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  • 陸と海の驚くべき発光生物
    目ざめよ! 1973 | 5月8日
    • バーミュダのツチボタルはこの説を裏づけるものかもしれません。彼らは生涯の大部分を海床ですごします。それから特定の月の満月のあと,ある不思議な本能に刺激されて,うようよと海面に浮上し,点滅する明るいせん光を発します。そしてそののち交尾します。それも,どんな時刻にでも行なわれるというのではないのです。全くそうではないのです。群がってうようよ動き回るのと交尾とは,日没後55分ほどのちに行なわれねばならないのです。

      また深海魚は,口内や口の付近にあるランプ,あるいは前のほうにぶら下がっているランプを,えさの小魚をおびき寄せるのに使うようです。またこれらや他の発光深海魚は,彼らを好んで食べる食肉動物をおどかしたり,追い払うためにもその光を用いるようです。

      しかし,実際にこれらの生物の光については,人間がまだ学ばねばならない点がたくさんあります。彼らの“冷”光の秘密はまだ十分に理解されておらず,また同じほど効率的に光をつくり出すことも人間にはできていません。陸や海に生息するこれらの驚くべき発光生物の光は,確かにすばらしい創造者が存在することを証拠づけるものです。

  • 無言の殺し屋
    目ざめよ! 1973 | 5月8日
    • 無言の殺し屋

      最近のある夏のこと,ある家族の人たち3人が全長4㍍ほどのキャンプ用トレーラーに乗って,楽しい旅行に出かけました。やがて目的地に着いたその家族は,キャンプを張り,その日はトレーラーの中で寝ました。山の空気が冷たかったので,就寝中,火ばちのすみ火を燃やしたままにしておきました。それが重大な誤まりだったのです。

      換気のために屋根の通気孔とよろい戸の窓を開けてはおきましたが,一酸化炭素ガスがたまったのです。朝早く,母親は目をさますと,吐き気と激しい疲労感を感じました。12歳になる娘を起こしに行ったところ,娘が死んでいるのを知って衝撃を受けました。それは無言の殺し屋である一酸化炭素のしわざでした。その夫婦もあやうく命を失うところでした。そして,ふたりとも入院しなければなりませんでした。

      すみがくすぶっていると,換気の行なわれている部屋でさえ,死を招くおそれがあるという事実を知らない人は少なくありません。一酸化炭素はにおいもありませんし,目にも見えないので,危険な状態に気づかないのです。同様の危険が自動車の中でも生じます。

      自動車のエンジンから出る一酸化炭素のために,駐車中の車の中で死んでいる人が発見されたというニュースを新聞で読むのは珍しいことではありません。空港の駐車場でだれかを待っている間,車のエンジンをかけて暖を取っていて死んだ人もいます。暖かくするために車のエンジンをかけたままにしてドライブインで映画を見ていて死亡したというようなことはよくあることです。

      一酸化炭素ガスは,炭素を含有する物質が燃えるさいに生じます。自動車を動かすためのガソリン,家庭の暖房用の燃料,それに葉巻きや巻きタバコでさえ,燃えると一酸化炭素を出すので,十分な換気が肝要です。

      ダニエル・ホーン博士の指揮のもとでアメリカ公衆衛生局の調査団が作成した報告によると,タバコの煙の充満した部屋の中では驚くほど高濃度の一酸化炭素があるとのことです。ですから,喫煙者は自分の健康だけでなく,他の人の健康をも害しています。

      人が一酸化炭素ガスを吸い込むと,肺からからだの各組織に酸素を運ぶ血液の能力は著しく減少します。血液中のヘモグロビンは一酸化炭素に対して,酸素に対するより100倍も強い親和力を持っています。その結果,からだの各組織で酸素が欠乏します。そうすると,からだは力を失い,精神的,肉体的反応がにぶくなります。

      一酸化炭素は,その濃度が10ppmに達すると危険だと言われています。その濃度は交通の混雑している都市部では,それほど珍しくありません。この濃度になると,妊婦や,気管支炎,肺気腫および慢性の心臓病の患者は害を受けることがあります。疾患を持っている心臓は,血液中の酸素の供給量の減少に対処する代償作用を営めないため,死を招く場合さえあります。一酸化炭素の濃度が600ppmの空気中では,人間は3時間足らずで死んでしまいます。火ばちを積んだキャンプ用トレーラーの室内では,一酸化炭素は容易にその濃度に達します。

      火ばちや自動車やストーブはどこにでもあり,人間の役にたつものですが,それらが恐ろしい殺し屋になりうることも決して忘れてはなりません。その危険をよく知り,事前に注意することが大切です。

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