由,信教の自由,欠乏からの自由,および恐怖からの自由です。

      2,3 真の自由には何が含まれているべきですか。

      2 しかし,真の自由には,もっと深い意味において,それ以上のことが含まれているはずです。例えば,それらの自由のうちのどれかが,人間の不完全さからわたしたちを解放することができるでしょうか。それらの自由は,わたしたちを病気から解放することができますか。それに加え,人はどれほど健康であろうと,遅かれ早かれ年老いて死ぬという冷厳な事実に直面しています。一体,墓の中で何を楽しめるというのでしょう。聖書は,『死んだ者には何の意識もな(い)』と答えています。そういうわけで,聖書は,「生きている犬は死んだライオンよりもましだ」とも言っています。―伝道 9:4,5。

      3 わたしたちが完全な意味で自由にされるためには,不完全さや病気や死の束縛から解放されなければなりません。そうです,それと共に,貧困,抑圧,犯罪,戦争など,歴史の記録を満たしてきた恐るべきものから解放される必要があります。しかし,一体だれがそのような自由をもたらすことができるでしょうか。ガンや心臓病その他すべての病気を治すことを保証できる医師がいるでしょうか。あなたが年を取って死ぬのを食い止めたり,死後に,あなたを生き返らせたりすることができる科学者が,だれかいるでしょうか。永遠にわたって戦争から解放され,地上に永遠の平和が訪れることを保証できる政治指導者が,だれかいるでしょうか。世界のどこかの都市に,犯罪を全くなくすことができる市長や警察署長がだれかいるでしょうか。一体,どんな経済機構が貧困や失業やインフレをなくして,すべての人のために,しかも恒久的な真の繁栄をもたらすことができると言うのでしょう。

      4 真の自由は何に基づいたものでなければなりませんか。

      4 今日,人類にのし掛かっている幾多の悪い状態が除去されるという何らかの希望があるとすれば,その答えは真理に基づいていなければなりません。真の自由は欺まん,あるいは偽りに基づいたものであってはなりません。ですから,世界の指導者であれ,科学者,経済学者,僧職者であれ,もしだれかが待望の自由をもたらすものについて意見を述べるとするなら,その人は真理を告げているだろうか,と問い掛けてみなければなりません。そして人類は長年にわたって,人間のさまざまな意見や約束や努力が真理に一致するものであるかどうかを見てきました。

      真理に基づいていない希望

      5 病気から解放されるという希望は,どの程度まで実現されてきましたか。

      5 例えば,数十年前のこと,人類は医学上の啓発によって病気から解放されると考えた人は少なくありませんでした。医学の分野では数々の進歩が見られましたが,その進歩は病気からの解放をもたらしましたか。いいえ,もたらしませんでした。というのは,ガンや心臓病などの病苦は疫病のような勢いで増加しているからです。また,一時は,性病も新しい特効薬によって征服されるだろうと考えられました。ところが,英国の定評のある医学出版物,ランセット誌は次のように述べています。「世界保健機関がまとめた報告によると,世界全体では毎年,新たにおよそ2億5,000万人が淋病に,また5,000万人が梅毒にかかっている。性行為で感染する他の病気は恐らくもっと広まっているであろう」。―箴言 7:10,21-23と比較してください。

      6 科学と産業が期待はずれであったと言えるのはなぜですか。

      6 それにまた,一,二世紀前に,科学や産業によってもたらされた大いなる希望についてはどうでしょうか。一つの例にすぎませんが,自動車は偉大な進歩を示すものとして歓呼して迎えられました。ある点ではその通りでした。しかし,車は都市の悩みである混雑や騒音や汚染を助長してきました。毎年世界全体で20万以上の人々が自動車事故で命を落とし,何百万もの人々がけがをしています。科学技術が期待はずれであったことは,飛行機の発明家の一人であるオービル・ライトの言葉にも示されています。第二次世界大戦中オービル・ライトは,ヘンリー・フォードに次のような手紙を書き送りました。「ウイルバーと私は,飛行機が世界平和を早めるであろうと考えました。これまでのところ,それは反対のことをしてきたように思えます。あなたが現代の偉大な発明の一つである大量生産を導入したとき,それが世界の破壊のための戦車の建造に……用いられるようになろうとは,まずお考えにならなかったと思います。有益なものが導入されると,必ずだれかがそれを悪用する方法を見いだすように思えます」。

      7 この世の何らかの経済機構が,すべての人のための繁栄をもたらすことは可能ですか。

      7 これまで何世紀にもわたって様々な経済機構を試みてきた結果として,すべての人のために永続的な繁栄をもたらす,安定した経済機構が作り出されたでしょうか。いいえ,作り出されませんでした。なぜなら,今は不安定な経済事情が時代の趨勢となっているからです。カナダのモントリオールにあるマッギル大学の経済学の教授,ジャック・ウェルドンが言明した通りです。その教授は,「我々は実際,大工業国のほとんどが今直面している主要な問題に対処するすべを知らないが,有能で正直な経済学者ならだれでもこのことを認めるであろう」と述べました。発展途上にある国々の状況はもっと悲惨です。タイム誌の報ずるところによれば,そのようなある国では,「極貧のあまり親に捨てられた200万人余りの子供たちがおり,ほかに1,400万人もの子供たちは,遺棄されるほうがましだと思えるほどの貧しい生活をしている」とのことです。世界の別の場所では,「およそ5億人ものアジア人が『極貧』の範ちゅうに属するものと見られており,その数はさらに増大するものと推定されている」とフィリピンのデーリー・エクスプレス紙は述べました。

      8 民主主義は市民にどの程度,個人的な安全をもたらしていますか。

      8 第一次世界大戦中,この戦争は「世界を民主主義にとって安全な所とする」ための戦争だと言われました。今日,民主主義国家はあまり多くありません。民主主義が普及していると言われている所でも,市民はどれほど安全でしょうか。米国では,3家族のうち1家族が何らかの犯罪の犠牲となっています。米国の最高裁判所長官ウォーレン・バーガーはこう言明しました。「我々は無能な社会という事態に近づきつつある。つまり,それは路上や学校や,人々の家庭における基本的な安全を維持する能力が疑われている社会である」。さらに,同長官はこう述べました。「過去10年間,我が国の指導者や他の国々の指導者たちの多くは国際的なテロ行為について語ってきた。しかし,我が国のどの大都市であれ,そこで毎日決まって起きるテロ行為の割合は,一年間に報道される『国際テロリスト』すべてによる死傷者の数を上回っている」。―伝道 8:11と比較してください。

      9 今世紀において,戦争は終わる,という予言はどうなりましたか。

      9 第一次世界大戦は,「すべての戦争を終わらせる戦争」とも描写されました。アメリカーナ百科事典は,「大戦中,政治家や政治評論家は,もはや戦争や軍備や諸国家間の衝突などのない,来たるべき偉大な時代について語った」と述べています。しかし,真相はそれとは全く逆でした。南アフリカの一出版物であるネータル・マーキュリー誌は最近,「ウイルソン大統領は第一次世界大戦を『すべての戦争を終わらせる戦争』と評した。もしそれが『平和を終わらせるための戦争』と[呼ばれて]いたならば,その予言ははるかに正確だったであろう」と述べました。その記事はさらに,「1914年以来,世界は恐らく,記録に残る歴史が始まって以来かつてないほどの暴力行為や騒動を見てきたであろう」と述べました。世界の年間軍事支出は現在,5,000億㌦(約125兆円)を優に超えています。今日,諸国家は100万余りの大都市をぬぐい去るだけの核兵器を持っていますが,その数は実際に存在する都市の数をはるかに上回ります。

      10 人間がさまざまな分野で努力を払った結果,何らかの進歩が見られたとしても,その進歩は実際にはどんなものですか。

      10 確かに,事実を言えば,さまざまな分野でどんな進歩が遂げられたにしても,その進歩は,人類を搾取,苦悩,貧困,犯罪,戦争,恐れ,病気および死から解放してはくれませんでした。ですから,幾世紀もの間の証拠が明らかに示しているように,この世の指導者たちの主張,約束,意見などは真理に基づいたものではありませんでした。まさに,聖書がペテロ第二 2章19節で述べている通りです。「それらの者に自由を約束しながら,彼ら自身は腐敗の奴隷となっているのです」。

      宗教上の「真理」を試す

      11 宗教上の真理に関するさまざまな主張を,どのように試すことができますか。

      11 わたしたちは,今日ではごく一般的になっている悲惨な状況からだけではなく,偽りの宗教の教えから来る精神的な束縛からも解放される必要があります。しかし,キリスト教世界の宗教やこの世の他の宗教は,自分たちの信条は真理であると主張しています。そう主張することは容易ですが,事実は何を示していますか。聖書が,『業のない信仰は死んだものです』と述べていることを忘れてはなりません。(ヤコブ 2:26)さらにイエスは,「羊の覆いを付けてあなた方のもとに来る偽預言者たちに警戒していなさい。内側では,彼らはむさぼり食うおおかみです。あなた方は,その実によって彼らを見分けるでしょう」と言明されました。そうです,宗教組織が本物か偽物かということは,その組織が単に主張する事柄ではなく,生み出すものによって見分けられるのです。偽りの宗教についてイエスは,「りっぱな実を生み出していない木はみな切り倒されて火の中に投げ込まれます」と警告しておられます。―マタイ 7:15-20。

      12 この世の諸宗教の状況は,何を明らかにしていますか。

      12 もし,ある宗教が真理を表わしているのなら,その宗教は最低限の実として,その宗教に従う人たちを結合させる力という実を確かに結んでいるべきです。真理を持っている人たちは『みな一つになる』べきであると,イエスは言われました。(ヨハネ 17:21)神の言葉はさらに,「あなた方すべての語るところは一致しているべきです。あなた方の間に分裂があってはなりません」,「同じ思い,また同じ考え方でしっかりと結ばれていなさい」と述べています。(コリント第一 1:10)本当に神を代表する人々はそうでなければなりません。『神は無秩序の神ではなく,平和の神である』からです。(コリント第一 14:33)しかし,この世の諸宗教は幾千もの宗派や教団に分裂しており,異なる宗教の間で教えや実際の慣行が相矛盾するだけでなく,同じ宗教の内部でもそうした矛盾がしばしば見られます。このような混乱と誤りは,神から出たものではあり得ません。オーストラリアの一教会雑誌,リーダーズ・ビジョン誌は次のことを認めています。『不一致の状態で生活することは,聖書が教える罪の状態で存在することである。我々は聖霊の働きをはっきりと否定していることになる』。

      13 (イ)偽りの宗教の不一致は,どんな結果を生み出しましたか。(ロ)では,そのような偽りの宗教はどこから出ているものですか。

      13 そのような宗教が真理を表わすことができず,神から出たものであり得ないことを示す別の証拠は,その不一致のために生じている事柄です。もしある宗教団体が真理を教えるのであれば,その成員が少なくとも互いに殺し合うべきではないということは,確かに初歩的な事柄です。さもなければ,どんな真理,どんな兄弟関係がそこにあるというのでしょうか。ところが,歴史の示すところによれば,戦争の時にこの世の同じ宗教に属する人々が何百万も,単に別の国に住んでいるというだけの理由で,いつも互いに殺し合ってきました。時には,同じ宗教の人々が同じ国の中で,内乱や革命の際に互いに殺し合うことさえします。聖書がヨハネ第一 3章10節から12節で,自分の『兄弟たち』を殺す者は「悪魔の子供」であると述べているのももっともなことです。(創世記 4:8と比較してください。)神の子供たちは殺し合うどころか,互いに対して破れることのない愛を抱きます。イエスは率直に,「あなた方の間に愛があれば,それによってすべての人は,あなた方がわたしの弟子であることを知るのです」と述べました。―ヨハネ 13:35。

      14 イエスが示された,「その実によって」という規準を当てはめるとき,世の宗教についてどんな事実が明らかになりますか。

      14 ですから彼らは,この世の諸宗教の間に広く行き渡っているひどい不道徳や偽善を初め,その悪い実,その不一致,その激しい対立によって,真理を表わしていないこと,神を代表していないことが暴露されています。彼らは間違いなく悪い木であり,腐ったものを生み出し,すぐにでも「切り倒されて火の中に投げ込まれ(る)」状態にあります。

      真理の神を信頼する

      15 わたしたちはだれに全幅の信頼を置くべきですか。なぜですか。

      15 人間が生活上の重要な事柄の点で真の自由をもたらすことができないという事実は,聖書がエレミヤ 10章23節で述べる事柄を強調しています。つまり,『地の人の道はその人に属していません。自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません』。そうです,神は,その指導に頼らなくても物事を首尾よく行なえる能力や特権を持った人間を創造されたのではありません。これは神が,神から独立した人間の支配を幾千年にもわたって許してこられた理由の一つです。それは,人間の支配が真の自由と幸福をもたらし得ないことを,ただ一度証明するためです。そのようなわけで,詩編 146編3節は賢明にも,「高貴な者にも,地の人の子にも信頼を置いてはならない。彼らに救いはない」と諭しているのです。では,わたしたちはだれを信頼できるのでしょうか。聖書はこう答えています。「心をつくしてエホバに依り頼め。自分の理解に頼ってはならない。あなたのすべての道において神を認めよ。そうすれば,神ご自身があなたの道筋をまっすぐにしてくださる」― 箴言 3:5,6。

      16 わたしたちはエホバに対してどんな確信を抱くことができますか。

      16 わたしたちはどうしてこのような全き確信をエホバに置くことができるのでしょうか。なぜなら,詩編 31編5節が述べる通り,『エホバは真理の神』であられるからです。もしわたしたちが生活上の重要な問題すべてに関する真理と,世の指導者たちをさえ当惑させている疑問に対する答えを本当に望んでいるなら,神はそれを持っておられます。『神は偽ることができない』ので,神が言われることは,その通りになるのです。「万軍のエホバは誓って,言われた,『まさしく,わたしの図った通りに事は成り,わたしの計った通りのことが実現する』」。―ヘブライ 6:18。イザヤ 14:24。

      17 エホバは誠実に真理を愛する人々のために,どのように真理の源を備えられましたか。

      17 神はご自分の真理を,誠実に真理を探し求める人々に確かにお知らせになります。ヨハネ 8章32節で,イエスはこう言われたからです。「(あなた方は)真理を知り,真理はあなた方を自由にするでしょう」。イエスはまた神への祈りの中で,「あなたのみ言葉は真理です」と言われました。(ヨハネ 17:17)神の「言葉」,つまりその真理はどこに述べられていますか。使徒パウロは,「聖書全体は神の霊感を受けたもので(す)」と答えています。(テモテ第二 3:16)このように宇宙の全能の創造者は,ご自分が聖書を著わしたと断言しておられます。エホバはその強力な活動力,つまり聖霊により,忠実な人たちを動かしてご自分の考えを書き記させました。それで,聖書を読むということは,あたかも神がわたしたちに語り掛けてくださるのを聞くようなものです。―テサロニケ第一 2:13。ペテロ第二 1:20,21。

      18 神は聖書を著わさなかったと考えるのはなぜ不合理ですか。

      18 中には,神が聖書を著わしたのではないと言う人がいます。しかし,人間は書物を著わすことができます。そして人間を創造されたのは神です。では,人間を創造された,はるかに勝った方が,はるかに劣った人間の行なえることを行なうことができないとでも言うのでしょうか。科学者は電子装置を用いて宇宙空間の人工衛星に指示を送り,その進路を導きます。ラジオのアナウンサーがマイクに向かって話をすると,その話は何千キロも離れた所で聞くことができます。たとえ月からであっても,さまざまな出来事を知らせるテレビの映像は,わたしたちの家庭に送られます。しかし,エホバは耳や目や電気や音声を作られました。その方はその「活動力」によって,ご自分の考えを地上のご自分の忠実な僕たちに示すことがおできにならないのでしょうか。確かに,この壮大な宇宙の創造者は1冊の本を造ることがおできになりました。―イザヤ 40:26。

      19 神はなぜ,理解し難い箇所のある聖書を著わされたのですか。

      19 『でも聖書は理解し難い本だ』と言う人もいます。確かに難しい箇所もあります。(ペテロ第二 3:16)神はどうして聖書をそのように著わされたのでしょうか。神はだれが真理を得るかをお決めになる方だからです。使徒パウロは神の真理について,「わたしは植え,アポロは水を注ぎました。しかし,神がそれをずっと成長させてくださったのです」と語りました。(コリント第一 3:6)パウロはまた,神の知恵と神聖な奥義について,「神はそれを,ご自分の霊によって,このわたしたちに啓示されたので(す)」と述べました。(コリント第一 2:10)このように,神は,本当に真理を求め,喜んでそれに従って生活し,ご自分に忠実に仕えようとする人たちだけにご自分の目的を明らかにする権利を保有しておられます。「主権者なる主エホバは,内密の事柄を自分の僕……たちに啓示してからでなければ何一つ事を行なわない」のです。―アモス 3:7。ダニエル 2:28,47。

      20 わたしたちを自由にすることのできる真理はどこにありますか。

      20 確かに真理の神はおられます。その方の真理は,霊感を受けたみ言葉聖書の中に見いだされます。神はその聖なる書物の理解を,ご自分の謙遜で一致した僕たちに啓示されます。では,神は特に現代において,そのみ言葉に含まれているどんな重要な真理を真理探求者たちに啓示されるでしょうか。次の記事でその一部を調べてみることにしましょう。

      次の点を思い起こしますか

      □ 人間はどんな自由を本当に必要としていますか

      □ この世の希望はどのように期待はずれのものとなってきましたか。なぜですか

      □ どのようにすれば,真の宗教と偽りの宗教を見分けることができますか

      □ エホバに全幅の信頼を寄せることができるどんな理由がありますか

      □ エホバはご自分の真理をだれに啓示されますか

  • 王国の支配下での真の自由
    ものみの塔 1983 | 7月15日
    • 王国の支配下での真の自由

      「創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようになる」― ローマ 8:21。

      1 人類が緊急に必要としている解放をもたらすことができるのはだれだけですか。なぜですか。

      人類は,非常に長い間支配的であった数多くの悲惨な状況から緊急に解放される必要があります。しかし,歴史が示してきたように,そのような自由は人間の力ではもたらすことのできないものです。「人の心の中にある計画は多い。しかしエホバの計り事が立つのである」。(箴言 19:21)そのエホバの「計り事」は,「神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死はなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない」と約束しています。(啓示 21:4)何と心を鼓舞する見込みなのでしょう! 聖書が,エホバからもたらされると述べている真の自由に関する描写と,何とぴったり適合するのでしょう! こう記されています。「創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようになる(のです)」― ローマ 8:21。

      2 エホバはこのような自由をもたらすためにどんな機関を用いられますか。

      2 そのようなすばらしい自由をもたらす機関は,全地を支配するためにエホバが考え出された政府,つまり神の天の王国です。この王国により,神のご意志は「天におけると同じように,地上においても」行なわれます。(マタイ 6:10)ごく近い将来に「これらの[現存する]すべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続(く)」のもこの同じ王国です。―ダニエル 2:44。

      3 この世の諸問題を解決するという,人間の考え出した計画に欺かれてはならないのはなぜですか。

      3 そうです,神はこの腐敗した世界を改革することはなさいません。この世界にはもはや回復の見込みはありません。それで,人間の考え出した何らかの特定な計画に従うならこの世界は諸問題を解決できる,とだれかから言われても,それを信じてはなりません。神の言葉はむしろ,人間が神から独立して約6,000年間支配してきた惨めな試みも,その「終わりの日」のただ中にあることを如実に示しています。―テモテ第二 3:1-5,13。

      一つの政府

      4 王国という一つの政府は,人類にとって何を意味しますか。

      4 神の天の王国による支配は,全地を治める唯一の政府を持つことを意味しています。その主要な管理者はイエス・キリストであり,キリストと共になるのは,共同支配者として仕えるために地から取られる,神の他の忠実な僕たちの比較的小さなグループです。神の律法と原則に支配されるただ一つの政府が地にとって何を意味するかを考えてみてください! 今,諸国家を敵対する勢力に分けている境界線はすべてなくなります。人々は一つの偉大な人間家族として結び合わされ,何にも妨げられることなく全地を自由に行き来できるようになります。旅券,査証,国境警備員もなくなるのです。―フィリピ 2:9,10。啓示 14:4; 20:6。

      5 全地を治める唯一の政府の必要性はどのように認められてきましたか。

      5 ある人々は長い間,一つの政府の必要を認めてきました。フィリピンの出版物であるブルテン・ツデー誌の中でコラムニストのグウィン・ダイアは次のように述べています。「現代の指導的な歴史家の一人,A・J・P・テイラーは最近,文明を終わらせる恐れのある破局的な世界戦争を回避するための唯一の希望は,だれかが一つの世界帝国を作り出すことにかかっていると思う,と私に話してくれた。……私たちは[150余りの]別々の主権国家,しかもそのすべてが寸分のすきもなく武装し,すべてが等しく破壊を被る恐れのある国家のもとで生活している現在の状態を何とかして脱し,単一の世界的権威のもとで生活しなければならない。……しかも,私たちは急いでそうしなければならないのである。国際連合の痛ましいまでに弱く,慢性的に分裂した状態は,私たちがどれほど努力しなければならないかを示す一つの尺度である。……一つの世界,さもなくば絶滅,という1950年代の古い標語は依然として有効なのである」。

      6 王国はどんな種類の管理となるでしょうか。

      6 神による一つの政府のもとで,世界は一つになります。すべての人を親切に,公正に,また公平に扱う,一つの管理ができるのは何という祝福でしょう。聖書は天の王イエス・キリストについて語り,預言的に,「(彼は)必ず義をもって裁き,地の柔和な者たちのために必ず廉直さをもって戒めを与える」と述べています。(イザヤ 11:3,4)そうです,キリストは正しいことを行ないます。地上におられた時,キリストはそのことを証明されました。真理を語り,偽善を暴露されたからです。また,圧迫されていた人々を支えられました。キリストは金持ちや有力者たちに同調されませんでした。もっとも,そのような人を差別することもありませんでした。それで,このように試された有能な管理者が,エホバの指図のもとで働くのですから,「真実がまさしく地から芽を出し,義がまさしく天から見下ろします」。―詩編 85:11,12。

      真の平和と繁栄

      7 保護されて,神の新秩序に生きて入る人々は,すでに何を行なっているはずですか。

      7 巨大な軍隊を抱え,絶え間なく戦争をしている,人間の分裂した支配のもとでもはや生活する必要がなくなるのは,何という祝福でしょう! 地球の資源を破壊のために浪費することはもはやありません。それどころか,その資源は平和で建設的な目的のために用いられるのです。実際,神に保護されて現在のこの事物の体制の来たるべき終わりを生き残る人々は皆,ミカ 4章3節の預言をすでに成就していることでしょう。こう記されています。「彼らはその剣をすきの刃に,その槍を刈り込みばさみに打ち変えなければならなくなる。国民は国民に向かって剣を上げず,彼らはもはや戦いを学ばない」。地のすべての民の中で,一体だれがこの預言を今日すでに成就しているでしょうか。現代の歴史の記録は,それがエホバの証人であることを示しています。証人たちの間では今,全地球的な平和がすでに現実のものとなっているのですから,それら証人たちは,神の支配のもとで全地球的な平和が現実のものとなることを示す生きた証拠となっています。

      8,9 王国の支配下では,平和と繁栄はどの程度のものとなりますか。

      8 神の新秩序では,平和が地の四すみに行き渡ることでしょう。イザヤ 32章17,18節は「定めのない時に至る平穏と安全」について語り,さらに,「わたしの民は平和な住まいに,全き確信の満ちる住居に,かき乱されることのない休み場に必ず宿る」と述べています。戸口にかぎをかける必要さえなく,昼夜の別なくどんな時間でも,追いはぎや強姦犯人などを恐れずにどこでも歩ける安全な状態を想像してみてください。聖書が,「(彼らは)豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう」と述べていることにはそれ相当の理由があるのです。―詩編 37:11。

      9 現在のように,幾百万もの人々が毎年栄養失調で死ぬことはなくなり,平和と共に繁栄がもたらされます。イエスはわずか数個のパンと数匹の魚を奇跡的に増やす力を持っておられたので,その王国の管理のもとで「地には穀物が豊かに実り,山々の頂であふれんばかりに実ります」という詩編 72編16節が成就する状態へと人類を導くことがおできになるでしょう。そして,神の王国はすべての政治的な障壁や商業的貪欲さ,また無駄の多い競争などを取り除くので,地の豊かな産物は,わずかな数の人だけではなくすべての人の益のために自由に流通するでしょう。ですから,飢えのために手足がやせ細り,おなかの膨れた子供たちのぞっとするような姿は,永遠に過去のものとなるでしょう。

      実りの多い楽しい仕事

      10 新秩序での仕事は今日の仕事とどこが違いますか。

      10 今日,生計を立てるためにしなければならない仕事の種類のゆえに,みじめな気持ちを味わっている人は少なくありません。そのほかに,全然仕事がなく,失業している人々も幾百万といます。しかし,神の新秩序で人々は仕事に大きな喜びを見いだします。それに,経済状態が悪いために,また何らかの大災害や戦争のために自分たちの努力が無に帰してしまうのを見る恐れは少しもありません。「彼らは必ず家を建てて住み,必ずぶどう園を設けてその実を食べる。彼らが建てて,だれかほかの者が住むことはない。彼らが植えて,だれかほかの者が食べることはない。……わたしの選ぶ者たちは自分の手の業を存分に用いるからである。彼らはいたずらに労すること(はない)」― イザヤ 65:21-23。

      11 神の王国の臣民は,この地球と地上の生活に関して何を成し遂げますか。

      11 このように精神的に人を高揚させる労働条件に恵まれ,人々は隣人に対する純粋な愛を抱いているので,王国の臣民は,この地球と地上の生活を改善するために,かつて世界で行なわれたどんなことよりも1,000倍もすばらしいことを成し遂げるでしょう。だからこそ,イエスはその来たるべきパラダイスを指し示すことができたのです。(ルカ 23:43)イザヤが予告している通りです。「砂漠は歌い,喜びのゆえに叫ぶであろう。それはレバノンの山々のように美しくなり,カルメルやシャロンの野のように肥沃になるであろう。……水の流れは砂漠の中を流れ,燃える砂は湖となり,乾いた土地は泉でいっぱいになるであろう。……彼らは永遠に幸福になり,悲しみと嘆きから永遠に自由にされるであろう」― イザヤ 35:2,6,7,10,今日の英語聖書。

      もはや病気も死もなくなる

      12 イエスは,将来王国の力をもって施行するいやしに関する壮大なプログラムをどのように示されましたか。

      12 しかし,こうしたことすべてが実現しても,人が病気になり,年を取り,死んでしまって,これを失うとすれば,それは残念なことでしょう。しかし,医師や科学者たちが今行なえないことを,神は王国の支配下で行なってくださるのです。神は人間の体や思いや感情を創造されました。ですから,何が人間を健康で,完全なものにするかをご存じです。イエスは地上におられた時,いやしの力を示しました。その力はイエスが神から与えられたものであり,新秩序でお使いになるものです。このように記されています。「すると,大群衆が,足のなえた人,不具の人,盲人,口のきけない人,その他多くの人を連れて彼に近づき,それらの人を彼の足もとに投げ出さんばかりにして置いた。それでイエスは彼らを治された。そのため群衆は,口のきけなかった人がものを言い,足のなえていた人が歩き,盲人が見えるようになったのを見て非常に驚(いた)」。(マタイ 15:30,31)加えて,王国の支配下で人類はよみがえらされて人間としての完全さに達し,『死は永久に呑み込まれます』。(イザヤ 25:8)エホバの愛は,遠い昔に死んだ人々にも差し伸べられます。彼らは,復活によって生き返り,神の新秩序で生きる機会を得るからです。イエスが一人の少女を復活させた時,それを見ていた人々は,「狂喜のあまり我を忘れるほどになった」とありますが,その時のことを思い出させるような喜びが,新秩序では数え切れないほど繰り返されるでしょう。―マルコ 5:41,42。ヨハネ 5:28,29。

      13 人々は新秩序でどんな事を行なうと考えられますか。

      13 平和と繁栄が行き渡る義の新秩序で,完全な思いと体を持ち,しかも決して死なない人間が何を行なえるかを考えてみてください! したいと思いながらも,時間がなかったり,余裕がなかったりしたために行なえなかったことは数知れません。壮大な山々を探索したり,すがすがしい森や花の咲き乱れる原野や庭園を歩いたり,魅惑的な動物を調べたり,汚染などの全くない光輝く川や湖に行ったり,さまざまな民のおいしい食物を食べたりして楽しむことを考えてみてください。男性や女性が細工,建築,造園,室内装飾,その他の芸術や音楽の点で伸ばしてゆく才能についても考えてください。疑いもなく,人間は鼓舞され,その表現や美は新たな頂点に達することでしょう。また,そのすべてを可能にしてくださる方であるエホバ神をよりよく知るようになることについても考えてみてください。星雲や恒星や惑星から成る,その畏怖の念を起こさせる宇宙についての増し加わる知識もまた,魅惑的なものとなるでしょう。そうです,確かに,「創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようにな(りま)す」― ローマ 8:21。

      真理を受け入れる

      14 エホバの約束のすべてに全幅の信頼を置けるのはなぜですか。

      14 あなたはこれらすべてに関する神の約束を本当に信ずることができますか。確かに,あなたは信ずることができます。あなたも,神を恐れたヨシュアのように感ずることができるのです。ヨシュアはこう言いました。「あなた方の神エホバの話されたすべての良い言葉は,その一言といえ果たされなかったものはありません。それはあなた方にとってすべてそのとおりになりました。その一言といえ果たされなかったものはありません」。(ヨシュア 23:14)確かに,神の約束には命を懸けることができるのです。なぜなら,神の言われることは真理であり,必ず実現するからです。―イザヤ 46:9-11。

      15 神の僕たちは,この世のどんな態度を退けますか。

      15 聖書は,真理があること,真理とは何でありどこにあるのか,まただれがそれを持っているかをはっきりと示しています。わたしたち各人にとっての問題は,わたしたちは真理を本当に望んでいるかということです。『大抵の人は望んでいるのではないか』と,ある人は言うかもしれません。ところが,望んでいないのです。とこしえの命に至る道は狭く,その道を行く人は比較的少ない,とイエスは述べられたからです。(マタイ 7:13,14)今日,人類の大多数は聖書がヨブ 21章14節から16節で述べているように感じています。「彼らはまことの神に向かって言う,『我々から離れてください! それにあなたの道についての知識を我々は喜んでいません。全能者は何者だと言うので,我々はこれに仕えなければならないのか。我々が彼と接したところで,我々にとってどのように益となるのか』と」。しかしヨブは,「邪悪な者たちの計り事は,わたしから遠く離れている」と述べています。彼らの考え方は真理にではなく,神から独立した方が人間の生活はよくなる,というサタンの偽りに基づいています。

      16 誠実に真理を望む人はだれでもそれを見いだせる,と確かに言えるのはなぜですか。

      16 誠実な態度で真理を望み,それを見いだせるよう助けていただきたいと神に願う人はだれでも,必ず真理のもとに導かれます。その人がどこに住んでいようと,その人の境遇がどんなものであろうと,それは問題ではありません。なぜですか。エホバが地上のご自分の忠実な僕たちを用いて,終わりが来る前に王国の良いたよりを宣べ伝えさせてはいても,真理を愛する人たちを探し出す業は単なる人間の業ではないからです。いよいよ力を増し加えつつ世界中で発せられている音信の背後には,天の王イエス・キリストと,強力な大勢の天軍が控えているのです。―マタイ 25:31,32。啓示 14:6,7。

      17 本当に真理を望む人は,何をしなければなりませんか。

      17 事物の体制全体は,これからその終わりを迎えようとしています。あなたが本当に真理を望み,生き続けることを願うなら,そのことを神と人とに示す必要があります。神の言葉の正確な知識を取り入れてください。神の民と共に集まってください。「ですから,王国と神の義をいつも第一に求めなさい」― マタイ 6:33。ヨハネ 17:3。ヘブライ 10:24,25。

      18 真理を実践する人々は,今でもどんな益を刈り取っていますか。

      18 そうするとき,あなたは今でも多くの益を刈り取ります。真理を学び,真理によって生きる人々は精神的にも感情的にも大きな自由を見いだします。なぜ時代がこれほどに悪く,将来はどうなるかということを知るからです。彼らはまた,物質的な利益だけを熱心に追い求め,この体制の終わる時にそのすべてを失ってしまう,この世の人々の無益な生き方から解放されます。(ヨハネ第一 2:15-17)それに,宗教上の誤りからも解放されて,深い安らぎが生じます。

      19 真理への愛を持っている人は,何を行なうでしょうか。

      19 あなたは本当に真理に対する愛を持っておられますか。そうであればあなたは,真理の神を愛されることでしょう。あなたは神が今ご自分の王国の支配について明らかにしておられるすばらしい真理を愛されるでしょう。あなたは,生き残らせるためにエホバがいま集めておられる人々から成る,地上の目に見える神の組織を愛されるでしょう。(イザヤ 2:2-4)あなたは天のものであれ,地上のものであれ,何ものによっても,真理の神に忠実に仕えるのをやめさせられるようなことはないでしょう! 真理の神はその真理によってあなたを自由にすることができるのです。―ヨハネ 8:31,32。

      次の質問に答えることができますか

      □ エホバはどのように人類に真の自由をもたらされますか

      □ 一つの世界政府は,人々にとって何を意味しますか

      □ 真の平和は王国の支配下で現実のものとなるというどんな生きた証拠がありますか

      □ この体制での仕事と新秩序での仕事は,どのような面で対照的ですか

      □ 誠実に真理を探し求める人々は確かに真理のもとに導かれるとなぜ言えますか

      [17ページの図版]

      この体制の終わりに生き残る人々は,その時すでに『その剣をすきの刃に打ち変えて』いる

      [19ページの図版]

      神の新秩序で人々は,人を高揚させる労働条件に大きな喜びを見いだす

  • 活動的な,クリスチャンの愛
    ものみの塔 1983 | 7月15日
    • 活動的な,クリスチャンの愛

      フィリピンは,台風やモンスーンの豪雨に幾度も見舞われる国です。そのために時々大洪水が生じます。そのような時に本当に感謝されるのは,活動するクリスチャンの愛です。次の経験はそのことを示しています。

      ダバオ・デル・ノルテ州のカルメンという町の南部にあるマブヘイ会衆のエホバの証人たちは,洪水の時にも大きな被害を受けませんでした。しかし彼らは,重大な被害を受けていた町中のクリスチャン兄弟たちの必要にすぐさまこたえ応じました。米や他の食糧品が集められ,町に運ばれました。被災地の兄弟たちの必要が満たされた時,たくさんの物資が残ったので,それらの物資は,窮乏している他の人々に回してもらうため,町の当局者たちの手に渡されました。

      こうした愛のこもった関心に心を動かされた町の当局者は,エホバの証人を表彰する決議文を書きました。その決議文は一部次の通りです。

      「マブヘイのエホバの証人たちが……この町の洪水の被災者の窮状を知り……その苦難と窮乏を軽減すべく救援食糧を直ちに提供してくださったため

      「次のことを決議する。……洪水の被災者に救援食糧を提供してくださったことに対し……マブヘイのエホバの証人たちに最高度の感謝を表わす決議を採択する」。

      真のクリスチャンが,危急の時に,「言葉と話」ではなく,「活動的なことを示す真の愛」をもってこたえ応ずるのを聞くのは,何と心温まることなのでしょう。―ヨハネ第一 3:18,今日の英語聖書。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする