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  • 神が約束なさった事がら
    目ざめよ! 1974 | 10月8日
    • て,遠い昔からそうした事がらを準備し,私たちを教えるために何世紀も前にそれらを書き記させました。(テモテ第二 3:16,17)これまでに見たとおり,神はご自分の約束を小規模な,また一時的な仕方で既に成就させてこられました。そのほかにも神はさらに多くの約束をなさり,それらの約束をも既に果たしてこられたので,それらの約束は神の言葉は信頼できるものであるということを確信させる強力な根拠となります。その二,三の例に注目してください。

      神は何世紀も前に洪水によって地を清めることを約束しましたが,そのとおりに洪水が起こりました。(創世 6:17; 7:11-24)神はイスラエル人をエジプトから導き出すことを400年以上も前に約束しましたが,時をたがえずそのとおりになりました。(創世 15:13,14; 50:25,出エジプト 12:37-42)神はまた,クロスという名のペルシャ人を起こしてバビロンを倒させ,イスラエル人を解放させるということを,およそ200年も前に約束なさいましたが,そのとおりになりました。―イザヤ 45:1,2。歴代下 36:22,23。エズラ 1:1-4。

      その上,メシアに関する何百もの預言は,約束の解放者で,王であられるイエス・キリストに実際に成就しました。イエスの誕生する場所や誕生の仕方,メシアとして出現する時,彼が裏切られること,その死や復活その他の事がらはあまりにも多くてここでは指摘し切れません。―ミカ 5:2。イザヤ 7:14。ダニエル 9:25,26。詩 41:9。イザヤ 53:12。詩 16:10。

      したがって,わたしたちは,神が約束された事がらは,神が言われたとおりに起こるという道理にかなった結論に達します。利己的な利得のことなど少しも考えなかった忠実な人たちが生涯の終わりに臨んで,自らに栄光を帰すどころか,神を約束を果たす方としてほめたたえて語った証の言葉を,わたしたちは無視できるものではありません。イスラエル人を導いて約束の地を征服したヨシュアが彼らに告げたとおりです。「あなたがたの神エホバがあなたがたに語られた良いことばはひとつも欠けることなくすべて果たされた。あなたがたはこのことを自分の心と魂のすべてをもって十分に知っている」― ヨシュア 23:14,新。

      人びとがほんとうに欲し,またほんとうに必要としている事がらを約束する言葉は,聖書以外どこにも見いだせません。永遠の命はもとより,正真正銘の平和,犯罪からの解放,健康,安全そして豊かさを約束する言葉を,ほかのどんなところに見いだせるでしょうか。それこそ,あなたがほんとうに望んでおられる事がらではありませんか。では,こうした無類の約束は十分に調べる価値のあるものではないでしょうか。

  • 神は約束を果たすのが遅いと言えますか
    目ざめよ! 1974 | 10月8日
    • 神は約束を果たすのが遅いと言えますか

      正真正銘のより良い時代に関する神の約束が指摘されると,あなたは,『もし神が良い状態をこの地にもたらそうとしておられるのならどうしてずっと前にそうなさらなかったのだろう』と言う人と同様の気持ちを持っておられますか。

      とはいえ,わたしたちすべては,自由意志,つまり選択の自由を持つ特権を尊重しているのではありませんか。

      実は人間はその歴史の初めに,自分自身の意志と方法にしたがって物事を支配することを自ら好んで始めました。人間は元々,知性や選択の自由を持つという点を含めて,神の形と様に造られました。神はこの事実を尊重し,人間を理性のない動物としてでもなければ,責任能力のない子供としてでさえなく,知性のある理性人として扱っておられます。

      さて,もし神が,従うことを好まない人間にご自分の支配を独断的に押しつけたのであれば,人間はどこで自由意志を働かせたり,自由な選択を行なえたりしたでしょうか。最初の人間アダムが神の支配を退けたのち,神は人類に自治を試みさせる十分の適正な機会を与えてこられました。このようなわけで人類は,神から独立した人間による支配が失敗に帰するものであることをはっきりと知り,どんな支配が人間にとって最善の支配かを悟るに足る十分の時間を与えられてきました。

      こうした問題で趣旨を徹底させ,辛抱強く行動するという神の原則を示す例は,アブラハム(アブラム)と神との交渉にも見られます。神はアブラハムの後代の子孫にカナンの地を与えると約束しました。しかし,アブラハムとその子孫はその地を得るのに四百年待たねばなりませんでした。なぜでしたか。なぜなら,神が言われたとおり,『[その地に住んでいた]アモリびとの悪がまだ満ちてはいなかった』からです。―創世 15:13-16,口語。

      そうです,神はカナンの原住民とその指導者たちに行ないを改めるに足る十分の機会を与えましたが,彼らは腐敗の極みに達しました。神は専横な仕方で彼らの土地を取り上げたりはなさいませんでした。彼らは腐った実しか産み出さない腐った木のように,ますます堕落してゆき,子供を偶像に犠牲としてささげることをならわしにしたり,倒錯した卑劣な性崇拝にふけったりしたので,人びとの間には不潔な状態や病気がまん延しました。正義の規準からすれば,どの点から見ても彼らはその地から追い出されるにふさわしい者でした。何世紀もたって,そうした時期が到来するまでは確かに神は彼らを除き去るよう命じられなかったのです。―レビ 18:21-28。

      神が遅いように見えるのは人間にとっては幸いな事

      実際,神は人間に対して寛容であられるゆえに,利己的な人間から統治権を取り去って,義と公正とに基づくご自分の天的な支配をもたらす十分の倫理的・法的権利を持っておられるということをすべての人が理解できる段階に種々の事態が進展してゆくのを許してこられたのです。そして,正しい考え方をする人は,そうした点を理解すると喜びを味わえます。法廷での審理の場合と全く同様,神は証拠をうず高く積み重ねさせてこられました。ですから,神は独断的で専横な,もしくは不当な方法を講じているとして非難できる人はひとりもいません。しかも,そのすべてはご自分の益のためではなく,人類の益のためなのです。ですから,人は,神が行動を起こされるさい,それが全く正当な行為であることを知ることができます。

      したがって,人間に自治を試みさせている神の時間表の中には,そうした失政に終止符を打つ予定の時が明確に定められています。神は創造者であって,ご自分の目的を承知しており,あらゆる状況を見守っておられるので,人間の努力の失敗した事態を終わらせる最善の時,またとない最良の時を選定できます。それとともに,神は人間とは違って,地に対する義の支配を到来させることを差し控えてこられた期間に人類が被った不正の悪影響をことごとく完全に除去できますし,また必ず完全に除去されます。かつての種々の悪い事がらは,『おぼえられることなく,心に思い起こすことはない』ので,そのために,神の王国による支配のもたらす幸せが損われるということはありません。―イザヤ 65:17,口語。

      それで,神はご自分の目的や約束を即座に成し遂げる力を持っておられるので,神こそ忍耐や辛抱強さ,そしてがまん強さを示してこられた方なのです。神はあらゆる侮辱に耐え,行なわれてきた恐るべき不正行為を見てこられましたが,ご自分の目的を遂行するため,またすべての者の究極的な福祉のために自らを制してこられました。

      使徒ペテロはこう書きました。「エホバはご自分の約束に関し,ある人びとが遅さについて考える

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