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正しい動機で与えるものみの塔 1954 | 7月15日
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はすぐに言われました。―出エジプト 35:4,5,21; 36:3-7。
そうです,真に献身したクリスチャンは,自発的に献金します。一生懸命に働いた金をいくらか手離すといつても,心理学に知られているいろいろの手段を用いる必要はありません。『与えることは,受けるよりも,もつと幸いである』また『自由の人は富むであろう』そしてまた『正しい業に富み,自由であり,よろこんで分ける』というのは財産についても言えるのであつて特権であると彼らは良く認識しています。(使行 20:35,新世。シンゲン 11:25,改訳。テモテ前 6:18,新世)彼らはまた次のことをも知つています『ゆたかに播くものは,ゆたかに刈り取るであろう』そしてすべての者は『その心に決心した通り,おしむことなく,また強制されずに行いなさい,なぜならば神は気持よく与える者を愛されるからである。』彼らは,『よろこんでしよう』としますので,それは『人の持つているものに従つて神によつて特にうけ入れられるものである。』(コリント後 9:6,7; 8:11,12,新世)宮を建てるために,ダビデは材料を集めましたが,その時にダビデが話した要点を,彼らはよく認識しています。すなわち,そのように与えることは,神が先づ最初に彼らに与えたものの一部を,たんに戻すのにすぎません。―歴代志略 29:14。
そのような理由によつて,必要とするすべてのことがらは,毎年に協会へ通知し,来る年のあいだに,どれだけを献金することができるかと希望するものを知らせることです。こうするならば,協会はその仕事を計画することができ,また寄附をする人たちは,この問題にたいして十分良く考えることができます。
日本に住んでいる人々は,手紙か葉書を東京都港区芝三田豊岡町1番地ものみの塔聖書冊子協会にあてて送ることができます。これらの『良い希望』について書く時次のようなことがらを書くことができましよう。『私は次の12ヶ月のあいだ,ヱホバを讃美する仕事のために……円の金額を寄附したい希望を持つております。私にとつて都合良き時,そしてキリスト・イエスを通してのヱホバ神の豊かな御親切によつて私が繁栄する時に,それだけの金額を寄附といたします。(署名)』あなた自身も憶えていることのできるように,その葉書きまたは手紙のうつしを取つておくことは良いことです。
ヱホバ神のすべての僕たちは,すべてのことは,ヱホバ神に依存しているということを良く認めています。それで,彼らの仕事の上にヱホバ神の祝福があるように,彼らは一致結合してヱホバ神に祈ります。―コリント前 3:6。
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ギレアデの22級の卒業式ものみの塔 1954 | 7月15日
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ギレアデの22級の卒業式
ギレアデにある『ものみの塔』聖書学校の卒業式は,いつも心をあたたかくし,信仰を励まし強める時です。そしてこのことは,22級の卒業式の時に,特に真のように見えました。22級の120名の生徒は,37の違つた国々から来ました。日本を代表する最初の二人のギレアデの生徒は,この級と共に卒業しました。
土曜日に降つた雪とそして風のために,ギレアデのある北部ニューヨーク州のフインガー・レーク地方の風景は,美しい白でおおわれ,1954年2月7日,日曜日の卒業式の太陽の光りをうけて,きらきらと輝いていました。午前9時に,式は歌と祈りで始められました。学校のある御国農園の僕や,学校の4人の講師たちは,最初の1時間のあいだに,簡単な批評の言葉や,別れの忠告を与えました。また,地の隅々から受け取つた多くの電報が読まれました。
それから,『ものみの塔』協会の会長でもあり,また,『ものみの塔』聖書学校の校長であるエヌ・エツチ・ノアは,『ヱホバの恵みある御親切をうけてから,その目的を誤り用いるな』という題で,級に講演をいたしました。その題は,コリント後書 6章1節(新世)に基いています。講演は,あからさまで,熱がこもり,そして心をひき立てるような講演で,実際的な教訓が十分に述べられましたので,出席していた人は,みなその話しから利益を受けました。
他のいろいろな事柄の中でも,私たちのすべての特権は,ヱホバの恵みある御親切の表われであると,ノア兄弟は強調しました。私たちが手をゆるめたり,逆行するならば,その目的を誤り用いることになります。私たちが,長い年月のあいだ神の奉仕に従事していても,ハルマゲンドが過ぎ去るまでは,その目的を誤り用いる危険があります。私たちは注意を払つて,他の者たちが私たちの中ににがにがしいことを植えつけないようにし,そしてまた,私たちの毎日の振舞いにも注意をしなけれ
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