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  • その14 戦いは法廷にまで及ぶ
    ものみの塔 1956 | 1月15日
    • か聖書の劇をありのまま上手に再現することができました。週間中に牧師からの影響をうけた判事が少数のヱホバの証者の裁判にあたつて,不当なる判定を下したようなとき,裁判の進行状態の完全な記録を証者たちは速記レコードに取つておきます。殆んど,何れの場合にも,宗教家,行政官からの言明には,偏見,より好み,統制のない不当なる註解があつて,起訴された証者をおとしいれようと彼らの企てや意図を明白に物語つておりました。速記レコードをもとにして準備された台詞を急いで稽古し,大規模な宣伝によりラジオの大聴衆を集め,次の日曜日に,『王の劇団』の俳優たちは,熱心にきき入つている尨大な聴衆に地方法廷の判事たちの愚行を公やけにしました。誤つている警察,検事や一般判事などに公衆の注目が向けられてきたので,彼ら役人たちはヱホバの証者の取扱いに細心の注意を払うようになつてきました。

      しかしながら,ニューヂャーシーにおいてのこの闘争は,その後,幾年も継続されました。ついに1939年11月22日,アメリカ合衆国の最高裁判所は,シュナィダー氏対ニューヂャーシーの事件においてヱホバの証者側に勝利を与えました。この判決は,ラベル氏対グリフィンのとき証者のかち得た勝利に基いてなされたものです。(ラベルの事件・ユー・エス・444は合衆国の最高裁判所において全員一致のうちに決定され,その判定記録は主席判事チャーレス・エブアンス・フューゲスにより1938年3月28日発表された。この件はヂョーヂア州から上訴されたものである)ニューヂャーシー及びその近辺の州は11年間も色々の都市条会や州令を不当に適用して,ヱホバの証者を起訴し,迫害しつづけてきましたが,ここに至つて,殆んど,そのような事件は跡をたちました。

      国旗敬礼

      1934年頃までに,もう一つの悩みがあらわれ,ヱホバの証者の反対者は,最高至上者ヱホバに対し証者のもつ絶対の忠誠をくつがえそうと企み始めました。国旗敬礼の事件は拡るばかりでした。2年前に,ドイツのナチスの指導者たちは国旗敬礼を真先にかかげて,ヒトラーの鉤十字の旗印のもとに欧州大陸の人々を統一しようとする手段としました。今では誤つた方向に走つた愛国主義の風潮がアメリカ合衆国やカナダに漲つてきていました。1935年の秋,新聞界はチャーレトン・ビー・ニッコルス・ジュニヤーの事件について,沢山の記事をかきました。彼はヱホバの証者の子供であり,まだ若いアメリカの学童でしたが,アメリカの国旗の敬礼を拒みました。同盟通信はものみの塔協会の会長に対して,この新しい問題についてのヱホバの証者の見解を求めました。1935年10月6日に,判事ルサフォードは有名な講演『国旗敬礼』をラジオ放送を通じて行い,新聞界への返答としました。この話はただちに,『忠節』という32ページの冊子となつて発刊され,数百万冊も配布されました。アメリカ新聞界へのこの聖書的返答のうちに明確にされたものは次のようです。即ちヱホバの証者は国旗を尊重するが,聖書的責任とヱホバへの関係を考慮するとき,どんな偶像にも,信仰対象物へも,敬礼することを全く差し控える。何故なら,そうすることは十誡の第2の教えの原則に反する宗教行為になるからであると。(出エ 20:4-6)さらに,聖書に規定されている真の宗教と正しい行動を子供たちに教える責任は,主として,その親の肩にかけられていることも明白にされました。

      ヱホバの証者の数千という罪なき子供たちは,この全国に及んだ問題の渦にまきこまれて,捕えられました。これら幼い子供たちが勇敢にも生ける神ヱホバに全くの献身をささげていたことは,州に対する,この上ない良い証言となつたことでしよう! 学校の級友からの罵りや絶交に対して取つた崇高な態度は,これら幼い子供たちへの家庭における両親の聖書的訓練の真価を示したものです。ヱホバへの忠節にあくまでもとどまつて,ヱホバの証者は歴史を作り,国家の最高顧問機関を驚かしていました。1935年11月6日,ヱホバの証者ウォルター・ゴバイチスの子供,リリアン及びウイリアム・ゴバイチスは国旗敬礼を拒否して,ペンシルバニヤ・ミナースビレの公立学校から退校されました。この事件は連邦裁判中,新聞に報ぜられ,国中の耳目をひき,注目を浴びた事件となつて,ワシントンの最高裁判所にまで上訴されて戦われました。ものみの塔協会の会長である70歳の法律家ジェー・エフ・ルサフォードは,みずから合衆国の最高裁判所に姿をあらわし,ヱホバの証者のために弁論をたたかわしました。連邦及び州の裁判が手間どつて最高決定をうるまで5ヵ年も要していたので,ヱホバの証者は自分の子供たちを訓練するために個人の学校を組織し,運営しなければなりませんでした。それらの学校は,『御国学校』と呼ばれています。これら個人経営の学校はペンシルバニヤ,マサチューセッツ,ニューヂャーシー,マリーランド,及びヂョーヂアの各州にありました。ついに1940年6月3日,合衆国の最高裁判所は8対1でヱホバの証者に不利な判定を下し,学校において子供の上に荷する規則を決定するのは学校当局であつて,法廷にあるのではないという意見を明らかにしました。これは,崇拝の自由の戦における敗北のうちの主たるものとなりました。この敗北のために,迫害は一層拍車を加えられ,それは,1943年6月14日最高裁判所が判決をくつがえすまでつづきました。1940年代の動きは,次号につづく。

  • 発表
    ものみの塔 1956 | 1月15日
    • 発表

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      目的を以つて伝道する

      神の証者の業は,必らず実を結びます。そして,2月,3月,4月の期間中,家から家に行き,口頭で聖書の話を語るとともに,『ものみの塔』の1年の予約を500円で提供します。新しく予約される方には,『神を真とすべし』の本を,無料でさし上げます。もし,この大きな業に参加されたいと思われるなら,ものみの塔協会に問い合わせるか,又は最寄りのヱホバの証者の群と連絡して下さい。もしも,まだ『ものみの塔』を予約しておられないなら,左記の発行所に予約を送つて下さい。

      『ものみの塔』の研究

      2月12日 噂話はあなたを亡す。と噂話を打ちつぶす 1-3 25頁

      2月19日 同 4-20 31頁

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